魔性のショーツ 乙女の開花 第一部-2話
作家名:邪道
文字数:約3470文字(第2話)
公開日:2020年7月17日
管理番号:k042
過疎地の旧家の令嬢榛原陽子は純情・清楚な性格そのままに村での青春を謳歌する17歳の女子高生。 そのブルマが似合う快活な美少女は乙女の恥じらいを契機に、魅惑のランジェリーの世界に引きずり込まれてゆく…。 村の因習そして、嫁取りの標的にもされ、17歳の純潔は次第に淫靡な華へと開発されゆき…。
第三幕:魅惑のショーツに純朴乙女は妖しく胸ときめかす…
没落はしかけたとはいえ、榛原家は旧家らしく広大な敷地に平屋の屋敷を構えている。
陽子は自室で一人、ベッドに腰かけながらあるカタログを手に、頬を赤らませる。
まるで、秘め事を記した小説でも読み耽るように…。
その小冊子のタイトルは『貴女の内に秘めたる欲望を彩る装飾品』。
都市部から週一回、榛原家が購読する書籍や雑誌とともに、大量のパンフレットが自宅には舞い込む。
その中の小冊子を手にした陽子は何げなく、それを開いた。
「ま、まあ…こ、こんな…恥ずかしい…下着ってあるんだわ…」
性格そのままに生真面目で、地味な少女らしいパンティしか履いたことの無い陽子には、そのどれもが破廉恥で卑猥な代物に見える。
当時、インターネットは存在せず、ファッション情報誌は無論、女子向けの猥談にも無縁な生活を送る純粋培養されたお嬢さんであることを、読者は忘れてはいけない。
「いやだわ…まるで…ハイレグの水着じゃない、コレ…。透け透けって…これじゃ、大切なトコの、恥ずかしい毛まで…見えてしまうじゃない」
信じられぬほど布地の薄いパンティの商品紹介には『シャーリング加工の食い込みと透け感が刺激的なショーツ・セクシー下着』とある。
(コ、コレは大事な男の人と逢瀬を愉しむために着るものよ、そうよ、そうなのよ。そうじゃなかったら、こんなものを履いて学校になんて行けないわ)
とても17歳の自分が身に着けるものではない、と赤面したままカタログを閉じようとした。
が、妙に、心惹かれるものがある。
見るからに肌触りの良さそうな白の光沢を放つショーツを見ていると、自分でも女体と表現するに相応しい張りのある臀部、そしていまだ男性に貫通を許したことの無い秘所を覆い隠したら…。そんな思いがふと頭をよぎる。
『程よく肌にまとわりつく感じがサイコー』
『ぜひ貴女も試してみてね』
『カレシにも見せたい、私のセクシーな姿』
そんな購入者のメッセージが紙面に踊る。
「こういうのって、お値段はどれくらいなのかな?」
と、価格に目を落とすと、信じられぬ低価格だ。
「嘘でしょ?」
思わず独り言ちる陽子。
女子高生のお小遣いでも十分に手の届く価格だ。
「で、でも駄目よ、駄目。このショーツじゃ、ブルマを履いたら丸見えじゃない」
確かにデザインに心奪われた陽子だが、あくまでこんなカタログに目を通したのは、ブルマ姿から下着が露出していることを注意されたからだ。
「あの、洋助ちゃんにまたハミパンしてるって揶揄われちゃうぞ」
と、このパンティを履いてみたいという購入の衝動に駆られつつ、その欲求を必死にこらえる陽子。膨らみ加減が微妙で、清楚さと生々しさを同居させる胸の前で、カタログをぱたんと閉じてみる。
が、ある言葉を思い返し、再びそのぺージを開く。
『ブルマを履いても、見えない下着があるといいのだがねぇ』
まるで、陽子が意図的に少女らしい健康的な性を売りにでもして、村の男たちの心を波立たせているかのような、鈴木教頭のセリフが頭をよぎる。
「こういうのを買えば、変な目で見られることもなくなるかも…?」
陽子はもっともらしい言い訳を探してみる。が、どの下着も、生真面目で異性との交際歴のないある意味『箱入り娘』の心を解放させてくれそうなオーラを放っているような錯覚を覚えた。
「駄目よ、駄目、陽子…。こんなパンティ履いたりしたら、不良少女になっちゃうわ」
愛くるしい貌を生真面目に強張らせ、自らに言い聞かせる陽子。
「大体、男の先生が、どうして女子生徒に下着のことにまで口を挟むわけ? これってセクハラっていうんじゃなかったかしら? 明日、絶対教頭先生に抗議しちゃうんだから…」
とカタログを閉じようとした陽子は、その綺麗な瞳を赤く潤ませるように、一枚のショーツの写真を凝視する。
『キラキラ輝く生地がエロティックなシースルーのオープンクロッチTバックショーツ・セクシー下着』
「な、なに、コレ…? てぃーばっく…? ま、まるで、紐みたいじゃない」
陽子の言葉通り、秘所とアナルを多い隠す布地は、まるで紐のように細い。
