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アナルファンタジー(1)契機-第20話



作家名:優香
文字数:約4180文字(第20話)
公開日:2020年5月18日
管理番号:k021


挿絵の官能小説画像

二人がこんな状態だったので、普通に食事を終え、何もせずに彼も寝室に入った。
私達は一緒にお風呂に入り、身体を洗い合う。

「ねえ、さっきの梶井さんて、何なの?聖子さん、すごく悦んでたけど。それに、こんな事してるのを視られても平気、いえ、視られるのが嬉しそうみたいだったけど」

「そうなのよ。梶井さんてね。昔の私の愛人だったの。いいえ、今でも愛人よ」
「あ、愛人?い、今でも?ど、どういう事っ?」

彼女は私の身体を洗ってくれながら、三人の関係を語ってくれた。


梶井さんという男性は、彼が大学卒業後就職した司法書士事務所の先生で、一緒に仕事をしているうちに彼はとても尊敬するようになり、また子供の頃に父親を亡くし、母子家庭に育った彼は父親のように慕っていたそうだ。

聖子さんは、梶井さんの愛人で、と言うよりも、奥様公認の恋人で、私達が今三人で暮らしているように、三人で暮らしていたのだそうだ。

勿論、性癖も同じだったそうだ。

ある日、梶井さんが薦めたお見合いを、良縁で双方とも乗り気だったにも拘わらず、彼が断わった際に、彼は梶井さんに自分の性癖の悩みを打ち明けた。

女性の肛門に酷く興味がある、だから普通の女性とは無理だと。
そして、教授は自分の家に彼を招待した。

その夜、彼は自分の恥ずべき性癖を受け容れてくれた三人に心から感謝し、四人で一緒に暮らす事になった。

その関係は、彼が司法書士の資格を取って一人前に仕事が出来るようになった後も続き、それから一〇年、彼が故郷であるこの町で開業する事を決意した時、聖子さんが結婚して一緒にこの町に来る事になったのだそうだ。

それからも時々、お互いがお互いを訪れ、秘密の性癖を充たし合っていたのだが、二年前梶井さんの奥様が癌を患い、三カ月もしないうちに逝去されたそうだ。

梶井さんは、奥様から好きな女性がいたら自分に気兼ねしないで付き合って欲しいという願いを聴かされていたが、奥様を愛する余り、奥様が亡くなられてからもずっと禁欲生活を続けていて、奥様公認の同じ性癖を持つ二人の家さえ訪れなかったそうなのだ。


「先月一周忌があって、私達法事に参列させて戴いたのだけれど、やっと禁欲生活を解く事にしたと仰ってたわ。だから明日おいでになるんだわ。愉しみよ。すごく素敵な紳士で。早苗もきっと気に入るわよ」

「き、気に入るわよって、い、いきなり初対面の男性にこんな恰好を視られるなんて。わ、私っ、は、恥かしくてっ、し、死んじゃうわよっ」

「ああ、私、愉しみで眠れないかも。でも、両方の孔が塞がってたら、何も出来ないし。ワインがぶ飲みして、今夜は寝ちゃおうか?」

「そうね。私は、その方にいきなりこんなの視られるのかって想うと、眠れないわよ。逆に。ね、ねえ、なんかおま○こもお尻の孔も拡がった気がしない?」

「そうなのよ。私もさっきから、気になってたのよ。少しきつさが薄れたような気がして。明日風船取ったらがばがばになってたりして」

「い、いやっ。そ、そんなのっ、もう、か、彼に抱いてもらえないじゃない」
私達は、お風呂から出て、二人でワイン一本空にしてベッドに入った。


翌日、彼は朝食を済ませて、梶井さんを迎えに駅まで車を走らせた。

初対面の男性にいきなり全裸で、しかも、二つの媚孔を風船で拡張した処を視せるなんて、本当に恥かしくて、隠れられるものなら隠れていたいぐらいだった。

私と聖子さんは何時ものソファーで並び、脚を大きく拡げて水風船で拡張されたままの二つの媚孔を晒したあられもない姿のまま、互いの乳房を愛撫し合っていた。


「聖子さんたら、梶井さんって方がいらっしゃるからって、こんなにいやらしいお汁を一杯垂らして。ああ、私、緊張してだめよ。昨夜梶井さんって方と貴方達の関係を聴かされて、安心しても良いかなって、想ったけど、だめ」

