記憶の中の女達〜(34)初めてのアナル セックス-第70話
作家名:淫夢
文字数:約3640文字(第70話)
公開日:2022年2月4日
管理番号:k057
この作品は、過去、実際にセックスした数百人の女性の中の、記憶に残っている数十人の女性との出遭いとセックスと別れを描写。
ここから西新宿の私の部屋までは、電車だと遠回りだな。
歩いて帰るか。
まさか、今日の今日、いきなりの展開にはならないだろう。
響子も“R/Z”が気に入ったようで、ボトルもキープしたから、何時か機会があったら。
缶ビールを飲み干すと、響子が戻って来た。
向かい合って座らず、秘部を露わにして太腿を拡げ、私の膝に乗って抱き着いた。
あらら。
「一緒にお風呂入ろう」
おい、良いのか!
いや、良いのだ。
響子の部屋には男の気配は全くなかった。
抱き締めてキスを貪ると、響子が鼻を鳴らして応じて来た。
ここまで上手く流れ過ぎる。
もしかしたら、響子は最初からそのつもりで?
「何でおれを?」
小さく喘ぎを洩らし始めた下唇が唾液に塗れ、酷くセクシーだ。
「一月くらい前、メイキャップアーティストとセックスしたでしょう?その子が話してたの。変なやつがいるって」
“R/Z”に独りで来て飲んでいた女と、成り行きでホテルに行ってセックスした、かな。
「知らない。忘れた」
響子のティシャツを脱がして、小振りな、というより、ほとんどないに等しい乳房を吸い立て、硬く凝ったグミのような乳首を舌先で弾き転がす。
「面白そうな男だと想って“R/Z”に行ったの。ああ、感じるわ」
響子が熱い喘ぎを洩らして私の首に抱き着き、私の口に乳房を圧し付ける。
「で?感想は?」
剥き出しになった濃い紫のショーツの中に手を挿し入れ、女性器全体を掌で包んで揉み込む。
「わ、判るでしょう?ああ、良いっ」
手入れされた恥毛の叢の周辺の剃り跡で、伸びて来たのであろう短い恥毛が手首を刺激する。
愛液に潤っている女陰の襞を二本の指で割り、襞とクリトリスをなぞり上げる。
「そ、それっ、か、感じるっ」
響子のクリトリスは乳首同様大粒だった。
多恵子も同じだった。
響子と多恵子以外にも何人か、痩せて乳房の膨らみがほとんどない女性とセックスしたが、やはり乳首とクリトリスは大きかった。
「イ、イクッ」
響子がしなやかな肢体を痙攣させて小さく叫んだ。
早いな。
そして彼女達に共通していたのは、性感が鋭く、少しの愛撫ですぐに絶頂を極めた事だった。
響子を全裸にすると、私の脚元に跪いて眼を閉じ、熱い喘ぎを洩らす唇を勃起の先端に被せた。
彼女に勃起を委ねたまま、全裸になる。
巧い。
年齢に応じてか、セックスの経験からか、私の快感を一気に湧き立たせるフェラチオだった。
響子の美しい髪を掻き揚げ、官能に染まる美貌と、私の勃起を愛撫するセクシーな唇を視詰める。
私の視線に気付いて恥じらいを浮かべたが、勃起を愛撫している口許を隠そうともしない。
その淫猥な表情を視ているだけで、射精感が一気にこみ上げて来た。
「響子っ」
私は響子の頭を抱え、口を女性器に視立てて勃起を突き出した。
響子の熱く蠢く口腔粘膜に包まれた勃起の先端から精液が噴き出す。
精液を飲み込んだ後も、暫くは官能に塗れた表情で勃起を舐め、しゃぶっていた響子が立ち上がった。
「お風呂出てから、ちゃんとして」
裸身を洗い合ってから一緒にお湯に浸かる。
背後から響子の女性器と乳房を愛撫すると、響子が後ろ手に勃起を愛撫する。
女陰を指で別け、底からクリトリスまで何度もなぞり上げると、お湯の中でも粘る愛液で指が滑る。
「ああ、い、良いっ、ほ、欲しくなるっ」
私の勃起を包んだ響子の掌に力が籠る。
「先にベッドに行ってて。冷蔵庫にビールあるわ」
浴室を出て身体を拭き、冷蔵庫を開けて缶ビールを取り出す。
冷蔵庫内はワインのボトルと缶ビール、お茶とジュース以外はなかった。
そういう生活をしているのだ。
缶ビールを一気に空けて奥の部屋のベッドに横たわる。
ベッドもシングルだった。
男がいる気配もなかった。
ずっと感じている響子の、何処か異質な妖艶さは何なのだろうな。
暫くして響子がバスタオルを裸身に巻いて入って来た。
ベッドの中央にそのバスタオルを敷く。
潮を噴くからか?
