雨宿り-第5話
作家名:城山アダムス
文字数:約3130文字(第5話)
公開日:2020年12月25日
管理番号:k070
ひろしの憧れの先生シリーズ第5弾 高校3年生のひろしは、憧れの香織先生と図書館の帰りに土砂降りに遭い、二人ともびしょ濡れに…。あわてて駆け込んだラブホテル・・・シャワーで体が温まった香織先生は、バスローブ姿で寝てしまった。ひろしは、香織先生のバスローブにそっと手を伸ばした。
僕は先生を抱く腕にさらに力を込めた。
先生の身体の体温を感じた。
気が付くと、僕の下半身は熱く、硬くなっていた。
このまま先生を抱いていたかった。
しばらくすると、雷鳴は止み、雨も小降りになった。
先生は、はっと我に返ったように僕から離れた。
「ひろし君。ごめんなさい。急に雷が鳴ったから。」
先生は、きまり悪そうに僕を見て笑った。
「先生、震えてたけど、寒くないですか?」
「雨で濡れて、ちょっと身体が冷えたのかな?ひろし君は寒くないの?」
「ちょっと寒いです。」
香織先生も、僕も下着までびっしょり濡れている。
二人が今いる場所は図書館の裏側なので人目につかないが、図書館の表に出ると人通りが多い。
こんなびしょ濡れの姿で、人前を歩くわけにはいかない。
「ひろし君。とにかく、服を乾かさなくちゃ。」
「服を乾かすって、どこで?」
先生は、しばらく考え込んでいた。
そして、図書館の裏から延びる道の奥を指さした。
「あそこしかないわね。」
先生の指さした方を見ると、100メートルほど先に、ラブホテルの看板が見えた。
図書館の裏から延びる道の奥には、数件ラブホテルが並んでいる。
「ひろし君。とにかく、ホテルに入って、服を乾かしましょう。」
僕と先生は人目を避けるように寄り添いながら、ホテルの方に歩いて行った。
幸い人とは会わなかった。
ホテルの入り口に着いた。
僕は、ラブホテルに入るのは初めてだ。
少し躊躇していると、
「さあ。入りましょう。」
先生が僕を促し、ホテルの中に入った。
ロビーには各部屋の写真パネルが並んでいた。
空室のパネルは明るくライトが点いていた。
普通のカップルなら、どの部屋を選ぼうかと、パネルの前でワクワクしながら立っているのだろう。
香織先生は、迷うことなく5階の一番値段の高い部屋のパネルを押した。
パネルのすぐ横のエレベーターのドアが開き、先生と僕は5階に上がった。
先生が推したパネルの部屋の番号が点滅している。
先生と僕はその部屋に入った。
部屋は、ベッドルームと洗面所、そして浴室で構成されていた。
僕たちはベッドルームに入った。
僕も先生も服がびっしょり濡れている。
先生は、洗面所からバスタオルを一枚取り出し、ベッドルームのソファーに敷き、その上に座った。
僕はベッドルームの入り口に立っていた。
「ひろし君も座って。疲れたでしょう。」
先生は、ソファーを半分開けてくれた。
僕は、先生の隣に座った。
「ひろし君とこんなところに一緒にいるなんて。」
そう言うと、先生は恥ずかしそうに微笑んだ。
「びっしょり濡れて、寒いでしょう。ひろし君。先にシャワー浴びてきて。」
「先生からどうぞ。」
「いやよ。恥ずかしい。あなたから先にシャワー浴びてきて。」
僕は、ベッドルームを出て、洗面所で服を脱ぎ、シャワーを浴びた。
冷え切った身体が少し温まった。
バスルームを出て、体を拭こうとバスタオルを手にした。
バスタオルは一枚しかなかった。
もう一枚のバスタオルは、先生がソファーに敷いている。
僕は、ハンドタオルで体を拭いた。
服や下着はびっしょり濡れていたので、洗面台で絞った。
どこに干せばいいか迷っていると
「ひろし君。」
先生が僕を呼ぶ声がした。
裸のまま白いバスローブを羽織って、ベッドルームに入ると、先生がドライヤーを手渡してくれた。
「これで服を乾かすといいわ。」
僕は、ソファーに座ってドライヤーで濡れた服や下着を乾かした。
「シャワー浴びてくるね。」
先生は洗面所に入っていった。
すりガラスのドアから、先生のシルエットが微かに見える。
スルスルっと服の擦れ合う音がする。
白いシルエットが肌色のシルエットに変わった。
そしてその肌色のシルエットはバスルームに消えていった。
