アナルファンタジー(4)激愛-第15話
作家名:優香
文字数:約2970文字(第15話)
公開日:2020年10月20日
管理番号:k055
それを知った悠美は、嬉しくなって、一層大胆になっていた。
「ま、愛美さんっ、み、観てっ、い、いやらしい悠美がっ、お、お尻を突き出してっ、オ、オナニーしてっ、イ、イク処をっ、か、描いてっ」
悠美は愛美に向かって叫ぶと、ベッドで四つんばいになり、愛美に自らの官能に喘ぐ貌を向け、尻肉を高く掲げて、完全に柔らかく解れ切って洞らを開いた肛孔に挿入した三本の指を根元まで、激しく抽送し始めた。
愛美は、込み上げる官能に喘ぎ、声を震わせて、それでも必死で抑えて鉛筆を画用紙の上に走らせていた。
「ゆ、悠美ったらっ、わ、私にっ、い、いやらしいオナニーを描かれてっ、こ、興奮してるのねっ?こ、今度っ、ゆ、悠美がっ、う、うんちしながらオナニーする処もっ、か、描いてあげるわっ」
「ああっ、ま、愛美さんっ。ま、愛美さんだったらっ、い、今でもっ、い、良いっ、い、いやらしい悠美がっ、う、うんちしながらオナニーする処っ、か、描いて欲しいっ。ああっ、す、すごいっ、そ、想像しただけでっ、か、感じちゃうっ」
愛美に対しては、初めて愛美と排泄を曝し合った時、真に愛美が言ったように、親に全てを委ねる幼児のように、全存在を曝け出せる自分を認識していた。
愛美の為なら、愛美と一緒なら、それこそどんな想いも厭わないとも想えたのだった。
「ああっ、ゆ、悠美っ、い、今って、い、言われてもっ、わ、私がだめっ。こ、興奮し過ぎてっ、こ、これ以上っ、か、描けないっ」
愛美が火を吐くように喘ぐと、スケッチブックを投げ捨てるようにテーブルに置き、ベッドに走り寄って、悠美の尻肉をわし掴みにした。
そして肛門を抽送していた三本の指を抜き出して、口に含んでしゃぶり、舐め上げ、代わりに自分の三本の指で悠美の肛門を貫いて激しく抽送し始めた。
「ああっ、ま、愛美さんっ、ゆ、指っ、き、汚いっ。ああっ、す、すごいっ、だ、だめっ。イ、イッちゃうっ。イ、イクーッ、イ、イクイクイクーッ」
悠美は、愛美の愛撫で一気に強烈なエクスタシーの波に襲われ、ぐったりとなった。
「ああ、ま、愛美さんっ、わ、私だけっ、い、一杯イッてっ、は、恥ずかしいっ、ま、愛美さんもっ」
悠美はエクスタシーの名残に痙攣する裸身を起こして、愛美の秘部に手を伸ばした。
「ゆ、悠美っ。わ、私のっ、お、おま○ことっ、お、お尻の孔っ、し、してっ」
愛美が、たった今まで悠美がそうしていたように、四つんばいになった。
悠美の眼の前に、夥しく溢れ滴る粘り気のある愛液に塗れてひくつく女性器と肛門の窄まりが開いていた。
「ま、愛美さんっ、い、いやらしいっ、ゆ、悠美のっ、い、いやらしいオナニーッ、観て、か、描いてっ、こ、こんなにっ、お、おま○こっ、ぐちゃぐちゃにしてっ」
悠美は、その二つの孔に、いきなり二本の指を同時に突き立て、激しく抽送し始めた。
「ああっ、ゆ、悠美っ、い、良いっ。か、彼のっ、ち、ち○ぽよりっ、ゆ、悠美の指の方がっ、か、感じるわっ」
悠美は愛美のその言葉を耳にして、昨晩携帯の向こうで愛美が恋人に肛孔を勃起で愛撫されながら、エクスタシーを迎えた事を想い出していた。
《お尻の孔の奥で、精液が、一杯出てる》
それはどんな感触で、どんな快感をもたらせるのであろうか?
