アナルファンタジー(3)運命-第6話
作家名:優香
文字数:約5020文字(第6話)
公開日:2020年7月27日
管理番号:k038
私は魅入られるように、彼の足許にひざまづき、両手で男根を包み込むように支え、先端に啄ばむようなキスを施すと、根元から先端まで舌先で何度も舐め上げる。
男性の男根に触れ、口で愛撫するのは、何人目で何度目だっただろうか?
ふとそんな疑問が心を過ったが、彼の存在がすぐにかき消していた。
唇と舌先から伝わった刺激が媚肉の奥底に性欲の疼きを立ち上げる。
それに導かれるまま、私は彼の男根の先端から口に含み、吸い立て、しゃぶり、舐め上げ、再び根元まで口に含んで吸い立てた。
湧き起こる唾液が口に溢れ、彼の男根の幹を伝って二つの肉包を濡らし、床に滴った。
「ああっ、す、すごいのっ、お、おま○こっ、お、お尻の孔もっ、き、きついっ、ひ、拡がっちゃうっ、こ、こんなのっ、ああっ、い、良いっ」
気のせいではないだろう。
響いていた不気味なモーターの回転音が上がった。
悠美の愉悦の叫びと、官能の喘ぎがそれに伴って高まった。
官能に潤む視線を愛する悠美の痴戯に遣りながら、彼の男根に魅き寄せられる。
「ゆ、優香さんっ、ああっ、ま、またイクわっ、あ、貴方っ、す、すごいのっ、お、おま○こっ、お、お尻っ、い、良いっ。い、いやーっ、イ、イクイクイクッ、イクーッ」
悠美のエクスタシーの叫びと、尿孔から間欠泉のように噴出する愛液の飛沫が響く。
その瞬間、私の口の中の彼の男根が一気に勃起して、私の喉奥に突き刺さった。
悠美が、私の名前と彼を「貴方」と呼んで、エクスタシーの波に痙攣した。
さっき、悪魔の機械で初めてエクスタシーに?まれた時も、私と彼を両方とも呼んだ。
先程は、未だ多少冷静な部分があって、私と彼に同じ程度気遣いをして、二人を呼んだかも知れなかったが、今は半狂乱寸前であった。
ほとんど無意識に呼んだのであろう。
それが嬉しかったし、彼も嬉しかったに違いない。
それで恐らく一気に勃起したのだろう。
彼の勃起が私の喉奥で停まり、私は呼吸が出来なくなった。
私が口を離そうとすると、彼は私の頭を抑え込んで、それを許さない。
「喉の奥にも実は性感帯があるんだ。それを教えてあげよう。最初は少し苦しいがね」
彼の声が頭上から聴こえた。
私は息苦しさの余り、首を振って逃れようとしたが、許されない。
彼の勃起の先端が私の喉奥をゆっくり小刻みに刺激し始めた。
込み上げる嗚咽、湧き出る唾液、零れ落ちる涙、遠のいて行きそうな意識。
しかし、ある瞬間、彼の勃起がいきなり私の口から抜け出た。
口腔内に溜まっていた粘り気のある唾液が一気に噴出し、私の乳房を濡らし、太腿まで滴った。
彼の勃起の先端と私の唇を唾液の糸が繋いでいる。
彼が私の頭を抱えている手に力を込めて、もう一度勃起の先端で喉奥を突き、再び小刻みに刺激して来る。
「ああっ、ゆ、優香さんっ、あ、貴方っ、ゆ、悠美っ、ま、またイクのっ、い、いやーっ、イ、イクイクイクッ、イクーッ、イクイクッ」
狂乱する悠美の痴態を視界に置きながら、私はその苦悶を受け容れた。
再び襲う息苦しさに抗い、それでも彼が、苦しさを抜け出た処にあると言う快感を探して、彼の勃起を受け入れ、自らしゃぶり、吸い立て、受け容れる。
何度目だっただろうか、ふっと苦しさが遠のいた。
いや、息苦しさはそのままだったが、喉奥から快感のような刺激が媚肉に響いたのだ。
《ああ、こ、これっ?か、感じるわっ、く、苦しいけどっ、き、気持ち良い》
それは、被虐的な性感を持つ人間でしか解らない、悦びだったかも知れない。
そう感じた瞬間、苦しさから開放された。
自分で呼吸と彼の勃起の動きを調節すれば良いのだ。
私は自分で唇を大きく開いて勃起と喉との隙間から呼吸しながら、首を振って彼の勃起を逆に刺激し始めた。
「貴方は本当に賢いね。喉をち○ぽで犯されてると想うと苦しい。貴方が自分で勃起を刺激すると考える。そうすれば苦しくないんだ。妻も、これが好きでね」
上目遣いに彼を見ると、彼は優しく微笑んで私の頭に置いた手を離した。