バスルームからシャワーの音が聞こえてくる。
今、香織先生はバスルームでシャワーを浴びている。
僕はシャワーを浴びている先生の裸体を想像すると、体が熱くなり、下半身が硬くなった。
シャワーの音が止まった。
洗面所のすりガラスのドアをじっと見た。
バスルームから洗面所に先生の肌色のシルエットが現れた。
すりガラス越しに先生がバスタオルで身体を拭いている様子がうかがえる。
しばらくすると、先生の肌色のシルエットは白で覆われた。
先生が僕とおそろいの、白いバスローブに身を包んで出てきた。
先生もバスローブの下は全裸だ。
短めのバスローブの裾から、先生の白いきれいな足が伸びている。
広く開いた襟元の隙間から、先生の胸のふくらみがちらりと見える。
先生は、僕の隣に座った。
僕と肌が触れそうな距離に、裸にバスローブ一枚羽織っただけの香織先生が座っている。
視線を落とすと、手の届くところに先生のきれいな膝がある。
透き通るように白い肌だ。
思わず手を伸ばして触りたくなる。
僕は、必死でその衝動を抑えた。
僕の下半身は爆発しそうなほど、熱く、硬くそして大きくなり、バスローブをテントのように持ち上げている。
香織先生の視線がそのテントの先端に向いている。
僕は、思わず手で押さえた。
香織先生は目のやり場に困っているようだ。
「ひろし君。服、乾いた?」
先生は、僕の下半身から視線を外して聞いた。
「だいぶ乾きました。先生どうぞ。」
僕は、先生にドライヤーを渡した。
「ここじゃ恥ずかしいから、洗面所で乾かしてくるね。」
先生は、ドライヤーを手に持って、洗面所に入っていった。
洗面所から、ドライヤーの音が聞こえる。
先生は今、服を乾かしているのだ。
ブラウス、スカート、そして下着も…。
先生がショーツにドライヤー当てている姿を想像すると、下半身がバスローブを突き破りそうなくらい、いきり立ってきた。
しばらくすると、ドライヤーの音が止まった。
洗面所のドアが開き、先生がベッドルームに入ると、ソファーの僕の隣に座った。
先生は僕の顔を見ると、にっこり微笑んだ。
「私たち、大変な目に遭ったわね。服が乾くまでここで雨宿りしましょう。」
先生はそう言うと、両手を頭の上にあげて大きく背伸びをした。
「ああ・・ちょっと疲れちゃった。ひろし君も疲れたでしょう?」
「僕は大丈夫です。」
「何か温かいものでも飲む?」
先生は、そういうとソファーから立ち上がり、棚の中のポットを取り出し、スイッチを入れた。
僕も棚からカップを二つ取り出し、ソファーの前のテーブルに置いた。
先生が動く度に、バスローブの裾が開き、先生の白い太ももがチラリと見える。
僕の下半身はすぐに反応し、バスローブの前を押し上げる。
僕は必死で手で覆った。
お湯が沸くと、先生は紅茶のパックをカップに入れ、お湯を注いだ。
二人でソファーに座って、紅茶を飲んだ。
紅茶を飲み終えると、先生はまた大きく背伸びして
「身体が温まってきたら、眠くなっちゃった。」
そう言うと、口を押さえて可愛くあくびした。
「ひろし君、私、ちょっと横になっていいかしら?」
「先生、少し休んでください。」
「ひろし君は眠くないの?」
「大丈夫です。」
僕は、眠いどころか、ずっと下半身が興奮しっぱなしで、身体全体が燃えるように熱かった。
先生は、ベッドに横になった。
そして、しばらくするとスヤスヤ寝息が聞こえてきた。
どうやら寝入ってしまったようだ。
バスローブを羽織った香織先生が、僕の目の前で、身体を横にしてベッドに寝ている。
バスローブの胸元から、先生の胸の谷間が見え、二つに重ねられた裾の下からは、白くて細い足が伸びている。
僕は、先生が風邪をひくといけないと思い、先生の身体に毛布を掛けようとした。
その瞬間
「うう・・うん。」
と微かに唸りながら、先生の身体が仰向けになった。
その拍子に、バスローブの膝元がめくれ、足が露出し、太ももの奥のきわどい部分が、見えそうになっている。
見えそうで見えない。
もう少しバスローブの裾を上げると、先生の秘部が見えそうだ。
(続く)
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