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アナルファンタジー(1)契機-第19話



作家名:優香
文字数:約4780文字(第19話)
公開日:2020年5月16日
管理番号:k021


挿絵の官能小説画像

部屋で寛いでいる若い女性の携帯が鳴る。
話しながら彼女はブラウスを脱ぎ、ブラジャーを外す。

形の良い豊かな乳房が現れる。
恋人に誘われてテレフォン セックスをするようだ。

スカートをたくし上げ、淡いピンク色のレースのショーツを太腿の途中まで降ろし、ゆっくりと女陰を三本の指で柔らかく愛撫し、時折乳房を揉み立てる。

「き、綺麗だわ。す、すごく」
「ど、どうしてかしら?オナニーしてるだけなのに?」

テレビを掛けっ放しでいるらしく、聴き取り難いが、顔を俯けたままオナニーをしながら、彼女は頻りに「恥かしい」と囁き、身体をよじっている。

「うーん。どうしてこんな恥かしい事させるの」
「恥かしい事言わないでっ」

「はあ、はあ、や、やん。は、恥かしいっ。か、感じる」
私は彼女の恥態を見つめながら、媚肉が疼き始めているのを感じた。

「ほ、本当に綺麗だわ。そ、そんなに美人だとは思えないのに」
「そ、そうね。す、凄く美しいわ。ああ、そ、傍にいたら、だ、抱きたくなっちゃう程、昂奮しちゃう」

聖子さんも昂奮しているのだろう、声が震えて上ずっていた。
「ああーん。ああっ。やんん。だ、だめっ。イ、イッちゃうよっ。ね、ねえっ。こ、こんなのっ、は、恥かしいっ」

女陰を撫で回すだけだった彼女の三本の指のうち、二本の指が女陰の襞を拡げ、中指がクリトリスを叩き、捏ねるような動きに変わった。

「ね。ねえっ。も、もうっ。イ、イッちゃうっ。イ、イッちゃうっ。イ、イクーッ」
瞬間彼女は、貌を背け、肉体を痙攣させて捩った。

そして彼女は元の姿勢に戻って再び緩やかに女陰を撫で回し、喘ぎを鎮めて行った。

「は、恥かしいっ。イ、イッちゃったっ。あ、貴方も?う、うん。ああ、は、恥かしい事言わないでっ。う、うん。やん。い、いやっ。うん。じゃあね」

彼女が電話を切り、そして映像が切れた。


「どうだ?解っただろう?女性の美しさって」
彼がパソコンの電源を切ると、私達二人の乳房をわし掴みにして揉み立てた。

「解るわ。すごく」
「私も」

私と聖子さんは、彼の為すがままになって、頷いた。

「つまりね、恥かしい行為を恥かしいと感じている女性は美しいし、そうでなくなったら女性は美しさを失うってことなのさ。さて、おれは、さすがに疲れたから、隣の部屋で独りで寝かしてもらうよ。お二人で朝まででもどうぞ」

彼が先に休んだ後、私と聖子さんは寝室のダブルベッドの上で二人抱き合って、何処を愛撫するでもなく、キスを繰り返していた。


何と言う日々だろう。
わずか数日前までは、孤独に苛まれ、自分の忌まわしい性癖に悩みながらも、その性癖を充たさずにはいられずに孤独で淫猥なオナニーを繰り返す日々だったのだ。

それが今同じ屋根の下に、私と同じ性癖を持って私を愛してくれる女性と、それを理解して受け容れ、心から愛して充たしてくれる男性と、二人もの愛すべき存在が出来たのだ。


「さ、早苗っ?ど、どうしたのっ?な、泣いてるの?」
聖子さんが、私の顔を上げさせ、濡れた頬を手の甲でぬぐってくれた。

「だ、だって、う、嬉しくて、こ、こんなに幸せに感じるなんて。この前までの生活が、し、信じられなくてっ」
私は、今までの孤独を一気に吐き出すように、彼女の胸に顔を埋めて子供のように涙を流し、嗚咽した。

「なんて可愛い子なの。貴方は。嬉しいわ。そんなに幸せだって感じてくれて。ねえ。最初に言った通り、ずっとこのままよ。私と彼と貴方と。一緒に暮らして、一緒に愛し合うのよ」

