アナルファンタジー(3)運命-第13話
作家名:優香
文字数:約4450文字(第13話)
公開日:2020年8月24日
管理番号:k038
「お、おいっ、ま、未だ片付けが出来てないぞ。いやらしいお二人さんっ」
彼が戸惑いながらも、嬉しそうな悲鳴を上げた。
「だ、だって、あれから、ゆ、優香さんと、ほ、ほとんど何もしてないんだもん」
「わ、私もっ、あ、貴方を見たら、す、すごく、ほ、欲しくなってっ」
私と悠美は彼を挟んで仰向けにした彼に覆い被さった。
「何もしてないって?絶対嘘だね?」
「ほ、本当よっ。悠美とは、朝、一緒にうんちしながらオナニーして、一緒に浣腸し合って、お風呂で抱き合って、夜ベッドで抱き合って。な、何回かは、イ、イッたけどっ」
「ほらっ、ちゃんとしてるじゃないか?大体優香と悠美が二日も何もしないでいるなんて、おれは絶対信じないからな」
「でも、い、今、あ、貴方としたいっ、あ、貴方にして欲しいのっ」
彼は拒みながらも、照れ臭そうに笑っていた。
私と悠美、二人掛かりで彼を全裸にして、身体中を舐め回し、キスの雨を降らせる。
そして半勃ちの男根と二つの肉包を、最近覚えたての遣り方で、二人で交互に口に咥え、吸い立て、しゃぶり、舐め上げる。
彼の男根が愛おしかった。
いや、彼の全てが愛おしかった。
悠美も同じ気持ちだっただろう。
口と手で彼の男根を愛撫しながら、全裸になる。
「ああ、何て女達だ。荷物の整理も終ってないのに」
「ほら、貴方だって、その気になったでしょう?」
彼の男根が完全に勃起し、大きくそそり立って脈打っていた。
悠美が先に彼に背を向けて馬乗りになり、肛門の窄まりに唾液塗れの勃起の先端を宛がい、ゆっくりと尻肉を沈めて行く。
「ああっ、い、良いわっ、あ、貴方っ、ゆ、優香さんっ、か、感じるのっ」
悠美の肛孔に彼の勃起が完全に埋没し、悠美がゆっくりと尻肉を前後左右上下に振り立て始めた。
彼が背後から悠美の両方の乳房をわし掴みにして揉み立てながら、悠美を自分の裸身の上に寝そべらせる。
私は二人の太腿の間に裸身を埋め、二人の結合部分に貌を埋めて、膣孔に挿入した指で悠美の膣粘膜をしゃくり、擦り立てながら、クリトリスから女陰の襞、会陰を伝って二人の結合部分、そして彼の二つの肉包、さらに彼の肛門の窄まりさえ、舐め上げ、吸い立て、舌で弾き、こそいだ。
「ああっ、ゆ、優香さんっ、い、良いのっ、す、すごくっ、か、感じるわっ。ね、ねえっ、お、おま○こっ」
言われなくても解っていた。
私は夥しく滴る愛液を塗しながら、膣粘膜を抽送する指を増やし、そしてすぐに拳全体をめり込ませた。
「い、いやーっ、す、すごいっ、す、すぐイクわっ、ああっ、お、お尻っ、お、おま○こっ、い、良いのっ、あ、貴方っ、つ、突いてっ、ゆ、優香さんっ。こ、拳っ、ひ、捻ってっ。ああっ、イ、イクッ、イクイクッ、イクーッ、イクーッ」
エクスタシーに痙攣する裸身を激しく悶えさせて尻肉を上下させる悠美の尿孔から、間欠泉のように夥しい愛液が噴出して、私の貌に、腕に、そして、やっと生え揃い、それなりの形を成して来た恥毛の叢に、結合している二人の太腿に飛沫いて降り注ぐ。
私は噴出す愛液を直接口で受け止め、喉を鳴らして飲み込み、二人の下腹部を濡らす愛液も舐め取り、?み込んだ。
「ゆ、優香さんっ、か、替わってあげるっ」
「ああっ、わ、私もしたかったのっ」
悠美が、未だ痙攣の残る裸身を翻して彼の下腹部から降りた。
交替で私が、たった今まで悠美がしていた姿勢で彼の勃起を肛門に咥え込んで行った。
「ああっ、い、良いっ、あ、貴方っ、ち、ち○ぽっ、い、一杯っ、お、お尻に挿ってるっ、す、すごいっ、ゆ、悠美っ、み、見てっ、お、お尻の奥までっ、さ、刺さってるわっ。ああっ、い、良いのっ、ゆ、悠美っ、お、おま○こっ、こ、拳でしてっ」
