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被虐の目覚め〜快楽責めに堕ちる人妻〜-12話



作家名:影山有佐義
文字数:約3770文字(第12話)
公開日:2020年8月6日
管理番号:k031


挿絵の官能小説画像


35

入院初日にやってきた満は、一向に現れる気配がなかった。
せっかく妻の咲奈が研修中で見舞いに来ないことが分かっているので、余計に満が恋しかった。

満がやってきた夜は、またもや3回も逝く、というよりは抜かれてしまった。
妖艶な満の姿と手管に嵌った健一郎は、すっかり虜となってしまった。

「自分でしちゃイヤよ。満が来るまでいっぱい溜めていてね」
去り際に、耳元でささやいた満の言葉を、健一郎は忠実に守っていた。

パソコン作業や、テレビでドラマなどを見ていても集中できなかった。

建前上の入院でも看護師は検診に回り、食事を届けにやってくる。
そのたびに健一郎は満ではないことに落胆していた。

入院から一週間がたった。
一向にやってこない満をあきらめ半分で、暇と高ぶる性欲を持て余していた。

本来なら咲奈は、研修で見舞いに来られずともメールは必ずよこす性格だったが、満に心を奪われた健一郎は全く気にも留めてなかった。

午前10時の検診が終わり、昼までの2時間は誰も来ない時間だった。
それを見計らったように満が現れた。


「なかなか来られなくて、ごめんなさい」
もし妻の咲奈であったなら嫌味の一つでも言うところだったが、健一郎は満面の笑みで満を迎えた。

「あれからずっとお待ちしていましたよ」
「随分とお世辞がお上手」

「どうやら僕はあなたを好きになってしまったようです」
「あんな綺麗な奥様と結婚しているのに、そんなことを言っていいのかしら」

「でも、今、僕は君に夢中なんだ」
「そんな気休め言わないで」

「本当なのです。どうしてこんな気持ちになってしまったのか僕にも解らないんだ」


チャコールのワンピースを着た満は少し寂し気な表情をした。
ロングヘアのカールした毛先が胸元に揺れた。

「そんなこと言って……。本当は、ただ私としたいだけでしょ」
「ち、違うよ。それだけじゃないんだ」

「ふふふっ、いいのよ、私。貴方がそういうふうに思ってくれるだけで嬉しい」

満の痴戯によって射精に導かれた健一郎は、すっかり妖しい魅力にとりつかれてしまった。
一向に見舞いに来ない満に苛立ちすら感じていたが、いざ満が現れると、抑えきれない喜びと欲情が沸き上がっていた。


「僕はどうしたらいいのだろう」
「そんな難しく考えないで。ねぇ、私を使って」

「使う?」
「だから性処理の為に使って欲しいの」

「それでいいの?」
「私はそう調教されてしまったの。こんな私でも悦んでもらえるのが嬉しいの。だからまた貴方のモノを頂戴」

「解った。でも口だけじゃ、いやだな」
「前にも言ったように、もし、ばれたら酷いことをされてしまうの。だから口だけ」

「うん、それじゃあ、してくれる?」
「『お前の口を使ってやる』って言って」

「う、うん。満、お前の口で満足させろ。いっぱい使ってやる」
「ああっ、嬉しい!解りました。満のお口は健一郎さんの物です」


既にいきり立ったペニスをパジャマから出すとペニスの先端から滲みだす体液を、固く尖らせた舌先ですくい取り始めた。
「あぁ、いいぞ、満」

先走り汁を舌で撫でつけると、執拗に尿道口をほじくり始めた。
満のワンピースの胸元から胸の谷間が見える。

時々上目で健一郎を見ながらペニスを擦っている。
「凄くいいぞ、満」

裏筋から線を描くように舌先を遡上させ、亀頭部に唇を被せて舐めまわしている。


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「ううっ、もう我慢できない、全部咥えて」
「この間みたいにはできないの。今日は先っぽチロチロで勘弁してください」

「どうして」
「私が欲しくなっちゃうの。ごめんなさい、先っぽだけで我慢してください」


ペニスをしごきながら先端だけを舌先で弾かれ続けると、健一郎の方が焦らされて我慢できなくなった。

「だめだ、満。喉の奥まで突っ込むんだ」
「満だって欲しいの。お願い、我慢して。ほらチロチロしているじゃない」

「ああぁっ、ダメだよ、それだけじゃ逝けない!」
「満の恥ずかしい姿を見せてあげます。いっぱい見てください」

ワンピースを脱ぎ捨てると、サスペンダーでストッキングを吊ったような黒く透けているボディーストッキングだけを身につけていた。

「健一郎さん、私の身体を見て!」

腹部と臀部は開いており、美しく隆起したヒップが艶めかしかった。
ベッドに上がり健一郎に逆向きのシックスナインの態勢で覆いかぶさると、面前に剃毛された柔肉が露わになった。

「ああっ、健一郎さんに見られている!私、見られて興奮する変態マゾなんです!」

「ううぅ……。凄い、凄すぎる」
「だからチロチロで逝ってちょうだいね」

充血したバギナが体液で艶やかな光を放っている。

カチカチに固まったペニスの先端にソフトクリームを舐めるように舌を当てられ、尿道口を執拗に舌先でほじくられるうちに、健一郎は爆発を寸止めされている状態に耐えられなくなった。

