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記憶の中の女達〜(39)社長秘書-第82話



作家名:淫夢
文字数:約3760文字(第82話)
公開日:2022年4月29日
管理番号:k057


この作品は、過去、実際にセックスした数百人の女性の中の、記憶に残っている数十人の女性との出遭いとセックスと別れを描写。



挿絵の官能小説画像

舌先で女陰の襞を別けると、粘り気の強い愛液が舌先に絡んで来た。

「躰の力を抜いて、じっとしてなくても、律ちゃんが感じるように動いて良いからね」

そう言うと、律ちゃんが控え目ながら、私の愛撫に併せて浮かせた尻肉を揺すり始めた。

時間を掛けて、舌先で女陰の付け根から舐め上げ、クリトリスを弾き、また吸ってやる。

「ああ、こ、こんなっ、へ、変よっ、わ、私っ」

やはり、セックスに馴れていないからか、昂まるのが遅かった。

尚も丁寧に愛撫を続けてやると、やっとしなやかな裸身が小刻みに痙攣し始めた。

私は愛撫を激しくした。

「い、いやっ、いやーっ」

律ちゃんが尻肉を振り立て、そんなには激しくなかったが、エクスタシーの絶頂を極めた。

私は裸身をずらし上げて律ちゃんを抱き締める。

開いた瞼が涙で潤んでいた。

「イッたね?」

「こ、これ?イクって?、い、言うのっ。う、嬉しい、は、初めてっ、イ、イッたわ」

律ちゃんが私に抱き付いた。

暫くはキスを貪り合う。

教えたようにキスは上手になった。

「か、課長っ、お、お口でするのも、お、教えて下さい」

律ちゃんが恥ずかしそうに唇を震わせた。

ベッドの縁に掛けて律ちゃんをしゃがませる。

「した事あるの?」

「何度か、してはあげたけど、彼、私のお口で、ま、未だイッた事ないの。私が、へ、下手だから」

「だから、それも愛情の問題だと想うけどな」

「で、でもっ。私が、お、お口でしてあげて、イ、イって欲しい」

律ちゃんが、美貌に恥じらいを浮かべて、私の勃起を握った。

「じゃあ、してみて」

律ちゃんが私の勃起を包むように両手を添えて、眩しそうに視詰めると、震える唇を寄せた。

「最初は指で根元から先端までゆっくり扱く。彼が射精しそうになったら激しく」

「指で扱きながら、全体を舌で舐めて、それから先端から口に含んで、出来るだけ深く。また元に戻して。それを何回も繰り返すんだ」

「先端から咥えて、喉の奥に当たるまで吸い込んで」

「そのまま、舌を動かして」

「唇や指で扱く時も、強さや速さを変えるんだ」

「ち〇ぽを指で扱きながら、二つの嚢を掌で揉んだり、口に含んで吸ったり、舌で舐めて転がしたりするんだ」

私の言葉に従って、最初は恐る恐る、しかし、馴れて来ると次第に自ら唇と舌と指を遣い始め、フェラチオにのめり込んで行く。

「律ちゃん、上手くなったよ」

律ちゃんが夢中でフェラチオを施し、愛らしい美貌が勃起を咥えて淫靡に歪む、官能に眉を顰める表情を視て、射精感を覚える。

「イクよ。もっと早くして、もっと強くして。精液を飲んであげたら喜ぶよ」

私は射精感の堰を緩め、律ちゃんの口に勃起を突き付けた。

律ちゃんの熱く蠢く口腔粘膜の中に夥しい精液が噴出する。


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律ちゃんがうっとりと眼を閉じた官能的な美貌を視せて、勃起を咥えたままで精液を飲み込んだ。

