アナルファンタジー(3)運命-第7話
作家名:優香
文字数:約5390文字(第7話)
公開日:2020年7月30日
管理番号:k038
ふと視線を上げると、私の穏やかな身心の反面、悠美がついにエクスタシーの連続地獄に突入したようだった。
「ゆ、優香さんっ、わ、私っ、し、死んじゃうっ。ま、またイクわっ。イ、イクイクイクッ、イクーッ。ああっ、お、おま○こっ、お、お尻の孔もっ、ひ、開いたままみたいっ。か、感覚がなくなって来たっ。で、でもイクのっ。ああっ、し、死んじゃうっ。い、いやーっ、ま、またっ、イ、イクーッ、イクイクイクーッ」
まさに悠美が言葉にした通り、ペースを最大にした巨大な悪魔のバイヴが抽送する悠美の二つの媚孔は、バイヴが外部に抜け出ても、既に洞らになったかのように閉じる事を忘れ、その内部のピンク色の粘膜を露にしていた。
「い、いやーっ、へ、変になっちゃうっ。ああっ、だ、だめっ、イ、イクのっ、イ、イクッ、イクーッ、ゆ、優香さんっ、た、助けてっ、あ、貴方っ、と、停めてっ、い、いやーっ、ま、またイクッ、し、死んじゃうっ、イ、イクーッ、イクーッ、イクーッ」
悠美の裸身はエクスタシーに痙攣しっ放しで、狂乱の叫びを発し続ける口からは白く粘る唾液を滴らせ、瞳は焦点を失って虚ろになっていた。
拘束されている訳ではないので逃げようと思えば逃げられる。
しかし、悠美は機械的に襲って来る巨大な二本のバイヴの抽送に併せて尻肉を蠢かせ、秘部を突き出し、苦悶に美貌を歪めながらも、明らかに恍惚の笑みを湛えていたのだった。
セックスの快楽の深淵とは、苦悶の極限の果てにあるのだろうか?
悠美の表情は強烈な快感に歪み、酷く淫猥でこそあれ、何かを超越したかのように美しく見えたのは何故だろう?
「貴方もあんなになってみたいでしょう?」
彼は背後で囁くと、私の裸身を抱えて、勃起を私の肛門から引き揚げた。
「ああっ、い、いやっ、ま、未だっ」
そして、私の願いも空しく、彼は完全に失神状態になって身動きもしない悠美に近寄り、バイヴを悠美の二つの媚孔から抜き去った。
悠美の二つの媚孔は先程の強烈な抽送を受け容れていた時同様、大きく洞らを拡げ、内部の赤い粘膜まで曝し、夥しく塗れた愛液に濡れ光っていた。
「続きはテーブルの上で、充分愉しんで、私と悠美さんに観せて下さい」
彼が悠美の裸身を抱えてソファーに戻り、私を促した。
私は媚肉を激しく疼かせているエクスタシーの揺らめきに衝き動かされ、よろけるようにテーブルに近寄り、上に上がった。
上を向いて二本並んでそそり立つ巨大なバイヴ。
それは悠美の二つの媚孔を貫いて躍動したバイヴより巨大ではなかったが、それでも私の腕から先程の太さと長さを誇り、何よりも、正に男性の勃起そのものの形状をしているだけでなく、幹の凹凸が異常に誇張されて施されていた。
これを私の膣孔と肛孔に受け容れて、私が動いたら。
それを想像するだけで、媚肉の奥底が再び激しく疼き出した。
まして、二つのバイヴからはコードが延びていて、ソファーのサイドテーブルの上のリモコンに繋がっていた。
それを作動された時の自分を想像すると、それだけで意識が遠くなりそうでさえあった。
今までバイヴなどという無機的な器具は性愛の対象にはならないと感じていたので、使用した事もなかったが、その無機的な器具が、愛する彼が愛した奥様を悦ばせる為に設けた物であり、今私と悠美を悦ばせる為に施そうとしているのであれば、血が通った存在に感じられ、私の性感を誘導しようとしていた。
