電脳ラブストーリー-最終話
作家名:ライア
文字数:約3450文字(第4話)
公開日:2019年9月9日
管理番号:k015
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「あぁ…ッ、凌太ぁあ…ッ!
激し…ッ、そんなにしちゃ…ッ、ああぁあッ!!」
数日後。
私と凌太はホテルで交わっていた。
「あーあ、意外とすんなり会ってくれたね、里奈ちゃん」
気分ではない、と一度断ったはずが、なぜ私たちが会うことになったかと言えば、凌太も麻衣に捨てられたと言ってきたからだった。
凌太の話を聞くところによると、凌太は麻衣を狙っていたが彼女を悠斗に取られてしまい、手近なセフレがいなくなって困っていたと言う。
そんな折に、麻衣自身の私への勝利宣言の投稿を見て、私も同じ立場なのではないかと誘ってみたらしい。
「やっぱり溜まってたんだね。
ほら、こんなにびしょびしょに濡らしてさ」
期待で開ききったガバガバの陰唇に、凌太は浅く先っぽだけを出し入れしては私の反応を見て楽しんでいる。
こちらはその単調な動きだけでもイってしまいそうなほどに、男に餓えていたというのに、凌太は涼しい顔で私を責め立てている。
「あぁ…ッ!
やっぱりなんてひどい…ッ!
ん…ッ、くぅぅ〜ッ!」
くちゅくちゅぅ。
控えめな水音が結合部から響いている。
激しくされているわけでもないのに、イかされそうになって必死に喘いでいるのを際立たせているようで、恥ずかしくてたまらない。
「先っぽぐちゅぐちゅしてるだけで、クリもこんなにビンビンに勃起させてるよ?」
そう言いながら凌太は人差し指の腹で、剥き出しになった私の陰核をツンと突いた。
快感のあまり脚を開いていたせいで直接外気に触れていたものの、凌太におあずけにされていたピンクの敏感な突起を前触れもなく弄られて、身体がはしたなく悦んで大袈裟にビクついた。
「あはっ、里奈ちゃんってば、ココすっごい弱いね。
さすが変態さんだな」
私の反応を見るなり、凌太は低い声で私を罵った。
この男はわざとじっくりと私を嬲って虐めて楽しんでいるのだ。
気持ちよすぎて抵抗することもできない哀れな私を組み敷いて愉快そうに笑っている。
しかし、この意地悪な男に嫌な感情は抱かない。
むしろ、もっと犯して欲しい、虐めて欲しくてたまらない。
「ひゃ…っ、クリはだめです…ッ!
あぁ…ッ!!」
だめだと首を振っているのに、卑しい身体は脚を拡げて腰を前に突き出し、次の刺激をはしたなく期待している。
変態だとなじられるのを待っているのだ。
「だめじゃないよな?
…気持ちよさそうな顔してるぞ、この淫乱が」
家畜でも見るかのような冷たい視線で見下され、背筋にビリビリと快感が駆け上がる。
気づかないうちに、はぁはぁと息は荒くなって、惚けて半開きになった口からは短い喘ぎが忙しなく零れてしまっていた。
「うぅ…っ、だめ…じゃないです…ッ!
もっとしてくださいぃ…ッ!
あぁぁあッ!」
私は自らの言葉の羞恥に耐えきれず、目をぎゅっと瞑って続きを強請った。
きゅううと子宮が締め付けられるように熱くなり、愛液がじゅわぁと溢れてくる。
私は恥ずかしいことを言わされて感じているのだ。
しかし、そんなことすらも目の前の男にはお見通しであろう。
それを自覚してしまえば、更に恥ずかしくなってきて、余計に濡らしてしまう。
「へぇ、やっぱり里奈ちゃんってマゾなんだな。
ココ、また硬くなってるよ」
凌太は羞恥に震える私を見下しながらにやりと笑って、容赦なくぷっくりと淫らに勃起した陰核をグリグリと押し潰した。
「うぅ…っ、意地悪しないでください…ッ!」
陰核を刺激されただけでイってしまいそうだった。
早く挿れて欲しくなって、耐えられない。
はしたないとわかっていても、くぱぁと膣の入り口を拡げて硬くなったソレに媚びてしまう。
「ふぅん、そういう素直なメスアピール、好きだよ」
そう言って凌太は私をうつ伏せに転がし、早速その硬い肉棒を膣の入り口に擦り付けた。
存在感のある亀頭がじわじわと舐るように陰唇の隙間を割り開いてくる。
「う…ッ、あぁ…ッ!
くぅぅ…ッ!」
一気に突き立ててくれればいいものを、私の膣の感触を確かめながらゆっくりと入ってくる。
ぐちゅ、ぬちゅぅ。
ぞわぞわと寒気のような快感が足先から脳内にまで身体を痺れさせる。
私はたまらず、ベッドのシーツをぎゅっと握りしめる。
「挿れるぞ、くッ!」
パンッ!
