記憶の中の女達〜(6)暴力団組長の娘と組長の家で-第12話
作家名:淫夢
文字数:約4080文字(第12話)
公開日:2020年12月3日
管理番号:k057
この作品は、過去、実際にセックスした数百人の女性の中の、記憶に残っている数十人の女性との出遭いとセックスと別れを描写。
俊子の家は、大層な門構えで、周囲を白塀で囲まれていた。
俊子が門の横手の木戸を開け、暗がりの中を歩いて離れの部屋に入る。
裕福さが窺い知れる室内であった。
兄の下宿にも未だにない冷蔵庫まである。
俊子が冷蔵庫を開け、缶ビールを三個取り出した。
三人で一気に空ける。
「俊子、私、だめ、欲しい」
久美が俊子に抱き着いた。
二人はキスを交わしながら、洋服を脱がせ合い始めた。
「お、お前ら!」
おい、おれじゃないのか?
「最初は二人でするの、観せてあげるわ」
「レズのセックスって初めてでしょう?」
二人はあっと言う間に全裸になり、ベッドに折り重なって横たわった。
キスを貪り合い、豊かな乳房を揉み立て合い、乳首を愛撫し合い、そして愛液に濡れ光る秘部を愛撫し合う。
私の視線は二人の痴戯に釘付けになった。
舌を絡め合い、唇を貪り合いながら、女陰を愛撫し、膣孔にめり込ませた指をしゃくり立て、互いに快感を送り込む。
愛液の濁音と二人の喘ぎが耳元で響くような錯覚に陥る。
「と、俊子、わ、私っ、イ、イクわっ。イ、イクイクーッ」
すぐに久美の裸身が小刻みに痙攣し、エクスタシーの絶頂を極めた。
「ああ、く、久美っ、ま、待ってっ、わ、私もっ、イ、イクーッ」
後を追うように俊子がエクスタシーの波に飲まれた。
恐らく永らく、何度も二人でセックスして、互いの性感帯と愛撫の仕方を知り尽くしているのだろう。
「ねえ、潮噴かせて」
俊子が、久美の手を自分の女性器に導く。
「一緒に噴こう」
二人が逆向きに抱き合い、久美の秘部を私の視線に向けて互いの太腿を拡げ、三本の指をそれぞれの膣孔に潜り込ませた。
“潮を噴く?”
初めて耳にする言葉だった。
二人が、熱い喘ぎを洩らしながら、互いの膣孔を指でしゃくり立てる。
「ああ、す、すごいっ。良いっ」
「良いっ。感じるっ」
互いの指のしゃくりに併せて秘部を突き出し、二人の尻肉が宙に浮いて蠢く。
粘り付くような愛液の濁音が、さらっとした水音のような濁音に変わった。
膣粘膜が拡がっているのか、空気が抜ける音を伴う。
二人の裸身がいきなり同時に痙攣し始めた。
「イクわっ。イ、イクイクーッ。で、出ちゃうっ」
「す、すごいっ。で、出るーっ。イ、イクーッ」
二人は尻肉を宙に大きく掲げ、女性器を大きく突き出したまま動きを止める。
激しい指の動きだけは止んでいない。
そして。
指をしゃくり上げる動きに併せて、開いた女陰の襞から夥しい愛液が間欠泉のように何度も噴き出した。
“おしっこ?”
