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被虐の目覚め〜快楽責めに堕ちる人妻〜-11話



作家名:影山有佐義
文字数:約5100文字(第11話)
公開日:2020年7月26日
管理番号:k031


挿絵の官能小説画像


32

「ねぇねぇ、聞いた!」
給湯室の前に来た時に、女性事務員達の噂話する声が聞こえた。

「知ってる! 大原さん、社長の専属秘書だってね」
「何それ、って感じだよね」

「大原さんだって、今まで社長のこと嫌っていたのにね」
「それでまたさ、今日からスカートって、どういう心変わりなの」

「決まっているじゃない。社長室で、すぐできるようにじゃない」
「ヤダ、それ変態」

ひときわ歓声があがった。
「やっぱ、お金でしょ」
「そうよ、お金には勝てないもん」


咲奈が自分のカップをもって給湯室に入ると、事務員達は蜘蛛の子を散らすように出ていった。
今日からスカートに変えたのは、プラグの形が出てしまわないようにしたからだ。

「変態」という言葉は外れていない。
むしろ、スカートをめくって性交するだけなら可愛いほうだ。

咲奈は会社で孤立したことを自覚した。
もう、元の人間関係に後戻りすることはできなくなった。


すべての社員が退社すると咲奈は譲吉に伴い車に乗った。
譲吉は社員の目を気にしての行動だろうが、咲奈は、たとえ社員が残っていたとしても、今さら気にしなかっただろう。