さっきの悠美同様、彼が私を背後から羽交い絞めにして乳房を揉み立てると、悠美が私と彼との結合部を口で愛撫しながら、私の膣粘膜を挿入する指を増やしながら、挙句には拳を挿入して抽送し始めた。
「ああっ、す、すごいっ、き、きついわっ。ああっ、あ、貴方っ、ゆ、悠美っ、わ、私っ、い、いやらしいっ、か、勝手にっ、こ、腰が動いちゃうっ」
悠美とフィスト ファックをし始めた頃からだろうか。
私の肉体が、膣粘膜が肛門粘膜が、意識して動かそうとしなくても、自らの意志を持ったように動き、膣粘膜や肛門粘膜までもが、挿入されている指や拳、バイヴや彼の勃起を貪るように妖しく蠢くようになっていたのだ。
今も、二つの媚孔に咥え込んだ悠美の拳と彼の勃起を、二つの孔の奥底の粘膜が僅かな快楽をも逃さないかのように蠢き、私の裸身を操るように尻肉を上下左右前後に揺すり立てているのだった。
「ああっ、す、すごいっ、イ、イクッ、イ、イッちゃうっ。イ、イクッ、イクイクーッ、イクーッ、イ、イクーッ」
激しい痙攣が全身を襲い、強烈なエクスタシーの波に襲われる。
尿孔が何度も開いて、間欠泉のような愛液がその度に噴出し、飛沫いた。
強烈な官能に霞む視線の先で、悠美が口で受け止めて飲み込み、下腹部を舐め上げ、吸い立てて愛液を?み込んでいた。
「続きは夕食の後だ。おれの荷物はほとんど片付けたから、二人の荷物を整理しなさい。ああ、観られたがりの淫乱なお二人さん、ここにいる時は素っ裸で良いけど、外に出る時くらいは洋服を着なさいよ」
名残惜しそうにエクスタシーの余韻を愉しんでいる私の裸身を圧し退ける様にして彼が立ち上がり、私達の尻肉を叩いた。
私と悠美は下着を着けずにワンピースを頭から被って、車から荷物を運び込む。
「解ってるだろうけど、一階はキッチンと、リヴィングとトイレと浴室、二階があのお愉しみの部屋と、その左手が寝室とクロゼットだ。おれは晩飯の準備をするから。適当で良いよ、荷物置く場所は。生活しながら不便だと想ったら、配置を替えれば良いから」
彼は私達が頷く前に、歩いてリヴィングの隅のキッチンに入った。
私達は、それぞれ想う場所に身の回りの物を置きに行き、最後に寝室の横のクロゼットに、洋服類を備えた。
「ああっ、ゆ、悠美っ?」
寝室に入って、私は驚きの声をあげた。
悠美も茫然と立ちすくんでいた。
寝室の壁に掛けられた、悠美の全裸のクロッキー。
それは恐らく奥様が描いたのであろうが、膣孔と肛穴を、自ら指で貫いて、大きく拡げてオナニーしている悠美のクロッキーだったのだ。
それ以外にも三枚飾られていた。
悠美がベッドに横たわって膣孔に指を挿入してオナニーしている姿。
四つんばいで貌だけをこちらに向けて、肛孔に指を挿入してオナニーしている姿。
全裸に薄いシルクのドレスを纏い、窓辺に立って外を眺めている悠美。
どれも何故か猥褻さをほとんど感じさせず、芸術的な崇高さを漂わせていた。
私は絵心がほとんどなかったが、それらがどれだけ素晴らしいかは理解出来た。
何という美しさ。
私には神々しささえ感じられた。
「ゆ、優香さんっ・・・」
悠美がよろけるように私にすがり付いて絶句した。
悠美が短大を卒業してから美術学校に通ってクロッキーを勉強している理由が解った。
先日、プールサイドでの若者六人とのセックスの際に、処女でもなく、膣粘膜で私の指、そして拳さえも、難なく受け入れ、エクスタシーを貪っていた悠美が「ち○ぽ、初めて」と叫んだ、その理由が、はっきり解った。
彼女が悠美の処女を、いや、恐らく悠美がそれを彼女に望んだに違いない。
