被虐の目覚め〜快楽責めに堕ちる人妻〜-6話
作家名:影山有佐義
文字数:約4430文字(第6話)
公開日:2020年6月22日
管理番号:k031
16
化粧台の前に崩れ落ちた咲奈を、譲吉が四つん這いにした。ノロノロと頭を垂れて四つん這いになった咲奈の口に棒状の口枷を咥えさせた。
「ぬっ!」
咲奈が無意識に棒を咥えた時には、両端に結わえてあるバンドで、頭の後ろに固定されてしまった。
咥えさせられた棒は長さが10センチほどで、頭の後ろのバンドによって、唇の端まで食い込まされた。
咲奈は半開きの口に棒を噛まされてしまった。
一体何の目的かは不明だったが、口を開けっ放した顔を見られるのは恥ずかしかった。
「ううぅっ」
譲吉に顔を見せまいと下を向くと、顔の前に長いペニスを思わせるバイブが突き出された。
思わず見上げると、譲吉が嗤いながらバイブのスイッチ入れた。
ブーブブブブッ!
咲奈は官能小説を読んでアダルトグッズの王道であるバイブは知っていたが、本物を目の前で見るのは初めてだった。
音がローターよりも更に大きいのに驚き、口枷を嵌められているのを忘れて凝視している。
「どうやら実物を見るのは初めてのようだね。うれしいか? これでたっぷりしてやるぞ」
犬にオヤツを与える飼い主のような顔で譲吉が嗤う。
だが、ペットに対するような慈愛に満ちた笑みではなく、邪悪で猥雑な企みをもった嗤い顔だ。
「ううん、ぬううううっ!」
口枷を嵌められたまま、その淫靡な物から目を逸らして顔を振る。
小さなローターですら、極限状態にまで逝かされ、思いもよらぬ卑猥なことを口走ってしまうのに、この振動する模擬ペニスでは、更なる痴態を晒しかねない。
「見てごらん、咲奈」
根幹のスイッチを譲吉がいじると、バイブがシャキシャキ音をたてて、クネリだした。
「ひいいいっ! むぎいいっ」
思わず叫んだ「無理」の声に、口枷の隙間から飛沫が飛んだ。
「コイツが咲奈の中で暴れまわるんだ」
「むうううっ!」
咲奈は尻もちをついて、そのまま後ろに後ずさりだした。
化粧台にぶつかって、目を大きく見開いている。
「今更、後戻りできないぞ、咲奈。私のすること、そして私自身を受け入れるのだ」
「むううっ、むううっ」
「警察に届けるかね? ローターで何度も逝かされました、と」
「ううぅ」
「旦那さんも警察に呼ばれるぞ。奥様がアダルトグッズで責められて何度も逝ったようです、奥様は普段もアダルトグッズは使われていましたか?」
「……」
「さあ、素直に私の言うことを聞くんだ」
17
四つん這いになった咲奈にバイブが、当てがわれた。
「まずは振動もクネリもなしだ」
オープンショーツの後ろの割れ目からバイブが差し入れられた。
「むっ……」
冷たい無機質なペニスがバギナに当たった。
そのまま押されるままにバギナが口を開ける。
「ああっ……」
「すんなり入っていくじゃないか」
嘲りとも、蔑みともとれる言葉を聞きながら、咲奈はされるがまま痴戯を受けざるを得ない。
根元までしっかり受け入れている自分に暗い悦楽が湧き上がる。
沸々と淫欲の泡沫が浮かびあがる。
眉を寄せて耐えていると、ツーッと透明な涎が垂れた。
慌ててすすると譲吉の嗤い声が響いた。
「涎がでるほど感じているのか」
挿入されたバイブから抑えきれない情欲が沸き上がる。
卑猥な玩具に感じてなるものかと頭を振ると、また透明な涎が垂れた。
「くふぅううううっ」
くぐもった声を漏らす咲奈の口元を譲吉の掌が拭った。
「こんなに涎がベッタリ」
下を向く咲奈の顔に見えるように差し出す。
どうやら口枷は、咥内に溜まる唾液を垂れ流しにさせて、その恥辱の姿を観察するための道具のようだ。