商品モデルのエンジェルゾーンやそのヒップの肉感的な輝きを隠すというより、むしろ逆に輝かせる鮮烈な刺激を与えるものだ。
「そ、それに、おーぷんくろっち…? …って…いやッ! 大切な処が空いているってこと!? いやいやいやんッ」
陽子は口を両手で抑え、頭を振って一人、愛らしく恥じらった―――。
第四幕:刺激される性感
一週間後――。榛原家の自室で陽子は、その性格そのままの、購入したばかりの白い下着を手にする。
微かに緊張と、ときめきで指が震えた。
昨日、その注文のランジェリーが郵送されてきたときは、異常な興奮と緊張感、そして『悪い娘』になるような秘めたる罪悪感を覚えた可愛い陽子だ。
彼女は全裸だった。
本日は午前中、田植え授業に備えて登校する前からブルマを履いていく予定だ。
つまり、『ハミパン』とスケベな子供に揶揄されないためには、そのために購入を決意したソレを着用する必要があった。
運動好きの少女の体躯はなかなか引き締まっていた。
少女らしく長い脚。
ブルマを着慣れた肉体は、太腿から下が微かに日焼けしていた。
エンジェルゾーンから上の真っ白な素肌とのコントラストが、少女から成熟した女体へと変貌を遂げつつある若い肉体をエロティックに引き立てている。
陰毛は薄い。
すっと乙女は素足の爪先をパンティに通した。
右足、そして左足…。その光沢を放つ、輝くようなショーツは、陽子のムチリとした太腿を通過し、大切な部位、つまりはトライアングルゾーンにすっと喰い込んだ。
「あ、あんッ」
ぷりぷりとした臀部の間にも張り付くような感触に襲われた陽子は、気恥しい喘ぎを漏らす。
布地は少ないのに、下半身を燃え上がらせるようなフィット感に、羞恥心を掻き立てられる17歳の乙女。
「ヤ、ヤダ…なに、この密着感は…?」
絵に描いたような優等生の純朴お嬢さんは、幼さの残る頬を真っ赤に染め上げる。
大和撫子を絵に描いたような純粋な令嬢は、気恥しさに裸体を震わしつつも、姿見の前にそっと歩み出た。
「そ、そんなッ…なんて恥ずかしいの…こんな下着があるなんて」
かまととぶったような表情も愛くるしい陽子は、異様なまでに薄地でかつ、陶酔感さえ呼び覚ますような布地の下に陰毛が浮かび上がるサマを直視できずにいる。
異常な羞恥心をあおられつつもうら若き肉体に映える白いエロティックショーツ姿に、淫猥な気持ちを徐々に掻き立てられるような錯覚も感じ始めている。
そんな陽子の揺れる乙女心に楔を打ち込んだのは、この下着会社のオーナーの達筆なメッセージカードとともに同封された愛らしい桃色の小瓶に詰められた薬品だった。
『陽子嬢へ わたくしどもはすべての女性は宝石と考えております 聖なる下着を身につけられた貴女のお姿はきっと神々しい輝きを放つでしょう』
卑猥な悦びを感じ始めた罪悪感を打ち消すメッセージに、陽子は救われた思いを抱きつつ、その小鬢の蓋をねじる。
「何かしら…? 三つの保湿成分配合って、説明には書いてあるけど…」
それ自体は何の変哲のないメッセージだった。
「ハンドクリームなのかな? …えっと、えんじょいろーしょんっていうの…」
白い指先で、小瓶の先から滴るトローンとした液体を掬い取る陽子。無臭だが、妙に粘着きその清楚な乙女の感覚を本能に変えるかのように、まとわりつく。
「あら…何なのかしら…この感触…」
陽子は、徐々に強まる指先の震えを鎮められない―――。
「だ、駄目よ…陽子…どうしたっていうの? いけない…娘…あぁッ…」
ネバーッと透明な液体に塗れた右手の指先で、破廉恥な華が咲いたような秘所を本能の赴くまま忍ばせる…。
オープンショーツが、さっそくその役割を果たす時が来る。
数分前までの陽子は、想像すらしなかった淫靡な心地良さに苛まれ、既に十分に潤った秘裂の間を純潔な意思に背く様に、快擦し続けてしまう。
エンジョイローションは最高の潤滑油となり、乙女の敏感になり切った陰核を異常に昇華させ、そこを刺激すればするほど陽子自身のラブジュースが噴出し、混ざり合い、これまた最高の刺激薬となる悪循環だ。
「あッ…だめよ…。はあはあ、あぁッ…あッ…ああぁぁッ! 私…どうにかなってしまったの? …はあ、はあ、こ、こんなに…びしょ濡れに…なるなんて…ああぁぁ〜〜〜ッ…」
指から滴る液体はローションばかりのハズはなく、乙女のスケベなジュースであることは言い訳のしようがない。
甘い吐息と心悸高進、そして秘所から漏れるエロティックな下の声。清楚な乙女の部屋は、生々しい雌のフェロモンに満ち満ちていた――。
(続く)
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