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女豹の如く2-2話



作家名:ステファニー
文字数:約3020文字(第2話)
公開日:2020年10月19日
管理番号:k062


貧困家庭で育ったひろみが、夜の街で成熟した大人の女として成長していく様子を描く。



挿絵の官能小説画像


「ね、ひろみちゃん、だから感じる意味がいまひとつなんだよ」

アリサは急にひろみの目の前に迫ってきた。

「こんなにカワイイんだからさ、頑張ればもっとスゴくなれるよ」

いつの間にかアリサはひろみを倒し、覆い被さるような体勢を取っていた。

「アリサさん、あの…」

「あの、何?女同士ですけど、とか?」

「いや、あのっ、そのぅ…」

アリサは躊躇うひろみを他所に、手をひろみのトップスに忍び込ませた。

そしてひろみの下乳を掴んで揉んだ。

「いやぁー、やぁー!!!」

ひろみはアリサの手を振り払おうともがいた。

しかし、アリサはしつこくついてきて離れようとはしてくれなかった。

「なんでイヤなの?感じることを知りたいってお願いしてきたのはひろみちゃんでしょ?」

「…そうですけど…、あっ!?イヤッ、ああああああああぁぁぁ…」

アリサはひろみのトップスを捲り上げた。

さらには背中に手を回し、ブラのホックを外した。

そこまでの速度は異様なほどに速く、気づいた時にはブラは剥ぎ取られ、アリサの指先にぶら下がっていた。

「へえ、可愛いブラしてるじゃん。これって育乳ブラでしょ?私も同じメーカー使ってるよ」

ギャラでもらったカネで、ひろみは少し奮発して育乳ブラなる代物を購入した。

補正下着とは思えないほど、セクシーで素敵なデザインだ。

今日は中でもお気に入りの一枚、ミントグリーンのレーシーブラをつけていた。

「ひろみちゃんは元々おっぱい大っきいのに、こんなブラつけてたら、すっごい巨乳になること間違いなしだね」

アリサはいつの間にかひろみをトップレスにし、胸を揉んできた。

相手は女性だというのに、ひろみはひどくいやらしく興奮してきた。

「ひろみちゃん、女の子同士でこういうことするのもウチらにとっては大切な仕事の一環だよ。研修だと思って体験してみ」

アリサは手を交差させ、着ていたロングTシャツワンピースを脱いだ。

真紅のラメレースブラに包まれたアリサの美乳が顔を覗かせた。

なぜだろう。

ひろみはアリサの下着の中身を見たい、触れたい、と強く思った。

「同じ女だからこそ、女はどこが気持ちいいと思うかがよくわかるんだよ、ひろみちゃん」

アリサの裸体は見たことがあった。

店に派遣されてすぐに、研修のため、アリサのパフォーマンスを見学したのだ。

アリサは小柄で細身だが、色白美肌で、大きな丸い瞳が小悪魔的であり、妖しい魅力を放つ。

胸は豊満とまではいかないが、極めて形が美しい。

ひろみは呼吸が荒くなった。

「AVってさ、男が喜ぶための物だと思ってる?それは違うんだなあ。あれって男だけじゃなくて、女も興奮させるんだよ」

アリサは手を後ろに回した。

ブラのホックを外しているようだ。

「男は自分の身体にないものがついてるから女の身体を愛でるわけ。でも女は男の身体を見ても、そう興奮しない。男のナニは女の秘部より美しくないからかもしれない。

けどもっと有力な線で言えば、女は女の身体を見て、自分と比較したり、自分より綺麗な身体に憧れたりして興奮するからなんだろうね。だから被写体はいつも女だけなんだよ」


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アリサの脇に、外したブラの金具がぶら下がった状態で見えていた。

