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アナルファンタジー(3)運命-第10話



作家名:優香
文字数:約5110文字(第10話)
公開日:2020年8月15日
管理番号:k038


挿絵の官能小説画像

真っ暗で波一つない穏やかな海。
波打ち際を静かにさらう波が穏やかに白く砕け、遠く水平線に漁火が点在していた。

頭上には天の川銀河が天空に白く輝いて横たわり、ずっと見上げていると、星が落ちて来そうに感じたり、身体ごと宇宙に吸い込まれてしまいそうに感じたりもした。

彼を挟んで三人で抱き合い、波打ち際まで歩いてそのまま海に浸かる。
「きゃっ。冷たいっ、で、でも気持ち良いわ」

「ああ、ワインに酔ったから、すごく気持ち良いっ」
腰の辺りまで浸かると、彼が私と悠美に交互にキスの雨を降らせる。

私と悠美も、キスを交わす。
「な、何っ?さ、三人の身体がっ、ひ、光ってるっ?」

悠美が驚きの声を上げた。
「私は何度か妻とこうして経験した事があったが、何なのだろうね?」

彼も驚いて光る海水がまとわり付く三人の身体をしげしげと見詰めた。
漁師町生まれの私は勿論知っていた。

「これは夜光虫なの。海水をかきまぜると発光するの。綺麗でしょう?すごく神秘的で」
悠美も彼も、両手で海水をかき混ぜて、まとい付く夜光虫の煌きにしばし見入っていた。

「三人の身体が光って見えるわ。すごく幻想的で素敵」
「そうなの。海水をかき混ぜると、光り続けるのよ」

三人でしばし、その美しさに見とれながら海水をかき混ぜる。
「岩場まで泳ごう」

彼に誘われて岩場まで泳ぎ、悠美と並んで岩場に腰掛け、彼が足許にひざまづいた。
悠美とキスを交し合いながら、海水に濡れた髪を掻き揚げる。

「悠美さんも優香さんも、そうしてると、御伽噺の中の人魚みたいだ。綺麗だよ」
「もう『さん』付けは止めません?私達にあれだけの事をさせておいて、それなのに、何か、未だ赤の他人みたい」

悠美が、何時もする、子供のような仕草で口を尖らせた。
「私達は、もうとっくに貴方を愛してるし、『貴方』って呼んでるんですよ」

「そ、そうだったね。でも、じ、自分からすると、貴方達が嫌がるんじゃないかって想ってね。今からそうさせてもらうよ」

彼が私達に初めて、愛想を崩して子供のような笑顔を見せた。
「ね、ねえ、あ、貴方っ。わ、私っ、ワ、ワイン、?み過ぎてっ、お、おしっこしたくなっちゃったの」

「わ、私もよっ。そ、外でおしっこなんて、こ、子供の時以来だけど。ねえ、は、恥ずかしいけどっ、み、観ててっ」

「良いよ。ゆ、悠美も、ゆ、優香も、み、観ててあげるから、しなさい」
彼がまた照れ臭そうに、口ごもりながらも私と悠美を呼び捨てにした。

私と悠美は蹲踞の姿勢になって彼の視線に向かって大きく膝を拡げた。
「ああっ、で、出ちゃうっ、は、恥ずかしいっ。み、観ないでっ」

「い、いやっ、は、恥ずかしいっ、で、出るっ」
自分から観て欲しいと望みながら、やはり反射的に恥じらいの言葉が口を付く。

二人の尿孔から噴出した夥しい尿液が、銀色の迸りになって、足許にしゃがんで見守る彼の胸から腹部に飛沫いて砕ける。

「気持ち良いよ。二人のおしっこが、おれの胸に当たって飛沫いてるっ」
彼が両手で二人の尿液を受け止め、摺り込めるように胸を撫でた。

「ああ、す、すごいっ、き、気持ち良いっ、こ、こんなの初めてよっ。ね、ねえ、い、一杯出てるわっ、み、観ててっ」

「あ、貴方っ、み、観てるのねっ、は、恥ずかしいっ、で、でも気持ち良いわっ。外で、おしっこして、貴方に観られてるなんてっ。ああ、未だ出るわっ」

彼が下から両手を伸ばし、私と悠美の膣孔から挿入した指でゆっくりと膣粘膜をこそぎ、しゃくり擦り立てた。

私と悠美は互いの乳房とクリトリスを愛撫し合いながら、まるで心身が大自然の中に融合してしまうような錯覚と共にエクスタシーの穏やかな波に?まれていた。

「ね、ねえ、わ、私っ、ほ、欲しくなっちゃったっ」
永い放尿を終えた悠美が声を震わせながら、四つんばいになって、自ら膣粘膜に二本の指を挿入し、膣粘膜を愛撫し始めた。

