アナルファンタジー(5)激変-第9話
作家名:優香
文字数:約3170文字(第9話)
公開日:2021年1月11日
管理番号:k066
彼の車がホテルに入った時から、媚肉が疼き出し、熱い滴りで膣孔が潤い、女陰の襞にも溢れているはずだった。
彼が私の股間に貌を埋め、女性器をいきなり口に含んだ。
「よ、汚れてるから、は、恥ずかしいっ。シャ、シャワーッ、あ、浴びさせてっ」
私は躊躇して、初めて彼の愛撫を拒んだ。
「汚れてても良い。お前のおま○この味と匂いを知りたいんだ」
しかし、彼の腕力と、そして、その強引さと、荒々しい愛撫が引き起こす官能の疼きに、すぐに負け、彼の口に向かって女性器を突き出し、浮かせた尻肉を振り立てていた。
彼はそんな汚れた私の女性器を口に含んで夢中で、音を立てて吸い立て、喉を鳴らして唾液と共に私の汚れた体液と愛液を?み込んでいた。
そんな彼の強引とも想える貪欲さに惹かれ、私も湧き起こる性欲に促されて狂った。
「ああっ、お、おま○こっ、も、もっとっ、き、きつく吸ってっ。ああっ、い、良いっ、き、気持ち良いっ」
私の露骨な官能の叫びに、彼は一瞬、驚いて貌を上げて愛撫を中断した。
私は構わずに、裸身を起こして翻し、彼を仰向けにして逆向きに圧し掛かり、屹立して透明の先走りを滲ませている勃起の先端から唇を被せて吸い立てた。
武雄は私の尻肉を両手でわし掴みにして秘部を圧し開き、女性器を咥え込む様に口に含み、先程よりも激しい愛撫を再開した。
私は、彼の口に向かって女性器を圧し付けて彼の愛撫を貪りながら、彼の勃起を手指と唇と舌で愛撫して、それに応えた。
恥ずかしい程滴る私の唾液と彼の唾液の濁音、二人の興奮した鼻息が響く。
《ああ、イ、イクわっ。イ、イクイクイクーッ》
媚肉の奥底で堰を切ったエクスタシーの波が一気に全身を激しく痙攣させる。
私は、その快感に裸身を委ねて尚も激しく彼の勃起を愛撫した。
すぐに、彼の勃起が口の中で巨大に膨れ上がり、彼が私の口を膣孔に見立てて下から激しく勃起を突き上げた。
私の呻き声と彼の呻き声が重なり、口の中に夥しい精液が噴出した。
幼い頃から野山に薫っていた野生の栗の花の匂い、漂白液にも似た匂いが口の中に充満する。
私は感情に任せて、私は尚も彼の勃起の幹を指で擦り上げ、唇で締め付けながら吸い立て、噴出した精液を飲み下していた。
精液を?むのは、これが初めてだった。
別れた省吾の勃起を口で愛撫し、射精させた事は何度もあったが、?んだ事はなかったし、優しい彼が私にそれを要求した事もなかった。
私は直感的に、武雄はそれを要求するだろうし、またそうしてやったら感激してくれるだろうと、感じたのだった。
しばらくして、互いの愛撫が緩やかになり、荒々しかった喘ぎと鼓動が次第に重なって収まると、どちらからともなく、互いの性器を口から離していた。
彼の勃起は、私の口の中で、未だ硬さを失わないまま脈打っていた。
《もっとしたい。もっと、一杯、イキたい》
亜紀さんに対してなら、平気で言えた言葉が口に出せないでいると、予想した通り、そして期待した通り、彼が私の両脚を高く抱えて秘部を圧し拡げ、膣孔に勃起の先端を圧し付けた。
「ああっ、お、おま○こっ。ち、ち○ぽっ。い、挿れてっ」
愛液と唾液に塗れた膣孔を、唾液と精液に塗れた彼の勃起が一気に膣粘膜奥底まで貫いて来た。
「ゆ、優香っ、お、お前っ、お、おれが何人目だっ?」
彼は勃起を膣孔の奥底に一ミリでも奥までめり込ませようと蠢きながら、私を睨むような眼で見詰めた。
皆、セックスする相手が経験した人数を知りたがるものなのだろうか?
そういう私も省吾に尋ねたのだったが、それは省吾に私が「初めてだから」と言った流れで無意識に尋ねたのであって、大した意味はなかったのだ。
初めてだったら、あるいは経験が豊富だったら、接し方が違うとでも言うのだろうか?
