アナルファンタジー(4)激愛-第13話
作家名:優香
文字数:約3110文字(第13話)
公開日:2020年10月13日
管理番号:k055
「父も母も、愛美さんをテレビで観て、二人共貴方が自分の隠し子だって、冗談言って」
悠美が言うと両親が真っ赤になって恐縮し、俯いた。
愛美が声を上げて笑った後、真顔になった。
「お願いなんですが、悠美ちゃんと親友になったので、時々悠美ちゃんを私の部屋に招いたりこちらにお邪魔したり、それから一緒に遊びに行ったり、泊まり掛けで旅行に行ったりしても良いでしょうか?その時は前以てお断りするようにしますし、勿論ご迷惑にならないようにします」
愛美の意外な申し出に、悠美は驚いたが、両親は大歓迎であったようだ。
愛美が時計を見て腰を上げた。
両親は玄関まで見送り、悠美は、先程からずっと待たせてあったタクシーまで送る。
「これで、堂々と、貴方に逢えるわ。良かった。愛してるわ。悠美」
「ま、愛美さん。私、本当に嬉しい。愛してます」
抱き付いてキスをねだりたかったが、家の前でそんな振る舞いをする訳にはいかない。
愛美が乗り込んだタクシーが見えなくなるまで、ただ愛しさを抱き締めて見送った。
両親と、愛美の話をしながら夕食を終え、お風呂に入る。
この唇で、愛美とキスを交わし、乳房を愛撫し、女性器を含んで舐め上げ、吸い立て、肛門の窄まりを舐め上げた。
この指を愛美の乳房に触れ、乳首を愛撫し、膣孔と肛孔に挿入して抽送し、愛美が美しい裸身を悶えさせ、官能に喘がせ、エクスタシーに絶叫させた。
この乳房を、この女性器を美しい愛美が指と唇と舌が愛撫してくれた。
そしてこの肛門を口で愛撫し、指を挿入して抽送し、何度も強烈なエクスタシーをもたらせてくれた。
悠美はお湯に浸かりながら、今日愛美と交わした全ての言葉と、全ての愛撫を想い出しながら、愛美が触れた箇所を指でなぞってみた。
夢のような一時であった。
夢なら醒めないで欲しいと願った。
しかし、未だに女性器と肛門の窄まりの柔らかな感触が、愛美の指と唇の感触を覚えているかのように、残っていたのだ。
《ああ、愛美さん。愛してます》
悠美は愛美の感触をなぞるように、クリトリスと女陰の襞と、そして肛門の窄まりを指でなぞり上げ、肛孔に指を潜らせた。
昨日までのオナニーで覚えた快感とは、明らかに異なる快感が湧き起こって来る。
昨日までのオナニーは、愛美の笑顔や視線を想い浮かべ、あるいは未だ観ぬ愛美の裸身や痴戯を想像しながらの、真に孤独な心と肉体を自らの手指で慰めるオナニーであった。
しかし、今、そして今日からは違うのだ。
眼を閉じるだけで、愛美の裸身が脳裏で妖しく悶え、悠美の指先でひくつきを繰り返しながら蠢く愛美の女性器と肛門、唇と舌が覚えた愛美の唇、乳房、女性器、肛門の窄まりの感触、指が覚えた膣孔と肛孔の内部の感触が鮮やかに蘇るのだ。
悠美はお湯から出て浴槽の縁に片脚を上げ、脳裏に蘇る、一緒に浣腸排泄しながらオナニーでエクスタシーを貪る愛美の痴戯を思い浮かべ、放尿しながらクリトリスを指で擦り立て、愛美にされたように三本の指を肛孔に挿入して抽送し、一気に訪れたエクスタシーに裸身を痙攣させた。
《ま、愛美さんっ。イ、イクーッ》
両親が寛いでいる一階の浴室で、いや、二階のトイレでも自分の部屋でも、悦びの叫びをあげる事は出来なかった。
部屋に戻ってバッグを開け、愛美がくれたバイブを手にする。
《私と逢えなくて寂しい時、これを私だと想って、遣いなさい》
リモコンのスイッチを入れてみる。
振動音に驚いたが、廊下にさえ洩れる心配はなさそうであった。
両親は余程の事がない限り、悠美に遠慮して二階に上がって来る事はなかったし、上がって来る時は必ず階段の下から大声で声を掛けてくれた。
廊下に立って耳をすましてでなければ、聴こえないはずだった。
悠美はパジャマの前をはだけて、乳首をバイブでなぞり上げる。
《ああ、愛美さんっ、ち、乳首がっ、か、感じますっ》
