アナルファンタジー(4)激愛-第9話
作家名:優香
文字数:約3040文字(第9話)
公開日:2020年9月29日
管理番号:k055
「ああ、ま、愛美さんっ、い、いやっ。他の人と、だ、男性と、な、なんて」
悠美は生まれて初めて覚える自分の嫉妬心を、素直にそのまま愛美にぶつけ、愛美にしがみ付いた。
「ゆ、悠美、良く聴いて。私は彼も、勿論悠美も愛してるわ。サイン会で貴方を初めて観た時からよ。貴方とこんな関係になったから尚更貴方への愛情も深く、大きくなったわ。私ね。彼に貴方の事話してるの。今日、貴方と逢う事も彼に話してるわ。
そして出来たら、貴方と肉体的にも愛し合いたいっていう私の願望も。彼はそれを受け容れてくれる人なの。そして何時か彼と貴方と、三人で一緒に愛し合えたら、というのが私の最高の願いなの」
「ああ、ま、愛美さん。わ、私っ、ど、どうしたら良いの?」
大人の愛情も、性愛もかつて経験した事がない悠美は、自分の心の中に渦巻く感情の表現の仕方を知らず、ただ愛美にしがみ付くだけだった。
「貴方が厭なら仕方がないわ。貴方の事、悲しいけど諦めるしかないわね。でも私は本当に貴方を愛してるわ。ずっとこうしていたいし、結婚してもこんな関係でいたいの。時間が許す限り貴方とこうして逢って、愛し合いたいの」
悠美を見詰め、愛を語る愛美の瞳が潤み、悠美の頬に涙が零れ落ちた。
「ああ、愛美さんっ。わ、私もっ、何時も、ずっと、こ、こうしていたいっ」
悠美はただ愛美にしがみ付いて喘ぐだけだった。
愛美が手の甲で涙を拭うと、悠美の乳房と女性器を愛撫しながら囁いた。
「ゆ、悠美は、ま、未だ処女なのね?ち、違う遣り方で、愛してあげるわ」
《違う遣り方?まさか?》
処女である悠美が最近、肛門でオナニーする際に、常に意識し始めたのは、膣孔で男性器を受け入れてエクスタシーを覚えるのはどんな快感なのだろう、あるいは膣孔と肛孔を同時に愛撫されるのは、またオナニーで同時に二つの媚孔を愛撫するのはどんな強烈な快感なのだろうか、という事だった。
「あのね。これからは私が悠美の何処をどうしたら、悠美の何処がどう感じるのか、言葉にして言うのよ。私も悠美に愛撫される時、必ずそうするわ。それとこれから私がする事が厭だったら、言いなさいね?止めるから」
悠美の唇に重ねた唇を蠢かすと、ネールアートを施した付け爪を外してソファーのテーブルに、無造作に置いた愛美は再び悠美の秘部に貌を埋めた。
そして、悠美の脚を大きく拡げ、太腿を抱え上げると、先程のように女性器全体を口に含み、舌でクリトリスと女陰の襞を何度もなぞり上げた。
「ああっ、ま、愛美さんっ、い、良いっ」
悠美は、嫉妬心と官能への期待が交錯したまま、愛美の愛撫を受け容れ、快感の悦びを言葉にしながら尻肉が愛美の愛撫を求めて浮き上がり、愛撫に合わせて揺らいだ。
太腿の下から伸びた愛美の両手が悠美の二つの乳房を揉み立て、指先が乳首を摘んで転がし、揉み込む。
「ああ、か、感じますっ」
悠美は熱く喘ぎながら胸を反らして、愛美の愛撫に向かって乳房も突き出した。
「何処がどう感じるのか、言いなさい」
愛美が愛撫を続けたまま、悠美の秘部に息を噴き掛けるかのように、女性器に密着させたままの唇を蠢かせた。
「ああ、ゆ、悠美の、お、おま○こっ、お、おっぱいもっ、ま、愛美さんに、あ、愛撫されて、す、すごく、か、感じますっ」
悠美は、愛美に再び愛撫され、また愛撫されながらその事を言葉で表現する事で、行為にのめり込み、嫉妬心を和らげていた。
勿論それは、悠美自身意識している訳ではなかったが。
「ああ、は、恥ずかしいっ、ま、愛美さんっ。き、汚いっ」
そして、次の瞬間、悠美の願望はついに現実となった。
愛美の唇が会陰を伝って滴る悠美の愛液と愛美の唾液を舐め取り、吸い上げるようにして、肛門の窄まりを覆ったのだ。