「か、数なんて憶えてないっ。あ、貴方が、じゅ、一〇人目くらいよっ、」
今は酷く淫乱な気分で放蕩な女でいたかった。
私は、そう応えた方が、彼が興奮するような気がして、嘯いた。
期待通り、彼は怒ったような表情で、激しく抽送し始めた。
「ああっ、も、もっとっ、ち、ち○ぽっ、お、奥までっ。ああっ、か、感じるっ。す、すごいっ。お、おま○こっ、ち、ち○ぽがっ、い、一杯っ、す、すごいっ、い、良いっ」
私は肩先に付いた彼の両腕をわし掴みにして、彼の動きに併せて尻肉を振り立て、痴語を想い付くままに露骨に吐き散らした。
知らない人が聴いたら、高校三年生の女の子の叫びには聴こえなかっただろう。
知らない人が観たら、高校三年生の女の子のセックスには観えなかっただろう。
しかし、今は性欲と快感に塗れた大人の女でいたかった。
「こ、この町のっ、りょ、漁師ともっ、や、やったのかっ?」
彼が少し動きを緩めた。私は慌てて催促の叫びを上げた。
「ああっ。だ、だめっ、や、止めないでっ。ああっ、も、もっとっ、き、きつくっ。ああっ。す、すごいっ。りょ、漁師さんとはっ、し、してないっ、あ、貴方がっ、は、初めてよっ、ああっ、イ、イキそうっ。ああっ、お、おま○こっ、け、痙攣してるっ」
私は快感の余りに、思考する余地もなくなってしまっていて、事実をそのまま応えたが、彼がそれをどう受け止めたか推察する余裕も勿論なくしていた。
「ああっ、く、くそーっ、イ、イクぞーっ。ああっ、ゆ、優香のっ、お、おま○こっ、よ、良過ぎるっ。お、おれのっ、ち、ち○ぽっ、く、咥えてっ、お、奥に引き擦り込んでっ、し、締め付けやがるっ。ああっ、で、出るーっ」
彼の表現が、私にも判った。
私の膣孔が彼の勃起を無意識に締め付け、彼の勃起が抜け出ようとする時に咥え込んで離さない様に蠢くのだった。
すぐに彼の勃起が私の膣粘膜の中で巨大に膨らみ、奥底に射精するのを感じながら、私もエクスタシーの波に襲われて痙攣する裸身を激しく悶えさせた。
「ち、ち○ぽっ、す、すごいっ、お、おま○こっ、い、良いっ、イ、イクわっ。せ、精液っ、い、一杯出てるっ。わ、私もっ、イ、イクーッ、イ、イクイクイクーッ」
彼が私に覆い被さってぐったりとなった。
私は彼に抱き着き、尚も勃起を奥底までめり込ませるように掲げた両脚で彼の尻肉を引き寄せていた。
そしてその時初めて、彼が別れた省吾と比べて圧倒的に逞しい肉体をしている事に気付いていた。
漁師の武雄の逞しい肉体、そしてその激しい愛撫とセックス、別れた省吾の女性のようなしなやかな肉体と優しい愛撫とセックス。
どちらが好みかは自分でも解らなかったが、今は勿論武雄の方が好ましかった。
そして、多分それは女であるなら、あるいは、男性も同様に感じるであろうが、別れた相手よりも、今現実に自分を充たしてくれる相手の方が好ましいに違いないと感じた。
「あ、汗かいたから、お風呂行こう」
私は彼の裸身を圧し退けて浴室に向かった。
浴槽にお湯を張りながら、後から入って来た彼の裸身をシャワーで洗ってやる。
彼とは四歳違いで、私が中学に入る前に彼は中学を卒業して漁師になっていたので、その頃も今もすごく大人に感じられたが、一緒に遊んだ幼馴染でもあった。
虐められて泣かされた事もあった。
かくれんぼをしていた時、私の靴を武雄が隠した事を想い出していた。
それは、一般的に言われるような、好きな女の子を虐めたい男の子の心理であったのかも知れなかった。
「何か、おかしいか?」
彼が怒ったように、口を尖らせた。
「ううん。子供の頃、貴方に靴を隠された事があったのを想い出してたの。憶えてる?」
船の上では上半身むき出しで漁をしているのであろう、下半身は白かったが、上半身は日に焼けて茶褐色に光っていて、それが一層逞しさを強調していた。
「し、知らねえよ」
その言い方で、私は武雄が、子供の頃から私を好きだったのだと、感じた。
「未だ、ち○ぽっ、おっきいね?」
シャワーで洗い流す私の掌の中で、彼の勃起は二度射精しても尚、硬さを失ってはいなかった。
(続く)
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