動きを開放された私は、彼の勃起全体を舌で舐め上げ、唇を這わせて吸い立て、口に含んでしゃぶり、吸い立て、唇で扱き、さらに喉奥まで先端を咥え込んで小刻みに振動させ、唾液塗れにして彼の勃起を愛撫した。
「以前は、妻が悦ぶのを、つまり、ここでこんな器具を遣って、妻がオナニーを愉しむのを観ているのが好きだった。勿論彼女と直接セックスするのも好きだったよ。妻を失って数年、今は貴方達と直接愛し合いたいと想う。貴方と悠美さんが素敵過ぎるからかな?」
一息ついて、勃起から口を離し、尚も手指で彼の勃起を刺激しながら、彼を見上げると、彼は優しい微笑みを湛えて私の乳房を優しく揉み立てた。
「いらっしゃい。悠美さんが気になってるんでしょう?悠美さんの淫乱な姿が良く観えるように、そっちを向いて。おま○こでも、お尻の孔でも、貴方の欲しい方へ」
私は彼に手を引かれて立ち上がり、後ろ向きになって彼の膝の上に立ち、ゆっくりと尻肉を降ろして行った。
「ああ、は、恥ずかしいけどっ、ど、どっちにもっ、ほ、欲しいんですっ。りょ、両方でっ、イ、イキたいしっ、あ、貴方にっ、どっちでもっ、イ、イッて欲しいんですっ。じ、自分でっ、き、決められないっ。こ、こんなっ、よ、欲張りなっ、い、いやらしい私をっ、き、嫌いにならないでっ。あ、貴方が決めてっ、い、挿れて下さい」
彼の勃起の先端が、尻肉を震わせ揺する度に、膣孔と肛門の窄まりを往復した。
彼は私の願いには何も応えず、ただ背後から回した手で、二つの乳房をわし掴みにして揉み立て、指先で摘んだ乳首を転がし、捻り上げ、もう片方の手の指で、愛液に塗れて勃起し切ったクリトリスを擦り上げ、揉み込み、女陰の襞をなぞり上げ、私を一層狂わせた。
彼は私に選ばせ、私の性欲の程を知りたかったようだ。
「ああっ、い、意地悪っ。さ、先にっ、お、お尻ですると、よ、汚れちゃうから、お、おま○こでっ、してっ、イ、イッてっ、い、良いですか?」
込み上げる強烈な性欲に理性を失った私は、恥じらいをかなぐり捨てて、彼の承諾を得る前に、自ら勃起の先端を柔らかく解れ切った女陰の襞で捉え、一気に尻肉を沈めた。
「ああっ、い、良いっ、す、すごいっ。お、おま○こっ、ち、ち○ぽでっ、い、一杯っ。き、気持ち良いっ。ゆ、悠美っ、み、観てっ、わ、私っ、こ、この人としてるのっ」
彼の勃起の先端が子宮孔をこじ開け、奥まで突き刺さって私の膣粘膜を充足した。
彼の恥毛の叢が私の肛門の窄まりに密着して、擦り立て、新たな快感を生み出す。
私は彼の勃起を愛撫している際から立ち上がっていたエクスタシーの波に揉みくちゃにされたくて、一気に裸身を躍動させ、前後左右上下に尻肉を揺すり立てた。
彼は相変わらず同じペースで私の乳房とクリトリスを愛撫し、ただ私が尻肉を落として彼の勃起全体を膣粘膜で締め付ける瞬間だけ、下から突き上げて来た。
しかし、今の私にはそれだけで充分な刺激だった。
「ああっ、ゆ、優香さんっ、い、一杯っ、イ、イッてっ、わ、私もっ、ああっ、ま、またイクわっ。す、すごいのっ、あ、貴方っ。ゆ、優香さんっ、み、観ててっ、ま、またっ、イ、イクイクイクッ、イクーッ」
激しい官能に霞む視線の先で、悠美が貌を上げて私を見詰めたまま、夥しい愛液を噴出して裸身を痙攣させて叫んだ。
「ゆ、悠美っ、わ、私もっ、す、すぐイクわっ、す、すごいのっ、お、おま○こがっ、ち、ち○ぽでっ、い、一杯っ、ああっ、あ、貴方っ、か、感じますっ、あ、貴方っ、ゆ、悠美っ、わ、私っ、イ、イッちゃうっ、イ、イクイクイクッ、イクーッ」
悠美のエクスタシーに痙攣する淫猥な痴戯を目の当たりにした私は、媚肉の奥底から堰を切ったエクスタシーの大波に襲われ、尿孔から夥しい愛液を間欠泉のように噴出しながら裸身を痙攣させ、乳房とクリトリスを愛撫している彼の腕をわし掴みにして叫んだ。
「何て素敵なお嬢さん達なんだ。二人共。こうしていると妻の事を忘れられそうだよ」
彼が私の膣粘膜を隅々まで充たしている勃起をひくつかせ、乳房とクリトリスをゆっくりと愛撫しながら、私の首筋から背中に掛けてキスの雨を降らせた。