響子の小さな尻肉の下から伸ばした両掌で乳房を愛撫しながら、女性器全体を口に含んで愛撫し、熱い喘ぎを洩らし、美しい眉を顰めて官能に塗れる響子の美貌が何度も仰け反るのを視詰める。
「ああ、イ、イクわっ、イ、イクッ」
やはり性感が鋭いのだ。
軽い愛撫だけでエクスタシーの絶頂を極めた響子が、裸身を小刻みに痙攣させたまま私の腕を引いた。
「も、もう、い、挿れてっ」
覆い被さって片手で響子を抱き締め、熱い喘ぎを洩らし続けて開いているセクシーな下唇を吸い立て、絡めて来た舌を吸い立て、勃起の先端で滴り粘る愛液に滑る響子の女陰をなぞり上げてから、窮屈な膣粘膜を勃起で一気に根元まで貫く。
「い、いやーっ、す、すごいっ、イ、イクイクーッ」
再び、あっと言う間に響子が裸身を痙攣させて尻肉を浮かし、そのまま女性器を尚も私の勃起に向かって突き上げて来る。
滴り溢れる愛液に塗れた熱い膣粘膜が、私の勃起の存在を確かめるように蠢く。
性感が鋭いだけでなく、貪欲なのだ。
「ね、ねえっ、ね、ねえっ」
セクシーな下唇を震わせて喘ぎながら、官能に潤んだ瞳で私を視詰め、頻りに勃起の抽送を催促するように女性器を突き出す響子の官能に歪む美貌を眼で愉しみながらゆっくり抽送する。
「ああっ、ま、またよっ。イ、イクわっ。イ、イクイクーッ」
響子は、まるでエクスタシーの絶頂が連鎖して、新たな性欲を湧き起こすようだった。
勿論、その間にずっと勃起を翻弄され続け、響子の淫猥に歪む美貌を視詰め続けていた私も、射精感を覚えていた。
もう終わっても良いかな?
そう想った時、響子が意外な言葉を口にした。
「お、お尻でして」
アナル セックス!
そうか!
響子の雰囲気が、過去にセックスした女性達と何処か違っていたのは、彼女がアナル セックスの愛好者だったからだ!
普通の女性にはない、何処か翳りのある官能的な美貌。
それはアナル セックスを愉しみ、それを多少なりとも後ろめたく感じているからではなかったか?
ゲイバーで1年半働いた私は、異質なセックスを愉しむ人を、雰囲気で感じるようになったのだろうか。
アナル セックスを望まれた女性は初めてだった。
「し、した事ないの?」
「な、ないよ」
アナル セックスをしたいと想った事は一度もなかったが、響子のように美しい女性とならしてみたい。
「い、厭じゃない?」
美しい響子がアナル セックスでエクスタシーを貪るのを視てみたい。
「お、お前となら、してみたい」
ぶっきらぼうに応えたが、緊張で声が掠れていた。
「う、嬉しい。し、してっ」
響子が尻肉をさらに浮かせ、太腿を自分の両腕で大きく抱えて拡げ、愛液に濡れそぼった恥部を曝した。
蕩け切って開いたまま愛液を滴らせている女陰の下に、疎らな恥毛に囲まれて肛孔がひく付いていた。
セックスしている際、女性の肛孔を視た事は数限りなくあったが、愛撫の対象として意識して視たのは初めてだった。
想い出の中の肛孔が、周辺の肌の色とほとんど同じか、濃淡のセピア色かの違いはあったが、大抵、放射線状の皺に囲まれた中心が窪んでいた。
それに対して、眼の前にひく付いている響子の肛孔は、周辺の皺がほとんどなく、肛孔の縁がふっくら盛り上がっていた。
「お、お尻の中、き、綺麗にして来たから」
響子がベッドに来るまでに時間が掛かったのは、恐らく腸内を何かの方法で洗浄していたからだろう。
「ゆ、指、い、挿れてっ」
響子に手を導かれるままに、震える指で響子の肛孔に触れてみる。
女陰から溢れ滴った愛液に塗れた柔らかい肛孔が、軽く圧しただけで指を咥え込む。
「ああ、い、良いっ」
響子がしなやかな裸身を仰け反らせて喘いだ。
「も、もっとっ」
指をもう一本添えて、少し力を加えてみる。
「い、良いっ」
響子がまた叫んで裸身を震わせる。
「け、けつの孔が、感じるのか?」
口の中が乾いて言葉が掠れる。
「は、恥ずかしいっ、か、感じるのっ、す、すごくっ」
先程のセックスで、夥しく溢れ滴った愛液が肛孔を濡らしていて、二本の指が滑るように第二関節まで潜り込み、軽く出し挿れすると、あっと言う間に肛孔が蕩けるように柔らかく解れ、二本の指を根元まで咥え込んだ。
「ああ、良いの。も、もっときつく、し、して」
肛門は入口だけきつく、内部は空洞のようになっていて、指が頼りなく浮いている感じがした。
指を折り曲げてみると、指先が肛門粘膜に触れる。
少し強めにしゃくってみると、響子が激しく反応した。
「い、良いーっ。そ、それっ。い、良いのっ」
響子が喘いで裸身を悶える度に、私の指を咥えた肛孔が、何か別の生き物のようにひく付いている。
その淫猥な肛孔を視詰め、しゃくりながら少し出し挿れしてみる。
「イ、イクわっ、い、いやーっ。イ、イクイクーッ」
響子が尻肉を大きく浮かせ、裸身を一気に痙攣させて、エクスタシーの絶頂を極めた。
私は呆然となった。
やはり、肛門でもエクスタシーを極めるのだ。
「も、もっとっ、お、奥までっ、ゆ、指っ、ほ、欲しいっ」
二本の指を根元まで挿入し、肛孔から抜け出る程激しく抽送してやる。
「す、すごいっ。ま、またっ、イ、イッちゃうっ、イ、イクイクイクーッ」
(続く)
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