「悠美っ、い、良いの。でも、私っ、ちょっと羨ましいな。ううん。勘違いしないでね?私、嫉妬してるんじゃないわよ。私もこの場に一緒にいたかったわ。そして奥様と三人で愛し合いたかった。それが羨ましいのよ。どんなに素敵な方だったか。貴方と、彼を愛するようになった今、解る気がするの」
「ああっ、ゆ、優香さんっ」
悠美が整った美貌を涙で濡らし、くしゃくしゃにして私にキスを求めて来た。
自然に傍のベッドに二人の身体を投げ出す。
ベッドはキングサイズで三人が横たわっても充分余裕があった。
私は悠美の髪を何度も撫でながら、永い時間二人共無言でキスを貪り合った。
「おーい。お二人さん。晩飯だぞーっ。おれ抜きにいやらしい事するんじゃないぞ」
階下から彼の呼ぶ声がして、私と悠美は抱き合ってリヴィングに降りた。
彼はふと悠美が瞼を腫らしていて、泣いたのに気付いたが、その理由を当然のように理解していて、何も言わなかった。
おいしい彼の手料理とワインが、楽しい語らいを弾ませる。
「ねえ、私、また泳ぎたいわ」
悠美がキッチンで後片付けをしている彼に背後から抱き着いた。
「私も今そう想ったわ。悠美も気に入ったのね?夜の海で泳ぐの」
私も彼に抱き着き、彼の男根を掌で包んで撫で上げた。
「良いよ。先に二人で行ってなさい。洗い物が終わったらおれも行くから」
私と悠美は、小さな子供のように手を繋いではしゃぎながら裏木戸を出て、海まで走り、そのまま跳び込んだ。
「ああ、気持ち良いわ。本当に。叫びたいくらいよ」
「そうね。星が綺麗。夜光虫も、最初はびっくりしたけど、すごく神秘的で綺麗」
二人で抱き合ったまま、首まで海に浸かり、岩場まで泳いだり歩いたりして辿り着く。
岩場に腰掛けてキスを繰り返しながら、互いの乳房と女性器を愛撫し合う。
いきなり、闇を閃光が切り裂いた。
「きゃーっ。な、何っ?」
「い、いやーっ。こ、怖いっ」
私と悠美は素早く立ち上がり、抱き合って、互いの身体を隠し合い、閃光の走った方向に視線を遣った。
「ははは。驚かせてごめん。この前、ここでの二人が余りに綺麗だったから、写真に撮りたいと想ってね」
閃光の正体は彼のカメラのフラッシュだった。
「ああ、ど、どうしよう?わ、私っ、裸で写真撮られるなんて。は、恥ずかしいっ。で、でもっ、あ、貴方が撮るなら、い、良いわっ」
やっとの想いで、彼の構えるカメラに向かって裸身を曝す。
悠美は?
悠美は、さっき見たクロッキーで伺い知れるように、あるいは、初めて彼と出遭った時、彼が、悠美の事は奥様の話とクロッキーで知っていると言った。
「ああ、ゆ、優香さんっ、も、もう解ってると想うけど、あのクロッキーは、奥様が描いて下さると仰って、悠美は悦んで描いて頂いたの。ゆ、悠美の処女も、お、奥様に捧げたのっ。奥様は最初、悠美に遠慮して、お尻でしか愛してくれなくて、初めて心から愛した相手が女性の貴方だから、後悔しませんって。だ、だから」
悠美がまた泣いていた。
彼のカメラのフラッシュで頬を濡らす涙が光っていた。
「ゆ、悠美っ、わ、私はもう二度と言わないわよ。彼と奥様が愛し合って、奥様と貴方が出遭って愛し合って、だから貴方が私の小説に興味を持って、私と出遭って愛し合うようになって、だから私も彼を愛するようになって。私も貴方と一緒に奥様と三人で愛し合えてたら、どんなに素敵だったかって。さっきあのクロッキーを見て感じたのよ」
「ああ、ゆ、優香さんっ、う、嬉しいっ」
悠美が私に何度もしがみ付いてキスを貪った。
私は、悠美の片脚を抱えて岩場に乗せ、自分でも同様にして、彼の構えるカメラのレンズに向けて二人で秘部を拡げた。
(続く-次回最終話!)
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