高速道路に乗った車は西へ走行しだした。
コロナの影響か下りの車線はガラガラだった。

一時間もしないうちに山が見える場所へとやってきた。


車が林道に入り、10分ほど登ったところに山寺と隣接する建屋があった。
建屋の玄関の呼び鈴を鳴らすと、良く通る男の返事が返ってきた。

譲吉に続けて入り、玄関口で声の主がやってくるのを待った。


建屋の湿った空気を伴って大男が現れた。
思わず咲奈は、小さな悲鳴をあげた。

スキンヘッドの修行僧のような恰好をした大男は爛々とした大きな目をしていた。
その風貌と目力に咲奈は圧倒された。


「ふふふ、咲奈、そんなに怖がることはない。調教師の恵慶(えけい)だ」
恵慶と呼ばれた坊主は、無言で咲奈を視線に捉えたまま、軽く頭を下げた。

「咲奈を“モズの早贄(はやにえ)”にしていただくようお願いした」
「早贄って、何ですか……」


「モズという鳥は捕まえた獲物を尖った枝などに刺して保存する習性がある」
「刺す……」

「大丈夫だ、咲奈。恵慶に素直に従えば、ケガをさせるようなことはしない。ふふふっ」
「い、イヤよ! 怖い!」

ニヤリと嗤った恵慶に腕をとられた咲奈は、逃れようとするも力にかなうはずもない。
その場にクタクタと崩れてしまった。


「譲吉様、咲奈さんはアナルセックスの経験は?」
「いや、ない。ないが昨日からプラグは入れてある。一週間で仕上げてほしい」

「通常は二週間かかりますので、咲奈さんにとっては少々辛い調教となりますが」
「かまわん」

恵慶は咲奈を見下ろしながら憐れむどころか嬉しそうに口角をあげている。
「とりあえずモズのはやにえができればよい」

「わかりました。では恵慶が責任をもって完遂いたします」
「ふふふっ、頼んだぞ。一週間後が楽しみだ」


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33

譲吉は咲奈を預けた後、帰りの車から満に電話をいれた。
「健一郎君のあんばいはどうだ」

「ええ、初日はたっぷりと」
「たっぷりと何だ」

「吸い取らせて頂きました」
譲吉は僅かに顔をしかめた。


「今日は行ったのか」
「まだ、初日だけですよ」

「健一郎くんは今日で入院二日目だな。今度は何時行くのだ」
しばらくの沈黙の後、満が答えた。

「うんと焦らしてから行こうかと思っています」
「具体的には何時だ」

「そう、一週間後といったところでしょうか」


「ほぉ、随分と放置するね」
「そう、放置されて焦らされる苦しみを満は身をもって知っていますわ」

「ふふふっ、そうだったな」
ニヤリと嗤った譲吉が真顔に戻って言った。


「いいか、何度も言うが身体を与えてはいかんぞ」
「我慢できるかしら」

「健一郎君が求めても寸前までだ。焦らして堕す。それからは私に任せろ」
「我慢できなくなるのは私の方ですよ」

「バカなこと言うな! お前は私のメス犬だということ忘れるな」
「ワン!」

「ああ?」
「牝犬だ、ワンワン」
「バカ女め!」


知性の高い満に、譲吉は小ばかにされる思いを何度かしてきた。
その都度、満には調教を施してきたが、しばらくすると元に戻ってしまう。

(近いうちに再調教の必要があるな)
いら立ちのまま譲吉は電話をきった。

34

「どうかな、咲奈の具合は。おお、そうか、それは良かった。今から行くので準備しておいてくれ」
一週間という短時間で恵慶は見事に咲奈の調教を終えた。

電話で譲吉は、モズの早贄が可能になったことを知り喜んだ。
林道に入って建屋の横に車を止めた譲吉は、山寺に入っていった。


譲吉は山寺の一番奥にある“はやにえの間”の扉を開けた。
うす暗い渋柿色の板間は磨きこまれて光沢を放っているが、その輝きが厳とした冷たさに感じさせる。

狭い板間の一段高くなった場所に、“モズの早贄”があった。
それは生きた人間が模るモズの早贄をあらわす塑像のようだった。


恵慶に肛門をペニスで貫かれて後ろからM字開脚に抱え上げられた裸の咲奈がいた。
腕は頭の後ろで縛られていて無防備なまま、峻厳の肉棒に突き刺されて晒されている。


筋肉の筋がはしっている恵慶の身体には力がこもっているのにもかかわらず、脂汗を滴らせている咲奈とは対照的に置物のように動かなかった。


「見事なものだな」
「あぁぁぁ」

眉を苦しげに寄せた咲奈が白い首筋を見せた。


「ふふふっ、まだまだ快楽より穴を拡張される苦痛の方が勝っているようだな」
譲吉は、捻じ込まれたペニスに喘いでいる咲奈の顔を覗きこみ、唇を舐めた。

「恵慶は修行により、このまま一時間以上は微動だにせずにいることができる」
脂汗を流しながら咲奈の脳裏には、この一週間の地獄がよぎっていた。


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足を竹竿で固定されて、広げたままの恰好で四つん這いにされた咲奈は、恵慶に浣腸をされた。
恥辱の極みに打ちひしがれる間もなく肛門に拡張棒が入れられギリギリと広げられる。

限界まで広げられるとそのままで放置され、身体が慣れると、更に拡張された。それを繰り返す日々だった。

恵慶の野太いペニスを受け入れられる大きさにまで拡張されて、こうして“はや贄”の磔オブジェとなったのだった。


譲吉がペニスの打ち込まれた接合部分を覗きこむと、恵慶は咲奈のひざ裏を支えていた両手をスルスルと滑らせて足首を掴んでV字に開いた。

「あああああっ、イヤっ!」
その恰好で恵慶が腰を突きだすとズブズブと更に深くペニスが収まる。

ダメ押しの挿入に咲奈は恵慶の胸に頭を乗せたままプルプルと震えた。

あれほど苦痛な拡張だったにもかかわらず、いざ串刺しにされて晒されると被虐の性が刺激されてしまう。

「おお素晴らしい。完全に埋没したぞ」
大きく広げられた局所に顔が着かんばかりに近づけて譲吉が口を歪めた。

「野太いチ〇ポに串刺しにされた気分はいかがかな」

「あうぅぅ」
「ふふふっ。まだ意識はあるようだな」


太い肉の根幹が嵌められた鳶色のアヌスから、緋色の柔肉の綴じ目がのびている。
ペロリと指を舐めた譲吉は肉襞の溝をゆっくりと撫で始めた。

「このしっとりとした柔肉の感覚が堪らん。ほーれ、こうして撫でるだけでどんどん充血してくるぞ」


尻の穴に突き刺さったペニスで支えられている身体から、ジンワリと重い愉悦が湧きあがっている。
湿りの浮き出したバギナを撫ぜられ咲奈は苦痛が快楽へと転換していく。


「ほらほら、指が自然と吸いこまれていくぞ」
「はうううぅ、ぬうううぅ」

「中はこんなにヌチヌチしているじゃないか」


咲奈は卑劣で淫靡な責めたてに脆くも崩れていく。
坊主と卑猥な老人に囲まれ責められて、汗と共に肉欲の滴りがジワリと滲みだす。

節くれだった譲吉の中指が盛んに内壁を探り当てて、咲奈の情欲をゆっくりとせり上げていく。
そのネットリとした動きは夫にはない冷静さと、弱点を巧みに見つけ執拗に責める術をそなえていた。


