アナルファンタジー(5)激変-第3話
作家名:優香
文字数:約3020文字(第3話)
公開日:2020年11月23日
管理番号:k066
亜紀さんの部屋にいると、大人びた気分になり、ときめきを覚えるようになっていた。
そんなある日、彼女の部屋のベッドで何をするでもなく話している時、彼女が私を、若衆部屋に誘った。
若衆部屋というのは、恐らくどこの港町にもあるだろうが、独身の若い漁師が、寝坊して出漁に遅れたりしないよう、港の傍の網置き場や船倉庫などの休憩室のような処に集まって寝泊りする部屋の事で、彼らは夕食と入浴を自宅で済ませると、部屋に集まって酒を?み、花札や麻雀などの賭け事に興じたり、テレビや雑誌を観たりして過ごし、明け方起こし合って、出漁時間に間に合うように生活する処であった。
「亜紀さん、良く行くの?」
中学時代、数人の男子からラブレターをもらったり、交際を申し込まれたりもしたが、何故か男子と「交際う」という感覚に違和感があり、「今まで通り愉しいクラスメートでいましょう」とやんわり断り続けていた私にとって、初めて、大人の男性の存在を意識させていた。
「うーん。中学の頃、優香ちゃんも知ってるでしょう?ほら、三年先輩の、組合長の息子の茂樹。彼に誘われて行ったのが、初めてで。それから時々ね」
茂樹は、亜紀さんが中学の時にセックスして、妊娠、堕胎したという噂の相手であった。
私は、一層大人の男性を意識し始めて、胸の鼓動が高鳴るのを感じていた。
「愉しいわよ。年上の男の人が何人もいて、色んな話をしてくれるし、花札や麻雀で勝った人がお小遣いをくれたり、内緒だけど、時々エッチなビデオを見せてくれたり、ね?」
「エ、エッチなビデオっ?って?ど、どんなっ?」
私は、思わず生唾を?み込んだ。
「あらっ。優香ちゃんって、可愛い貌して、おとなしそうなくせに、やっぱり、エッチな事に興味があるんだ」
亜紀さんが、妖しく光る眼で私を見つめながら、私を抱いてベッドに押し倒した。
「ああ、わ、私、そ、そんなつもりじゃ・・・」
亜紀さんに抱かれた事は、自分でも驚いた事に、嫌ではなかった。
通学の途中の電車の中、あるいは、学校でもふざけ半分に抱き合う事もあったからだが、私はふと、彼女に抱かれた事に対して、特殊な感情が湧き起こっているのを感じた。
先刻から部屋に漂い始めた初めて経験する妖しい雰囲気が、亜紀さんに抱かれる事への違和感を無くしていた。
「男と女が、こんな事するのよ」
亜紀さんが、私の乳房を洋服の上から揉み立てながら、私の唇を塞いだまま、呟いた。
浩ちゃんや佳奈ちゃんと、おままごとで幼いキスをした事は何度もあったが、セックスを連想させるキスは生まれて初めてだった。
「優香ちゃんって、意外とおっぱいおっきいね」
亜紀さんは、私に啄ばむようなキスを見舞いながら、サマーセーターをたくし上げ、ブラジャーをずらして乳房を直接わし掴みにし、尚も優しく揉み立てた。
彼女の掌の中で、小さな乳首が勃起したのを感じた。
亜紀さんにも、それは判ったはずだった。
「ああ、は、恥ずかしいっ。あ、亜紀さんっ、わ、私っ、ど、どうしようっ?」
状況としては、拒むべきなのだろうが、亜紀さんとこんな関係になる事に対して、否定的にはなれなかったし、このままもっと愛撫され続けたい欲求の方が勝ってしまっていた。
「優香ちゃん、初めてなんでしょう?誰かと交際ったりしたら、すぐに噂になる、小さい町だものね。私の噂は聴いた事あるでしょう?」
彼女は、美貌を一瞬歪めて、寂しそうに笑った。
「き、聴いた事は、あ、あります」
「あれ、本当よ。妊娠して中絶したの。でも、後悔なんてしてない。茂樹を愛してるけど、子供を生むのは早過ぎるからって。でも今も交際って、時々セックスもしてるわ」
一つ年上だけの亜紀さんが、酷く大人びて見えた。
