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アナルファンタジー(4)激愛-第12話



作家名:優香
文字数:約3790文字(第12話)
公開日:2020年10月9日
管理番号:k055


挿絵の官能小説画像

「お、お尻の孔だってっ、な、中が観える程、ひ、拡がってるっ」

悠美は真に夢を観ているようであった。

テレビの画面の、DVDの中の、客席の向こうの遠いステージの上の、憧れの女性でしかなかった清楚で上品な愛美が、そして何時かオナニーする際、自分のオナニーを観詰めてくれる為に脳裏に浮かべる存在でしかなかった愛美が、今現実に、自分の愛撫を求めて尻肉をわし掴みにして、夥しく滴る愛液に塗れた膣孔と肛孔を曝しているのだ。

「ああ、ゆ、悠美っ。あ、貴方もっ、か、彼と同じでっ、わ、私をっ、こ、言葉でっ、い、虐めるのねっ?で、でもっ、わ、私っ、そ、それがっ、か、感じるのよっ」

愛美が、清楚で上品な美貌を激しい官能と恥じらいに歪めて喘いだ。

「か、彼って?け、結婚する男性の事ね?」

悠美の心に、忘れ掛けていた嫉妬心が湧き起こった。

愛美を虐めてやろう。

愛美は、虐められて感じると告白したのだ。

悠美はしばしの間、自分の肛門を愛撫し続けているバイブの存在を忘れ掛けていた。

「か、彼に?どんな事されて?どんな事させられて?どんな事言われるの?」

悠美は本心から、愛する愛美が、恋人とどんな行為をするのか知りたくなっていた。

「ああ、か、彼は、眼の前で、わ、私にっ、う、うんちさせるの。か、浣腸もしないでっ。か、浣腸されたならっ、し、仕方ないけどっ。じ、自分で、う、うんちするのっ、す、すごく恥ずかしいのよっ。で、でもっ、そ、それが、か、感じるのっ。う、うんちが終ったら、じ、自分で浣腸させられてっ。ま、またうんちするのっ。そ、それから、お、お尻と、お、おま○こを、ゆ、指やっ、バ、バイブを挿れて、オ、オナニーするのっ。か、彼は、ず、ずっと観てるのっ。わ、私がっ、な、何回かイクまでっ」

愛美は、悠美に自分の最も恥ずべき痴戯を告白しながら、激しく興奮し、裸身を痙攣し始めた。

「い、いやらしい愛美さんっ。わ、私にっ、は、恥ずかしい格好のままでっ、は、恥ずかしい事っ、こ、告白してっ、こ、興奮してるのねっ?そ、それで?か、彼はっ、ま、愛美さんをっ、な、何て言ってっ、い、虐めるのっ?」

「い、いやっ、い、言わないでっ。ゆ、悠美ってっ、か、可愛い貌してっ。す、すごくっ、い、意地悪なのねっ?ああ、は、恥ずかしいっ。か、彼はっ、ま、愛美って、い、淫乱でっ、いやらしいけどっ、す、すごく綺麗だってっ、い、言ってくれるのっ」

「ああ、、ま、愛美さんはっ、ほ、本当にっ、あ、愛されてるのねっ?」

「ああ、ゆ、悠美っ、か、彼は、私をっ、ほ、本当に愛してくれててっ。わ、私がっ、そ、そんな言葉でっ、い、虐められるとっ、こ、興奮するからっ、い、言ってくれてるのっ。ゆ、悠美だって、い、今そうしてくれてるでしょう?」

愛美の言葉は真実だった。

愛美が悦ぶと想うから虐めているのだ。

愛美が望まないなら、愛美を虐めるなんて、とんでもない行為だと想った。

「か、彼は、そ、そうやって、わ、私が興奮してっ、オ、オナニーしてっ、な、何度もイッてから、ち、ち○ぽで、し、してくれるの。お、お尻や、お、ああっ、い、良いっ」

愛美の言葉を最後まで聴きたくなかった。

悠美は、爛れているかのように、愛液に塗れて妖しく開いて蠢いている女性器全体を口に含んできつく吸い立て、膣孔、女陰の襞からクリトリスに激しく舌で舐め上げ、柔らかく解れ切った肛孔に先程同様三本の指を根元までめり込ませ、激しく抽送した。

「い、いやーっ、お、お尻っ、す、すごいっ、か、感じるっ」

愛美が、快感に激しく裸身を悶えさせながら、手に握り締めていたバイブのリモコンを操り、振動のレベルを最強にしたのだ。

愛美の痴戯の告白に対する驚きと、恋人への嫉妬で忘れ掛けていた肛門内部の快感が一気に悠美の媚肉の奥底を激しく疼かせ始めた。

悠美は、肛門内部で燃え盛る快感に裸身を悶えさせ、媚肉の奥底で堰を切ったエクスタシーの波に?まれながら愛美への愛情と愛美の恋人への嫉妬心を全てぶつけ、自身の心身ごと愛美の肛門奥底にめり込ませるように、激しく指を抽送した。

「ああ、ま、愛美さんっ、あ、愛してますっ。ああっ、す、すごいのっ、わ、私っ、イ、イキますっ。ああっ、イ、イクイクイクーッ、イ、イクーッ」

「ああっ、ゆ、悠美っ、あ、愛してるっ、す、すごいわっ。わ、私もっ、イ、イクわっ。ゆ、悠美のっ、ぜ、全部がっ、わ、私のっ、お、お尻の孔にっ、は、挿ってるわっ。イ、イクーッ、イクッ、イクイクッ、イ、イクーッ」

