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電脳ラブストーリー-3話



作家名:ライア
文字数:約3980文字(第3話)
公開日:2019年8月7日
管理番号:k015


挿絵の官能小説画像

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「そう言えば、悠斗くんってぇ、里奈ちゃんとも仲いいみたいだねぇ」

すっかり悠斗の匂いに虜になっていた私は前回から数日も経たずに悠斗とホテルにいた。
行為も終わり、少しだらだらとベッドの上で話しながら一息ついていた時だった。

その会話の中で、ふと思いついたように私は言った。
「あぁ、良く知ってますね。
そうですよ」

悠斗は少し驚いた素振りを見せたが、何でもないようにあっさりと答えた。
私たちは単なるセフレなのだから、他の女と会っていようが咎めることはおかしなことだ。

当たり前の反応だった。
「それじゃあさ。
私と里奈ちゃん、どっちとのセックスが気持ちいい?」

私というセフレがありながら他の女とも行為をするなど、私のプライドが許さなかった。
私はセフレたちの間で名器と囁かれているのも知っているし、自慢のフェラテクでは何人もの男を骨抜きにしてきたのだ。

そんな女王様の私を差し置いて他の女とホテルに行くような男に、それがどれほど無礼なことなのか教えてやりたいだけなのだ。
「うーん、どっちも気持ちいいですよ?」

悠斗は少し考えてから曖昧に笑って答えた。
悠斗はこう言ったが、この私がその辺の女に負けるわけがない。
セックスが上手いことで有名な女ならともかく、里奈という女は私よりフォロワーも少ない。

つまり、私の方がより多くの男にセックスに誘われているはずで、それとともにセックスのテクニックも磨かれているはずだ。
「ふぅん」

私は悠斗の歯切れの悪い返答に少し苛立ち、不機嫌に相槌を打った。
しかし、よく考えてみると、悠斗にしてみればこんなところで下手に優劣をつけたくはないかもしれない。

私の口からそのことが漏れてしまえば、里奈との亀裂を生んでしまうかもしれない。
里奈は自分がセックスで悠斗を気持ちよくしてあげられなかったと悲しんで、二度と悠斗をセックスに誘ってくれないかもしれないのだ。

「まぁ、私の方が気持ちいいのはわかりきってるんだけどぉ。
くすっ、面白くないからもっと気持ちよくして、嫌でもわからせてあげる」

私は目を細めて悠斗を睨んだ。
悠斗は私とだけしていればいい。
その匂いを他の女に嗅がせているなんてあり得ない。

私は独占欲のようなものに駆られて、衝動のままに彼の上に馬乗りになった。
「お、おい。
麻衣さ…ッ、んぅ…ッ、んッ!」

遮るように唇を合わせて、身体を密着させる。
汗をかいたばかりの筋肉質な身体に猫のように擦り寄って誘惑する。
自分の唾液で濡らした唇を押し付けながら、無理やり舌で触れ合った唇をこじ開ける。

意外にも悠斗の唇の感触は柔らかく、すんなりと彼の口内に入り込んだ。
「ん…ッ、はぁっ、私の方が上手いってわからせてあげようと…ッ、思って…っ、んっ」

悠斗の口内は思っていたよりも熱く、動揺してしまうが、逃げる舌を逃がさないように追いかけて絡める。
自慢の巨乳も押し付けながら、腰を厭らしく動かして秘部と裏筋を擦り合わせる。

「はぁ…ッ、もうヤらないですよ…?
…っ、また発情しちゃった?」

悠斗はそう言うなり、戸惑っていた悠斗も舌を絡めてくる。
悠斗の熱い吐息が口内に送り込まれてきてドキドキしてしまう。
ぬちゅぬちゅと舌と舌が絡む淫靡な音が口の隙間から漏れて卑猥だ。

「んッ?!
…ッはぁっ、あぁ…ッ!」

ついさっきまで確実に私が優位をとっていたはずなのに、舌は絡めとられて蹂躙され、押し付けていたはずの胸は下からむにむにと揉まれている。

突然の形勢逆転とねっとりとした嬲り責めにビクビクと身体が震えて止まらない。
乳房を触っていたはずの悠斗の手は乳首にまで上ってきて、コリコリと刺激し始めている。

「麻衣さん、とってもエッチですね。
おっぱいも大きくてかわいいし」

負けじと舌を絡めて対抗する。
粘ついたお互いの唾液を交換して、舌先で転がして飲み込む。
口づけは初めてのはずなのに、私たちは当然のように愛し合っているカップルのような熱いキスをしていた。

「あぁんっ、…ふぅっ、ふぅっ、…あぁっ!」
あまりの気持ちよさに私は情けなく喘ぐことしか出来ない。

このままでは私はただの誘い受けの淫乱ではないか。
「あぁ…っ、もう!
ちょっと見てなさいよ…っ!」

しびれを切らした私は悠斗の肉棒にむしゃぶりついた。
まだ半勃ちの柔らかく小さなソレを口いっぱいに頬張って、唾液をたっぷりと舌で擦り付け、クチュ、クチュとゆっくり刺激する。

しばらく執拗なほどに刺激して、膨らみかけてきたらカリ首に舌を引っ掛けてスリスリと動かしてやる。
「んっ、ぷはぁ…っ!
おっきくなってきたわね…」

咥えていた悠斗の肉棒を解放してやると、さっきの僅かな間に硬く反り返っていたのがわかった。
血管が浮いてビキビキに大きくなってしまったグロテスクな肉欲の塊は興奮させた責任を取れとでもいうかのように、ぴくぴくと震えて私を見つめている。