乳房を愛撫していた彼女の手が離れ、腹部を伝ってパンティの中に潜り込んだ。
「ああ、あ、亜紀さんっ。わ、私っ。ど、どうしようっ」
全身が、訳の解らない震えを帯び始めた。
亜紀さんの掌が、私の女性器全体を覆うように包み、指先が女陰の溝を撫で上げた。
「優香ちゃんって、やっぱり、エッチな子だね?私におっぱい揉まれて興奮してる」
「ああ、は、恥ずかしいっ」
「未だセックスした事もないくせに、これだけでこんなに濡れるなんて」
彼女はすぐに手を抜き出して、指を私の眼の前に翳して見せた。
人差し指が、粘り気のある粘液で濡れ光っていた。
「い、いやっ、は、恥ずかしいっ」
「してあげる。いいえ、させて。私、優香ちゃんと、前からしてみたかったの」
亜紀さんは、美貌に恥じらいを浮かべて、急いで洋服を脱いで全裸になった。
私とは比べ物にならない程、美しい裸身だった。
「あ、亜紀さん。き、綺麗っ。大人の女性みたい」
身長は同じくらいのはずなのに、私よりも乳房が大きく、腰もくびれ、両脚も引き締まって長かった。
ただ臍から恥毛の叢まで、うっすらと線が顕われていた。
私が見つめていると、亜紀さんはまた寂しそうに笑った。
「これね?これ、妊娠線と言ってね、妊娠を経験したら必ずここに線が入るの。時々いるわよ。純情そうで、私、男性の手も握った事ありませんって言うようなアイドルやタレントが、水着姿になって妊娠線が見えるの。」
「ああ、そ、そうなんだっ」
彼女の恥毛の叢は、清楚で気品のある貌立ちからは想像も出来ない程黒々としていたが、縁取りがくっきりしていて、周囲に短い剃り跡があった。
恐らく手入れをしているのだろう。
私の恥毛は未だ手入れする程生え揃ってはいなかった。
「優香ちゃんだって、セックスして、イクようになったら、大人の女性の身体つきになるわよ。貴方、美人だし」
「イ、イク?って」
「保健の時間に、習ったでしょう?男は射精する。女はおま○この中がアルカリ性から酸性に変って子宮孔が開いて、精子を受け容れて妊娠し易くなるの」
セックスを経験したら、亜紀さんのような美しい裸身になるのだろうか?
亜紀さんは美しい裸身を私の上に覆い被せ、再びキスを見舞いながら、私を全裸にした。
「優香ちゃん、可愛いわ。好きよ」
亜紀さんは何度も繰り返しながら、私の唇を吸い立て、舌を挿入して私の舌をなぞり上げ、片手で乳房を揉み立てた。
「ああ、あ、亜紀さんは、く、組合長の、む、息子さんを、あ、愛してるんでしょう?」
私は彼女の愛撫を受け容れながら、媚肉の奥底が激しく疼き始めるのを感じていた。
それは、勿論生まれて初めて覚える感覚だったが、決して嫌ではなかった。
それどころか、その心地良さに、私は亜紀さんの愛撫に応じて唇を委ね、乳房を突き出していた。
「勿論、愛してるわ。でなければ、セックスなんてしない。彼は、私が高校を卒業したら結婚しようって、約束してくれたの。でも、それまでは、優香ちゃんともこうしていたい。勿論、彼にも、誰にも内緒よ」
そう言って彼女は、裸身を起こすと、貌を下腹部にずらし、私の両脚を拡げて抱え、尻肉の下から伸ばした両手で二つの乳房を揉み、乳首を指の間に挟んで転がしながら、女性器全体を口に含んだ。
「ああ、あ、亜紀さんっ」
私は、生まれて初めての、女性器を覆う、柔らかく濡れた妖しい粘膜の蠢きを、戸惑いながらも受け容れていた。
浩ちゃん、佳奈ちゃんとの幼い痴戯の中で、浩ちゃんに何度も同様にされた事が脳裏に浮かんだが、その頃の感覚とは明らかに違っていた。
女性器全体を柔らかく吸い立て、女陰の襞を割って舌が上下に動き、先端のクリトリスを捉えてこそぎ、舐め上げ、吸い立て、再び女性器全体を唇が覆って吸い立てた。
(続く)
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