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アナルファンタジー(3)運命-第4話



作家名:優香
文字数:約5260文字(第4話)
公開日:2020年7月20日
管理番号:k038


挿絵の官能小説画像

何時傍に近寄って来たのか、彼の両手が私達の尻肉に触れ、その指先が二人の肛門の窄まりにいきなりめり込み、妖しく蠢いた。

「ああっ、い、良いっ、お、お尻っ、か、感じるっ」
「い、いやっ、お、お尻の孔っ、い、良いっ」

二人の窄まりに潜り込んだ彼の指は、人差し指だけだったが、それでも、私と悠美にとっては、強烈な刺激だった。
何時も繰り返していた二人だけの痴戯に、第三者である男性が加わって来たのだ。

それは前日、前々日の、六人、十二人との倒錯のセックスでは感じなかった、強烈なリアリティのある存在だった。
彼の人差し指がゆっくりと、二人の肛孔を寛げるように蠢き、やがて根元まで埋没して、腸粘膜の奥底を擦り立てた。

「悠美さん。妻があれほど愛した貴方が、そして貴方が深く愛してるという優香さんが、今してたような愛撫でイケるとは、私には想えないのだが」

彼は穏やかにそう言いながら、中指をも潜らせて来て、激しく抽送し始めた。
「い、いやーっ、イ、イクわっ、す、すごいのっ、イ、イクイクイクッ、イクーッ」

「ああっ、だ、だめっ、す、すぐイクッ、イ、イッちゃうっ、イクーッ、イクーッ」

私と悠美は立ち上がって揺らいでいたエクスタシーの波に一気に?まれ、裸身を激しく痙攣させ、快感に絶叫した。

「やっぱりね?美しいお二人が愛し合うのを間近に視るのは、それだけで充分興奮しますけど、やはりこうでなければ、貴方達と愛し合う愉しみがない」

彼はやはり穏やかにそう言うと、私の肛門から抜き出した指を悠美の口に、悠美の肛門から抜き出した指を私の口にめり込ませた。

悠美の肛門内部に溜まっている排泄物の苦味が舌先に感じられた。
悠美も同様に感じたであろう。

それが、私と悠美の被虐的な官能を一気に燃え上がらせた。

さらに、肛門での愛撫で、それも彼の指での愛撫でエクスタシーを貪った事で、私と悠美の性欲が完全に露呈され、彼の知る処となった今、もう隠す事は何もなくなっていた。

「何時も、貴方達がしているように愛し合うのを、私は知りたいのですよ」
彼が二人の口から指を引き上げ、私達を追い立てるように立たせ、私達の眼の前で、その指を自分の口に運んで舌先で舐め上げた。

《彼に全てを曝け出したい。彼に私の肉体の全てを愛撫されたい。彼に愛されたい。悠美と一緒に》
その瞬間、心を覆っていた嫉妬の炎が消え去った。

「ゆ、悠美っ、い、良いよねっ?」
私は悠美を抱き締めて、壁のないトイレの方に歩き出した。

「ゆ、優香さんっ、わ、私は、勿論良いけど、ご、ごめんなさいっ」
悠美が私に沿って歩きながら、私の腰を強く抱き締めた。

「悠美、謝らなくて良い。私もこの方を愛せそうなの。いいえ、愛するわ」
私は彼の足音を背後に聴きながら、悠美を抱き締めた。

「わ、私が先に、う、うんちするわっ。ああ、で、でもっ、ゆ、悠美のおま○こっ、お、おしゃぶり出来ないっ。ゆ、悠美っ、ク、クリトリスッ、お、お口でしてっ」

何時もなら、相手の女性器を口で愛撫しながら排泄するのが常だったが、この便器では便器の縁に立ち上がっても支えがないので立っていられないのだ。

苦心していると、彼が脚立のような椅子を運んで来てアクリル製のプールの上に置いた。
「この上で・・・。どうかな?」

「ああ、そ、そんなっ」
脚長椅子の上にしゃがんで排泄する。

女性器で悠美の口と指の愛撫は受けられる。
しかし、私の肛門が排泄物を吐き出す様を、真に視られてしまうのだ。

その脚長椅子はその為にのみ、用意された物であったろう。
悠美との毎日の恥戯でさえした事がない。

私は、震える裸身を支えて脚長椅子の上に上がってしゃがみ、前に立っていた悠美の貌に向かって恥部を大きく開いた。

「ああ、み、視て下さい。い、何時も、一緒にっ、う、うんちするのを観せ合ってるんです。い、いやっ、でも、こ、こんな格好は、は、恥ずかし過ぎるっ」

視て下さいとは言ったものの、強烈な恥じらいが込み上げて来る。
彼が私の斜め後にしゃがみ込み、私の秘部を覗き込んだ。

「因みに、この部屋の窓は全て二重サッシで、防音になっているから、貴方達がどんなに絶叫しても外に洩れないようになっています。だから存分に愉しんで良いですよ」


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窓が付いてないのを初めて知った。
私は恥ずかしさの余り、眼を閉じてしまった。

