記憶の中の女達〜(43)覗き視されてイク女-第91話
作家名:淫夢
文字数:約3680文字(第91話)
公開日:2022年7月1日
管理番号:k057
この作品は、過去、実際にセックスした数百人の女性の中の、記憶に残っている数十人の女性との出遭いとセックスと別れを描写。
女性からあからさまにセックスを求められるのは不本意だったが、身体は既に準備完了だった。
パトロンが来るまでにセックスして眠り、朝、帰れば良い、という事か。
セックスを期待して一層妖艶な表情になった彼女を抱き寄せ、ベッドに圧し倒して洋服を脱がしながら、露わになった部分を唇と舌で愛撫していく。
やや太目なのは、カラオケを歌いながら抱いた時に判っていた。
太目の女性は好みではなかったが許容範囲内だったし、今更止めるなど、成り行きと、疼く股間が許さなかった。
豊かな乳房を覆う黒のレースのブラジャーのホックを外し、弾けるように揺れる乳房の頂で勃起した乳首を唇で啄み、舌で弾き、転がすと、彼女が私の愛撫に向かって乳房を突き出し、熱く喘いだ。
乳房を掌で愛撫しながら、手入れされた恥毛を透かす黒のレースのショーツを剥ぎ取る。
「よ、汚れてる」
そう喘ぎながらも愛撫を求めて太腿を拡げて突き出した。
滴った愛液に潤む女性器全体を口一杯に吸い立てると、淫猥な粘り気の愛液が流れ込んで来た。
洋服を脱ぎながら女陰を吸い、勃起したクリトリスを舌で弾き、転がす。
「だ、だめっ、イ、イクッ、イクーッ」
彼女は激しく痙攣する裸身を反らし、乳房と女性器を突き出して、あっという間にエクスタシーの波に飲まれた。
「い、良いわー。す、すごいのっ」
彼女はエクスタシーの名残に痙攣する裸身を起こして私の下腹部に顔を埋め、痛い程勃起した男根を口一杯に頬張り、舐め、しゃぶり、吸い立てた。
巧い。
高齢であろうパトロンを虜にするだけの事はある。
あっと言う間に射精感が込み上げて来る。
ふた月もセックスしていないうえに、妖艶で淫猥なフェラチオを施されては堪ったものではない。
それと気付いた彼女が一層激しく勃起の幹を指で扱き、先端を窄めた唇で吸い立てた。
私は痺れるような射精感に心身を委ねた。
彼女が噴出する精液を飲み込み、さらに幹を扱いて絞り出した精液を舐め取り、飲み込んだ。
「未だ出来るでしょう?」
多分、です。
一息も付く間もなく、彼女が私の下腹部に跨り、唾液塗れの勃起の先端で膣孔を探り、ゆっくりと尻肉を沈めた。
「ああ、良いわ。か、感じるのっ」
掌からはみ出るほど豊かな乳房を二つ寄せてわし掴みに揉み立て、指の間に二つの乳首を挟んで捻り上げ、もう一方の手の親指で、愛液に塗れて硬くしこったクリトリスを揉み込み、人差し指と中指とで、出挿いりする勃起を咥え込んで蠢く女陰の襞を擦り立ててやる。
「す、すごいの。そ、それっ、良いっ」
新たに刺激を送り込まれた彼女は一層裸身を揺すり立て、自らの膣粘膜内部の性感を刺激するように尻肉を前後左右上下に激しく蠢かした。
ふと、十九歳の時、童貞を失った記憶が蘇る。
ピンサロのおねえさんと並んで、私のセックスの指南役であった、会社社長の愛人だったおばちゃん。
遠い記憶で、今は脳裏の奥で、滑稽な程デフォルメしてしまっていて、想い出す度に幻滅していた。
ほぼ似た状況だった。
社長業なんてやってる男は、こんな太めの女を愛人にしたがるのだろうか?
そんな事を考えると、醒めて勃起が萎えそうになる。
私は、膣孔で翻弄されている勃起に神経を集中した。
「い、良いわ。す、すごいの。ねえ、あ、あなたは?気持ち良い?」
私の下腹部で躍動する彼女の裸身が、細かく痙攣し始めた。
「ああ、き、気持ち良いよ」
結合部分から洩れ続ける愛液の粘り気のある濁音が、水気を含んだ濁音に変わってきた。
「ね、ねえ、イ、イキそうやわ。き、気持ち良いわ」
視ると、彼女が尻肉を沈めて私の勃起が咥え込まれるたびに、尿孔から愛液が小刻みに噴き出し始めた。
彼女の裸身の痙攣が次第に激しくなった。
指ではなく、挿入した勃起の刺激で潮を噴く女性は彼女が二人目だった。
「も、洩れちゃうっ。で、出るっ。イ、イクッ、イクイクーッ」
彼女はエクスタシーを極めて絶叫すると、尿孔から夥しい愛液を噴き出しながら後ろにもんどりうった。
膣孔から勃起が弾けるように飛び出す。
裸身を激しく痙攣させる彼女の尿孔から、間欠泉のように愛液が止め処なく噴き出している。
やがて裸身の痙攣が収まるにつれて、彼女の寝息が聴こえて来た。
起き上がって軽く揺すってみるが、身動きひとつしない。
私は未だですが。
明日の朝起きてからでも良いか。
しかし、朝、酔いも醒めて眼が覚めて、彼女とセックス出来るか?
