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被虐の目覚め〜快楽責めに堕ちる人妻〜-14話



作家名:影山有佐義
文字数:約4350文字(第14話)
公開日:2020年8月15日
管理番号:k031


挿絵の官能小説画像


39

思わず感情的に譲吉をなじった咲奈ではあったが、健一郎がアナルセックスで犯され、縛られた満を凌辱する動画を見せられて、知らずとも欲情の埋火がくすぶっていた。

譲吉に腕を引かれて、もつれ込んだソファで衣服を剥がれて、アヌスに挿入されると肉欲の奔流に巻き込まれた。

「あああぁぁっ、すごい、すごく感じちゃう!」
「ほーら、咲奈はお尻でも感じる変態になったじゃないか、ええ!」

ズブズブと根元までペニスが入れられると、少し動くだけで腸壁が引っ張られ、全身が総毛立つような快感が生じた。

人妻の自分がアナルセックスを強要されているシチュエーションと、背徳感が淫猥な気持ちを助長している。


「私とのセックスが忘れられない身体になっているじゃないか、咲奈」
ソファに座った譲吉が、背面縦列位で重なっている咲奈を覗き込みながら腰を突き上げている。

「すごく感じちゃっているわ、私、ああっ、なんてことなの」

譲吉の上でグーンと仰け反る咲奈の乳首をクリクリとひねり回している。
全身が性感帯となった咲奈は高い声をあげた。

「感じるだろうが、咲奈。お前は私の肉壺だ。もう、元には戻れない身体になったのだ」

「そんなこと……、そんなことないわ」
「私が好きな時に欲望を吐き捨てる肉壺だ」

「ち、違う」
「ほらほら、クリちゃんをいじっちゃうぞ」


片手で乳首を摘まみながら、鼠径部に伸ばした三本指でバギナを摩りながら中指でクリトリスを転がしている。

「あっ!あっ!ダメ、そこ!」

うねる譲吉に咲奈は揺られ、アヌスに出入りするペニスから重く深い愉悦を、乳首とバギナ、クリトリスとそれぞれ違った快感が引き出されていく。

「ダメダメ、もうダメええええっ!」
下から股間に伸びている淫者の手を振り払うが、しつこく咲奈を苛む。

「逃れられないぞ、ふふふっ」

ズビズビと激しくペニスが出入りすると、咲奈は手を口に当て美しい顔を歪めた。その隙をつくように再び中指がクリクリとクリトリスを優しく転がし始める。

「ほらほら、いい子、いい子、ナデナデ」
「あっイク!ダメダメ!いっ!」

硬直した身体がゆっくりと弛緩していった。


快感にゆだねる暇を与えず、譲吉はシリコンラバーで植毛されたバイブを取り出した。

膨らんだ頭部にびっしりと棘が生えたような姿をしたバイブを、咲奈に見せつけ、根幹のスイッチを入れて低く大きな振動音を発しながら、くねりだすのを見せつけている。

ペニスでアヌスをくし刺しにされて、動けないまま、咲奈は醜悪な形のバイブに怯える。
だが、男の欲望から逃れる術はなく、されるがまま漂う。

「入れちゃうぞ、ほら」
アヌスにネジ込んだペニスを蠕動させながら、譲吉が咲奈の片膝を抱え上げると股間が無防備になった。

「それヤバイ!絶対にダメ!」
二穴同時挿入で咲奈は一度崩壊している。

譲吉の言いなりになり卑猥な言葉を吐かされてしまった思いがある。

アヌスを責められながらも必死でバイブを振り払うが、しつこくバギナを狙っている。
「ほらほら、もっと抗え、ひひひっ」

片手で咲奈を支えながら、ソファのクッションを使ってアヌスを連打しだした。
「あっ、やっ、ダメっ!」

バギナに棘の頭がめり込むと譲吉は一気に貫いた。

「あああああっ、ダメだって言っているのに!」
「スイッチ入れるぞ」

低い振動音と膣内を攪拌するうねりが始まった。
「頭がおかしくなりそうよ!」

先ほど目の前に見せられた、卑猥な動きをするトゲトゲバイブが挿入されていく。

「私の中に入っていく!二本のオチ〇チンが!」
「クククッ、この押し返してくる手ごたえがたまらん」


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バイブを押し込んでから抜き差しするたびに、バイブの振動音が変わる。
咲奈の体内に押し込まれるとバイブの振動音は小さくなり、引き出されると大きく唸った。

バイブのエネルギーは、丸呑みさせられた咲奈のバギナで発散している。

「んんんんんんんんっ、なあああああああああっ!」

シュッ!