たった今まで、醜悪とさえ思える程無機的な機械に操られる二本のバイヴでエクスタシーの嵐に翻弄されて狂っていた悠美も、恐らく彼に愛撫されているように感じていたに違いなかった。
彼の方に向き直り、和式の女性便器にしゃがむように腰を沈め、二本のバイヴに震える手で触れてみる。
指からもそのバイヴの持つ妖しい魅力が伝わって、私を狂わせようとする。
震える裸身をずらして位置を調整し、二本のバイヴの先端を自ら膣孔と肛孔に導き、先端をわずかに潜らせる。
「ああっ、こ、こんなっ、は、恥ずかしいっ、み、観ないでっ」
たった今、彼の巨大な勃起を受け容れて私にエクスタシーをもたらせた二つの媚孔が、尻肉をゆっくりと沈めて行くと、バイヴを受け容れ、簡単に?み込んで行く。
「悠美さんも気が付いたようだから、二人で観ててあげる。たっぷり愉しみなさい」
彼の声に視線を上げると、彼が悠美を背後から抱いて、乳房とクリトリスを愛撫し始めていた。
「ああっ、わ、私っ?ああ、す、すごかったのっ。し、死んじゃうかと想った。い、いいえっ、あ、あのまま死んでも良いと想ったわっ。ああ、貴方っ、き、気持ち良いっ」
悠美が彼に甘えるように、彼の愛撫に向かって乳房を突き出し、両脚をさらに拡げた。
私は二人を見詰めながら、尚も尻肉を沈めて行った。
「ああっ、す、すごいっ、き、きついっ、で、でもすごいっ。こ、こんなっ」
そして私の尻肉がテーブルに密着した時、二本のバイヴの先端は、私の子宮口を圧し開いて子宮壁まで貫き、肛門粘膜奥底までめり込み、直腸の限界までいた。
「ああっ、は、恥ずかしいっ。お、お尻がっ、か、勝手にっ、う、動いちゃうっ。き、気持ち良いのっ、か、感じるっ、す、すごいっ」
私は、二人の視線の先で、自ら乳房を揉み立て、指で挟んだ乳首を擦り、捻り上げ、クリトリスを揉み込みながら、尻肉を前後左右上下に振り立てていた。
手で触れ、眼で確かめたその巨大な二本の勃起を象ったバイヴは、幹に浮き上がった血管がことさら強調され、螺旋の起伏を刻み込まれていた。
それが単純に膣粘膜や肛門粘膜に対して垂直方向に抽送されたとしても、回転して抉る様な刺激をもたらすのは、想像出来ていた。
それは悠美とのフィストファックに多少馴れ始め、拳を、膣粘膜と肛門粘膜を抉るように捻る動きを加えられるようになり、その刺激を思い知っていた私には、悠美が先程エクスタシーの底無し沼に沈められた悪魔のような性具よりも、むしろ強烈な刺激を私に与えるのではないかとさえ、想ったのだ。
そして、それは案の定、いや、私の想像を遥かに超えていた。
「ああっ、い、いやっ、こ、こんなのっ、は、初めてっ。す、すごいっ、か、感じるっ、し、信じられないっ。ね、ねえっ、ゆ、悠美っ、あ、貴方っ、わ、私っ、も、もうイクわっ。だ、だめっ、イ、イッちゃうっ。イ、イクイクッ、イクーッ」
私はバイヴ自体初めての経験だったし、ましてこんなグロテスクで強烈な刺激をもたらせるであろうバイヴが二本も、私の最大の性感帯である膣粘膜と肛門粘膜を貫いて刺激するのを恐れて、遠慮がちにしか、動いていなかったのである。
しかし、その快感は、やはり、私の想像を超えていた。
悠美の拳を二つ受け入れて刺激されるのも強烈な快感をもたらせた。
バイヴはどんなに微妙な動きをして、性感帯を刺激しても、それは所詮無機的な、感情を含まない愛撫でしかないはずであった。
それなのに、これ程強烈なエクスタシーを覚える私は、何なのだろうか?