(こんな、おぞましい屈辱を受けるなんて……)
顔をそむける咲奈に譲吉の嘲りが聞こえる。
咲奈の首に黒い首輪がつけられた。
「雌犬咲奈のお散歩だ。そのまま四つん這いで歩きなさい」
リードを持った譲吉に引っ張られ、咲奈はドレッサールームから洋室に移る。
ノロノロと歩むうちにバイブが、ぬるりと抜け落ちた。
「あううううぅ」
抜け落ちる摩擦すら快感を覚え、思わず声が出てしまう。
「緩いオマ〇コだな。しっかり締め付けないか」
膣圧の強さから押し出されたバイブを、譲吉から投げつけられた言葉どおりに受けとり、バイブを落とさないようソロリと歩む。
「しっかりくわえ込むんだ、ほら」
グリグリと回しながら挿入されるバイブに咲奈は嬌声を発した。
「あわわっ、んんんんんんんっ!」
ツーッと一筋の涎が落ちていく。
黒い首輪をつけられた人妻が尻をくねらせながら歩いている。
その姿を上から見ている譲吉は興奮から目を見開いている。
ポトン
固い音を立てて、またバイブが落ちた。
「また、抜け落ちたぞ。仕方のないメス犬め。落ちないようにバンドでとめてやる」
全ては計算づくの譲吉がニヤニヤ嗤いながら、バイブ固定バンドを取り出した。
ウエストに巻いたベルトからTの字に伸びたバンドが、バイブの柄を固定した。
突き立てられたバイブは常にバンドによって押し込まれるようになった。
再びリードを引かれると、バンドによってグイグイとバイブが押し込まれ、咲奈は叫びをあげた。
「はううううっ!」
なるべく刺激を生まないように、咲奈は尻をすぼめて四つん這いで歩いている。
くびれたウエストから広がる白いヒップ、オープンショーツからのぞく、白い双球がこの上なくエロチックだ。
強制的に打ち込まれたバイブに喘ぐ咲奈に、譲吉はメキメキと筋張りを立てていった。
「ふふふっ、そろそろバイブを発動させてやる」
突き出した根幹の二つあるスイッチの一つを入れた。
ブーン、ブブブブブッ
「あふうううううっ!」
透明な涎が溢れ出てきた。もう、咲奈は、涎などに、かまっていられなくなった。
咲奈の体の中に埋め込まれたバイブは、くぐもった音をしている。
強烈な振動を咲奈の柔らかな襞が全て受け止め、吸収しているのだ。
「うんぐうううっ! ぬぶぶぶっ!」
声にならない咲奈が頭を振りながら耐え忍ぶ。
その健気な姿に譲吉の狂気が刺激される。
「そんなに良いのか、メス犬め。人工ペニスがそんなにいいのか、えっ!」
バイブの柄にあるクネリスイッチを入れた。
シャキシャキとした音が肉に阻まれながらも聞こえてくる。
「おふっ! おふっ!」
目を見開いた咲奈の口から飛沫が飛び散る。
「よおーし。これからが、お散歩の始まりだ。さあ、歩け」
リードを再び引かれる咲奈だが、歩くどころではない。
さっき見せつけられた、振動しながらクネルバイブが、自分に挿入されているのだ。
そのおぞましい機械を強制的に埋め込まれていることに、羞恥と被虐感が入り混じっている。
「んぐぎいいいっ!」
言葉にならない声を発し、背中を丸めて涎を流し続ける。
普段は怜悧な顔をしている咲奈から、誰にも見せたことがないであろう痴態を引き出したことに譲吉は興奮をかくせない。
「こら、歩かんか、このメス犬! 言うことが聞けないならお仕置きだ」
ローターを取り出した譲吉が咲奈の片足を肩に担いで、大股開きにした。
ぢぢぢぢぢぢっ
バイブが打ち込まれているバギナがパンパンに張っている。
その結び目にある最も敏感な小粒にローターを当て込んだ。
「ピンピンのクリちゃんを懲らしめてやる、ほれ」
一気に昇天しないように、振動するローターを少しだけ当てた。
ぷふっ!
