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被虐の目覚め〜快楽責めに堕ちる人妻〜-15話



作家名:影山有佐義
文字数:約3950文字(第15話)
公開日:2020年8月16日
管理番号:k031


挿絵の官能小説画像


42

突然譲吉がマシンを止めて、咲奈を拘束具で後ろ手にした。
「そろそろ本番だ。後ろ手のバーを掴めない状態で、どれだけ落馬せずに耐えうるか見ものだ」

「最初と条件を変えるなんて!」
「落馬したら健一郎君の救済処置はなくなるぞ」

譲吉は再びマシンを発動させた。

8の字を描くマシンの上で、咲奈も腰を8の字に描きながらも上半身の体重移動で落馬しないようにしている。

だが、手でバーを掴めない分、振り落とされないように腿でしっかりシートを挟みこまなければならなかった。

それはより強くバギナをシートに圧しつけることになってしまう。


「うううっ、アソコの中でローターが……」
クキクキとローターが中で、こすれ合っている感覚が大きくなってくる。

咲奈は、健一郎を助ける為には、快楽に浸ることは赦されず、ひたすら耐え忍ばねばならぬジレンマに陥っている。

そして精神的に追い込まれている状況に被虐感を高められ、暗い淫欲に苛まれる結果となった。

絞られたウエストから広がる形の良い尻が妖しく蠢いていた。
「くねる尻が悩ましいぞ」

「あううぅっ、赦してください!咲奈は!咲奈は苦しいです!」
「もっと苦しむがよい。健一郎君を助けたいなら己の欲望にうちかってみせろ」

譲吉は咲奈のバギナから下がるローターのコードから一本をたぐりスイッチを入れた。
「うっ、うううっ! ジンジンしだした!」

7個のうちの1個のローターの振動が、詰め込まれた他のローターに共鳴している。

乗馬マシンは容赦なく突き上げる動きをして、咲奈はまるで自ら腰を前に突き出すような動きをしているように見える。

切迫した咲奈の泣きそうな表情に相対して、卑猥に見える動きのアンバランスさが嗜虐者を刺激する。

「咲奈、2個目のスイッチを入れてやる」
「ああああああっ、ダメダメっ、もうダメえええっ」

2個のローターが咲奈の中で暴れまわっている。
その振動のぶつかり合いのエネルギーは全て淫のベクトルとなって咲奈に突き刺さる。

激しい騎乗位さながらの腰使いを強いられ、型の良い乳房がフルフルと揺れている。

「はああああああっ、もうダメ!頭の中がおかしくなりそう!」
連日ニュースで発せられる「感染拡大」のワードが頭の中で駆け巡っている。

2個のローターから広まった振動が全部に拡大していき、咲奈は被虐の悦楽に感染していった。

「おっと、このままでは落馬してしまう」

陥落寸前の咲奈の様子を見た譲吉が、折角の仕掛けを全て試す前に落馬されては大変と、慌てて全てのローターのスイッチを入れ始めた。

7個のローターが発動し、カチカチとぶつかり合うと、ランダムな動きでバイブとは違った刺激を発している。
「埋め込まれたローターは淫卵だ。孵化して咲奈を中から喰っていくのだ」

譲吉の囁きに、咲奈は体の中から得体のしれない淫靡な生き物に、本当に喰い尽くされてしまうようなイメージがわいてきた。


贄(にえ)となった咲奈は、後ろ手で抵抗できぬ身体のまま馬に乗せられている。
やがて体の中から淫虫に喰われて脳まで冒され、淫者の元へ身を捧げるために走っているのだ。

「ひっひぐうううぅっ!」

しゅぶっ!しゅぶっしゅぶっ!

一瞬腰を浮かせた咲奈のバギナから潮が噴出して、数個のローターが弾き飛ばされた。
飛び散った潮と共に転がり出た4個のローターが、Pタイルの上に高音で転がりまわっている。

「あうううっ!またイク、い、イキそうです!い、イキたいいいっ!」
「落馬して好きなだけイケばよいではないか、ひっひっひっ!」

真っ赤な顔をして酔ったように目を潤ませながらも、咲奈は必至に目を見開いて耐え忍んでいる。

「イク、イクイクイクッ、イちゃううっ!」
ガクガクと上体を震わせながらも、かろうじて落馬を逃れている。

その健気な姿を見たサディストは、奈落の底まで落としてやりたい欲求を、ふつふつと沸き上がらせていた。


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43

譲吉が一旦、乗馬マシンを止めると静寂の中、咲奈の荒い吐息だけになった。
「あん、あうううっ」

咲奈の中で残留している3個のローターは今だ、淫の振動で咲奈を苛み続け、後ろ手の身体を艶めかしくよじっている。
虚空を見上げて喘ぐ姿は、まるで馬に乗せられて晒されている罪人のようだ。

譲吉が咲奈の横にワゴンを押してきた。
ワゴンの上には体重計ほどの大きさで、厚みが10センチほどの機械が載っていた。

「これは私が、精密機械の設計に携わる男に特別に作らせた搾乳マシンだ」
機械から伸びたチューブの先にトックリ型の吸入口がついている。

パチン!