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「んっ、上手ですね…っ、すぐ勃起しちゃいましたよ」
いつもはセックスをするだけだったのに、何をムキになったのかフェラまでしてしまっていた。

しかし、私の方が気持ちいいと認めてもらうまでは引き下がる気はさらさらない。
決心した私は自らの胸で悠斗の硬くなった棒を挟んで刺激し始めた。

「くすっ、里奈ちゃんにはここまでしてもらってないよね?
んっ、ほらぁ、私のおっぱい、気持ちいいでしょ…っ!」

胸の肉を横から両手で寄せながら、間に挟まった赤黒いソレを押し潰す。
時折、上下に揺さぶりながら、舌先で亀頭をべろべろと下品に味見する。
先っぽからは透明なカウパーがぷっくりと分泌され始めていて、しょっぱい味が口の中に広がった。

「麻衣さん…っ、フェラ、上手いですね…ッ、くっ!」
悠斗は眉間にシワを寄せて苦しそうに吐息を漏らした。

胸の内側に触れる硬い棒の感触が更に熱く、確かなものになっていく。
裏筋を舐められながら乳肉で上下に揺さぶられるのが気持ちいいらしく、悶えるような色っぽい吐息がはぁはぁと頭の上から聞こえてくる。

「こんなものじゃないんだから、んっ、れろぉっ!…んっ!」

反り勃った肉棒の上に舌を伸ばして、唾液を尿道の入口に垂らしていく。
舌先から落ちた大粒の粘液は太いペニスの先を伝って、谷間にもぽたりぽたりと零れていく。

気にせずそのまま胸を揺さぶれば、ぱちゅんぬちゅん、と音を立ててペニスが胸の中に吸い込まれていった。
唾液とカウパーが潤滑油代わりとなっているのだ。

雄々しくそそり勃ったペニスは粘液でテラテラにヌメっていて、その卑猥さに膣の奥がきゅんきゅんしてしまう。

「とってもえっちですよ…、はぁっ、はぁっ、生温かくて気持ちいい…っ!」
自らもダラダラに愛液を零して腰を振りながら、その太いものを無我夢中で咥える。

ジュプジュプッ!
ぐちゅぐちゅ!
顔ごと動かして激しく刺激すると、更に硬く大きくなるのが面白くて仕方がない。

「私の方が気持ちいいでしょ?
…んっ、はぁっ、はぁっ!
れろれろぉっ!」

「くっ、あぁっ、最高です…っ!
麻衣さんの方が気持ちいい…ッです…っ!
あぁッ!」

悠斗は私のテクニックに見事に陥落し、私の勝利をようやく認めたようだった。
絶頂寸前の悠斗は私の頭を抑え込んでビクビクと震える。

私は悠斗にされるがまま喉の奥を締め、血管の浮いた裏筋を高速でベロベロと唾液のたっぷりついた舌先で舐めてやると、悠斗の身体が大きく震えた。

「麻衣さん…っ、気持ちよすぎ…ッ!
…あぁっ!
そんなに激しくしたら…ッ!くぅ!」

ビュルビュルッ!
ビュクッ!
ビュクッ!

張り詰めた肉棒の先から、私の口内に無遠慮に噴き出す白濁。
一度出したばかりだからか少し薄い粘液は苦く、舌にねっとりとまとわりついてくる。
水っぽいというのに喉の奥に張り付いて、噎せ返る。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ!
…っ、すっごい気持ちよかったですよ…」

悠斗は息を整えながら、労うように私の頭をわしゃわしゃと撫でてくれた。
口いっぱいの粘ついた液体は強烈なほどの悠斗の濃密な情欲の匂いでむんむんに溢れて、鼻孔にまで埋め尽くす。

「んっ、やっと認めてくれた?私の方が悠斗を気持ちよくしてあげられるよね?」

私はゴクリと悠斗の精液を一気に飲み込んで、勝ち誇って笑う。
これで悠斗も里奈とセックスしようなどとは思わないだろう。

「はい、最高でしたよ。
…でも、やられてばかりは気に入らないですね」

褒めてくれたかと思えば、悠斗は枕元に備え付けてある電マを手に取って意地悪に笑った。
フェラをしただけでびしょびしょに濡らしてしまっていた秘部はその笑顔にきゅんきゅんと熱く疼き、無意識に脚を拡げてしまっていた。


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『里奈ちゃんに勝っちゃったぁ?』

ふとタイムラインを眺めていると、最近よく見かける女の子の一人である麻衣の投稿を見つけた。
“里奈ちゃん”が指すのはおそらく私だろう。

麻衣ちゃんはやたらと悠斗に入れ込んでいるらしく、親し気になっているのは知っていたが、最近悠斗が私に連絡をくれないのはこういうことだったのか、と合点がいった。

「はぁ…、やっぱり普段からたくさんシてる人には敵わないのかぁ…」

私も悠斗とはただのセフレではあったが、あからさまに他の女に取られてしまっては少し気落ちしてしまう。
それに悠斗とのセックスは相性も良かったはずだ。
今日も密かに彼からのオナ指示を期待していたというのに、あんまりだ。

『セックスしませんか』
今日は大人しく一人でシようかとベッドに仰向けに転がった時だった。
一人の男からメッセージが送られてきた。

名前は、凌太、だったか。
彼も同じくらいの歳だったはずで、やたらとそのテクニックを麻衣が褒めていた記憶がある。

『今、そういう気分じゃないので』
すぐに新しいセフレに乗り換えられるほど、私のメンタルはできあがってはいなかった。

思っていたよりも、麻衣に悠斗を取られてしまったことがショックだったようだ。
私は八つ当たりをするように、冷たく返信をしてやった。





(続く)





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