「ゆ、悠美のお尻が、き、汚いはずはないわ。例え、よ、汚れてたって構わない」
愛美の吐息が悠美の肛門の窄まりを撫で上げる。
「ああ、ま、愛美さん。う、嬉しいっ」
悠美は快感の喘ぎを吐いた。
しかし、その言葉を愛美は、単に悠美が汚れているかも知れない肛門を自分の口で愛撫してやる、その行為に対する悦びの呻きにしか捉えていなかった。
愛美の唇が肛門の窄まりに張り付いたまま吸い立て、そして舌先が肛門をこじ開けるようにしてなぞり上げ、侵入を少しずつ繰り返し始めた。
悠美の生活、人生の全てとして存在し続けた愛する愛美が、悠美の肛門でするオナニーの対象であった愛美が、現実として真に悠美の肛門を口で愛撫してくれている。
それを心身ともに感じる事で、悠美はあっと言う間にエクスタシーの大波に襲われる。
「ああ、ま、愛美さんの舌が、ゆ、悠美の汚い、お、お尻の孔に、は、挿って来るっ。ああ、か、感じますっ、お、お尻の孔っ」
愛美は瞬間、悠美の言葉を聴いて驚いた。
さらに悠美の肛孔が一気に解れ、自分の舌と唇の愛撫に併せて妖しく蠢くのを感じた。
「ああ、ま、愛美さんの舌が、ゆ、悠美の汚い、お、お尻の孔に、は、挿って来るっ。ああ、か、感じますっ、お、お尻の孔っ。い、いやっ、は、恥ずかしいっ。イ、イッちゃうっ。イ、イキますっ。イ、イクイクイクッ、イ、イクーッ」
悠美は乳房と秘部を愛美の愛撫に向かって突き出し、激しく裸身を痙攣させた。
驚いた愛美が裸身を擦り上げて、悠美にキスを見舞いながら、悠美の貌を覗き込んだ。
「も、もうっ、イ、イッたの?あ、貴方、まさか?オ、オナニーって、お、お尻で?」
「い、いやっ、は、恥ずかしいっ」
悠美は恥じらいを隠すように愛美に抱き付いた。
「や、やっぱりそうだったの。でも恥ずかしがる事はないわ。私、貴方を初めて観た時、私に似てるって直感したのは、貌が似てるからだけじゃないの。私と同じ種類の女だって感じたのよ。感激だわっ、嬉しいっ」
愛美が悠美の乳房とクリトリスを軽く愛撫しながら、囁いた。
「お、同じ種類の?女って?ま、まさか、ま、愛美さんも?」
「そうよ。わ、私が初めてお尻での悦びを知ったのは、オ、オナニーじゃなくて、今の彼からなんだけど、お、お尻での悦びを知ってる女って、独特の暗さと艶っぽさがあるの。貴方は未だ子供っぽいけど、それがあったから、私一目で貴方に興味を持って、日に日に恋するようになったの。今度何時逢えるか、早く逢いたいって」
愛美の指先が悠美の肛孔を潜って腸粘膜を捉え、こそぎ始めた。
「ああ、わ、私っ、ま、愛美さんの指でっ、お、お尻の孔っ、あ、愛撫されてるっ。う、嬉しいっ、ま、愛美さんっ、す、すごく嬉しいっ。か、感じますっ」
悠美は肛孔で愛美の指の感触を味わうかのように何度も締め付けた。
「今からお尻で一杯イカせて上げるわ。私のお尻の孔も、悠美の指でしてイカせてね?」
「わ、私がっ?ま、愛美さんのお尻を?」
恋焦がれた愛美のお尻を自分が愛撫する。
悠美は夢中になっていた。
「そ、その前に、お、お尻の孔の、な、中、き、綺麗にしようね?」
《お尻の孔の中を綺麗に?か、浣腸するの?》
愛美が悠美の肛孔から指を引き上げた。
その指先にわずかではあるが、腸内の排泄物が付着していた。
恐らく、愛美の指先にその感触があったのだろう。
「い、いやっ、み、観ないでっ」
愛する愛美の手で浣腸され、目の前で排泄する。
悠美は全身が興奮でざわめくのを感じた。
「わ、私だって、は、恥ずかしいわっ。で、でも、ゆ、悠美になら、観られても良い。い、いいえ。は、恥ずかしいけど、ゆ、悠美に、み、観られたいのっ」
《愛美さんが?私に?うんちするのを観られたい?ああ、何て事》
悠美が一瞬、我に還った。
(続く)
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