譲吉がいきなりバイブを引き抜くと、太い潮の筋が噴出した。
「おお!咲奈の潮吹きが始まったぞ」

柔らかなトゲトゲで振動するバイブの頭をバギナに当てると、続けざまに潮が噴出してから、ジョロジョロと残りが流れ出た。

「おかわりバイブだ、ほれ」
無慈悲なバイブの再挿入に咲奈は悲鳴をあげながら痙攣した。

40

咲奈の狂乱は譲吉の射精で終止符がうたれた。
「二穴の快楽から離れられない身体になったな、咲奈。健一郎君と別れる決心はついたかな」

「なぜ……。なぜ、私たち夫婦を裂こうとするの」

「私は女を独占したいのだ。私の咲奈に亭主は不要なのだ」
「勝手なことを言わないで。横恋慕で割り込んだ変態男じゃないの!」

「その変態に悶え狂ったのは誰かな」
「ううぅっ……」

「どうだ、別れる決心はついたか」
「健一郎はどこ?教えないのなら警察に行くだけだわ」

「そこまで言うならわかった。健一郎君のところへ連れて行こうじゃないか」

咲奈を乗せた車は首都高にのって銀座へと向かった。
いつの間にか雨はやみ、厚い雲がのしかかるように空を覆っている。

この間、健一郎と咲奈が譲吉達と会食したホテルの地下に入っていく。
咲奈は、あの時いた満と健一郎の間に、何があったのだろうかとボンヤリと思っていた。

だが、8052室は譲吉が満の調教部屋としてキープしていることなど知る由もなかった。

譲吉が部屋を解除した。
咲奈はドキドキする胸元を押さえながら、譲吉の後に続いた。

入口から正面に、大きなガラス張り越しの暗雲がたちこめた空が見える。
雲の厚みがさらに増して、夕方の空とは思えぬような暗い街を映している。


「健一郎はどこにいるの?」
先ほど見せられた動画の様子と譲吉の言葉から、おそらくひどい目にあわされているのだろう。

「中に入れ」
スリッパを履いて通路を歩き始めると、後ろでドアを施錠する音が聞こえた。

静寂の中で、施錠の音がやけに大きく聞こえた。
本当に、この中に健一郎はいるのだろうか。

咲奈は、入ってきたドアを振り返ったが、決心してそのまま奥まで歩いていく。
「健一郎!いるの?」

静まり返った部屋には、人の気配が感じられなかった。
通路を進むと、右手が大きく開けてリビングが現れた。

がらんとしたリビングの絨毯にはPタイルが敷かれ、中央に乗り物のようなモノがある。
よく見ると、一時期流行ったフィットネス用の乗馬マシンだった。

振り返ると譲吉が、ピタリと後ろで立っている。
「健一郎はどこにいるの」

「彼は、ここにはいない」
「……だましたわね」

「そうだ。警察に行かれてはまずいからな。咲奈、君を調教する」
「い、イヤ!もう、そんなのイヤなの!」

「ふふふっ、私から離れられないよう脳から冒してやる」
腕を掴まれた咲奈に、もう抵抗する気力はなかった。


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41

透明なガラスボールにローションが満たされ、中に様々な色のローターが浸されている。
裸にされて四つん這いの咲奈の前に、譲吉はローションに塗れたローターの一つを取り出した。