悠美も、先ほどの、無機的なバイヴでの刺激でもたらされたエクスタシー地獄の中で、私とのセックスでは決して見せた事のない、狂気に近い悦びの表情をしていた。
それがただ単に性感帯を機械的に刺激され続けた結果としてのエクスタシーであり、愛情から湧き出でる官能とは別の境地であったであろう。
先日の六人の若者との乱交、十二人の若い漁師達との乱交でも、悠美は、そして私もエクスタシーの底無し沼の深淵に沈んだ。
性的な快楽とは、もしかしたら、愛情とは無縁の肉体的な、物理的な刺激でも、もたらされるのかも知れない。
私達は、理性で、愛情に連結させようとしているだけなのかも知れなかった。
ただ、悠美もそうであっただろうが、私自身も、悠美をエクスタシー地獄に沈めたバイヴも、今私を貫いている、この悪魔のようなバイヴも、愛すべき彼が仕掛けた物である、という事に、自らを納得させようとしていたのだった。
私はエクスタシーに裸身を痙攣しながら、再び媚肉の奥底に立ち上がったエクスタシーの波に襲われながら、自問自答をしていた。
その瞬間、彼がリモコンのスィッチを入れ、私の二つの媚孔に埋まり込んでいる二つの巨大なバイヴが首を振りながら回転し始めたのだ。
「い、いやーっ、だ、だめーっ、いやいやいやっ。ああっ、こ、こんなのっ。だ、だめーっ、イ、イクイクイクッ、イ、イクーッ」
私は自ら尻肉を振り立て、快感を貪ろうとする前に一気にエクスタシーの波に襲われた。
「い、いやーっ、ま、またイクっ。す、すごいっ、か、感じ過ぎるっ。お、おま○こっ、お、お尻の孔もっ。き、きついわっ、あ、貴方っ、ゆ、悠美っ、イ、イッちゃうっ、イ、イクわっ、イ、イクッ、イクッ、イクーッ」
私は強烈なエクスタシーの波に?まれ、裸身を痙攣させ、尿孔から間欠泉のような夥しい愛液を噴出しながら、激しい快感に霞む視線の先で、彼に後ろ抱きにされた悠美が彼の勃起を自ら手にして腰を浮かせ、肛門の窄まりに導いて尻肉を沈めて行くのを観ていた。
「ああっ、ゆ、優香さんっ、す、素敵よっ、わ、私もっ、が、我慢出来なくなっちゃってっ。ああ、お、お尻の孔がっ、ひ、拡がってっ、ち、ち○ぽがっ、め、めり込んで来るっ、す、すごいっ、き、きついわっ。ああ、、あ、貴方っ、お、奥までっ、い、一杯よっ」
上品で清楚な悠美の美貌が、完全に快感に歪み、愛らしい唇が開いて淫猥な言葉を並び立て、火を吐くように喘いだ。
「ああっ、ゆ、悠美っ、あ、貴方っ、わ、私っ、こ、こんなの初めてっ。す、すごいのっ、し、信じられないっ。ああっ、ま、また良くなっちゃうっ」
尻肉をテーブルの上面に密着させているだけで強烈なエクスタシーが私を?み込む。
「ああっ、み、観てっ、わ、私っ、じ、じっとしててもイッちゃうのっ。お、おま○こっ、す、すごいのっ、お、お尻の孔もっ。き、きつ過ぎるっ、ま、またイクわっ、イ、イクーッ、イ、イクイクイクーッ、イ、イクーッ」
私の耳に、悠美の喘ぎ声と私の放尿のように噴出す愛液の淫猥な濁音、私のエクスタシーの叫び、そして悠美のエクスタシーの叫びが重なって、私の底無しの性欲をさらに刺激し、二つの媚孔は、じっとしていてもエクスタシーを得られるにも拘わらず、自らの尻肉を振り立てずにはいられないほど、貪欲に快楽を貪る器官に成り果てていた。
