記憶の中の女達〜(13)マンションの屋上で-第27話
作家名:淫夢
文字数:約3470文字(第27話)
公開日:2021年3月26日
管理番号:k057
この作品は、過去、実際にセックスした数百人の女性の中の、記憶に残っている数十人の女性との出遭いとセックスと別れを描写。
敦子が仰け反って、乳房と女性器を私の愛撫に向かって突き出して喘いだ。
女陰の襞を指でなぞり上げると、滴り溢れた粘り愛液が指先に絡み付いて来た。
二本の指を膣孔から潜り込ませ、クリトリスの裏側に当たる、ざらっとした膣粘膜の起伏をゆっくりしゃくり上げる。
「ああ、な、何っ?そ、それっ、は、初めてよっ、な、なんか、へ、変っ」
男性経験が豊富そうだが、あの二人とは違って、潮を噴いた経験はなさそうだ。
敦子は彼女達とレズセックスをした事はないのだろうか?
潮を噴く性戯の話もした事はないのだろうか?
外なら、幾ら潮を噴いても、シーツが濡れるという心配はない。
敦子が乳房を口で愛撫している私の頭を抱え、怯えた声で言いながらも、秘部を私の指の愛撫に向かって突き出した。
ゆっくり膣粘膜をしゃくり上げる指の動きに併せて聴こえ始めた淫猥な愛液の濁音が、粘り気のある響きから水音のような響きに変わった。
指を咥えた膣粘膜が収縮弛緩を繰り返し始め、指をしゃくる度に空気が膣孔から洩れて、奇妙に鳴った。
敦子の裸身が少しずつ漣を起こすように震え始め、すぐに大きな痙攣となった。
「い、いやーっ、こ、怖いっ、イ、イクーッ、イクイクーッ。ああっ、な、何か出るーっ」
敦子が初めて体験するであろう快感に恐怖の言葉を口にしながらも、秘部を尚も私の指に向かって突き出し、激しく痙攣する裸身を静止させた。
敦子が大きく拡げて突き出した女性器から夥しい愛液が噴き出す。
「ああ、ま、またっ、で、出るっ。イ、イクーッ」
尚もしゃくり続けると、愛液が間歇泉のように噴き出し、私の掌に飛沫き、私の腕や敦子の太腿に降り注いだ。
何度も激しく痙攣し、愛液を噴き出した敦子が、私に抱かれている肢体から力が抜けて、しゃがみ込んだ。
膣孔から抜け出た私の指先から愛液が滴り落ちた。
「は、初めてよっ、こ、こんなのっ、す、すごいわっ」
しゃがんだまま、未だ肢体を痙攣させている。
「俊子と久美が教えてくれたんだ。お前、知らなかったのか?」
「うん。知らなかった」
敦子が深く頷いた。
「ねえ、させて」
やっとエクスタシーの痙攣の名残が収まった敦子が、ミニスカートを腰までまくり上げて膝にピンクのパンティを引っ掛け、ピンクのティーシャツとピンクのブラジャーを首までたくし上げた淫猥な格好でしゃがみ込んだまま、声を震わせた。
丁度、敦子の眼の前に、私の股間がある。
ジーンズのファスナーを降ろし、いきり立った勃起を取り出してやると、敦子が震える手で握り締めた。
眼を細めて眩しそうに勃起を視詰め、未だ洩れ続ける熱い喘ぎで閉ざす事の出来ない唇を先端に被せ、ゆっくりと吸い立てる。
根元を指先で緩やかに扱き、息苦しくなると吐き出して勃起の幹を舐め上げ、再び先端から被せた唇を窄めて、幹を扱く指の動きと併せて吸い立て、扱く。
やはり、さすがに、あの二人の親友だけの事はある。
キスだけではない、敦子のフェラチオの巧みさに、射精感が込み上げる。
この女が精液を飲んだ経験がないはずはない、と勝手に解釈して敦子の口の中に出す事にした。
敦子の頭を抱え、口を女性器に視立てて、勃起の抽送を速める。
気付いた敦子が瞳を閉じ、勃起の根元を扱く指を速めながら、先端に被せた唇を開き加減にする。
「出るぞっ」
私は一気に腰を突き出し、敦子の開いた唇の中に夥しく射精した。
敦子がうっとりとした表情で眼を閉じたまま、射精を続ける勃起の先端を吸い立て、舐め、しゃぶり立てた。
射精した後の勃起は過敏になっていて、触れられるとくすぐったい。
腰を引こうとすると、解っているはずの敦子が私の腰を抱えて、勃起を咥え、唇で扱き、しゃぶる。
「ああ、フェラチオすると、唇が感じて堪んないの」
時折、唇を離し、唾液塗れの勃起を指で扱きながら、潤んだ瞳で私を視詰める。
「ねえ、未だ、出来るでしょう?もう、い、挿れてっ」
出来るも何も、男根は勃起したままだ。
敦子が立ち上がって、私にキスを求めて来た。
おばちゃん、おねえさんとセックスした時、射精した直後にキスをした事があったが、何度しても、精液の味は苦手だった。
私はキスに応じないで、フェンスの金網に敦子を圧し付け、すらりと伸びたしなやかな片脚を抱え、露わになって開いた女性器に勃起の先端を宛がった。
敦子が私の勃起を握り、自分の膣粘膜の襞を先端で何度かなぞり上げ、膣孔に宛がった。
私は、敦子の乳房を片手の掌でわし掴みにして揉み立て、乳首を指の間に挟んで捻り転がしながら、宛がわれた勃起をそのまま膣粘膜の奥底までめり込ませた。
「ああ、か、感じるわ。ち、ち〇ぽ、良いっ」
敦子が火を吐くように喘ぎ、乳房を私の掌に、女性器を私の勃起に向かって突き出した。
普通の抽送では、満足しないだろうな。
勃起を根元まで挿入して圧し着けたまま、勃起の付け根でクリトリスを揉み込むように腰を回転させると、二人の恥骨の上の恥毛の叢が擦れて音を立てた。
「い、良いのっ、そ、それっ、お、おま〇この奥っ、か、感じちゃうっ」
エクスタシーの絶頂を得る直前の女性の膣粘膜の奥は弛緩していて、実は勃起の先端には触れている感覚がない事が多い。
女性は、膣粘膜の奥底で、勃起の先端を感じ取っているのだろうか?