アリサは思わせぶりに乳房をすくってひろみに見せつけた。

「正直に言って。ひろみちゃん、今、私のおっぱい見たいと思ってるでしょ?」

アリサはブラの紐を肩から抜き、こんもりとした丸みの前に据えているだけにした。

「いいよ。見せたげる。でも今の気持ちはちゃんと言おうね」

ひろみはパンツの中がツンとするのを感じた。

「…み、見たい……です……」

小さな声を絞り出し、ひろみはそう口にした。

恥ずかしさでアリサを直視できなかった。

そんなひろみをよそに、アリサはにんまりとした。

「いいよ」

イタズラな笑みを浮かべてアリサはブラを支えていた手を離した。

ショートボブをオレンジに染めたアリサの髪がフワリと揺れる。

綺麗だった。

白くて華奢なアリサの肩下に苺がふたつ、張り付いていた。

そのさまはまるで、形が整い、しかも大ぶりで色鮮やかな、福岡あまおうだった。

中央にはピンクのまあるいへたがある。

ひろみは食べてみたい、とさえ思ってしまった。

「どう?結構、ドキドキするもんでしょ?女同士とはいえ、他人のおっぱいなんてそう間近で目にするもんじゃないからね」

アリサはひろみの手を自分の胸へと誘導した。

「揉んでみな」

「えっ!?」

「いいから、やってみて」

ひろみは戸惑いながらもアリサの苺に触れた。

「もっと強く。押すように触るの。いつも爺さんがしてくるみたいに」

「こっ、こうですか?」

「そう、そう。そんな感じ」

アリサの胸は柔らかかった。

押しては跳ね返す、グミのような、マシュマロのような、はたまたクッションのような、不思議な感触だった。

「なかなか気持ちいいもんでしょ?これがしたくて店に来るお客さんの気持ちもよくわかったんじゃない?」

確かにこれは癖になる。

ひろみは無言のままアリサを見て頷いた。

「じゃあさ、次。ひろみちゃんの番ね」

「えっ?」

「私がひろみちゃんのおっぱいを触りながら、どこが感じるところなのか探ってくね」

「感じるところを探るんですか?」

「そう。場所は人によって違ったりもするよ。自分がどこが気持ちいいのかわかってると、仕事もしやすくなるしね」

ひろみは判然としないまま、アリサの提案を受け入れた。

アリサの誘導に従って、ひろみはベッドに横たわった。

アリサはひろみに跨ってきた。

ぐいぐいと、アリサはひろみの胸を揉み回した。

お客に毎日のようにされていることだ。

しかし、アリサの美乳を目にしながら、時折アリサと目が合いながら、こうすることは言葉にできない悦がある。

夢見心地にひろみが瞳を閉じてしまった時、痺れる感覚が走った。

「そっ、そこはぁぁぁ………」

アリサはひろみの乳首を指で弄んだ。

爪先でカリカリとこすり、乳頭の穴を刺激した。

いじられる度に、ひろみは意識が異世界へと飛んで行く気がした。

「何?ひろみちゃん、今はどんな気分なの?」

表現し難い感触がひろみの全身をつんざく。

「……なっ、なんというかっ……、あっ、ああああああぁぁぁ…」

アリサは尚も手を止めない。

ニヤニヤしながらひろみの顔を覗き込んだ。

「手、止めてもいい?」

「嫌っ、ダメ!それはああああああぁぁぁッ………」

「何がダメなの?触らない方がいいってこと?」

「……ハアハア……、違うっ、……イジり……続けてくださいっ!!!」

突如、アリサは笑い出した。

ひろみは訳がわからず、キョトンとした。

「ひろみちゃん、ちゃんとわかってるじゃん。これが感じるってことだよ」

アリサは笑いながらもひろみの乳頭を指腹で撫で回した。

ピリッと電流が全身に伝わる。

これが感じるということなのか。

「じゃあさ、もっと気持ちよくしてあげるね」

アリサはひろみから一旦離れ、顔を下げた。

すると、乳先が湿るのがわかった。

「あっ!?!?」

柔らかなアリサの唇が乳頭を覆い、温かなぬくもりに包まれた。

そのうちに細かな突起につつかれて、くすぐったくなった。

「ひろみちゃん、乳首たってるよ。気持ちいいでしょ?」

そうか。

こんな感じが気持ちいいというものなのか。

ひろみはやっと実感できた。

アリサは今度は逆側の乳房に口を移した。

その直後、ひろみはまた新たな疼きに気づいた。

下半身のざわめきである。

パンティの下にある第二の唇がパックリと開いて、何かを物欲しそうにうずまいている。

無意識にひろみの手はパンティのレースに向いていた。




(続く)





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