私は媚肉の動きに全身を支配され、自ら巨大なバイヴを咥えこんだ尻肉を狂ったように前後左右上下に躍動させ、強烈なエクスタシーの嵐の中に自らを沈めて行った。
「ああっ、イ、イクイクイクッ。つ、続けてイクわっ。あ、貴方っ、ゆ、悠美っ。す、すごいのっ、バ、バイヴッ、お、おま○こっ、お、お尻の孔にっ、め、めり込んでっ。わ、私っ、か、体が勝手に動いちゃうっ。い、いやーっ、ま、またイッちゃうっ。イ、イクーッ、イ、イクイクイクッ、イクーッ」
「ゆ、優香さんっ。あ、貴方っ、ち、ち○ぽっ、お、お尻がっ、す、すごいのっ。お、奥までっ、ひ、拡がってっ。め、めり込んでるっ。すごいっ、た、堪らないっ。イ、イッちゃうっ。イ、イクッ、イクイクイクッ。イクーッ」
悠美も、先程私がそうであったように、乳房とクリトリスを彼の愛撫に委ねて裸身を激しく悶えさせ、自ら彼の勃起を肛門粘膜で締め付け、尻肉を上下左右前後に激しく揺すり立てて、エクスタシーの大波に?まれていた。
「いやーっ、も、もうっ、と、停めてっ、し、死んじゃうっ。イ、イクッ、イクッ、イクーッ。ああっ、ま、またイクッ、き、気が狂っちゃうっ、い、いやっ、あ、貴方っ、ゆ、悠美っ、も、もうだめっ、し、死ぬっ、死ぬーっ」
私は、尻肉を振り立てる気力も失せ、裸身だけが激しく痙攣するのを感じながら、ただバイヴの強烈な蠢きに翻弄され続け、薄れ行く意識の中で、悠美が断末魔のように叫んで動きを停止し、裸身を硬直させて仰け反るのを観ていた。
「い、いやーっ、な、何っ?お、お尻っ、き、きついっ」
「ああっ。か、浣腸っ?お、お腹っ、く、苦しいっ」
悠美も失神していたのだ。
肛門の奥底に異様な刺激を覚えて私の方が先に意識を取り戻し、二人の所在を知ったのは、最初に排泄を彼に曝し、互いに浣腸し合って、膣粘膜に拳を挿入して貪り合い、排泄しながらエクスタシーを貪る痴戯を曝した、あのアクリル製のプールであった。
シャワーのノズルに、二本のビニール管が粘土のような物質で固定され、そのビニール管が私と悠美の肛門に深く挿入されて、バイパスの役割を果たし、私と悠美の肛門に同じ湯量の浣腸が施されているのを知った。
腸内は既に注入されたお湯で限界まで膨らんでいた。
「二人共、すごく素敵だったよ。綺麗で、淫乱で。妻がいたら、どんなに悦んで、一緒に愉しめたか」
彼がプールの縁に腰掛けて、寂しそうに遠くを見る眼をしながら、呟いた。
「ああっ、で、出ちゃうっ。み、観ないでっ、は、恥ずかしいっ」
「い、いやっ、は、恥ずかしいっ、で、出ますっ。み、観ないでっ」
私と悠美が同時に喘ぎ、肛門の窄まりが排泄音を立てて拡がり、尻孔とビニール管の狭間から腸粘膜を膨らませていた排泄液が噴出し始めた。
排泄液と言っても、先程、いや、記憶にはないが、私と悠美が悪魔のようなバイヴと愛おしい彼の勃起でエクスタシーの嵐に狂う前、排泄し、浣腸洗浄したばかりだったので、出て来る液体は無色透明であった。
(続く)
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