記憶の中の女達〜(36)美人スチュワーデス-第75話
作家名:淫夢
文字数:約4060文字(第75話)
公開日:2022年3月11日
管理番号:k057
この作品は、過去、実際にセックスした数百人の女性の中の、記憶に残っている数十人の女性との出遭いとセックスと別れを描写。
ホテルの受付で料金を払うと、また何時ものおばちゃんが顔を覗かせた。
「あら、久しぶりねー」
言うなって!
美智代が手の甲を口に当てて、楽しそうに笑った。
部屋に入って、美智代を抱き寄せ、キスを貪ると、美智代が鼻を鳴らして応じて来た。
「く、暗くして」
美智代が小さく喘ぐ、その唇を塞いで尚もキスを貪る。
ほとんどの女性が明るい状態でセックスするのを恥ずかしがったが、私が拒むと皆諦めていた。
吸い付いて来る柔らかい唇、忙しなく蠢く柔らかい舌。
27歳の美人スチュワーデス。
セックスの経験が少ない方がおかしい。
ブラウスのボタンを外して置いて、スーツとブラウスを一緒に脱がす。
濃紺のブラジャーを外すと、型の良い乳房が揺れた。
乳房を口に含んで硬く凝った乳首を吸い立てると、美智代が熱く喘いで乳房を突き出した。
スカートを脱がしてベッドに仰向けにして抱き締める。
濃紺のシルクのショーツに綺麗に整えられた恥毛の叢が透けていた。
「良いのか?」
緊張の余りに、何と言うバカげた質問。
こんな状況になっていて、する質問ではない。
療養所を出て以来、浩美以外の女性とは初めてだった。
私は苦笑いした。
「初めて遭った時、あなたと、こうなる気がしてたの」
美智代が私に抱き着き、熱い喘ぎを洩らす唇が私の唇を求めて来た。
美智代が、初めて遭った時から!
基本的に恋人がいる女性とセックスするのは気が進まない。
私とセックスした後、その女性が他の男性とセックスするのを想像するのが厭だった。
しかし恋人の存在をうすうす感じてはいたが、美智代がはっきり言葉にした訳ではない。
それにここまで来たら止める事は出来ないし、美智代に恥をかかせてしまう。
美智代のショーツを脱がし、女性器全体を掌で包むように揉みながら、私も急いで全裸になる。
張りのある美しい乳房を交互に吸い立て、頂上で勃起した乳首を軽く咬み、歯に挟んで転がしながら、二本の指先で熱い愛液に塗れた女陰の襞を別ける。
「ああ、良い」
美智代が喘いで裸身を反らし、乳房を突き出し、尻肉を浮かせた。
溢れ滴る愛液に塗れた膣孔に指先を潜らせ、親指の腹で勃起したクリトリスを揉み込みながら、クリトリスの裏側にある膣粘膜の柔らかい窪みをゆっくりしゃくった。
「い、いやっ、な、何っ?」
セックスの経験は豊富そうでも、潮を噴かされた経験はないようだった。
美智代が初めて経験する刺激を受け、湧き起こった異様な快感に怯えた表情を視せた。
私は構わず乳房を口で愛撫しながら、尚もしゃくり続けた。
「ああ、へ、変っ、こ、こんなのっ」
美智代のしなやかな裸身が小刻みに痙攣し始め、怯えた美智代が愛撫から逃れようとする。
私は、宙に泳ぐ美智代の太腿を強く抱え直し、さらに愛撫を強めた。
「だ、だめっ、こ、怖いっ、そ、そこっ、い、いやっ」