「はうっ!」
「うん? ここか、ここをコチョコチョするのがいいのか、うん?」

「あっ、そこ、そこダメ!」
「ここ、ほらここをヌリヌリ」

「あふっ! だ、ダメっ!」
「出てきたぞ、クリちゃんが」

「はあああああっ!ダメええええええっ!」


挿入した一本の指でネットリと責めながら、上目で見ながら舌を伸ばしてクリトリスを弾きだした。

筋肉の隆起した坊主に尻を貫かれたまま持ち上げられ、その股間には淫欲に歪んだ老人が舌を長く伸ばしている。

「そろそろ私の出番だ」
立ちあがって服を脱ぎ捨てた譲吉が、脂肪で膨らんだ身体に不似合いな怒張を振りたてている。

「入れるぞ」
「二人掛かりで私を!ふぐっ!」

透明な先走り汁を溢れさせたペニスをこんもりと膨らんだバギナに擦りつけると、お互いの体液でヌチヌチとした猥雑な音をたてている。


「先っちょでグリグリするだけで自然に、ほら」
「ああああっ!ダメダメダメ、ダメえええっ!」

「ダメじゃないぞ。ほらほら、入っていっちゃう」
「いっ!いいっ……、入れないで!」

「何にもしてないのに吸いこんでいくぞ」
「んぐっ!ぬうううぅ……。い、イヤ!」

「ほらほら、ズビズビと奥まで入っちゃう」

ペニスの先端部を差し込むと、あとは腰を押していくだけでペニスが奥深くへと侵入していく。

完全に埋没させると咲奈は、貫いた二本の肉棒で身体が支えられた状態になった。
グリグリと押し付けられる筋張り棒に、咲奈の情欲の奔流が駆け巡る。

「いっぱいに詰め込まれている!」
「2本のチ〇ポが根元までズッポリだ」

二人の隠者に挟まれて、前後からペニスを挿入されてしまった。


咲奈は、堕とされまいと理性で壁を守りぬいていたが、遂にその堅固な壁が崩壊した。
トロトロと淫靡な蝋燭で炙られ続けた人妻は、堪えきれずに溶かされて淫獄の沼に流れていく。

「頭がおかしくなるほど感じちゃう!」
恵慶が大きく仰け反ってリクライニング代わりになると、譲吉が乳房を絞りながら乳首を摘み舐めだした。


「二人から同時に与えられる快楽は、一度味わうと病みつきだ」

田楽刺しの恵慶は動かずとも、ゆっくり腰を動かし始めた譲吉に、毛孔が広がるような鋭く重い欲情が湧きあがる。

脳から蕩けるような感覚に咲奈は喘ぎ悶え続ける。

「この肉欲の悦びは咲奈の身体に沁みついてとれないぞ」
ガクガクと身体を震わせて意識が朦朧としている咲奈に、その声は届いていた。

確かにこの凄まじい快楽からぬけだすことなどできないように思える。
そして何よりも、この状況に置かれている自分に酔っていった。


「あっ、いい!凄く感じちゃう!」
「咲奈、お前は私の肉壺だ。私の精を吐き出す肉壺に過ぎないのだ」

譲吉の洗脳に咲奈はなびいていく。
自分の身体が譲吉の欲望を吐き捨てる、ただの壺扱いされることに、卑下される悦びを感じてしまう。

「ほれ、お前のオ○ンコがなにより証拠にキツキツにワシのチ〇ポを絞めあげておるわ」
時々意識がとびながら咲奈の身体はしっかりと淫欲に貪りついている。

「オ○ンコと尻穴に同時に、ぶちまけてやる!」
チリチリと乳首を捻りながら肉壺を捏ねまわしていた譲吉が鋭いスライドに変化した。

それに合わせて塑像のように動かなかった恵慶も腰を動かし始めた。


交互に差し、または同時に差し込むごとに咲奈の身体が恵慶の厚い胸板で仰け反る。

「2本のオチ〇チンでギチギチよ!」
二人の男から無理やり頬張らされたペニスで、咲奈の精神に亀裂がはいり、そのまま斜めにずれていった。


「あっ!あっ!も、漏れちゃう!」
譲吉の肉のすりこぎ棒の間から潮が幾筋も飛び散る。

シュッ!

ペニスを引き抜くと太い潮が噴出した。
「すごい潮吹きだ。もっと噴いてみぃ」

ズコズコと腰をいれてからペニスを引き抜くと、その度に潮が噴出する。
譲吉が身体を反らせてGスポットを刺激しながら抽送すると、驚くほどの量の潮を出し続けた。


「ぬああああああああっ!」
「なんて厭らしい姿なのだ。えっ!?うははははっ」

嘲笑をあびせかけられた咲奈は完全に打ちのめされた。
対抗する体力も精神力もなくなった咲奈に被虐の性を植え付けるべく、譲吉は最後のラッシュにはいった。

それに合わせて恵慶もスライドを早めていく。
爆発的なエネルギーが咲奈の中でショートして髪を振り乱しながら狂乱を繰り返している。

「肉壺だ、お前は肉壺にすぎないんだ、咲奈!」
連打を浴びて咲奈から肉を打ちすえる音がしている。


「あっ!あっ!あっ!私、肉壺です!」
「咲奈は私の肉壺だ。咲奈の肉壺に、ぶちまけてやる!」

「うぅっ!うっ!さ、な、は!つぼっ、つぼですっ!」
「締まりのいい肉壺め。うぬっ!」

譲吉はラッシュしながら乳房を絞った。
両足をV字に開かされ、絞り出されて変形した乳房の姿のまま、咲奈は人形のように揺さぶり上げられている。

磔の咲奈に乗り上げるようにして、譲吉が大量の白濁を搾り出した。




(続く)





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