被虐の目覚め〜快楽責めに堕ちる人妻〜-５話
作家名：影山有佐義
文字数：約2780文字(第５話)
公開日：2020年6月21日
管理番号：k031
「そんなふうに突っ立っていないで、雰囲気だしなさい、ほら」
「あああっ」
抱き寄せられた咲奈の足の間に、譲吉の膝が割り込んできた。
グイグイと足を開かされると、差し入れられた譲吉の腿がビーズの数珠ごとバギナを摩り始めた。
「むぅっ！」
コロコロとしたビーズが、得もいえぬ快楽を生み出している。
こんな仕掛けになっているとは思わずに、咲奈は見た目を重視してムダ毛処理をしてしまった。
あろうことか、動きを阻むムダ毛のないバギナの上を滑らかにビーズが滑っていく。
「ほら、コロコロだ」
「ふぐっ」
慌てて片手で口を塞いだ咲奈に、追い打ちをかけるように更に激しく前後に動かす。
いきなり高速で発車したジェットコースターに乗せられた人のように、咲奈は大きく目を見開いた。
斜めにした腿に咲奈を乗せ、尻に手を当てて引き上げると、ビーズが食い込んでバギナを縦に断ち切る。
クルクルとバギナの中でビーズが暴れ、巻き込まれたクリトリスが悲鳴をあげている。
「いいのか、咲奈。ほーら、グリグリしちゃうぞ」
「んんんんんんっ」
「私の腿が咲奈の汁でヌラヌラしてきたぞ」
「ほれ、ほれ、ほれ」
キュッキュッと強く引き上げると、その都度ビーズの数珠がバギナを鋭く断ち切る。
「ひっ！ ひいっ！ ひいいいいっ！」
譲吉が腿を引くと、咲奈はたまらず身体を鏡の方に向け洗面台に両手をついた。
はあはあ、と早くも荒い息をついている咲奈のブラを背後の譲吉が外した。
譲吉は咲奈に覆いかぶさりながら、前に回した手のひらで乳房を摩り始めた。
ヤワヤワと搾りながら乳首をときどき転がす。
獲物に巻きついたヘビのように咲奈のうなじに舌を這わしている。
「オナニーしただろ、咲奈」
乳首を指の間に挟み込みながら、乳房をもんでいる。
「答えるんだ、咲奈。オナニーしたね」
挟んだ乳首を指で締めつけている。
「して……ません」
「嘘はよくないぞ、さあ、本当のことを言ってごらん」
「はううっ、してない、していません、ぬううううっ！」
「本当のことを言わない咲奈にお仕置きだ」
再び咲奈は譲吉の正面に向かされた。
「咲奈の大好きなローターで尋問だ」
ぢぢぢぢぢっ
咲奈の発注したローターは、譲吉に取り上げられていた。
そのローターが、譲吉の指に摘ままれている。
ショーツのヘリを譲吉の指がグイっと摘まみ上げると、ビーズの繋がりがバギナにめり込んだ。
「うっ！」
バギナの一番後ろに埋もれているビーズにローターが当てられた。
「ひいいいいいっ！」
ビリビリとした鋭い悦楽が突き抜ける。
バギナに締めこまれたビーズが連動している。
「オナニーしたね。さあ、答えないとローターがクリちゃんに近づいていくぞ」
「くああああああっ！ 強くなってくるぅっ！」
ビーズの一つ一つを確認するようにローターがクリトリスに近づいていく。
咲奈は立っていることが困難になり、後ずさって化粧台にぶつかった。
そして、片手を台について仰け反ったまま、もう片方の手で口を覆って耐え忍んでいる。
「ぬうううううっ！」
真っ赤な顔で、きつく目を瞑ったまま上を向いた。
ぢぢぢぢぢぢっ
「ほらほら、もうすぐクリちゃんに到達だ」
溢れ出た体液とローターが共鳴して、ジュブジュブと卑猥な音に変わっている。
ぢぢぢぢっ、ジュブジュブぢぢぢぢっ！
「オナニーしたんだろ、答えなさい、咲奈」
「ふぐぐぐぐっ、ぬわあああああああっ、お、オナニーしました、だって、しちゃったんだもん、ぬひいいいいいっ！」