指先をしゃくる度に鳴っていた淫猥な粘り気のある愛液の濁音が水音に変わった。
いきなり、しなやかな裸身が激しく痙攣し、美智代が叫んだ。
「いやーっ、す、すごいっ、イ、イクーッ。ああっ、イ、イクイクイクーッ」
膣孔が洞を開き、掌に愛液の走りが飛沫き、水を湛えたコップを指で激しく掻き交ぜるような音に変わった。
上品な美貌が、余りの強烈な快感に何度も仰け反り、左右にも振り立てる。
異様な刺激から逃れようと閉じ掛けていた太腿が、バネが切れたように弾けて大きく開く。
美智代が極限まで浮かせた尻肉を激しく上下に振り立て、私の指に向かって愛液に塗れた女性器を突き出した。
「いやっ、何か出るっ、いやーっ、イ、イクイクーッ」
大きく拡げた太腿を開閉させて悶える美智代の尿孔から、夥しい愛液が何度も噴き出して私の掌に飛沫いた。
「ああ、またっ、で、出るーっ。イ、イクッ、だ、だめーっ。イ、イクイクイクーッ」
指先をしゃくる度に、間歇泉のように夥しい愛液が噴き出し、私の腕から下腹部、美智代の太腿から、乳房まで飛沫いた。
美智代が、浮かせた尻肉を激しく振り立て、勢いで指が膣粘膜から抜け出た。
尚も女陰の襞とクリトリスを指先で擦ってやる。
「ああっ、も、もうっ、や、止めてーっ。い、いやーっ、で、出るーっ、イ、イクイクイクーッ」
息も絶え絶えな風情で、襲い来るエクスタシーの大波に翻弄される美しい美智代の裸身と美貌を視詰めていると性欲が込み上げて来る。
美智代がやっと太腿を閉じて痙攣を繰り返す裸身を横たえた。
覆い被さって乳房を愛撫しながら、熱い喘ぎに閉じる事の出来ないまま震えている唇を啄んでやる。
「ああ、ひ、酷いわっ、わ、私っ、お、おしっこっ。い、いやーっ、ま、またっ」
尚も裸身が痙攣し、その度に、閉じた女性器から、愛液が噴き出し、私の勃起に当たって飛び散る。
「おしっこの孔から出るけどおしっこじゃない。潮を噴くって言うんだ。ほら、舐めてみろ」
美智代にフェラチオをさせて、上品な美貌が私の勃起を咥えて歪むのを視たくなった。
私は、美智代の愛液でびしょ濡れになった勃起を美智代の唇に突き付けた。
美智代が、涙に潤んだ薄目を開き、熱い喘ぎを洩らし続ける愛らしい唇を開いて震える舌を伸ばし、愛液に濡れた勃起の幹を何度も舐めた。
「おしっこじゃないだろ?」
「で、でも、わ、私だけ、い、一杯、イ、イッて、は、恥ずかしい」
美智代が眼を閉じて私の勃起を握り締め、先端から唇を被せた。
未だに痙攣を続ける裸身を悶えさせ、込み上げる官能の喘ぎに時折口を離して深呼吸しながら、私の勃起を舐め、しゃぶり、窄めた唇で扱き立てる。
やはりキス同様、フェラチオもそれなりの男性経験を感じさせた。
美智代の髪を掻き上げて表情を窺う。
私の視線を感じた美智代が口許を隠そうとする、その手を払い除ける。
美智代が眼を開けて恥ずかしそうに私を視て小さく喘ぎ、再び眼を閉じ、勃起を愛撫し始めた。
粗い鼻息を洩らしながら勃起を唾液塗れにして咥え、吸い立て、舌を伸ばして舐め上げ、その度に上品な美貌が淫猥に歪む。
視ているだけで射精感が込み上げる。
「イクぞ」
精液を飲んだ事はあるのか?