悠美の両手が私の太腿に掛かって一層大きく拡げると、クリトリスを馴染み深い悠美の唇と舌の感触が覆った。
「ああ、ゆ、悠美っ、い、良いわっ、か、感じるっ。い、いやっ、お、おしっこっ、で、出ちゃうっ。ああっ、で、出るっ」

下腹部に力を込めると、尿孔が緩んで夥しい尿液が一気に激しく噴出して、悠美の乳房に音を立てて飛沫いた。
何時もは互いの女性器を口に含んで排泄するのだが、今日は違った。

排泄しながら愛撫される様を、第三者の男性の視線に曝すのだ。
強烈な快感が湧き起こってくる。

忘れかけていた記憶が蘇る。

セックスしている時に、必ず脳裏に傍観者達が現れ、私の痴戯を観ながらオナニーをし、それを感じながら私自身も一層快感にのめり込んでいたのを。

《観られたい。曝け出したい。何もかも》
自分の心が、性欲が、何時も悠美に対してそうであるように、彼に対しても完全にまる裸になっていた。

彼の視線が私の心を震わせ、性欲の炎を燃え上がらせようとしていた。
《私?彼を愛してる?逢ったばかりなのに?彼の虜になってる?》

逢ったばかりとは言え、心から愛する悠美が心から愛した愛美さんと、心から愛し合い、悠美も愛し、愛されたいと願う男性であった。

それは錯覚ではなかったに違いない。
私はもう一度下腹部に力を込めて肛門の筋肉を緩めた。

「い、いやーっ、は、恥ずかしいっ、で、出ちゃうっ、で、出ますっ、み、視てっ」

鈍い破裂音が弾けた後、私の肛孔を圧し拡げて、排泄物が抜け出て、脚長椅子の上からの落下で加速された分、何時も浴室でしているよりも遥かに大きな音を立てて、アクリル製のプールの表面を叩いた。

《ああ、な、何て気持ち良いのっ、か、感じるっ、こ、このままイキたいっ》
私の欲望を悟ったかのように、悠美の二本の指が私の膣粘膜に潜り込んで来て、激しく抽送し始めた。

「ああっ、ゆ、悠美っ、い、良いっ、わ、私っ、う、うんちしながら、イ、イクのよっ。ああっ、す、すごいっ、ま、また出ちゃうっ。イ、イクッ、イクッ、イクーッ」

私はほとんど中腰になる程尻肉を大きく宙に浮かせて降り立て、排泄物の塊を肛門から幾つも吐き出しながら、悠美の指の抽送のままに、夥しい愛液を間欠泉のように何度も噴出し、悠美の乳房や貌、腕に飛沫かせながら、裸身を激しく痙攣させて、かつて感じた事のないほど強烈なエクスタシーの波に?まれた。

「ああっ、す、すごいっ。こ、こんなっ、は、恥ずかしいっ、ま、まだっ、で、出るわっ。ああっ、イ、イクイクイクーッ」

尚も愛液を噴出し、排泄も収まらないまま、エクスタシーの波に襲われ、火を吐くように喘いで塞がる事のない私の唇を彼の唇が塞いだ。

私は彼の唇と舌の蠢くままに、受け入れ、彼の唇と舌を貪り吸った。
《ああ、何て気持ち良いのっ、う、うんちしながら、ゆ、悠美にっ、お、おま○こ擦られ、こ、この人にキスされるなんて》

永い時が経ったような気がした。

彼の唇が離れ、悠美の指が私の膣孔から抜け出、何時ものように悠美の唇が私の唇を塞ぎ、私が噴出した愛液が流し込まれて来た。


一頻りキスを貪り合った後、悠美が脚長椅子にしゃがみ、私と同じ姿勢を取った。

私の眼の前に大きく拡げられた悠美の女性器はかつて観た事もないほど、夥しく滴った粘り気のある愛液に塗れて妖しく蠢き、溢れて垂れた愛液に塗れた肛門も、まもなく訪れる快感を待ちわびてひくついていた。

私が悠美のクリトリスを口に含んで転がした瞬間、悠美の裸身が痙攣した。
「ああ、で、出ちゃうっ、は、恥ずかしいっ、う、うんちっ。い、いやっ、お、おしっこもっ。ああっ、い、一杯っ」