極限状態に追い込まれた咲奈は、幼女が叱られた時のように叫んだ。
ガクガクと身体を震わせて、そのまましゃがみ込んでしまった。
１５
咲奈を立たせ、化粧台に手を突かせると、譲吉はバスローブを脱いだ。
尻を突き出す格好にさせると、後ろからカリ高のペニスをあてがった。
「うっ……、ううううっ、うっ！」
「ほーら、すんなり入っていくぞ」
完全に挿入すると鏡に映る咲奈の表情を観察した。
微かに眉間にしわを寄せた咲奈は、捕らわれた可憐な小鳥のようだった。
その白い小さな体を、譲吉は握りつぶしたい衝動にかられた。
その残酷な想いがペニスに伝わり、ミキミキと筋張りをたてていった。
「ぬうううっ」
「私のモノがパンパンに張っとるわ。咲奈のオマ〇コに私の型をつけている最中だ」
ローターでいたぶられた咲奈の昂ぶりは、キープされたままだ。
動こうとしない譲吉に焦れて苛立ちのような感情がでてくる。
「若いヤツはすぐにピストンしたがるが、こうしてしばらく動かずにいると、膣が自然と締まってチンポの型がつく」
咲奈は譲吉のペニスの型を自分につけられているのを想像して、嫌悪と同時に支配される暗い悦びを感じてしまう。
しばらくの間、咲奈の腰を掴んでペニスに纏わりつく愉悦を楽しんでから、譲吉は、ゆっくりと引き抜いていった。
「おおっ、オマ〇コがチンポに吸い付いているぞ」
「ぬぅっ！」
咲奈はズルズルと膣内を引っ張られるような快楽を感じて、思わず声がでてしまった。
「準備が整ったようだな。ふふふっ、咲奈、今日もたっぷり可愛がってやる」
「はあぅっ！」
ズッと、再び根元まで挿入されたペニスに、驚くような表情をしているのが鏡に映っている。
「ふふふっ、旦那とは、ろくでもないセックスばかりしていたようだな、ほれ」
「はぐっ！」
突き入れられるたび、咲奈の口から驚きの声がでる。
深く挿入したまま、譲吉が腰を回しながらこねるような動きをしている。
ペニスの根本を中心にカリ首が大きく回り、咲奈の内側をこそげている。
「しっかり締め付けているじゃないか、ええ！」
譲吉に翻弄されてしまうことに、少しでも抵抗を示したい咲奈が口を引き結んで嗚咽を漏らすまいとしている。
だが、嗜虐の隠者にとって、そのささやかな抵抗すらエッセンスになってしまう。
トントンと咲奈の冷たい尻を叩き始めた譲吉の下腹が、徐々に振れ幅を大きくしていく。
その単調な動きから、腰を回しながら螺旋の挿入に変化した。
「うっ、うっ、うっ」
片手で口を覆いながら、咲奈は健気な抵抗を示している。
その上から覆いかぶさった譲吉が、うなじから這わせた舌を耳の穴に差し入れた。
尖った舌先が咲奈の耳の穴に入り込んでいる。
くちゃくちゅ、くちゅくちゅっ！
バギナに出入りしている筋張りペニスが音をたてているような感覚に陥り、咲奈はのけ反った。
耳の中を通して脳が冒されていく。
感覚が鋭くなっている乳首が、すかさず摘ままれた。
「ひっ、ひいいいっ、いっ！ いいっ！」
譲吉も咲奈に合わせた、のけ反り気味の体制をとって、下からパンパンと突き入れていく。
「あっ！ あっ！ あああっ！ イク！ イクぅっ！」
化粧台に両手を突っ張ってガクガクと身体を震わせる咲奈。
譲吉がトドメの一刺しをして絞り出すように身体を震わせてペニスを抜いた。
その場にへたり込んだ咲奈を上から見下ろして、片方の口角を上げた譲吉が呟いた。
「ここからが本番だ。被虐の性をたっぷりと叩き込んでやる」
（続く）
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