美智代が勃起を咥えたままで、幹を指で強く扱きながら頸を縦に振った。
ない訳がない、か。
私は一気に射精感を開放し、美智代の口に向かって勃起を何度も突き上げた。
美智代の熱い口腔粘膜に包まれた勃起が夥しい精液を噴出する。
美智代は勃起の付け根から先端まで指で扱き、精液を飲み込んだ。
一息付くと、美智代を下腹部に跨がらせる。
美智代が自分で唾液に塗れた勃起の先端を愛液に濡れそぼる膣孔に宛がい、ゆっくり尻肉を沈めた。
「ああ、い、良いわっ。す、素敵っ」
快感を“素敵”と表現した女性は初めてだった。
やはり、仕事柄、言動が上品なのだろう。
美智代の引き締まった尻肉が私の脚の付け根にぴったり密着した。
少しの間、私の胸に両手を着いて眼を閉じ、感触を愉しんでいる美智代の膣粘膜が私の勃起を咥えて収縮弛緩を起こす。
「ああ、だ、だめっ。た、堪んないっ」
美智代が小さく叫ぶと、私の上で躍動し始めた。
美智代の熱い喘ぎと溢れ滴る愛液の淫猥な濁音と、私の恥丘と美智代の尻肉がぶつかる音が重なって響く。
女性上位の姿勢は、快楽を貪って悶える女性の裸身全体が良く視え、さらに女陰の襞から視え隠れする愛液に塗れた勃起を咥えた膣孔、愛液に塗れて肌にへばり付いた恥毛の叢、裸身が蠢く度に揺れる乳房と乳首、熱い喘ぎを洩らす唇、そして快感に歪む美貌が、全て視える。
さらに、私が動かないままでいて、女性が自らの性感を刺激し、性欲の虜になって快感を貪る痴態を視るのも好みであった。
さらには女性上位では、両手が空いていて、好きなように女性を愛撫出来る。
美智代が裸身を蠢かせる度に揺れる二つの乳房を片手でわし掴みに揉み立て、指の間に乳首を挟んで捻り転がし、もう片方の手の指で、愛液に塗れて硬くしこったクリトリスを揉み込んでやる。
「ああ、か、感じるのっ。わ、私っ、こ、こんなのってっ。い、良いっ、す、すごいっ」
一層性欲の虜になった美智代が、快感に歪む美貌を仰け反らせて熱く喘ぐ。
滴り溢れる愛液の淫猥な濁音が一層高鳴る。
上下左右前後に、深さを変え、速さを変え、角度を変え、音を立てて尻肉を揺すって快感を貪る美智代の美しい裸身と美貌を視詰めていると、再び射精感が込み上げて来た。
「も、もうだめっ、ね、ねえっ、イ、イッて。ああっ、イ、イッちゃうのっ」
丁度、美智代も限界に達するようだった。
「イクぞ」
「ああ、出してっ、わ、私もイクわっ。イクイクイクーッ」
私が美智代の膣粘膜奥底に精液を噴出させると同時に、美智代もエクスタシーの絶頂を極め、痙攣する裸身を宙に静止させた。
美智代の膣粘膜が精液を絞り出すかのように収縮弛緩を繰り返して勃起を翻弄する。
暫くそのままで、エクスタシーの名残を愉しんでいた美智代が私に覆い被さって来た。
「ああ、す、すごかったわ。こ、こんなになったの、は、初めてよ」
キスを貪りながら、美しい髪を撫でてやる。
二人の息遣いが重なり、ゆっくり鎮まって行く。
やがて、萎えた男根が美智代の膣粘膜から圧し出される。
美智代はすぐに満足し切った表情で寝息を立て始めた。
私も美智代を抱いたまま眠りに落ちた。
翌朝、未だ眠っている美智代の乳首を指先で転がしてやると、美智代が目覚めた。
「あのね、私、来月結婚するの」
またか!
どうして私がセックスする良い女は、皆セックスしてすぐに、“結婚する”とか“田舎に帰る”とか“人生をやり直す”とか言って、一度っきりで離れて行くのだろう?
もっとも美智代に恋人がいるのはうすうす判っていたし、私も浩美がいた。
それを昨日の会話の中でお互いに匂わせてもいた。
美智代とは、一度っきりで終わる関係だと、暗黙の了解ではあった。
「何も言わないのね?」
「言っても意味ねえだろ」
「そうね。初めてあなたを視た時、一度で良いから抱かれたいって感じて、その想いが叶った。それだけ?かしら」
美智代の言葉は、何処か冷静に聴こえ、また自分自身を納得させようとしているようにも聴こえた。
「結婚してからもおれと交際え」
喉元まで出掛かった言葉を飲み込んだ。
(続く)
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