咲奈の頭が跳ね上がり、大量の唾液が飛び散る。
「ひっ、ひくぅっ!」
「ほれ」
「ひいっ!」
「ほらほら、もう一度」
「ひぐぅっ!」
「クリちゃんに押し付けちゃうぞ、ひひひっ」
ぢりぢりと押し付けられるローターに、逃げ場のないクリトリスが晒されている。
「ひぐ、ひぐひぐっ! ひぐううううっ!」
プルプルと腿が震え、身体が2、3度跳ねて横倒しになった。
ヒクヒクと痙攣している咲奈に無情の宣告がされる。
「歩くんだ。できなければ、ローターを当てつづけるぞ」
「むうううっ」
何とか身体を起こした咲奈だが、もう、歩行することすら困難になっている。
パシッ!
いきなり尻を叩かれて咲奈は驚愕の目を見開いた。
幼少の頃に、咲奈は一度だけ母親から尻を叩かれたことがあった。
だが、それ以降は、優しく扱われ大事に育てられてきた。
大人になってからは、その容姿から賛美を受けることはあっても、蔑まされるような思いをしたことなどなかった。
譲吉から尻を叩かれた瞬間に、自分が卑下されて犬扱いされていることを、改めて認識させられる。
自分は人間でも、ましてや女でもない。
譲吉に飼われているメス犬だ。
譲吉に支配されて、性欲の対象としてのメス犬だ。
蹂躙されて、されるがまま淫行を受けている。
その境遇に咲奈は酔いしれていく。
「ああぁ……」
ビシッ!
「あああっ!」
ビシッ! バシッ!
「はうっ!」
「ふふふっ、仕方のないメス犬だ」
たちまち尻を赤く染めた咲奈を、譲吉が口角を上げて見下ろしている。
18
バイブが外された。
追い立てられる悦楽地獄から解放されたが、精神的な満足感が得られてなかった。
それを見越したように譲吉がペニスを立てたままソファに腰を下ろしている。
首についたリードを引かれると、咲奈は四つん這いで、その足元まで歩んでいった。
カリ高のペニスは禍々しいほどに起立している。
太いカリ首から根幹が広がり、裏筋を見せているペニスは、ゴツゴツと浮き上がった血管が大木の幹を思わせる。
「はああああ……」
嵌められた口枷から吐息がもれ、雄々しいペニスに引き寄せられるように、咲奈はソファにあがった。
潤んだ瞳でトロンとした顔の咲奈は、完全に淫に支配されていた。
譲吉の首に左手を回し、右手で雄々しいペニスを探った。
「あああぁ……」
咲奈の手の中で肉の棒が猛りきっている。
逆手にもったペニスをしごくと、自らバギナに導いて腰を下ろしていった。
「はああああああっ!」
仰け反ったまま腰を振り始めると、甘美な官能に包まれていく。
それを表すかのように口枷の隙間から、とめどもなく透明な涎が流れ始めた。
ヌラヌラとした粘液が顎から垂れ、胸元に流れ落ちていく。
透明な血液に塗れたような倒錯的な美しさを漂わせている。
「ふふふっ、可愛いメス犬だ」
譲吉が咲奈の顎に口をつけて、流れ出る唾液を吸い取っている。
時々、バギナからクチュクチュと卑猥で粘着質な音がして、咲奈は、その音にまで脳が冒されていくようだ。
カクカクとくびれたウエストから腰だけを叩きつけ、咲奈は無心に快楽をむさぼった。
「ふふふっ、私のチ〇ポが病みつきになったようだね」
譲吉が咲奈から口枷を外した。
「咲奈、言ってごらん。ゴリゴリのチ〇ポに病みつきです、と」
「咲奈は、咲奈は! ゴリゴリのおチ〇ポ、や、病みつきです! あああっ!」
被虐の悦楽地獄に引きずりこまれた咲奈は、譲吉に言われるままに卑猥な言葉を吐き出している。
人妻の貞操観念も、たしなみも消し飛んでいた。
自ら発した卑猥な言葉に刺激され、背徳的な行為に酔いしれていく。
譲吉の大きく節くれだった指が咲奈の尻に食い込んだ。
掴んだ尻を上下に振りたてると、咲奈の啼泣が嬌声に変わった。
「あん! ああっ、いい! い、イク! イグううううぅっ!」
咲奈の体に激震が走った。
囚われた人妻の終焉を受け止めた譲吉もドッと精を放った。
(続く)
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