アナルファンタジー(5)激変-第14話
作家名:優香
文字数:約3080文字(第14話)
公開日:2021年2月15日
管理番号:k066
高校時代の水着を彼女に見せたら、今風ではないと笑われ、一緒に水着と旅行着を買い、伊豆高原に二泊三日の旅行に出掛けた。
カップルはベタベタで、私は彼、琢磨と当然のように、自然にくっ付く事になった。
彼も悪い気はしてないようだった。
ホテルの部屋は女性同士、男性同士で予約し、そのまま入室したが、恋人同士がそれで済むはずがなかった。
「私は構わないですよ」
男女で泊まると言うカップルの申し出に、私は自分でも驚く程あっけなく応じた。
午後から海に出て、遊んだ後、四人で食事を済ませ、恋人同士は部屋にこもった。
私と琢磨は、二人でビールを?み、他愛もない話で時間を過ごした。
彼の方が、私に気遣っていて、緊張しているようだった。
彼が私に好意以上の感情を抱いているのは、感じ取っていた。
「お、怒らないで欲しいんだけど、じ、実は、今回の旅行は、彼らに、おれが貴方を誘ってくれと、頼んで計画してもらったんだ」
琢磨が、彼の誠実さが解るように、言葉を選びながら、私に告白した。
私は、そんな彼に同じ職場の素敵な先輩であるという以上の感情を抱いた。
「私、貴方と何時か、こんなになっても良いって、想ってたんですよ」
酔いも手伝っていたが、彼が余りに私に気遣って遠慮気味にしていたので、私の方が大胆になっていた。
彼の表情が、明らかに雄の表情になったが、私の言葉を聴いて尚更、彼はそれ以上の行動に出るべきかどうかを思案しているようであった。
私の方が年下でも、経験豊富なのだろう。
「酔いを醒ましに、海岸に出ませんか?星空が綺麗だと想うし」
私は立ち上がって彼に甘えるように彼の腕を取り、立ち上がった彼の腕に腕を絡ませた。
彼の肘に私の乳房の感触を伝えたはずだった。
一緒にログハウスの外に出た。
バルコニーから、暗い太平洋の水平線に点在する漁火と、鮮やかな星空が眺められた。
故郷で観るような光景だった。
亜紀さんと、そして武雄とセックスしている自分の痴戯が脳裏に浮かんだが、すぐにかき消した。
「素敵だわ。すごく綺麗」
バルコニーのウッドデッキに腰掛けるとすぐ、彼が無言で私を圧し倒し、キスを見舞って来た。
久し振りの男性の粗い息遣いと、唇と舌の感触を、私は永い事唇と舌で味わった。
「好きだ。君がずっと好きだった」
「は、はいっ、う、嬉しいですっ」
琢磨の手がしばらく洋服の上から私の乳房を弄り、やがてワンピースの背中のホックを外し、ブラジャーのホックも外した。
自分でも、亜紀さんと愛し合った頃より乳房が大きくなったと想う。
あれから四年も経った。
私は脳裏に亜紀さんと、若衆部屋からの帰り道、無修正のセックスビデオを観たせいで収まらなくなった性欲を、砂浜で満たし合った夜の事を想い出していた。
琢磨の愛撫が女性的だと感じたせいかも知れなかった。
肩から洋服を脱がされ、尻を浮かしてショーツ一枚になる。
それも彼が震える手で脱がした。
「綺麗だ。すごく」
「ああ、は、恥ずかしいっ」
バルコニーのウッドデッキは、眼の前の崖まで両側を木製のフェンスで遮られていて、誰かに見られる心配はなかったし、周囲に人の気配がないのを知って、私は安心したが、彼もそうだっただろう。
彼が乳房を愛撫しながら、女性器を掌で覆い、揉み込む様に愛撫しながら、女陰の襞の溝を指でなぞり上げる。
「す、すごく、濡れてる」
「ああ、は、恥ずかしいっ。だ、だってっ。す、するのっ、ひ、久し振りだから」
男性とするのは武雄以来だから、三年振りであった。
「君みたいな素敵な女性が?久し振りなの?どれくらい?」
彼の口から興醒めするような言葉が吐かれた。
男性ってやはり、皆そうなのだろうか?
何人経験したとか、どれくらいしてないとか、そうした相手の女性の経験を知りたがるものなのだろうか?
それを知って、あるいは知ったからどうなのだろうか?