「何言ってるのよ。早苗のいやらしいおま○こだって、お尻の孔まで濡れてるじゃないの。ねえ、おま○こもお尻の孔も出来ないから、せめてクリトリスだけでも」

聖子さんが私のクリトリスに触れて、揉み込み始めた時、玄関ドアが開く音がして、続いて玄関脇の部屋で二人の男性が洋服を脱いでいるのであろう、話し声と衣擦れの音がかすかに聴こえた。

「せ、聖子さん。だ、だめっ。わ、私っ。は、恥かしくてっ」

私は裸身を震わせて目を閉じ、両手で顔を覆って拒絶の言葉を口にしたが、聖子さんに指摘されたように、心の何処かで、これから始まるであろう強烈な痴戯を期待して、密かに媚肉の奥底を疼かせてはいた。

二人の足音が近付いて来て、私達の前で止まった。


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「ほう。これは何とも、素晴らしい光景だね?聖子」
「お、おじ様に視られるのって、ひ、久しぶりだから、は、恥かしいっ、こ、こんな恰好っ」

「この女性ですか?聖子がお尻の孔に入れても痛くない程可愛い恋人を視つけたって言ってたのは」
何故か聞き覚えのある声だったが、恥かしくて、目も開ける事が出来なかった。

「そ、そうよ。この子可愛くて上品なくせに、天才的にいやらしいの。この水風船だって、この子のアイディアなのよっ。ああ、は、恥かしいわっ」

「いやーっ。ひ、酷いわっ。わ、私だけのせいにしてっ。試してみようって言ったの、せ、聖子さん」
聖子さんの言葉に私はうろたえ、聖子さんを横抱きにして、打つそぶりをした。


「あれっ。あ、貴方は?も、もしかして?あの時の?」
梶井さんと呼ばれる「おじ様」の、言葉に恐る恐る振り向いて目を開いた。

「あ、貴方はっ?」
官能と恥じらいに霞む目に映ったのは、何とあの行きずりの中年紳士だった。

恋人とのセックスに不満を感じていて、夜の街で声を掛けられてホテルへ入り、ベッドでセックスしている最中に、自分の性癖を告白し、肛門への愛撫を望んで断られた、まさにあの紳士だったのだ。


「い、いやーっ。は、恥かしいっ、み、視ないでっ」
私は一層の恥かしさが込み上げ、両脚を閉じようとしたが、二つの媚孔を拡張している水風船が邪魔で、閉じる事が出来なかった。

私は再び、顔を両手で覆い、泣き出していた。
それはあの紳士にこんな恥態を見られたショックもあったが、彼と再び巡り合え、さらに二人と親密な関係にあると知った悦びの涙でもあった。


《あの人が今、眼の前にいて、私の恥かしい恰好を視つめている》
私の媚肉が一気に激しく疼き出した。

「何時か、また逢えるような予感がしてたけど、まさか、こんな処で、こんな形で逢えるなんてね」
「み、視ないでっ。は、恥かしいっ。わ、私っ、し、死にたいっ」

「さ、早苗っ?前に話してた、行きずりのセックスをした紳士って、梶井さんの事だったのね?本当に奇遇だわね?」

「上品な彼女の美貌に妖しい暗さがあったのでね。それに何処か魅かれて想わず声を掛けたんだが」
「ほら、早苗。私が言ったでしょう?同類はすぐ解るんだって」


「あの時は、未だ妻の一周忌が明けてなくて喪に服していたから、出来なかったんだ。それでも貴方が余りに素敵だったから、好きな人が出来たら抱いて良いと言っていた妻の言葉を想い出してね、でもやはりアナルセックスは、妻に申し訳ないと。自分で勝手に作った戒めだったがね。妻が亡くなって一周忌を終えた後、一番先に貴方のマンションを訪ねたが、空家になっていてね。途方に暮れていたんだ。しかし、本当に奇遇だ。こういう形で逢えるとは」