眼を閉じてベッドに横たわり、パジャマのズボンをショーツごと足許まで下ろす。
乳房を揉み立て、乳首を指先で摘んで捻り、転がし、既に膣孔から滲み出た愛液をバイブに塗すと、女陰の襞とクリトリスに宛がい、なぞり転がし、圧し付ける。
《ああ、ま、愛美さん。お、おま○こっ、か、感じますっ。ク、クリトリスッ、き、気持ち良いっ。お、お尻もっ、し、してっ》
脳裏を、心に焼き付いた愛美との痴戯、妖しくくねる裸身と淫猥な恥部が駆け巡る。
溢れ滴った愛液に塗れた肛門の窄まりにバイブを圧し宛て、回転するようになぞる。
指での愛撫で覚える快感とは明確に異なる快感が、悠美の媚肉の奥底を疼かせる。
わずかに力を込めただけで、バイブは肛門の窄まりに呑み込まれていた。
《ああ、か、感じますっ、ま、愛美さんっ。ゆ、悠美は、ま、愛美さんにもらったバイブを、い、いいえ。ま、愛美さんをっ、お、お尻の孔の奥にっ、い、挿れてっ。オ、オナニーしてますっ、す、すごくっ、か、感じますっ。ああっ、い、良いのっ。ま、愛美さんっ、み、観てっ。イ、イクわっ。イ、イキますっ。ああっ、す、すごいっ。イ、イクイクイクーッ、イ、イクッ》
悠美は片手でクリトリスと女陰の襞を擦り上げ、バイブをめり込ませた肛孔に、さらに指を三本挿入してしゃくり立てて、一気にエクスタシーの波に?まれていた。
翌日、学校を終えてから、悠美は美容室に行き、髪を切った。
愛美に似せた髪型をしていたのだが、極端にボーイッシュな短髪にしたのだ。
もう愛美の髪型に似せる必要はなかった。
愛美は悠美の心の中に大きく存在し、肉体的にも、悠美の指先に、唇に、乳房に、女性器に、そして肛門に、常に存在する事になったからであった。
もう一つの理由として、愛美に良く似ている自分が、愛美と一緒に外出する時、何かの契機で噂にならないとも限らないと、配慮したからであった。
その夜、悠美は自分の部屋で、バイブを肛門に挿入したまま、乳房とクリトリスを愛撫しながら、愛美のDVDを観ていた。
《ああ、あんなに上品で美人の愛美さんが、私と同じで、お尻の孔でオナニーしたり、恋人とセックスしてイクなんて。ああ、愛美さん、愛してます》
そんな時、携帯が鳴った。
取り上げると、愛美からであった。
「ああ、ま、愛美さんっ、う、嬉しいっ」
「ゆ、悠美っ。い、今っ、あ、貴方っ、オ、オナニーッ、し、してるでしょう?」
携帯の向こうで愛美が、官能の喘ぎを忙しなく洩らしていた。
「ど、どうしてっ、わ、判るんですかっ?」
悠美は驚きの声を伝えた。
「わ、判るわっ。あ、貴方の事はっ。あ、愛してるものっ。い、いやらしい悠美っ」
愛美の喘ぎの向こうで、肉と肉がぶつかるような音が聴こえていた。
愛美の喘ぎは、その音に併せて断続的に聴こえて来ていた。
「ま、愛美さんがくれたっ、バ、バイヴッ、お、お尻に挿れてっ、お、おっぱいとっ、ク、クリトリスッ、あ、愛撫してっ、オ、オナニーッ、してますっ。で、でもっ、ま、愛美さんこそっ。な、なんかっ、い、いやらしいっ」
愛美の官能の喘ぎが耳元から伝わり、悠美の媚肉の奥底を激しく疼かせる。
「ゆ、悠美っ、い、今ねっ、わ、私っ、か、彼とっ、お、お尻でっ、セ、セックスしてるのっ。あ、貴方と一緒にっ、イ、イキたくてっ。で、電話したのっ。い、良いっ」
悠美の脳裏に、愛美が美しい裸身を四つんばいにして悶えさせ、未だ見ぬ恋人に背後から肛門を男性器で貫かれている痴態が、嫉妬と共に焼き付いた。
「ああ、ま、愛美さんっ。お、男の人となんてっ、い、いやっ。わ、私っ。ど、どうしたら良いのっ。ま、愛美さんっ。あ、愛してるのにっ」
悠美は、その嫉妬と戸惑いをそのまま、愛美にぶつけた。
しかし、それで愛美に対する性愛が減衰するものではなく、むしろ悠美の官能を一層激しく燃え上がらせたのであった。
(続く)
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