私は少し幻滅したが、この状況を白けさせたくはなかった。
「ああ、さ、三年っ、し、してませんっ」
「三年も?良いよ。一杯してあげる」
何処か違和感のある、まるで中年の男性が余り経験のない若い女性を相手にする時のような言葉が耳に入り、二度醒め掛けた。
しかし、媚肉の疼きを彼の指の動きが煽った。
琢磨の指が女陰を割り裂き、溢れ滴る愛液で滑りながら襞をなぞり上げ、クリトリスを揉み込み、弾き、擦り立て、膣孔に軽く潜り込むかと想うとすぐに抜け出て軽く叩き、円を描くように擦り立てる。
そして襞をなぞり上げると、またクリトリスを揉み込む。
そうしながら、二つの乳房を片手でわし掴みにして絞り込むように揉み立て、二つの乳首を一度に口に含んで吸い立て、舌先で交互に弾き、なぞり上げた。
生まれて初めて受けるその愛撫は、熟練したテクニックで私を虜にした麗子さんでさえ、してくれた事はなかった。
「ああっ、そ、それっ、す、すごいっ、か、感じますっ。い、良いっ」
私は彼の頭を抱えて乳房を彼の口に向かって突き出し、彼の指に向かって女性器をも突き出し、尻肉を振り立てた。
女性器の俗称や、一層刺激的な愛撫を要求する事はさすがに憚られたが、それでも彼の愛撫は私の媚肉の奥底で、エクスタシーの氾濫を呼び起こした。
「ああっ、は、恥ずかしいっ、も、もうイッちゃうっ。ああっ、す、すごいのっ、イ、イクーッ、イクイクイクーッ」
私はあっと言う間に裸身を痙攣させてエクスタシーの波に?まれた。
「随分早くイクんだね?」
彼はそう言いながら私を抱えて仰向けになった。
「ああっ、は、恥ずかしいっ」
さすがに彼は、私を「淫乱」だとか、「エッチ」だとかは言わなかった。
眼の前に彼の勃起が飛び込んで来た。
勃起の幹を握って軽く扱くと、先端の媚孔から透明の淫液が滲み溢れ、滴った。
私はそれを舌で舐め取ってから、唇を被せて先端から咥え込んですぼめ、吸い立てながら上下させた。
男性経験が少ない風を装って稚拙に愛撫しようと努めたが、湧き起こる官能の疼きが、唇と舌と手指を、無意識に彼に快感をもたらせようと動かし始めた。
彼の唇と舌がクリトリスを翻弄し、膣孔に指がめり込んで来た。
私は勃起を咥えたまま声にならない快感の喘ぎを上げ、唇と連動させた指で根元から先端まで擦り立てた。
彼の指が二本、深く浅くしゃくるように抽送される。
あの、麗子さんに経験させられた、間欠泉のように愛液が噴出す愛撫を求めたかったが、さすがにそれも憚られた。
初めてセックスする相手に対して、自分から言葉にして要求するのは、余りにはしたないと感じたからだった。
それでも、膣孔からは夥しく溢れ滴る愛液の濁音が響き、勃起を咥えた口許からは下品な程溢れ滴る唾液の濁音が高鳴った。
恥ずかしいと感じたが、それは一瞬の事だった。
その二つの孔から洩れる濁音が、私の官能をさらに煽った。
「ああっ、だ、だめっ、ま、またっ、イ、イキますっ。す、すごいっ、イ、イクイクイクーッ、イ、イクーッ」
私は彼の愛撫に向かって女性器を突き出し、口から吐き出した唾液塗れの勃起をきつく握り締めて擦り立てながら、エクスタシーの波に裸身を痙攣させた。
エクスタシーの波に翻弄されたまま、眼の前で、室内から届いている薄明かりに濡れ光る唾液塗れの勃起を愛おしく感じながら、ゆっくりと撫であげる。
二度のエクスタシーを究めた私を、彼は仰向けにして両脚を抱え、勃起の先端で膣孔を探ると、一気に根元まで貫いて来た。
それ程巨大ではなかった。
武雄の勃起の方が太く長かった。
しかし琢磨の勃起が巨大に感じられたのは、久し振りに受け容れた男性器だったからだろうか。
「ああっ、良いっ。す、すごいっ」
彼の勃起が激しく私の膣粘膜を孔の入り口から奥底まで擦り立てた。
(続く)
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