「ああ、お、愛美さんの事、わ、忘れてっ、ゆ、悠美と私を愛してっ。い、いいえっ、ご、ごめんなさいっ、ち、違うわっ。ま、愛美さんの事っ、わ、忘れないでっ。お、奥様とっ、あ、貴方が出遭って愛し合って、そ、それから、お、奥様が悠美と出遭って、悠美とっ、あ、愛し合ってっ、ゆ、悠美はっ、だ、だから私の小説のファンになって、私と出遭って、だ、だから、わ、私にとっても、ま、愛美さんはっ、た、大切な方なんですっ」
私は未だエクスタシーの名残に裸身を痙攣させながら、それでも精一杯理性を働かせ、想いを巡らせて彼に訴えた。
そして貪欲な私の性欲は、媚肉の奥底に新たに立ち上がったエクスタシーの波を求めて、膣粘膜で彼の勃起をしゃぶり立てるように収縮弛緩を繰り返しながら、ゆっくりと尻肉を揺すり始めた。
「あ、貴方っ、ゆ、優香さんのっ、い、言う通りよっ、わ、私もっ、そ、そう想ってたのっ。ま、愛美さんがっ、わ、私を誘って、あ、愛し合うような関係にならなければっ、わ、私は優香さんと愛し合うような関係になってないわっ。だ、だから、わ、私にとってもっ、あ、貴方とっ、あ、愛し合うのに、ま、愛美さんはっ、い、今でもっ、た、大切な存在なのっ。ああっ、だ、だめっ、ま、愛美さんの事想い出してっ。ああっ、ま、またイキそうになっちゃうっ」
「ありがとう。妻の事をそれ程大切に想ってくれて。解った。忘れようと意識するのはよそう。何時か忘れる時が来るかも知れないが、それまでは四人で愛し合おう」
彼が、言葉同様心の中で決意した様を私に伝える様に、私の乳房とクリトリスを愛撫する動きを強くした。
「ああ、あ、貴方っ、こ、今度はっ、お、お尻でっ、ああっ、は、恥ずかしいっ、イ、イキたいんですっ。い、良いですか?」
そう口走りながら、私は彼の承諾を得る前に、尻肉を浮かせて膣粘膜から勃起を抜き取り、その愛液塗れになった勃起を手に握り締めて扱きながら、先端を肛門の窄まりに宛がい、ゆっくりと尻肉を沈めて行った。
「ああっ、あ、貴方っ、き、きついわっ、で、でもっ、す、素敵なのっ、あ、貴方のっ、ち、ち○ぽっ、わ、私のっ、お、お尻の中にっ、お、奥までっ、は、挿って来るっ、す、すごいのっ、ま、未だっ、は、挿るわっ。い、一杯っ」
排泄して、浣腸排泄して、解れ切っていた肛門の窄まりも既に堅く閉じていた。
その肛孔をこじ開け、めり込んで来た彼の勃起が、私の唾液と愛液の滑りを借りて、少しずつ腸粘膜を刺激しながら圧し拡げて奥底まで貫いた。
「ああっ、ぜ、全部っ、あ、貴方のっ、ち、ち○ぽっ、ぜ、全部っ、わ、私のお尻の中にっ、は、挿った。ああっ、い、良いっ」
支えの両脚の力を抜くと、私の肛門の窄まりに彼の恥毛の叢が密着した。
「か、感じますっ。あ、貴方っ、ゆ、悠美っ、わ、私っ、こ、こんなのっ、は、初めてっ、い、良いのっ、す、すごいわっ」
激しい快感に霞む視線の先で、二本のバイヴで二つの媚孔を抽送されるのに呼応して尻肉を前後左右上下に揺すり立て、狂ったように裸身を悶えさせて言葉にならない悲鳴を上げ続けている悠美に向かって、そして私の背後で、私の心身の全てを慈しむように愛撫してくれている彼に対して、私はその快感の悦びを訴えた。
その悦びは、この男漁りの淫乱旅行で体験した十二人の地元の漁師の若者達との狂乱のセックスで、膣粘膜で、そして肛門でも二本の勃起の激しい抽送を受け容れてエクスタシーを貪って狂った、その比ではなかった。
「ああっ、ゆ、悠美っ、み、観ててっ、あ、貴方っ、う、動かないでっ。じ、じっとしたままでっ、わ、私っ、イ、イキますっ。は、恥ずかしいけどっ、お、お尻の孔がっ、な、中もっ、か、勝手に動いちゃうのっ。こ、こんなのっ、ああっ、す、すごいっ、イ、イクわっ、イ、イクッ、イクーッ」
そのエクスタシーは、それ程強烈なものではなかった。
しかし、悠美とのセックスで何度も体験した、心身が純粋に昂まった時だけに起こり得る、膣粘膜や肛門の粘膜が意志とは無関係に自ら蠢き、官能を貪る状態であり、例えばキスを貪り合っているだけでも、乳房を愛撫し合っているだけでも、穏やかではあるが、心底満ち足りるような、そんな満足感を私にもたらせたのだった。
(続く)
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