NO。
幾ら、欲求不満でも。
私は呆れて、愛液の溜まりが出来たシーツの上に横たわった。
翌朝、勃起を包む異様な感触に眼を覚ますと、彼女が私の股間に蹲って勃起をしゃぶり立てていた。
「昨夜はごめんな。あんなセックス、久しぶりやったから、失神したみたいやねん。あんた、満足してへんやろ?」
「いや、良いよ。朝は無理なんだ」
一週間後、再び欲求不満の塊になった私は、彼女のラウンジに行った。
やはり彼女と若い女の子二人がいた。
その夜は、五人の先客がいて店内は盛り上がっていた。
ママも私に付きっきりになる事も出来ず、他の客に誘われてチークダンスの相手もしていた。
今日は無理かなと想い、適当に歌って帰ろうと、歌を入れて貰い、歌い始めた時、ママが歩み寄って私に抱き付いた。
「待ってたんよ。最後までいてな」
そしてカウンター越しにお代わりを作る際、車のキーを差し出したのだ。
やはりその表情がひどくセクシーに感じる。
閉店間際、私は会計を済ませてアウディに乗って彼女を待つ。
先日のように、助手席に乗り込んだ彼女がキスを貪る。
熱く喘ぎながら私の股間を忙しなく弄る。
「車の中でしたいわ」
カーセックスか。
かつて、成り行きでホテルに行ったが満室で、仕方なく一度だけした事があった。
「○○公園の駐車場に行こう」
私は彼女の指示するままに車を走らせ、大きな公園の駐車場に車を入れ、街灯から離れた薄暗い位置に駐車した。
広くて、薄暗くて、無料で、カーセックスにはうってつけの場所だった。
「後ろでしてな」
彼女が後部座席に私を誘い、移動した私のスラックスを忙しなく脱がし、フェラチオを始めた。
街灯の光の加減で私の勃起をしゃぶり立て、舐め、吸いたてる彼女の表情が一層妖艶に感じられる。
彼女はフェラチオを施しながら、自ら洋服を脱ぎ、全裸になった。
薄暗いせいなのか、先日よりも痩せて視える。
性欲が込み上げて来た私は彼女を圧し倒して、唾液塗れの勃起で、彼女の膣孔を一気に根元まで貫いた。
「い、良いっ。す、すごいのっ」
彼女は先日同様、自分の性欲の導くままに、私を翻弄した。
私もカーセックスという異常なシチュエーションに興奮し、射精感が込み上げて来た。
その時だった。
「み、視てるっ。す、すごいっ、ねえっ、視てっ。私っ。お、お○こしてるのっ。イ、イクわっ。イ、イクッ、イクッ、イクーッ」
大声で叫び、一気に裸身を痙攣させる彼女の視線の先を振り返ると、二人の男がリアウインドウにへばり付くように眼を視開いていたのだ。
カーセックスにはうってつけの場所である、イコール覗き魔も集まるという事か。
ぞっとするような、言葉にならない感覚。
今までセックスを覗かれた記憶はなかった。
「も、もっと視てっ。私っ、お、お○こしてるの」
彼女はまた叫びながら、男達に視せ付けるように自ら乳房を揉み立て、クリトリスを揉み込んだ。
「イ、 イクッ、イクッ、イクーッ」
彼女がエクスタシーの大波に飲まれた瞬間、膣粘膜が激しく収縮して私の勃起を締め上げた。
その瞬間、異様な状況に、私は一気に覚めて萎えてしまった男根が、彼女の膣孔から抜け出た。
気持ちが完全に覚めた私は、男達に手を振り、追い払おうとした。
男達は、私達がセックスを終えたのを知って、やっと立ち去った。
「セックスするの視られるのが好きなのか?」
私は車を走らせながら、無言でいる彼女に尋ねた。
「うん。メッチャ感じるねん」
そんな女性は初めてだった。
私自身、自分のセックスを赤の他人に視せたいと想った事など一度もないし、愛する女性の裸身を他人に視られるなど、絶対に許せなかった。
ふと、彼女が口を開いた。
「あ、あんな、この前の、ダンナにばれたねん」
「本当か?どうして?」
「し、潮いっぱい噴いたやろ?ダンナが来た時、まだシーツが濡れたまんまだったんや。セックスしいひんかったらあんななるはずない言うて」
「それで?」
「許したるから、その男、連れて来て、わしの前でして視せろって言うねんか」
私は絶句した。
そういう男女の関係があるのは知っていた。
パトロンは、恐らくママが他の男とセックスするのを視て興奮するのだろう。
彼女は、他の男とセックスするのをパトロンに視られて感じるようになり、パトロン以外の男に視られても悦ぶようになったのだろう。
そこまで考えた時、疑念が湧き起こった。
私は嵌められたのだ。
彼女は、店に来た男に目星を付けて誘う。
店に来た私を視て、パトロンの前で私とセックスするのを想像して、官能を燃えさせる。
それで、途中から急にセクシーに視え出したのだ。
「ねえ、お願いやわ。お金もくれるし」
彼女が私にしなだれかかった。
「いや、おれ、そんな趣味はないから」
私は車を停めて、夜の街に出た。
(続く)
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