「ま、愛美さんっ。だ、男性とっ、セ、セックスしてっ、イ、イクってっ?お、お尻の孔をっ、ち、ち○ぽでっ、あ、愛されてっ、せ、精液を一杯出されてっ、って、ど、どんな感じなのっ?」
それは男性とのセックスの経験がない悠美にとって、しかし愛美が心から愛し、また愛美と自分と三人で愛し合っても良いと言う恋人に対して興味を抱き始めた悠美にとって、純粋な、率直な質問であった。
「ああ、ゆ、悠美っ。ゆ、指っ、も、もっとっ、さ、三本挿れてっ。そ、そうっ、ああっ、い、良いっ。ち、ち○ぽよりっ。ゆ、指の方がっ、か、形が複雑だし、う、動きもっ、ふ、複雑だからっ、か、感じるのっ。
で、でもっ、ゆ、悠美にはっ、わ、判らないかも知れないけどっ、あ、愛する人がっ、わ、私のっ、う、うんちするっ、き、汚いっ、お、お尻の孔でっ、イ、イッてっ、しゃ、射精してくれるのってっ、す、すごく嬉しいのっ。
ゆ、悠美がっ、わ、私の愛撫でっ、お、お尻でっ、イ、イッてくれるのもっ、わ、私がっ、ゆ、悠美の愛撫でっ、イ、イクのもっ、お、同じ悦びなのっ。ああっ、だ、だめっ、イ、イクわっ、イ、イクイクッ、イ、イクーッ」
愛美が自ら二つの乳房を片手で寄せてわし掴みにして揉み立て、両方の乳首を指の間に挟んで転がし、捻り上げ、片手でクリトリスを揉み込みながら、二つの媚孔を激しく抽送している悠美の愛撫に向かって尻肉を限界まで突き出し、強烈なエクスタシーの波に襲われ、美しくしなやかな裸身を痙攣させた。
「あ、あのねっ、ゆ、悠美っ、しゅ、週明けにっ、か、彼との結婚をっ、は、発表するわっ。も、勿論、籍も入れてね」
愛美がエクスタシーの名残に痙攣する裸身を翻して悠美を抱き締めて喘いだ。
「ああ、ま、愛美さんっ。ご、ごめんなさいっ、わ、私っ。な、何て言えば良いかっ、わ、判らないっ」
「ああ、ゆ、悠美っ、あ、貴方っ。と、戸惑ってるのねっ?ほ、本当に貴方ってっ、す、素直で良い子だわっ。貴方の心のまま話してくれた方が、私は嬉しいわ。最初に約束したでしょう?お互いの気持ちを偽りなく話し合おうって」
愛美が悠美を抱き締めて、キスの雨を見舞った。
「わ、私っ、しょ、正直に言ってっ、ま、愛美さんの事っ、ま、愛美さんの恋人にっ、と、盗られちゃうって、や、やきもち焼いていますっ。で、でも、よ、良く考えてみたら、わ、私の方が後なんだし、仕方ないかなって」
「悠美っ。わ、私っ、彼と結婚してもっ、ゆ、悠美とはずっとこうしているわよ。彼が反対したら、私は、彼より悠美のほうを選ぶわっ、ぜ、絶対っ、ち、誓うわっ」
「ああ、ま、愛美さんっ、う、嬉しいっ」
今度は悠美が愛美の唇を貪り吸った。
「で、でもねっ。彼は、そんな事絶対言わないわっ。本当に素敵な人なの。セックスに関する小説や映像って、男性本位に作られているでしょう?
でも彼はセックスって女性が優位であるべきだって、そんな考えを持ってて、だから私、彼に魅かれたのよ。悠美は、私と同じタイプの女だから、多分判ってくれると想う」
悠美は、幸か不幸か女性との性愛しか経験がなかった。
しかし家庭で両親を観ていて、母の方が優位性を持っているように感じていた。
密かに読んだ事があるポルノ小説でも、男性が女性を凌辱するような内容の物が大半を占めていて、それが悠美にとって酷く不快に感じられていた。
愛美の恋人は、そうではないようであった。
愛美もまた、過去に男性優位の恋愛やセックスしか経験した事がなく、そんな性愛を否定する想いが強かったのは事実であった。
「ま、愛美さんっ、ゆ、悠美はっ、ま、未だっ、だ、男性をっ、し、知らないからっ、な、何にも言えないけどっ、ま、愛美さんがっ、ゆ、悠美をっ、ず、ずっとっ、た、大切にして下さるならっ、わ、私っ、お、おめでとうって、い、言いますっ」
悠美の涙が、愛美の乳房を濡らした。
「ああっ、ゆ、悠美っ、あ、ありがとうっ、ゆ、悠美に嫌われたらっどうしようって、それだけが心配だったのよ」
愛美がそう言って、悠美の両方の瞳に溢れた涙を啜り、逆向きに覆い被さった。
(続く)
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