今度は勃起の速さを変え、深さを変え、角度を変えて抽送を繰り返した。
「ああ、ま、またっ、イ、イクわっ、イ、イクッ、イクイクーッ」
敦子が私の勃起に向かって女性器を突き出し、痙攣する裸身を静止させて叫んだ。
“誰も視てないだろうな?”
私は抽送を止めて、周囲を観回した。
人の気配はない。
安心した私は、今度は敦子をフェンスの上に両腕を載せて後ろ向きに立たせ、尻肉を抱えて引き寄せ、尻の挟間に勃起をめり込ませて、膣孔を一気に貫いた。
「ああ、す、すごいっ、ち、ち〇ぽっ、い、一杯っ」
敦子が尻肉を限界まで突き出して叫んだ。
さっきの姿勢より、背後から挿入する方が、万が一屋上に誰か上がって来て視付けられたとしても、私は、ワイシャツを羽織っていて、ジーンズを履いたままファスナーの隙間から勃起を出しているだけだし、私の背後から視て敦子の裸身はほとんど視えないので、若い男女が抱き合って眺望を楽しんでいるとしか、想えなかったはずだ。
正面から視たら敦子の乳房も女性器も丸見えだったが、何処かの建物内で、私達の動きを不審に感じた人間が双眼鏡で視ない限りは判らないはずだった。
敦子が私の抽送に併せて尻肉を振り立てる。
周囲から視られる心配のない体勢でのセックスに、一度射精した私は少し余裕が出来ていた。
敦子の背後から二つの乳房を寄せてわし掴みにして揉み立て、乳首を指の間に挟んで捻り転がし、空いた片方の手指で、女性器を弄り、クリトリスを揉み込み、擦り立ててやる。
「わ、私、ひ、昼間のっ、お、屋外でっ、セ、セックスしてるっ。す、すごいっ、イ、イクわっ、イ、イクイクイクーッ」
最初に言っていたように、敦子は本当に屋外でのセックスで、快感を得るのだ。
後に「露出趣味」などというアダルトビデオなどが出版され、私も視た事があったが、出演している女性は、屋外で、公園や駐車場、海辺や林の中で、オナニーしたり、放尿したり、セックスしたりして、怯えた言動をしながらも、心から快感を得ているようであった。
敦子が、このまま屋外でのセックスに夢中になっていれば、割りと美人だしスタイルは抜群だったから、何時かスカウトされたりして、アダルト映画の主演女優になれたかも知れない。
しかし眼の前で痴態を晒している敦子は、後に「露出狂」とも称されるほど、屋外でのセックスでエクスタシーを貪っていた。
「ま、またっ、イ、イクっ、す、すごいのっ、ち、ち〇ぽっ、お、おま〇こにっ、い、一杯っ、イ、イクーッ」
何度エクスタシーの頂上を極めただろうか、フェンスの金網を力一杯握り締め、両膝が震えて、今にも崩れ落ちそうであった。
私は、二度目の射精感を堪え切れなくなっていた。
「敦子、イクぞ」
「ああ、き、来てっ、だ、出してっ、わ、私のおま〇こにっ、せ、精液っ、い、一杯っ。ああっ、す、すごいっ、で、出てるっ。イ、イクーッ、イクイクイクーッ」
私は崩れ落ちそうな敦子の裸身を抱えたまま、再び夥しい精液を敦子の膣粘膜奥底に噴出させていた。
敦子とのセックスは、俊子、久美のカップルとそうであったように、それ一度だけであった。
敦子も、一度だけで納得したのか、私の前に現れる事はなく、それから“F”には何度か行ったが、3人と出遭う事はなかった。
そして、ロックスペースをオープンしてからは、完全に“F”には行かなくなった。
(続く)
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