「は、はい。う、嬉しい」
彼女は乳房が涙塗れになるのも厭わず私を抱き寄せたまま、ずっと私の髪を撫で続けてくれた。


それから数週間経った。
私は二人との生活に完全に溶け込み、毎晩のようにどちらかが視ている前で交互に愛し合い、時には三人で愛し合い、充実した毎日を送っていた。

私の方からも欲望をぶつけ、二人を誘う事も出来るようになったし、私自身も性的な痴戯を想い付き、それを二人に提案して、さらにセックスのバリエーションを拡げて行った。


セクシーランジェリーショップ04


例えば子供の玩具。
広告代理店に勤務していた時、乳幼児の玩具メーカーのマーケティングに参加した事があって、その時、乳幼児用の玩具の中に、女性がオナニーに利用出来そうな物が数種類ある事に気付いていた。

自分では結局遣う事はなかったが、何時か機会があればとは考えていたのだ。


聖子さんを誘って、デパートの乳幼児コーナーに行く。

「どうしたの?早苗。まさか、赤ちゃんでも出来たんじゃないでしょうね?主人は妊娠の心配をしないでセックスを愉しめるように、貴方と知り合うずっと前にパイプカットしてるけど、貴方が外で他の男性とセックスする訳ないし」

「良いから、視てて」
私は売り場を見て回りながら、想い付く玩具を一つ、或いは聖子さんと一緒に使える物は二つ、場合によっては四つと、籠に入れて行った。

「まさか?早苗っ?そうなのね?」
聡明な聖子さんは、すぐに気が付いたようだった。

「彼ね、あの大人の玩具、バイブとかって、嫌いなのよ。非日常的で、いやらしそうな形と動きをする割には、実はいやらしくないって。野菜でオナニーしてる方がよっぽどいやらしいって言ってね」

そう言いながら二人で声を潜めながら、十数点買って家に戻った。
早速包みを開いてみる。


「これって、あれよね?そのまんまよね」
一番先に聖子さんが手にしたのは、ビニール製の野球のバットだった。

勿論子供用なので本物よりもはるかに細く短い。
しかし彼の勃起の太さとほとんど同じくらいだった。

「ピンポンのボールもよ。貴方と私のおま○ことお尻の孔に入るかも知れない、少しきついぐらいだけど」

「さ、早苗ったら、この子は本当にいやらしい子ね?こんなの想い付くなんて。これもだわ。これで二人して並んでお尻に咥えてオナニーしたら、彼、絶対昂奮して跳び掛って来るわね?」

次に聖子さんが手にしたのは、やはりプラスティックで出来た輪投げの本体だった。
そのスタンドを両脚で踏んで固定し、肛門か膣粘膜に挿入して、スクワットをするように出し挿れ出来る。

太さはやや物足りなかったが、充分愉しめる代物だった。
さらに、握り棒。
乳幼児の握力を増進させる玩具。
可愛らしい人形の形をした起き上がりこぼし。
何故か、串刺しの団子のように、大小のボールを大きさ順に並べてくっつけたものもあった。


「こんなの、欲求不満の母親が手にしたら、子供にじゃなくて自分で遣うわよね?」
「案外、発案した人も、それ用にって・・・だったりして」

聖子さんが腹を抱えて笑った。
「私もさっき売り場で、これを見つけて想像して、笑いを堪えるのに必死だったわ」


「ねえ、この水風船って遣ってみない?」
聖子さんが沢山入った水風船を四つ手にして、私を浴室に誘った。

「最初は早苗よ」
しぼんだままの風船を、私の肛門に挿入する。

そしてシャワーのノズルを外して風船の口にはめ込み、ゆっくりとシャワー栓を捻った。
肛門の内部で風船が膨れ上がり、一気に肛門を拡張させた。

「ひ、拡がっちゃうっ、お、お尻っ、す、すごいっ、き、きついっ。と、止めてっ。も、もう限界よっ」
聖子さんが慌ててシャワーを止めた。

「ね、ねえ。どうなってるの?」
私は恐る恐る彼女に尻肉を向けて訊ねた。

「す、すごいわ。早苗のお尻の孔、拡がってパンパンよ。風船が半透明になって、中まで透けて視えそうよ。ねえ、わ、私にもして」
彼女は風船のお湯が噴き出さないようにホースを外し、風船の口を括った。

私は風船を受け取って、内部で捻じれない様に注意しながら聖子さんの肛門に挿入して、シャワーのホースを風船の口に嵌め込み、ゆっくりとシャワー栓を捻った。

「す、すごいわっ、お、お尻の孔っ、ひ、拡がってる。か、感じるわっ。すごく良いっ。と、止めてっ」
彼女の肛門の窄まりが一気に内部から開き、勃起を咥え込んで拡がった状態になった。