激しい水音を立てて、その液体は何度も噴き出し、互いの手首や乳房に飛沫いて飛び散り、あっと言う間にシーツに溜まりが出来る。
「ああっ。ま、未だ出るっ。ま、またっ。イ、イクイクイクーッ」
「イ、イクッ、イッちゃうっ。で、出るーっ」
初めて視る、女同士の強烈な痴態に、想わず射精しそうになるのを必死で耐える。
やがて、二人の指の蠢きが止まり、裸身の痙攣と喘ぎが少し収まった。
二人の裸身が愛液に塗れて光っていた。
俊子が互いの膣粘膜に指を潜らせたまま、私を視詰めた。
「興奮したでしょう?」
「ああ、初めてだからな。女同士なんて」
「私も、あなたが視てるから、興奮しちゃった」
久美が貌を上げて、頬を染めた。
「私もよ。男の人が視てる前でなんて、初めてだから」
「ねえ、おいでよ」
「一緒にしよう」
二人が愛液に濡れ光る秘部を拡げて私を誘った。
レズのセックスを見るのも初めてなら、二人の女性を同時に相手するのも初めてだった。
セックスを覚え立ての19歳には刺激的過ぎるシチュエーションだった。
私は、ベッドに飛び込んだ。
二人が私を挟んで両側から抱き着いて来た。
「さっきの何だよ?おしっこか?」
「違うわ。舐めてみて」
私は二人の女陰を口に含んで舐めてみた。
無味無臭だった。
尿液を口にした事はなかったが、尿液の匂いは判る。
厭な味がするだろうと感じたが、それもない。
「させてあげようか?」
「してみたいでしょ?」
二人が並んで私を挟んで仰向けになり、自分で太腿を抱えて女性器を突き出した。
私は二人の裸身の間に膝立ちになって両側の二人の女陰を指でなぞり、さっき見た俊子の指遣いを想い出しながら、膣孔に挿入した指で膣粘膜を擦り立てる。
膣内には“潮”の名残が未だ残っていた。
私はクリトリスの裏側に当たる粘膜のざらっとした膨らみを指先で捉え、ゆっくりしゃくってみた。
「そ、それっ。良いっ」
「そ、そこよっ。そのまま、激しくしてっ」
私の指を締め付けていた膣粘膜が大きく弛緩して、すぐに収縮し、私の指を吐き出すように蠢いた。
その瞬間、掌に小さな飛沫が飛んだ。
見ると、尿孔からそれは噴き出していた。
尿液ではないが、やはり尿孔から出るのか。
私は夢中になって二人の膣粘膜をしゃくり立てた。
「ああっ、ま、またっ、イ、イクイクイクーッ」
「で、出るーっ。イ、イクーッ」
二人が再び裸身を激しく痙攣させて仰け反り、尿孔から夥しい愛液を噴き出した。
指をしゃくる度に、間欠泉のように噴き出す愛液が私の掌に飛沫き、三人の下腹部に飛び散った。
今まで経験したセックスで、女性の肉体、性欲を知った気がしていた。
しかし、今、新たに女性の肉体の神秘の深淵を覗いた。
未だ17、8歳くらいの高校生の二人。
どれだけのセックスを経験して来たのだろうか?
あっけにとられていた私を二人が圧し倒し、私の勃起を指と口で弄ぶ。
二人の豊かな乳房が私の胸を挟んで圧し潰す。
「だめだ。出るっ」
たった今経験した、余りの強烈なシチュエーションに、私は一気に限界を迎えた。
二人の口に向かって勃起を突き上げる。
痛い程夥しい精液が噴出する。
二人が交互に勃起の先端を咥えて吸い立て、噴出する精液を飲み下す。
尚も二人は、精液と唾液に塗れた勃起をしゃぶり立てる。
「我慢出来ない」
久美が私の腹部に跨り、勃起を膣孔に宛がった瞬間、一気に尻肉を沈めた。
「ああ、良いっ」
久美の尻肉と私の恥毛の叢が密着した。
久美がそのまま尻肉を振り立てると、奇妙な水音を立てて、久美の尻肉と私の恥毛が擦れる。
俊子は、どうしたら良いのだろう、と感じた瞬間、俊子が私の貌に跨り、女性器で私の口を塞いだ。
さっき噴いた潮の名残が私の口の中に流れ込んで来た。
これで良いのか。
ふと気付くと、二人は私の上に跨って向かい合い、互いにキスを貪り合い、乳房を愛撫し合っていた。
