記憶の中の女達〜(8)中学校教師-第16話
作家名:淫夢
文字数:約3360文字(第16話)
公開日:2021年1月8日
管理番号:k057
この作品は、過去、実際にセックスした数百人の女性の中の、記憶に残っている数十人の女性との出遭いとセックスと別れを描写。
「良いよ」
私は乳房にも秘部にも触れないまま、貴美子の全身を口と手指で愛撫してやった。
首筋、項、耳の前後と孔、肩から両腕、両方の指の全て、腋、脇腹から腰、太腿の外側から膝、踝から踵、両方の足の指の全て、そして俯せにして再び首筋まで。
貴美子は何度も「汚れてる」「汚い」と逃れようと裸身を捩ったが、私は構わず愛撫を続けた。
やがて貴美子の訴えが「ねえ、も、もうっ」という催促に変わった。
再び仰向けにして、拡げた脚の付け根に顔を寄せた時には、8の字を描いて女性器と肛門の窄まりを囲む淫猥な恥毛の叢が滴り溢れた愛液で塗れ、真っ白な肌にへばり付き、肛門まで滴らせた愛液の白濁した粘りを絡めて女陰の襞が畝っていた。
「ねえ、も、もう、き、来て」
貴美子がしなやかな裸身を悶えさせ、私を求めて両腕が宙を彷徨った。
私は貴美子の尻肉の下から挿し入れた両手で乳房をわし掴みに揉み立て、女性器全体を口に含んで吸い立てた。
「いやーっ、ああ、す、凄いっ」
全身を愛撫している際は湧き上がる快感を声に出すまいと必死で堪えていた貴美子が、ついにその慎ましやかさを崩壊させ、快感を言葉にした瞬間、私の掌に向かって乳房を、私の口に向かって女性器を突き出し、大きく仰け反らせた裸身を痙攣させて、一気にエクスタシーの絶頂を極めた。
女性器を吸い立てる私の口の中に、濃密な愛液が流れ込んで来た。
私はそのままクリトリスと女陰の襞を吸い立て、舐め上げ、膣孔に舌を挿入して戦がせながら、指の間に挟んだ乳首を捻り上げ、転がし、わし掴みに乳房を揉み立てた。
そして。
あのレズカップルとのセックスで経験した“潮噴き”が脳裏に浮かんだ。
やった事はなかったが、試してみよう。
二本の指を貴美子の膣孔に潜らせ、クリトリスの裏側にある膨らみをしゃくり立てる。
「へ、変っ。な、何っ?な、なんか出ちゃうよっ。い、いやーっ、いやーっ」
貴美子が、今度は私の愛撫から逃れようと、激しく痙攣する裸身を悶えさせ、しかし、性欲に囚われたままに女性器は刺激を求めて突き出した。
その開き切った女陰の中心の尿孔から、夥しい愛液が間欠泉のように繰り返し噴き出す。
出来た。
私は力を籠めて貴美子を抱えたまま、尚も指をしゃくり続けた。
「こ、怖いっ。ま、未だ出るっ。だ、だめーっ」
尿孔から止めどなく噴き出す愛液が私の掌に飛沫いて、私の腕や胸、貴美子の乳房、下半身まで濡らす。
「も、もうだめっ、し、死んじゃうっ、ゆ、許してっ、い、いやーっ、いやーっ」
貴美子が三度目のエクスタシーの絶頂を極めて失神し、ただ裸身が痙攣するだけで反応しなくなっていた。
私は愛撫を中断して初めて全裸になり、貴美子の裸身に覆い被さった。
未だ込み上げる粗い喘ぎを吐き続ける唇を貪ってやる。
貴美子が意識を戻して涙に濡れた瞳を開いた。
「こ、こんなの初めてっ。は、恥ずかしいっ、お、おしっこ洩らして」
貴美子の両方の眦から涙の滴が滴り落ちた。
「おしっこじゃないぜ。“潮を噴く”って言うんだ」
「でも、は、恥ずかしいっ」
貴美子が熱く喘いだ。
私は裸身を翻して貴美子の唇に勃起を突き付けた。
「おれはこれからだ」
「ああ」
貴美子が熱い喘ぎを洩らしながら、自分が噴き出した愛液に濡れた勃起に震える指を添え、先端の媚孔から滲み出た淫液に塗れた幹を眩しそうに視詰めた。
私が勃起の先端を唇に触れさせると、貴美子は瞳を閉じて唇を被せた。
私はそのまま仰向けになると、貴美子は勃起を咥えたまま四つん這いになった。
やはり余り経験がないのだろう、時折歯が勃起の幹を掠め、軽い痛みが走る。
溢れる唾液の飲み込み方も馴れていないようで、貴美子の唾液が根元から肉包を伝って尻孔まで滴る。
それでも、夢中で勃起を指で扱き、唇で咥えてしゃぶり、舌で舐め上げる貴美子のフェラチオは新鮮だった。
射精感が込み上げて来る。
「精液飲んだ事あるか?」
貴美子が勃起への愛撫を続けたまま瞳を開いて首を横に振った。
「飲め」
貴美子が勃起への愛撫を続けたまま上目遣いに私を視詰め、弱々しく首を横に振った。