いきなり、尿孔が開いて激しい放尿が私の乳房に飛沫き、乾いた破裂音が何度か響くと、悠美の肛孔が開いて巨大な排泄物が大きな音を立てて落下する気配がした。

「ああっ、ゆ、優香さんっ、か、感じるのっ、い、いやっ。ま、また出るっ」
悠美が私の頭上で火を吐くように喘いでいる。

「い、良いわっ、ゆ、悠美っ、お、思いっ切りっ、イ、イキなさいっ」

私は低く呻くと、再び悠美のクリトリスを激しく吸い立てながら、二本の指を悠美の膣粘膜にめり込ませ、いたぶる様に激しく抽送し始めた。

「ああっ、イ、イクわっ。す、すごいっ、イ、イクーッ、イクーッ、イクイクイクッ。い、いやっ、ま、まだ出るっ。ああっ、ま、またっ、イ、イクわっ、イクッ、イクーッ」

何時ものように、私の指が出挿入りする度に、悠美の膣粘膜が収縮弛緩を繰り返し、その度に尿孔から夥しい愛液が噴出し、私の貌から乳房、両腕に飛沫いた。

私は尚も悠美の膣粘膜を擦り立てながら、噴出した愛液を口に受けて、飲み干し、さらに悠美の恥毛のない恥丘や太腿に飛沫いた愛液を啜り、口に含んだ。

頭上で彼が、私にしたように、悠美にキスを施したようで、悠美のエクスタシーの叫びがくぐもった獣のような呻き声に変わった。


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「ああっ、す、すごいのっ、お、男の人にキスされたのっ、わ、私っ、は、初めてっ」
悠美は前日、前々日の狂乱を忘れたかのように、恍惚とした表情で喘いだ。

しかし、悠美は、私も、何人もの勃起を何度も口に含み、夥しい量の精液を?んだにも拘わらず、キスをした記憶がない事が、ふと脳裏を掠めた。

私は中腰になって、悠美の唇を塞いで、口に含んだ愛液を流し込み、悠美と分け合って?み干しながら、永いキスを貪り合った。

「さすがに私の妻が愛した悠美さんだし、悠美さんが深く愛してると言って憚らない優香さんだ。こんなに興奮するのは久し振りだ。妻とこんな戯れをしてから、もう永い時が経った」

彼は私と悠美を立ち上がらせて抱き寄せ、交互にキスを見舞いながら、呟いた。
しかし、彼は何処か遠くを見ているようであった。

「ああ、わ、私がっ、お、愛美さんの代わりをしますっ」
悠美が彼にしがみ付いて叫んだ。

「わ、私もっ、あ、貴方をっ、あ、愛しますっ」
彼にとって、愛美さんを忘れる事など出来るはずもない事は解っていた。

忘れて欲しいとも想わなかった。
私も悠美も、彼女の存在があったからこそ、知り合い、愛し合うようになり、そして今、彼と出遭い、愛し合い始めたのだから。

「ああっ、か、浣腸してもっ、い、良いですか?み、視てて下さいっ」
私と悠美がほとんど同時に訴えた。

私は悠美と抱き合ったまま、シャワーのノズルを手にしてお湯を出し、二人の排泄物が溜まったアクリル製の透明なプールに入った。

恐らく奥様が、私達が今からするように、浣腸され、あるいは自ら浣腸を施し、彼の視線に犯されたまま排泄しながら官能を貪っていたであろう事は想像に難くなかった。

彼は、元々無口なのか、穏やかな微笑を湛えた表情を変えもせずに、私達の痴戯を観守っている。

その視線に、恥じらいを紛らわせるように私と悠美は抱き合ってキスを貪り合いながら、先ず悠美の尻肉を圧し拡げて肛門にノズルを宛がった。

「ああっ、ゆ、優香さんっ。は、挿って来るっ、い、一杯っ。す、すごいっ」
悠美の裸身が痙攣し、いやいやをするように私の唇から唇を逸らして叫んだ。

「も、もうだめっ、い、一杯っ。お、お腹っ、く、苦しいっ」
私は急いでノズルを抜き取り、悠美に手渡した。

悠美が同様に私の肛門にお湯を注入する。
すごい勢いのお湯が私の腸腔を充たして膨らませる。

「ああっ、ゆ、悠美っ。か、感じるっ。お、お腹っ、い、一杯っ」
悠美が急いでノズルを私の肛孔から引き揚げた。

「ああ、ゆ、悠美っ、し、してっ」
「ゆ、優香さんっ、わ、私もっ、イ、イキたいっ」

何時もなら浴室で、浴槽の縁に上がってしゃがんでしたり、浴槽の縁に片脚を上げて秘部を開いて愛撫し合うのだが、この容器はそんなに縁が高くなかったし、不安定そうであった。

私達は互いに向かい合って、二人の排泄物を尻肉で圧し潰してねそべり、両脚を絡めるようにして、女性器を近付け、自ら乳房を揉み立て、指の間に挟んだ乳首を捻り転がしながら、お互いの女陰に二本の指を挿入して激しく抽送し、攪拌した。

「ああっ、す、すごいのっ、ゆ、悠美っ。か、感じるわっ。い、良いのっ」
「ゆ、優香さんっ、わ、私もっ。い、何時もよりっ、す、すごいっ」

彼が私達のすぐ傍に立って、私達の痴戯を見下ろしている気配がする。
それも、明らかに私達の貪欲な性欲を増幅させていた。

二人の女性器から起こる淫猥な夥しく滴った愛液の濁音と、火を吐くような二人の喘ぎ声が部屋中に響く。
何時もよりも遥かに大きなエクスタシーの波が立ち上がる。

「ああっ、ゆ、悠美っ、わ、私っ、も、もうイクッ」
「だ、だめっ、ゆ、優香さんっ、ま、未だ我慢してっ。い、一杯イキたいのっ」

何時もなら先にエクスタシーを迎える悠美が、清楚で上品な美貌を官能と苦悶に歪めて訴えた。



(続く)





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