悠美が愛美の秘部に貌を埋めた四つんばいの格好で、尻肉を高く突き上げて静止させ、裸身を激しく痙攣させるエクスタシーの波に襲われると、愛美も悠美の指に向かって秘部を突き出して尻肉を高く浮かせて振り立て、エクスタシーに絶叫し、しなやかな裸身を激しく痙攣させた。

「ああっ、ま、愛美さんっ。バ、バイブ止めてっ、ま、またっ、か、感じて来ちゃうっ」

悠美は両脚を降ろしてぐったりとなった愛美の上に覆い被さり、愛美の唇を塞いだ。

「ああ、す、すごかったわっ。わ、私っ、女性とは、は、初めてなのっ。ゆ、悠美っ、う、嬉しいっ、あ、貴方とっ、こ、こんなになれてっ、あ、愛してるわっ」


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愛美がリモコンのビニールコードを引っ張ってバイブを抜き取りながら、熱く喘いだ。

「さ、さっき、ま、愛美さんがイク時、わ、私の全部が、お、お尻の孔に、は、挿ってるって叫んだけど、わ、私もっ、ま、愛美さんの、お、お尻を、ゆ、指で、あ、愛撫してる時、そう感じたわっ」

悠美は、仰向けになっても形を崩さない、引き締まった美しい乳房の片方を片手で愛撫しながら、もう片方の乳房に頬を預けた。

「ああ、き、気が付かなかったけど、そんな感じがしたの。ゆ、悠美も?そ、そう想ったのっ?な、何て事なのっ、う、嬉しいわっ、あ、愛してるっ」

愛美が悠美を抱き締め、未だ完全に膨らみ切ってはいないが、形の良い悠美の乳房を愛撫しながら、キスを貪った。

激しく求め合うキスが、相手を慈しむような優しいキスに変わり、激しい快感の炎が少しずつ収まった。

「ああ、もうこんな時間だわ」

「い、いやっ。お、怒られちゃうっ。わ、私っ、も、門限が九時なんです」

時計を見ると、八時を過ぎていた。

一緒に急いで洋服を身に付ける。

愛美は、外を歩く時の変装だろうか、美しく長いストレートヘアを束ねて、上から野球帽を被り、わざと薄汚くしたようなTシャツにジーパンとスニーカーを身に着けた。

「色々とね・・・私だって判らない様にわざと貌が判らなくなる程厚化粧して、ケバい洋服を着たり。そうね。悠美、貴方も、そのままじゃ、私に似過ぎてるから噂になるわ。普段は仕方ないけど私と逢う時は少し変装しなさい。そうだわ。これ、あげる」

愛美が大きな衣装用のバッグから、幾つか私服を取り出し、手渡してくれた。

「ま、愛美さんっ、う、嬉しいっ、こ、これを着てる時、愛美さんに抱かれてる気がすると想うわ。ああ、ま、またっ、ま、愛美さんがっ、ほ、欲しくなっちゃうっ」

「ああ、わ、私もっ、か、帰したくないっ」

部屋を出る前、時を惜しみながら抱き合い、乳房を弄り合いながらキスを貪る。

ホテルの前からタクシーに乗り、悠美の自宅の前に付いたのは九時半過ぎだった。

「そうだわ。私が一緒に行って、話してあげる」

「ま、愛美さん?」

驚き、戸惑う悠美の腕を取って愛美の方が先に自宅の玄関に立った。

悠美がチャイムを鳴らす時、愛美は自分の野球帽を取って髪を指で梳き、衣装バッグにしまい込んだ。

「悠美っ、遅くなるなら、電話くらい・・・」

ドアが開き、愛美を観て、ドアを開けた母と、上がり框に立った父の、滑稽な程の驚いた顔が眼に飛び込んだ。

「遅くなってごめんなさい」

「初めまして。すみません。お話してて夢中になって、私が引き止めちゃったせいで、悠美ちゃんは悪くないんです」

「あ、貴方?って?あ、あの・・・」

愛美がサイン会で自分に良く似た悠美を観掛けて、携帯の番号を教え、悠美が電話を掛けて、今日待ち合わせて、喫茶店でずっと話をしていた、と弁解してくれた。

「あ、あの、あ、上がって、お、お茶でもっ」

両親が、一緒に、同じ言葉を口にした。

「きょ、今日はもう・・・」

「じゃあ、ちょっとだけ、お邪魔しまーす」

悠美が口を開いた時、愛美は悠美を制して玄関先に入り込んでいた。

リビングの応接セットに座り、母が忙しなくコーヒーを炒れた。

「こんな格好ですみません。外を歩く時は、私だと判らない様にするものですから」

「い、いえ。き、気になさらないで下さい。ゆ、悠美だけじゃなく、私も家内も、あ、貴方のファンになって、つ、つまり、悠美のお姉さんみたいだって」

父が、正面に座った愛美を眩しそうに見つめ、しかしすぐに恥ずかしそうに眼を逸した。

悠美も三人が打ち解けてくれた事で安心して、ゆったりした気分になった。

「私も、サイン会に来た悠美ちゃんを初めて観た時、妹みたいだって感じて、何時か親しくなりたくて、電話番号をこっそり教えたんです」

「私、愛美さん、い、いえ、貴方に」

「悠美ちゃん。良いの。私本名は愛美って言います。でも、事務所が伏せてるので、意味無いですけど、一応内緒にしてて下さいね?」

「も、勿論です。でも、あ、貴方が、悠美と友達になんて?でも、こうしてみると本当に似てるなあ」

父がうなるように言い、母も愛美の貌を見つめて頷いた。



(続く)





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