私は構わず貴美子の頭を両手で抑え付けて、貴美子の口を女性器に見立てて勃起を激しく突き上げた。
夥しい精液が鋭い痛みを伴って貴美子の口腔に噴き出す。
貴美子は獣のように何度も呻き、しかし勃起から口を離す事なく、精液を飲み込んでいた。
初めて精液を飲み込んだ後、どうして良いのか判らないのだろう、貴美子はそのまま勃起への愛撫を続けていた。
私の勃起の奥底から新たな性欲が湧き上がる。
私は仰向けにして貴美子にのし掛かった。
「ああ、ま、未だ」
貴美子が弱々しく呟いた。
私は貴美子の脚を閉じさせたまま勃起を膣粘膜奥底までめり込ませ、乳房を揉み立て、貴美子の膣粘膜を激しく抽送した。
「ああ、こ、こんなのって」
角度を変え、速さを変え、深さを変え、さらに勃起の幹でクリトリスを擦り立ててやる。
「へ、変っ、こ、こんなの初めてっ、ま、また変になるっ」
貴美子の裸身全体が痙攣し始め、悶え方が激しくなる。
「い、いやーっ、こ、こんなっ、い、いやーっ」
貴美子が強烈なエクスタシーの大波に飲まれて、激しく痙攣する裸身を仰け反らせた。
「未だだ」
私は貴美子を四つん這いにして引き締まった尻肉をわし掴みに膣粘膜奥底まで勃起をめり込ませ、再び激しく抽送した。
「す、凄いっ、い、良いっ」
蠢く裸身の隙間に片手を挿し入れて乳房を揉み立て、片手の指でクリトリスを揉み込み、擦り立てる。
「ま、またっ、へ、変になるっ。い、いやーっ」
貴美子が力尽きて膝を折り、俯せに裸身を伸ばした。
私は尚も貴美子の尻肉の上に跨がり、抽送を続けた。
「だ、だめーっ、も、もうだめっ、し、死んじゃうっ」
貴美子は何度も続けてエクスタシーの絶頂を極め、やがて声さえ立てずに身動きさえしなくなった。
私は勃起を抜き出し、貴美子の尻肉の上に精液を撒き散らしていた。
しばらくして意識を戻した貴美子を誘って浴室に入り、一緒にシャワーを浴び、湯船に浸かる。
背後から抱いて、愛撫するでもなく、乳房と女性器全体を掌で撫でてやる。
貴美子も萎えたままの男根を弄んだ。
「私、変われるかな?」
貴美子が貌を振り向かせてキスをねだった。
「おれが知るか」
唇を啄ばみながら、貴美子の乳首とクリトリスを軽く擦り上げた。
「どうしたら判るかな?」
貴美子が男根を軽く扱いた。
「さあ、恋する彼を見た瞬間に何か感じるかもなぁ。だけど、今のお前を見てたらさ、あんな激しいセックスして狂ったみたいにイキまくったのに、あんまり変わった感じしねえもの。自分でもあんまり変わった気がしねえんだろ?」
「凄いセックス体験したのは判る。でもこんなセックスじゃなくても満足出来そうな気もする」
「何だよ。おれが頑張った意味ないじゃないか」
「ごめんなさい」
「謝る事ないよ。おれも愉しませて貰ったしな」
「ああ、でも、わ、私っ、エッチになったかな?あんなにいっぱいイッたのに、また欲しくなって来ちゃった」
貴美子が男根をきつく扱いた。
「バカ、おれはもう無理」
私は貴美子の裸身を抱いて立ち上がった。
「変われると良いな。女教師が男子生徒に手を出すなんて、映画だけだぜ」
それから何度か“F”で貴美子と出遭って同席したが、何故か、もう一度セックスしようと誘わなかった。
貴美子が愛しているのは、私ではなく、男子生徒であるのを知っているからだ。
一途に心底男子生徒を愛している貴美子を、遊びでセックスに誘うのは、私らしからず気が引けた。
貴美子も、私との強烈なセックスを、まるで忘れてしまったかのように普通に談笑した。
一月経った頃、貴美子がぽつんと呟いた。
「嫌われちゃった」
「何だよ。手出したのか?」
「やっぱ、あなたとセックスして、私、淫乱になっちゃった。ううん、大胆になったって言うのかな?偶然彼と二人っきりになった時、“好き”って言って抱き付いちゃったの。そしたら“やだっ”って突き飛ばされちゃった」
「そうか。問題になったりしないだろうな」
私も他人事ではない気がした。
「うん。彼が内緒にしてくれるって。でも、もう彼の顔見られない。だから故郷に帰る事にしたの。教員免許あるし。向こうでも教師出来るわ」
貴美子が立ち上がって淋しそうに言いながら、私に軽くキスをした。
「あんまり女泣かせちゃだめよ」
私は無言で貴美子の背中を見送った。
(続く)
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