数秒をかけてようやく張り詰めた亀頭がナカに収まったかと思っていたところに、一気に最奥まで貫かれる。
完全に不意を突かれた私は、んひぃいッ!と情けない大声を上げて身体を反らせてしまった。
「結構イイじゃねぇか、気持ちよくなれそうだ…ッ」
「あぁあ…ッ!
ふうぅ…ッ!
…ッ大っきぃ…ッ!」
太く長い竿が根元までナカに挿入されてしまった。
入り口は千切れるのではないかというほどにギチギチに圧迫されて息苦しい。
久しぶりに狭い膣に無理やり侵入してきた男の肉棒に、膣の壁がぎゅうぎゅうと押し寄せて締め上げる。
「オラ、もっとケツ上げろッ!」
「あッ、あひぃぃッ!!
は、はいぃッ!!」
パァンッ!
惚けていたところに小気味いい音がしたかと思えば、尻が急に熱くなる。
私はどうやらお尻を叩かれているらしかった。
ビリビリとした痛みに言われるがまま、お尻を高く上げて凌太に媚びる。
叩かれた尻たぶは痛いのに、気持ちよくて仕方がない。
男に無理やり支配されている感覚がたまらない。
言いなりにさせられているこの屈辱が快感なのだ。
「くくッ、ケツ叩かれて感じてんのか?
またびしょびしょになってきてるぞ?
この淫乱メス豚が」
パァンパァンッ!
凌太は私の痴態に機嫌を良くしたのか、更に激しく私の尻を叩いた。
尻の肉が熱くてヒリヒリする。
止めて欲しいはずなのに、逆らうことのできないこの状況がたまらない。
男に良いようにされて、肉便器のように扱われているのに、気持ちよすぎて抵抗できない。
「んひぅぅッ!
…ッああぁあッ!
だめッ!
感じちゃうからぁあッ!」
きゅうきゅうと凌太を淫らに締め付けてしまっているのが自分でもわかる。
腰を打ち付けられ、膣の中が凌太でいっぱいになっては気持ちいいところを的確に突かれる。
「イクぅぅうッ!!
イっちゃうよぉぉ…ッ!」
こんなに気持ちいいセックスは初めてだった。
優しくされるのも嫌いではないが、こんな風に無理やり激しく求められるのもたまらない。
問答無用で快楽の沼の底に沈められて押さえつけられて、抵抗することも許されない。
まるで道具か玩具のように男の性欲処理をさせられて、自分一人では知ることのできない快楽を身体に直接教え込まされる。
逆にこれぐらい無茶苦茶にされた方が求められている感覚がして安心できるのかもしれなかった。
「イけ!
イっちまえッ!
くっ、オラっ!
イけっ!!」
パンパンパンッ!
凌太がその引き締まった腰を私の身体に押し付け、絶頂に追い詰める。
次から次へと与えられる痛いほどの快感に逃げ場などない。
「あぁぁぁあああぁ〜ッッ!!!」
ビクンビクンッ!
トドメだと言わんばかりに奥深くに突き立てられた肉棒が子宮の入口を押し広げたかと思えば、その瞬間にカッと身体が燃えるように熱くなり、大袈裟なほど痙攣して絶頂した。
ドクンドクンと心臓が高鳴り、下品に脚を広げたまま彼の射精を受け止める。
ビュクビュクと膣内の隙間を全て埋めんばかりに吐き出される大量の白濁。
熱い液体が身体の中に注がれていく感覚に幸福すら覚える。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」
ヌポォ。
出し切って萎んだ棒が名残惜しそうに身体から引き抜かれた。
張り詰めていたはずの睾丸が空っぽになるほど大量の精液だった。
コポコポと呑み込めなかった液体が溢れて零れる。
こんなに激しいセックスは久しぶりだった。
体力は限界を迎えているのに、私のことなど構いもせずに凌太のいいようにされて、気がついた時には既に絶頂させられていた。
あまりの快感と疲労に、私は惚けてしばらく動けずにいた。
部屋には情事後の独特の匂いがむわむわと充満していた。
「最高に気持ちよかった…っ、はぁっ、はぁっ。
凌太、またシてくれる…?」
「俺も気持ちよかったよ…っ」
凌太は煙草を咥えながら小さく頷き、乱暴に私の頭を撫でた。
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『ムラムラしてきちゃったよぉ…』
私たちは一見結ばれたように見えたが、私たちのような人間は良くも悪くも一人の相手では満足できないらしい。
彼を唯一のパートナーだと思い込んでみたはいいものの、やはりどこかで物足りない。
もっと気持ちよくしてくれる人がいるはずだと貪欲になってしまう。
『僕とセックスしませんか?』
新しい男が私を求めている。
今日も期待に下着を濡らしながら手慣れた操作でスマホをタップする。
さあ、新しい“彼”はどう楽しませてくれるのだろう。
(終わり)
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