「今から、できるだけ多くのローターを咲奈の中に入れる」

「うううぅ」
摘まんだローターを咲奈の背後に回してバギナに捻じ込んだ。

コクリと咲奈の喉が動く。
何を目的としているのかわからないまま、咲奈のバギナは発動していないローターをすんなりと納めた。

目の前に置かれたボールから、譲吉が、はみ出しているコードを引くと空色のローターが引きあげられた。
「ぬっ……」

ローションの中のパステルカラーのローターが、摘まみ上げられて次々と押し込まれる。
バギナから数本のコードが垂れさがった。

「うぬぬっ」
数個のローターが咲奈の中で、クキクキと擦れ合い、居場所を押し広げていく。

「七個目だ。ほれ、しっかり入れんか」
譲吉が親指で押し込むと、バギナの入口で停滞するローターを押しのけ七個目が、めり込んでいった。

「イヤ!」
「咲奈の中でローターがひしめき合っているぞ。ふふふっ」

「あああ、アソコの中がローターでいっぱいになっている」
「さあ、落とさないようにしながら立つんだ」


咲奈は譲吉に命令されて素直に従った。
知らず知らずに、今まで行われた卑猥な責めに被虐の悦びを覚え、責め手となった重吉に従属意識が強くなっているのだ。

そのまま立ち上がると、ローターが落ちないように手でバギナを塞ぎながら乗馬マシンに跨った。
シートと臀部の隙間から7個分のローターのコードが下がっている。

「落馬せずにこの馬に乗り続けられたら健一郎君を助けてやってもよい」
乗馬マシンを前にして譲吉はニヤニヤしながら言った。

「乗るだけで」
「咲奈には被虐の性をうえつけてある。そんな咲奈がシートに直に座って耐えられるかどうかじゃ」

「どういうことでしょうか……」
「ふふふっ、まぁ、動き出したらわかる」

譲吉が、咲奈の足が床に着かないように、足首を腿にロープで縛りつけた。

騎乗位で腰をくねらすような動きをするマシンに乗り続けることは、鋭敏で被虐的な性をもつ咲奈にとっては、困難なことだと譲吉は知っている。

満に対してマシンを使った時は痛みを与えるためだったが、咲奈には悦楽責めにするための調教だ。


「シートに直にオマ〇コを着けて揺さぶられて、どれだけ耐えられるかな」
「うぅぅ」

目下の健康器具がまるで三角木馬のように、責めるために作られたものに見えてきてしまう。
バギナは柔らかなシートにピッタリとフィットしていた。

「まさに塞翁が馬だな。フィットネスマシンがエロ責めマシンに転じた、と言ったところだ」

「私がこれに落馬せずに乗り続けられたら、本当に健一郎を戻していただけるのですね」
「ふふふっ、乗り続けられると思っているのか」

「約束ですよ!」
「さぁ、咲奈のロディオの始まり始まり」

芝居じみた譲吉の声と同時に、咲奈にスポットライトがあたった。
機械の馬に跨らされた白い裸身の人妻が、黒いPタイルの上に浮かび上がる。

譲吉がロディオをスタートさせた。
「まずは一番弱めの8の字運動だ」

一番弱めの設定でも両手でしっかりバーを握らないと身体がよろける。

「どうだ。オ○ンコが捩れる感覚がするだろ」
譲吉が卑猥なことを言うせいか、妙に下半身の神経が研ぎ澄まされて意識してしまう。


「次は二段階あげてやる」
譲吉が設定をあげるとバーを握るだけでは身体が遠心力に負けてしまい落馬しそうになった。

フィットネスに精通している咲奈にとっては、体重移動することによって平衡を保つことくらいは簡単なことだ。

だが、柔らかなシートの上で落馬しないように体重を移動させると、直に着面しているバギナを否が応でも擦りつけてしまう。

「はぁぁ、何だかエッチな気分」
「ふふふっ、そうだろう。摺り上げられてウズウズしているだろうが」

しばらくすると、咲奈の中でローターが蠢き始めた。
体重移動の際にかかる腹圧がバギナの中のローターを締めあげ、逃げ場のないローターが互いに擦れ合っているのだ。




(続く)





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