「根元から指で搾るようにして全部飲むんだよ」

私の言う通りにした後、勃起から口を離して、律ちゃんが羞じらって微笑んだ。

勃起の先端から律ちゃんの唇に唾液か精液の粘る糸が引いた。

「私の、フェ、フェラチオで、イ、イッてくれたのね?う、嬉しい」

「精液まずかっただろう?」

「味なんて判んないです。す、少し厭かな。馴れたら平気になりそう」

「精液の味が平気になるなんて、律ちゃんは淫乱の素質があるな」

「やだっ、い、淫乱なんて。そ、そんな、は、恥ずかしい」

律ちゃんが立ち上がって、恥じらいを隠すように私に抱き着き、圧し倒した。

そのまま、律ちゃんを下腹部に跨がらせる。

「おれのち○ぽ、自分で律ちゃんのおま○こに挿れてご覧」

律ちゃんが膝立ちになり、唾液に塗れた私の勃起を指で支え、滴り溢れた愛液に塗れた膣孔に宛がうと、ゆっくり尻肉を沈めた。

「ああ、こ、これっ、き、気持ち良いっ」

律ちゃんの尻肉が私の太腿に密着した。

愛液に潤ってさえ尚、窮屈な律ちゃんの膣粘膜が、私の勃起を咥えて収縮弛緩を繰り返す。

律ちゃんは、初めてでどうして良いのか戸惑っているようだ。

「律ちゃん、気持ち良いって判るなら、自分でもっと気持ち良くなるように動いて」

脚首を握って膝を立ててやり、和式トイレにしゃがむ姿勢を取らせる。

「こ、こんな格好、は、恥ずかしいっ」

女性にとっては酷く恥ずかしい姿勢だが、女性上位に馴れていない女性はこの姿勢の方が動き易い。

それに、私からも女陰に勃起が出入りする様子、官能に悶える裸身、官能に歪む美貌を一目で視る事が出来る。

私はじっとしたまま律ちゃんの痴態を眺めた。

律ちゃんが戸惑いながらもゆっくりと蠢き始めた。

「ああ、そ、そんなに、み、視ないで、は、恥ずかしい」

恥じらいの言葉が明らかに官能の喘ぎに変わって行く。

「そう。今度は前後にお尻を振って」

「次は、上下に」

「次は深く、浅く、交互に繰り返してみて」

その熱い喘ぎが忙しなくなって行く。

裸身の蠢きが大胆になって行く。

愛液の淫猥な濁音が高鳴り、滴り溢れた愛液が私の肉包まで濡らす。

ついに、私が指示しなくても、律ちゃんが自ら快感の導くままに、尻肉を前後左右上下に振り立て、深さを変え、角度を変え、速さを変える。

そして遂に、最も快感を覚える動き方を探り当てたようだった。

「ああ、こ、これっ、こ、ここっ、こ、これがっ、い、良いのっ」

律ちゃんは、尻肉を上下させず、前後にくねらせる蠢きが一番感じるようだった。

立てていた膝をシーツに伏せ、私の胸に両掌を着いて、尻肉を前後にくねらせ始めた。

勃起が膣粘膜をしゃくるように蠢くだけでなく、クリトリスが私の恥骨に擦れる。

律ちゃんは、膣粘膜を擦り立てられ、同時にクリトリスを愛撫されるのが、最も感じるようだった。


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律ちゃんの裸身が小刻みに痙攣し始めた。

「さっきイッた時みたいになりそうになったら、感じるままに速くして、そのまま続けて、それを恋人に、言葉で“イク”って教えるんだ」

「わ、私っ、イ、イクのっ、こ、これっ、い、良いっ、す、すごいっ。イ、イクイクイクーッ」

律ちゃんが自分でエクスタシーの絶頂を極め、私の上に俯した。

律ちゃんのあられもない淫猥な痴態を視詰め続け、湧き起こっていた射精感を私も開放した。

律ちゃんが痙攣する裸身を激しく悶えさせた勢いを借りて勃起を抜き出した。

律ちゃんが裸身を痙攣させる度に、恥毛の叢が私の勃起を擦り立て、私はそのまま射精していた。

キスを貪り合いながら、二人の重なった胸の起伏と息遣いがゆっくり鎮まって行く。

「わ、私っ、セ、セックスして、イ、イッたわっ。う、嬉しい」

「律ちゃんのけつの振り方いやらしかったよ」

「やだっ、は、恥ずかしいっ、だ、だって、課長が、お、教えたんだもん」


翌朝、目覚め、一緒に身体を洗い合う。

子供みたいな律ちゃんとは、子供がじゃれ合うような洗い方になった。

湯船に浸かって後ろから抱き、乳房と女性器を軽く愛撫してやると、律ちゃんが再び熱く喘ぎ出し、華奢な裸身を悶えさせ始めた。

「ああ、ほ、欲しいっ」

律ちゃんが裸身をくねらせ始めるのを視詰めているうちに私の男根が力を漲らせていた。

女性器を軽く揉んでいる掌に、お湯とは違う滑りがどんどん拡がる。

「ね、ねえっ」

律ちゃんを抱いて立ち上がり、浴槽の縁に両手を着かせ、背後から引き締まった尻肉をわし掴みにして膣粘膜を貫く。

日焼け跡を残す真っ白な尻肉が、私の掌で歪む。

勃起が膣孔に出挿いりする度に、手入れ出来ていない疎らな恥毛がへばり付いた放射線状の皺の中心の肛孔がひくつき、形を変える。

アナル セックスは、エクスタシーを知ったばかりの律ちゃんには未だ早いか。

その内、律ちゃんとアナル セックスをしてみたい。

そして、久美さんとも。

二人が、アナル セックスに狂う痴態を想像して射精感を覚える。

「か、課長っ、わ、私っ、も、もうっ、イ、イキますっ。ああっ、イ、イクイクイクーッ」

律ちゃんがエクスタシーに絶叫して裸身を痙攣させ、膝を崩そうとした。

私は真っ白な尻肉を抱え直し、その上に精液を撒き散らした。


もう一度、勃起と女性器を洗い合う。

「律ちゃんは良い女になるよ」

「良い女になれるかどうか判らないけど、頑張るわ。でも、もっと課長に教えて欲しい」

「エニタイムOKだよ」

律ちゃんは、営業部室に良く来るから、誘うチャンスはある。

久美さんと律ちゃんという素敵なセックスフレンドが出来た。

成り行きに拠っては、親友だと言う久美さんと律ちゃんと二人同時に相手しても良い。

と喜んだのも束の間だった。


その半月後、先輩の営業部長が、クーリングオフ期間中に、教材の解約に来た大学生を応接室に閉じ込め、恐喝まがいの言動をし、その大学生が警察に訴えたのだ。

この事件は新聞にも載った。

折から英会話教材の販売会社の、訪問販売法違反の販売方法に関する苦情が激増していて、消費者センターや警察を通して社会問題になり始めていた。

そして会社は販売元からの商品の入荷を止められた。

社長は、旅行代理店などとタイアップして、ツアーが割引になる会員権を販売すると言い出した。

私は一応、英会話教育の一環を担っているという、ちっぽけではあったがプライドを持っていたので、会社を辞めた。


久美さんと律ちゃんに名残はあったが、会社を辞めた私の方から連絡を取るのには、抵抗があった。

二人が私と逢いたいと望むなら、私の履歴書で視て電話をよこす事が出来たはずであったが、それは遂になかった。



(続く)





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