「あ、貴方っ、わ、私もよっ。あ、貴方にっ、お、お尻っ、し、して欲しいのっ」
私も四つんばいになって、膣粘膜を抽送し、その指を三本、四本に増やして行く。

「ああっ、い、良いっ、あ、貴方っ。う、嬉しいっ」
「す、すごいっ、は、挿って来るっ、あ、貴方のっ、ゆ、指っ」

彼の指が、私の膣孔に溢れ出した愛液を掬い取り、塗し、さらに自分の唾液を私の肛孔に垂らして、指を二本、三本とめり込ませて来た。


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「驚いたね。妻も、丁度この岩場で四つんばいになって、自分でオナニーしながら、お尻の孔を私に愛撫されるのを好んだんだ」

彼はそう言いながら、尚も指を四本にし、ゆっくりと確実に私達の肛門粘膜を圧し拡げて来た。

「ああっ、お、奥様と一緒にっ、わ、私達を愛してっ。ああっ、き、きついわっ、で、でもっ、や、止めないでっ、あ、貴方の拳っ、お、お尻に欲しいのっ。ああっ、お、おま○こがっ、い、一杯よっ」

「わ、私もっ。こ、拳がっ、お、おま○こにっ、は、挿ったわっ。わ、私のお尻の孔にっ、あ、貴方の拳っ、い、挿れてっ。ああっ、は、挿って来るっ、す、すごいっ」

ほとんど同時に私も悠美も、自分の拳を膣粘膜に咥え込んだ。

「妻は、あの二階のバイヴを受け容れられたが、自分の拳をおま○こに挿れた事はなかった。まして私の拳をお尻の孔に欲しがる事なんて、考えた事もなかった。本当にいやらしいお嬢さん達だ」

「ああっ、い、言わないでっ、は、恥ずかしいっ、だ、だって、欲しいんですっ、あ、あなたの拳をっ、お、お尻にっ、あ、愛してるのっ」

「い、いやっ、は、恥ずかしいっ。で、でもっ、ほ、欲しいのっ、お、お尻にっ、あ、貴方の拳っ。それでっ、イ、イキたいのっ」

私も悠美も声を震わせて叫び、彼の拳を求めて尻肉をさらに突き出した。
彼の拳の最も太い親指の付け根が肛門の窄まりを圧し拡げてめり込もうとしていた。

やはり男性の拳は、私自身の拳、悠美の拳よりも遥かに巨大だった。
しかし、私も、そして恐らく悠美も、彼の拳をどうしても肛門に受け容れたかったのだ。

彼は尚も私達の愛液を掬い取り、唾液を肛孔に垂らして、抽送を続けた。
彼の拳が少しずつ、馴染んで柔らかく解れ切った肛門にめり込んで来た。

もうすぐ親指の付け根の最も太い部分が肛孔を貫く。
その予感だけで、私は激しいエクスタシーの大波に襲われていた。

「ああっ、あ、貴方っ、き、きついっ。お、お尻の孔っ。で、でもっ、す、すごいっ、イ、イクわっ。す、すごいのっ。イ、イクッ。イクイクッ、イクーッ。い、いやーっ。は、挿ったっ、き、きついっ、う、動かさないでっ。ああっ、ま、またっ、イ、イクッ、イクイクイクッ、イクーッ」

私が強烈なエクスタシーの大波に?まれた瞬間、膣粘膜と肛門粘膜の周辺に筋肉が一瞬弛緩したのだろうか。
彼の拳が一気に肛孔をこじ開けて貫いて来たのだ。

「い、いやーっ。す、すごいっ、は、挿ったわっ。イ、イッちゃうっ。イ、イクイクイクッ、イ、イクーッ。ああっ、あ、貴方っ。う、動いちゃっ、い、いやっ、ま、またイッちゃうっ。き、きついっ、イ、イクーッ、イクイクイクッ、イ、イクーッ」

悠美もほぼ同時に、彼の拳で肛門を貫かれて激しく裸身を痙攣させ、絶叫した。
生まれて初めて受け容れた彼の拳。

その巨大さは私自身の拳や、悠美の拳の比ではなかった。
しかし、私の肛門と悠美の肛門はそれを受け容れたのだった。

私も悠美も拳を動かしてはいないし、彼の拳も動いてはいなかった。
しかし、それでも強烈なエクスタシーの大波が裸身を痙攣させる度に、夥しい愛液が尿孔から何度も噴出していた。


肛門とは、何という、貪欲な器官なのだろうか。
いや、女性器も同様だった。

何時の頃からだろう。
悠美もそうだっただろうが、拳を女性器と肛門で受け入れ、快楽を貪るようになった頃からだ。

女性器と肛門が、自分の意志とは無関係に一層深い快楽を求めて蠢くようになったのは。
いや、恐らく、意志とは無関係にではない。

私も悠美も、心の奥底で、さらなる快楽を求めていて、女性器と肛門がその欲望に操られて蠢くのだ。

先程、恐怖を覚える程巨大だったバイブを二本同時に膣孔と肛孔で受け入れ、快楽の底無し沼に沈められたばかりであった。

それなのに尚、自分の拳を膣粘膜に咥え込んだまま、彼の巨大な拳で肛門を貫かれ、眼も眩むようなエクスタシーの大波に襲われた今、私の膣粘膜と肛門粘膜は、私自身の意志とは無関係に自分の拳と彼の拳を貪るように妖しく蠢き、さらに強烈なエクスタシーの波を立ち上げたのだった。