レズならでは、いや、恐らくこの状況ならレズでない女性同士でも、恐らく同様にするに違いない、と感じた。
一度射精したせいか、少し興奮から醒めて落ち着いた私は、二人に快感を送り込む事に集中した。
「ああ、い、良いわっ、す、すごいのっ、ねえ、久美っ、か、感じてる?」
「き、気持ち良いの。こんなの、初めてよ。すごく良いのっ」
ふと、私は、子供の頃に遊んだシーソーを想い出していた。
「ねえ、俊子っ、か、替わってあげる」
久美が私の上から離れると、私の口から離れた俊子の女性器が私の勃起を襲った。
そして、久美の女性器が私の口を塞ぐ。
忙しいな。
などと息を付く暇もなく、俊子が、膣粘膜奥底まで咥え込んだ私の勃起を、尻肉を躍動させて翻弄する。
やっぱり二人相手はきついな。
今更のように、この性欲旺盛な二人を相手にした事を後悔した。
しかし、だからと言って止めて帰る訳には行かない。
私は必死で二人に快感を送り込んだ。
「ああ、す、すごいのっ、イ、イクわっ。イ、イクイクイクーッ」
「わ、私もっ、イ、イクッ、イクーッ」
努力の甲斐あってか、二人が、同時にエクスタシーを極めた。
ほっと一息付いたが、二人が許すはずがなかった。
「俊子、替わってっ」
私の苦行は終わっていなかった。
何時まで続くのだろう。
そうか、射精すれば良いのだ。
二度射精したからもう出来ないと言い訳すれば、二人が諦めてくれるだろう。
私は、俊子の女性器を口で愛撫しながら、久美の膣粘膜の蠢きに意識を集中させた。
射精感が湧き起こる。
「だめだっ、で、出るぞっ」
「ああっ、ま、待ってっ、も、もうちょっとっ。ああ、い、良いわっ、わ、私もっ、イ、イクわっ」
久美が絶頂を極めるのを感じながら、私も勃起の緊張を緩めた。
二人が、私の上から降り、両側から勃起をしゃぶり立て、噴出する精液を飲み下していた。
ふと目覚めると、二人が私に両側から抱き着き、安らかな寝息を立てていた。
あの異常な性欲を顕わにした二人が、今はセックスのセの字も知らない可愛らしい女の子のようだった。
机の上の時計を見ると、10時を回っていた。
私は二人が目覚めないように注意を払って起き上がり、洋服を身に着けた。
ドアを開ける気配に二人が目覚めた。
「夕方“F”に行くね」
「後でね」
二人が私にだるそうに手を振った。
そこまででも、普通の男性がほとんど経験する事がないほど異常な体験だった。
しかし、それからだった。
信じられない事が判ったのは。
木戸を開けて外に出る。
家人の気配はなかった。
昨晩は暗闇の中だったので、それほどとは感じなかったが、昼間の明るさの中で見れば見る程でかいお屋敷だった。
次の瞬間、止せば良いのに私は振り返ってしまった。
「〇〇連合〇〇会本部」!!
家の大きな門の横に巨大な木製の看板。
私は暴力団の組長の娘と、暴力団の組長の家でセックスしてしまったのだ。
それから、新宿までどうやって帰ったのか、記憶にない。
無意識に“F”に辿り着き、そのまま呆然と、昨夜の淫猥な悪夢が、夢であれば良い、と何度も心の中で繰り返した。
その儚い想いを、二人の笑顔が打ち砕いた。
気が付くと、二人が向かいに座っていた。
「お前、やくざの組長の娘だったのか!?」
「そうだよ。気にする?」
「する!絶対する」
「あなたなら、気にしないと想ったんだけどな」
「おれは厭だ!」
と、ここまでなら未だ、在り来たりの「奇なり」で済んだ。
しかし、真の「奇なり」はこの後だった。
「つまんないの。でも、もっと面白い事教えてあげる」
「何だよ」
「久美の親父さんって、〇〇警察の署長だよ」
!!!
暴力団の組長の娘と警察署長の娘がレズで、私はその二人と、暴力団の本部でセックス。
レズカップルとのセックス。
潮噴き。
強烈なセックス体験は、一生忘れられない経験となった。
(続く)
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