私はホースを外して風船の口を括り、開き切った聖子さんの肛孔を指でなぞってみた。
「ああ、さ、早苗っ、か、感じちゃうっ。う、動かして欲しくなるけど、う、動かしたら風船が破裂しそうっ」


「そ、そうね。か、彼が帰って来るまで、このままでいましょうか?」
「ね、ねえっ、お、おま○こにもっ」

「そ、そうね」
私達は、膣粘膜にも同様にした。

「歩き難いわ。ガニ股になっちゃう」
「でも彼、これ見て昂奮するわよ。絶対」

私達は、シャワーの滴をタオルで拭って、リビングに戻り、他の玩具を点検する。
「やっぱり、絶対母親用によね?」

聖子さんが次々手に取って笑ったけれど、私も同感だった。
「角度を変えて観たら、全部いやらしい遣い方が出来るものね?」

「さすが変態の早苗さん。こんなの考えた事もなかったわ。清純な私は」
「でも気に入ったんでしょう?上品な聖子さん?」

私は彼女を押し倒して逆向きになり、滴った愛液に塗れて開いた女陰の襞をビニールのバットの先端で擦り立てた。
彼女も同様に、ビニールのバットで私のクリトリスを擦り立てた。

「す、すごいわっ。ああ、イ、イクッ。イッちゃうっ、イ、イクッ、イクーッ」
「い、良いっ、か、感じるっ。こ、こんなっ。すぐイクわっ。イ、イクーッ、イクーッ」

二人で一頻りエクスタシーを貪った後、軽い疲労で眠り込んでしまった。


彼の帰宅する物音で気が付いた時には、部屋は真っ暗になっていた。
「何だ。お前達のその歩き方は?さては何かしてるな?二人ともこっちに来て脚を拡げて見せろ」

彼が全裸でソファーに寛ぐと、照明を点けた。
「貴方っ、は、恥かしいっ」

「視ないでっ。は、恥かしいっ」
私達はソファーに腰掛けた彼の前に横たわって、脚を大きく拡げて喘いだ。

聖子さんと痴戯を愉しんだ時でさえ、恥かしかったが、それを彼に視せるのは、自分達で想い付いたのにも拘わらず、やはり酷く恥かしかった。


「何て事する変態さん達だ。全く」
彼が呆れたように言いながらも、嬉しそうに微笑んだ。

そして応接テーブルの横にばらまかれた様々な玩具にも視線を遣った。
「さ、早苗が想い付いて、一緒に買いに行ったのよ」

「せ、聖子さんが、これしようって」

「どっちもどっちだ。さあ、二人ともおま○こもけつの孔も塞がれてるから、今夜はおれはしたくても出来ないな?二人とも、明日までそのままにしてろ。外すんじゃないぞ」
冷酷な支配者の声が響いた。


「貴方っ、き、昨日だってしてくれてないのに。今日はして欲しいっ」
「い、いやっ、あ、貴方が昂奮して、してくれると想ったからっ。こ、こんな恥かしい事してっ」

私達は両脚を両手で抱えて淫猥な秘部を拡げたまま、喘いだ。

「いや、充分昂奮してるよ。変態さん達。でもおれは明日の朝までそのままの状態でいて、二人のおま○ことけつの孔がどれくらい拡がってるかを視たいんだ。その方がもっと昂奮すると想ってね」

「ひ、酷いっ。このまま明日の朝までなんて」
「ゆ、許してっ。い、今でも、き、きついのに、明日の朝まで、が、我慢出来ないっ」

二人して許しを乞うが、実は、私も、そして恐らく聖子さんも、明日の朝、二つの媚孔がどんなに拡げられているか、そしてそれを視た彼がどんなに昂奮して愛してくれるかを期待して、媚肉を疼かせていたのだ。


「明日は休むつもりだったし、来客があるんだ。そうだ。彼にもお前達のそのいやらしい姿を視せてやろう」
「い、いやーっ、そ、そんな事しないでっ」

「だ、誰にも視せないって、言ってたのに。ら、来客って?」
「聖子は嬉しいはずだぞ。梶井さんだ」

「そ、そんな。あの人が来るの?う、嬉しいっ。わ、私。ああ、ど、どうしよう。で、でも。こ、こんなのっ、み、見られたら。は、恥かしくてっ、し、死んじゃうっ」

《梶井さん?誰だろう?聖子さんは、逢うのを悦んで、いいえ、こんな恰好を視られるのを悦んでいるみたいだけど》
彼女のその反応は、明らかに視られたがっている、悦んでいるそれを顕わしていたのだ。



(続く)





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