スイッチを入れるとトックリからスースーと空気を吸入する音がし始めた。
「搾乳マシンで両方の乳首をいっぺんに吸い上げてやる」

シリコンラバー製のトックリは、気持ちの悪い生き物が息を吸い上げているように見える。

「たっぷりとローションを塗ってやる。ウエッティーな吸引を堪能するがよい」
ローションを滴らせた吸引口は、気色の悪さを増幅していた。

吸引するとき、微かに口が窄まり、逆にトックリの胴体部が広がる仕組みになっている。

乗馬マシンで揺さぶり上げられ、内からのローターの刺激で身体と脳が蕩けきっている咲奈は、眼で搾乳マシンを認識しているものの、その淫靡さが理解できていないようだ。


「ほーら、咲奈、いい子だ。搾乳機を取り付けてやるぞ、ひひひっ」
咲奈の後ろから、乳房のすそ野から手で絞り上げると、乳首に血流が集まってコリコリにしこった。

チューブから垂れたローションが乳房に広がり、艶やかな肌が美しく際立つ。

ツンと尖った乳首にシューシューと音を立てるトックリ型吸引口が近づけられていく。

すぷっ!

「ぬっ!」

トクトクと波打ち始めたチューブの先、トックリが生き物のように乳首に吸い付きながらモグモグと動き出した。

「な、何これえええっ!乳首が吸われているうううっ!」
咲奈は卑猥なマシンを取り付けられたことに、はじめて気づき自分の乳房の先端に取り付けられたトックリを見た。

乳首の根本が締めつけられ血流が集まった乳首を、トクトクと脈打つように吸引されて、ひねり回されている。
「こっちも着けちゃうぞぉ」

もう片方の乳首に気色の悪い吸引口が迫っている。
「うがあああああっ、やめてええええっ」

すぷっ!

「ぬわあああああああああっ」

乗馬マシンの上で、のけ反った咲奈の美しい乳房から2本のチューブが下がった。
頂点にとりついた猥雑なトックリがローションでぬめった乳首に吸い付いついている。

咲奈はもう乗馬どころではなくなり、のけ反らせた身体のままバランスを崩して落ちそうになった。

「おっと、そんな簡単に落馬されてはつまらんわ」


片手で咲奈を支えながら譲吉が乗馬マシンのコントローラーのスイッチを入れた。
「いよいよランダムモーションに変更だ。予測できない動きで仕上げだ」

ランダムに切り替えると上下、左右、ウエーブ、捻りといった様々な動きがくわえられ、かなり激しく上半身を揺さぶられる。

「ああああああああん!あんっ、い、イクうううぅっ!」
咲奈が何度も乗馬マシンの上で体を反らせる。

そのたびに、乳首に繋がれたチューブがあちこちに当たり、パタパタと音をたてる。
「蕩けるうぅっ、いっ、いっ、いいいいっ!」


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「逃がさないぞ、咲奈」
縊れたウエストを譲吉が掴み、マシンのシートに押し付けた。

小ぶりだがプックリと膨らんだ白い尻が細いウエストからくねっている。

「イクイクイクッ!イクううううぅっ!」
譲吉が押さえ込んでいるにもかかわらず、咲奈が足首と腿が縛められた両足でマシンを挟み込んで、すさまじい力で腰を上げた。

フィシュー!

一筋の太い潮の噴出と共にローター2個が弾け飛んで、残留しているのは1個のみとなった。
「こんなに大量の潮がまだ残っていたとは驚きだな、うはははっ!」

嘲笑を浴びせられても咲奈の反応はなく、完全に力の抜けた身体は、もはや譲吉が支えることもできなくなった。

黒いPタイルの上に寝かされた咲奈は、噴出した汗とローションで美しく光っていた。

後ろ手にされ、足首と腿が結びつけられたままで、もがいている姿は、まるで海中深くに産み落とされた白イルカの赤ちゃんのように見える。

「あああん、あん、あん」
乳首のチューブは着けられたまま、トクトクと吸引が続いたままだ。

中に残されたローターのコードがバギナから、はみ出している。
時々はしる痙攣が、未だ悦楽責めから逃れられずにいることを示している。


「咲奈、咲奈」
朦朧とする咲奈を譲吉が呼び戻している。

「ううぅ、私、私……」
「目を覚まさんか」

声をかけられて、咲奈は徐々に周りを見渡していく。
完全に覚醒すると、外されていない淫具に顔をしかめた。

「ああっ、早くチューブとローターを外してください」
淫靡な責めが終わったのに解放されず、なおも肉欲を刺激されて、いら立ちを感じていた。

「これを見るんだ、咲奈」
譲吉が手にしているのは、細いチューブだった。

先端部は、海底にいる軟体動物が、まるで生きているように口を開けたり閉じたりしている。


「ひっ!何これ!き、気持ち悪いわ!」
「もう一つのチューブだ」

終焉したと思い込んでいた悪夢が、まだ続いていることに信じられないように顔を振っている。
「イヤよ、もうイヤ。ねぇ、早く外して。早く、何もかもよ!」

「残念ながら、このチューブは咲奈のもう一つに繋がることになる」
「嘘でしょう!」

搾乳マシンから伸びている、もう一本のクリトリス吸引用チューブに、譲吉がローションを吸わせると、吸引口から透明な泡が膨らんで、トロトロと垂れた。

そのおぞましい姿に咲奈が悲鳴をあげた。

「お願い!お願いだから!」
咲奈の懇願など、まるで耳に入らぬようにチューブを摘まみ寄せた。

「クククッ、充血しきって肉厚じゃないか」
親指と人差し指でポッテリしたバギナを広げると、突き立ったクリトリスが晒された。




(続く)





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