おじ様はソファーに腰掛けて、うなだれ、時折涙声になってさえ、声を震わせた。


「お、おじ様っ。きょ、今日は、さ、早苗のっ、お、お尻っ、し、して下さるんですね?」
私は裸身を起こし、不自由なまま彼に跳び付き、抱き締めた。

「勿論だとも。あれから、私の見栄のせいで貴方を失って、どれだけ自己嫌悪に陥ったか。もう私は貴方を何処にもやらない。彼ら二人が許してくれたらだけどね?」

おじ様は私を抱き、髪を何度も愛おしそうに撫でてくれた。


「おじ様なら、仕方ないわね?ねえ、貴方?でも、時々は今日みたいに四人で愉しみましょうよ。私もだけど、彼も早苗を失いたくないもの?ねえ」

「そうだな?こんな素敵な変態さんを独り占めしたら、罰が当って早死にしそうになるからな」
「い、いやっ、は、恥かしいっ」

「よし、二人とも浴室に入るんだ。但し四つん這いでな」
彼が冷酷な支配者に変わった。

「は、恥かしいっ、み、視ないでっ」
「ほほう。素晴らしい眺めだね?二人とも」

「拡張されたおま○ことけつの孔を視られて、二人ともいやらしい汁が溢れて太腿に垂れてるじゃないか」
「い、いやっ、い、言わないでっ。は。恥かしいっ」

私と聖子さんは、脚を閉じる事が出来ないまま、水風船で拡張されたままの女性器と肛門を男性二人の視線に晒しながら、這って浴室まで行った。


「さあ、水風船を抜いたらどうなってるかな?」
「開きっ放しのまま、口を拡げてるんじゃないですか?さあ、抜くぞ」

彼が私の、おじ様が聖子さんの、二つの孔から水風船を一気に抜き去ろうとした。
「締りが良いから、なかなか抜けないぞ」

「いやらしく何時までも締め付けてないで、力を抜きなさい」
「き、きついっ。も、もっとゆっくりっ」
「もっと拡がっちゃうっ、き、きついわっ」


「よし。抜けたぞ。おお、やっぱり。孔が両方とも口を開いたままだ」
「こっちもですね。何ていやらしい孔だ。ほほう。二人とも、けつの孔の奥に何か溜めてるな?」

「い、いやっ。い、言わないでっ。は、恥かしい」
「ああっ。み、視ないでっ」

「今までほとんど視る事はなかったが、今日は二人のけつの孔から直接うんちが出る処を視せてもらいたいな」

「い、いやーっ、そ、そんな恥ずかしいっ。で、出来ませんっ」
「で、出来ないっ。み、視るのは、ゆ、許してっ」

「でも、本当は、視られたい。違うかね?」
おじ様も冷酷な支配者になり、彼らは先に浴槽の中に入ってしゃがんだ。


私と聖子さんはお尻を掌で何度も叩かれ、二人で浴槽の縁に上がり、しゃがんで二人の男性に向かって秘部を開いた。
「が、我慢出来ない。み、視てっ、で、出そうっ。は、恥かしいっ」

「わ、私もっ。で、出ちゃうっ。み、視てっ。は、恥かしいっ」

夥しく溢れて粘り付く愛液に塗れて洞らを開いた女陰と、その下で滴る愛液に濡れ光り、その奥底の粘膜まで覗かせている肛門を、二人の男性の視線に曝したまま、私と聖子さんは、裸身を震わせて、火を吐くような快感に喘いだ。



(続く)





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