「もうダメだ。満、お願いだから!」
「ダメよ、ばれたら大変よ。私だって我慢しているのよ、健一郎さん」

「我慢できない!」
健一郎は満を押しやると、上半身を起こしペニスを握った。


「ふふふっ、どうしてもしたいのね。仕方ないわ。それじゃあ、私が上になってしてあげます」
四つん這いで振りかえった妖艶な顔が、微かに笑みをうかべている。

健一郎は、それが今までの満とは全く別な女性のような気がした。

満は健一郎を仰向けにベッドに寝かせると腰の位置に跨った。
ストッキングとボディ全体が網目に覆われた満が、ペニスを逆手で持ってバギナに導いてゆっくり腰を沈めていく。

「ああああぁ、満の中に健一郎さんが入っていくぅ」
その官能的な姿を見ながら、健一郎はネットリとした感覚がペニス全体を包み込んでいく愉悦にひたった。

それは今まで感じたことのない厚みのある柔らかな肉に圧迫されているような感じだった。
「くっ!何て言ったらいいんだろ。初めての感覚だ。ごめん、もう逝きそうだ!」

「ふふふっ、逝っていいのよ。直ぐに回復させてあげる」
「うぬうううっ!」

身体を硬直させた健一郎は童貞男のように挿入したとたんに射精してしまった。

「このままよ。このまま大きくさせてあげる」
満が小刻みに腰を上下に動かすような動きをすると、精子を吐き出して柔らかくなったペニスがジンワリと締めつけられ擦られている。

やせているわりに大きな白い尻を突きだして揺さぶり、乳房を振りたてている姿を見ているうちに、健一郎はムクムクと回復していく。

うすい網目の中で硬くなっている乳首を摘むと、満が高い声を放ちペニスが更に締めつけられる。
「あああああっ!いいっ、そこ弄られちゃうと逝っちゃう!」

満の知的な顔が淫欲に歪むのを見ながら、クリクリと乳首を捻りまわして、健一郎も完全に回復した。


「ああっ、カチカチのオチ〇チンが満を貫いている!いっぱい出して、いっぱい使って下さい!」
満が、酔ったような顔をしながら腰をゆっくりうねらせている。

締まったウエストから広がったヒップが時々小刻みにしゃくり上げると快感が湧きあがってくる。

綺麗な鼠径部がリズミカルに突き上げて、生じている悦楽を味わいながら、満の乱れる姿を見ていると絞り出されてばかりのペニスからウズウズとした危うい感覚が滲みだす。

「満のオ○ンコ気持ちいいですか、ああっ、満は最高にいいです!」
小さな吸盤がびっしりと張り付いたような膣壁に擦られて、ペニスからは膨大な淫のエネルギーが発せられる。

満がカクカクと腰だけを動かして、トロンとした目で健一郎を見ている。
その妖艶な姿に健一郎は魅入られてしまい完全に支配されていた。


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「凄くいい、満、最高だ、う、うぐっ!」
髪の毛が逆立つような快感につつまれて、健一郎は呻きと共に新鮮な精液を搾りだされた。


またもや3回もの射精を終えた時、健一郎は完全に脱力してベッドに埋もれた。
「大丈夫ですか、健一郎さん。今お掃除いたしますからね」

狭いベッドの上で健一郎の頭を跨いだ四つん這いで、満が萎んだペニスを口に含んで精液を舐め取っている。
細い足首から伸びた長い足が大きな尻につづくラインは、大きな情欲を秘めていることを顕わしているようだ。

ポッテリとした柔肉が、満の体液と自分が放出した精液に塗れているのを見て、美しい花を穢してしまったような罪悪感と、もっと踏みにじってしまいたい気持ちが入り混じっていた。

健一郎はサディストではないが、きっと満の雰囲気がそんな気持ちにさせるのだろうと心地よい疲労のなかでぼんやりと考えていた。


「これは一体どういうことだ」
「ひっ!」

いきなり部屋に入って来た譲吉が大きな声をあげた。
満は慌てて健一郎から離れようとしたが、狭いベッドの桟が邪魔して身動きできなかった。

大股で歩いてきた譲吉が四つん這いの満の首根っこを押さえつけた。
「あれ程、念をおしたのに、お前という奴は全く!」

憤怒をあらわにした譲吉は、満が脱ぎ捨てたワンピースを投げつけた。
「早くそれを着て私と一緒に来るんだ」

満は初めて会った時のように寂しげな顔をして、うつむいたまま服を身に着けた。

「健一郎君、君にはそれなりの代償を払ってもらうからな」
満から視線を外した譲吉は初めて健一郎を見て言った。

「申し訳ございません。私は……」
「いや、聞きたくない。君は人の女を盗った。事実はそれだけだ」

健一郎の弁解も聞かずに、譲吉は満の腕を取って促した。

身なりを整えた満は、去り際にうつむいたまま言った。
「さよなら、健一郎さん」




(続く)





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