「ま、またっ、イ、イクーッ。あ、貴方っ、し、死んじゃうっ。イ、イクイクイクーッ」
「く、狂っちゃうっ。あ、貴方っ。だ、だめっ。イ、イクわっ、イクイクーッ」

閉じた瞼の裏側で、正にさっき見詰めていた天の川銀河を湛えた悠々たる星空の煌きが炸裂し、私は遠のく意識の中で、傍で激しく裸身を痙攣させながら岩の上にうつ伏した悠美の気配を感じていた。

肌寒さで、意識を取り戻す。
磯から砂浜に上がり、部屋に戻ろうとする彼を、私と悠美が背後から抱き締めた。


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「もっと、こうしていたい。夜の浜辺で、全裸でいられるなんて、生まれて初めての経験だし」

「私もよ。少し寒いけど、三人で抱き合ってたら、あったまるわよ」
「そうだね。そうしようか」

彼が振り返って私と悠美を抱き寄せ、そのまま砂浜に三人で倒れ込んだ。

「気持ち良いわ。子供の頃に還ったみたい。天の川があんなに綺麗で。夏休みに独りでタオルケット持って、砂浜に出て、ずっと星空を眺めていて、気が付いたら朝だったってこと、何度もあったっけ」

本当に子供の頃に観ていた情景そのものだった。
彼が両脇の私と悠美を腕枕して乳房を優しく愛撫する。

私と悠美は彼の男根を愛撫していた。

「私なんて、東京で生まれて東京で育って、旅行もほとんど行った事がなかったわ。愛美さんとここに来た時くらい。こんな素敵な星空も、夜の海で泳ぐのも、初めてだから、すごく感激してる」

悠美が彼の胸の向こうから貌を起こして、私を見詰め、キスをねだった。
私も貌を悠美に近づけ、悠美の唇を貪り吸う。

「私もそうだな。悠美と一緒で、旅行にも余り行かなかった。この別荘を買って、妻とこうして初めて星空を見上げた時、涙が出そうなほど感動したんだ」

彼は、無窮の星空を見上げたまま、呟いた。
多分奥様の事を想い出しているのだろう。

「これで奥様がいらっしゃったら、貴方や悠美は勿論でしょうけど、私もどんなに幸せに感じるか」
悠美も、私の唇の先で、小さく溜息をついて眼を閉じた。

「やっぱり冷えるね。中に入ろう」
彼が私と悠美を促して身体を起こした。

一階の浴室には、外から入れるようにドアが取り付けてあった。
「ああ、あったかいわ。気持ち良い」

「ほんと。気持ち良い」
彼が浴槽にお湯を流しながら、私と悠美の裸身に付いた砂を流してくれる。

「ああ、あったまったら、お、おしっこしたくなっちゃったっ」
「わ、私もっ。結構冷えたもの」

「おれもしたいな。三人でしよう」
彼がシャワーを止めて、私と悠美に向かい合った。

私と悠美は、何時も部屋でしているように、浴槽の縁に片脚を乗せて秘部を大きく拡げ、キスを貪り合いながら、乳房を愛撫し合う。

彼は私と悠美の真ん中に向かい合わせになり、私と悠美のクリトリスを指で愛撫する。
「は、恥ずかしいけどっ、き、気持ち良い。ね、ねえ、で、出ちゃうっ、ああ、出るっ」

「で、出るわっ。は、恥ずかしいっ。ああっ、み、観てっ、あ、貴方っ」

私と悠美が、キスを貪る唇を離すと同時に、激しい放尿を始めた。
「わ、私もっ、で、出るよっ」

彼が恥ずかしそうに口ごもりながらも、何時の間にか巨大になっていた勃起を突き出し、その先端から夥しい尿液を迸らせた。

男性の放尿を初めて観る私と悠美は、キスを貪るのを止めて、彼の勃起に見入った。

女性の放尿は、女陰の襞を開いて尿道を曝さなければ、何処から尿液が噴出するのか解らない行為であったが、男性のそれは、放尿という表現がまさに的確であるように感じられた。

三人の尿液が、三人の足許に飛び散って溜まりを作った。
「私は余り気が進まなかったが、妻は私がおしっこするのを観たがってね」

「わ、私っ、男性のおしっこって、は、初めて観るけど、な、なんか、は、恥ずかしいけどっ、しゃ、射精を視るみたいで、こ、興奮するわっ」

悠美が放尿を終えてからも、秘部を拡げたまま、頬を恥じらいに染めた。
「わ、私もっ、は、初めて見たわっ。あ、貴方のっ、お、おしっこならっ、い、何時も見たいわっ」

私は、裸身を翻らせて彼の足許に沈め、彼の尿液を乳房で受け止めた。
期せずして、悠美も同様にしたのだ。

「ああ、な、何かっ、す、すごくっ、い、いやらしい気分よっ」
「わ、私もっ。か、感じて来ちゃうっ」



(続く)





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