アナルファンタジー(1)契機-第13話
作家名:優香
文字数:約4560文字(第13話)
公開日:2020年4月9日
管理番号:k021
しかし、私には決してそれを拒む感情は湧いて来ず、むしろ私に、彼女にならどんな恥かしい事でも話せる、恥かしい行為でも視せられるという確信と共に、言葉に出来ない安心感を覚えたのだ。
「恥かしいわっ。で、でも嬉しいっ、あ、貴方が、嫌な顔一つしないで、視ててくれたから」
排泄を終えて立ち上がった彼女が私に抱き付き、キスを貪った。
「ね、ねえ、お、お尻を洗ってっ」
彼女が年下の私に甘え、媚びるように言った。
彼女は便器の水を流してバスタブに立ち、私の方にまろやかで豊満な尻肉を突き出した。
生まれて初めて観る自分の肛門以外の窄まりは、排泄の名残が残るままひくついていた。
私は思わず、震える指を伸ばして、ひくつく窄まりをなぞってみた。
排泄の名残が指先で削がれて落ちる。
「よ、汚れちゃうのにっ。気にしないでいてくれるのね?さ、早苗さんっ。か、感じちゃうっ。た、堪らないわっ」
彼女が尻肉を突き出したまま、痙攣したように震え、しなやかな裸身を悶えさせた。
「奥様の、う、うんちなら、へ、平気ですっ」
生まれて初めて触れる自分以外の肛門だった。
しかし彼女の肛門であれば、愛おしさが込み上げるばかりだった。
指が排泄物の名残で汚れる事も厭わなかった。
ただ彼女の肛門に触れ、指を潜らせ、感触を確かめたかった。
その中心に、排泄の名残の付着した少し開き気味の肛孔がひくつき、周辺を夥しい恥毛が、陰毛の草むらから繋がって8の字を描くように生え茂っていた。
「お、奥様っ、お、お尻の周りっ、は、恥かしい毛が一杯生えて」
「ああ、そ、そうよっ、しゅ、主人と知り合ってからずっとだから。ね、は、早く、お、お湯っ、い、入れてっ」
私は慌ててシャワーを手にしてノズルを外し、湯加減を調節してから、彼女の肛孔に宛がい、潜らせて行った。
それは自分でも慣れていた行為だったが、彼女の反応は余りにも早かった。
「ああっ。や、やっぱり、お、同じ遣り方ねっ?す、すごいっ、は、入って来るっ、い、一杯っ。き、きついわっ、も、もう止めてっ」
彼女はそう叫んで、尻肉を引こうとした。
私は自分で驚いた事に、そこで彼女の懇願を聴き入れず、逃げさ迷う彼女の肛門を追いかけて尚もお湯を注入していたのだ。
「ああ、さ、早苗さんっ、や、止めてっ。ひ、酷いっ、ま、未だ挿って来るっ。あ、貴方もっ、あ、あの人と同じなのっ、わ、私を虐めるのねっ?」
私はその言葉を聴いて、はっとなった。
私は、愛する奥様が拒絶しているのに、尚も彼女をいたぶる行為に夢中になっている。
それは愛情とは反するのではないか。
そんな自問自答を瞬時に繰り返す私の目の前で、しかし、彼女の尻肉は逃げるどころか、一層シャワーに向かって突き出されていたのだ。
「ああ、ひ、酷いわっ、さ、早苗さんっ。き、きついのっ。お、お腹っ、く、苦しいっ。い、いやーっ、で、出ちゃうっ、み、見ないでっ、は、恥かしいっ、い、いやーっ、で、出るーっ」
彼女は一層尻肉を私の視線に向かって突き出した。
私は急いで彼女の尻肉を両手で割り裂いて見つめると、ホースを咥え込んでひくつく彼女の肛孔をこじ開けて、夥しいお湯が噴き出し、浴槽の床を叩いた。
生まれて初めて目の当たりにする、私以外の排泄に眼を見張りながら見守ると、彼女の妖しく爛れて開き切った肛孔から、小さな固形物が大量のお湯と一緒に幾つか飛び出し、バスタブの上に転がった。
「ああ、さ、早苗さんっ、な、なんていやらしい。わ、私っ、へ、変になっちゃうっ。ああっ、イ、イクッ、イクーッ」
奥様は両手指で膣孔とクリトリスを擦り立てながら、しなやかな裸身を激しく痙攣させてエクスタシーの波に飲まれた。
淫猥な痴戯を私の目前で晒した彼女は、恥ずかしそうに震える手で私の手を取り、ベッドに誘うと、私を横たえて、私の片脚を抱え上げた。
「約束だから、潮を噴かせてあげるわ」
「ああ、お、奥様っ。わ、私っ、こ、怖いっ、で、でもっ、さ、されてみたいですっ」
「貴方も爪を伸ばしてないのね?私もだけど、オナニーしてる証拠よ。粘膜を傷付けちゃうものね?」
彼女は私の開き切った女陰の襞をなぞり上げ、滴って絡みついている粘り気のある愛液を二本の指に塗すと、膣孔に挿入した二本の指で膣粘膜をしゃくるように擦り立てた。
「ああ、奥様っ、そ、そこっ、い、何時もと違う感じですっ。へ、変ですっ」
以前の恋人とのセックスで、指や勃起を挿入されて膣粘膜を擦られる事は数え切れないほどあった。
しかし、何処か違う。
何か違うのだ。
彼女は、私の膣粘膜の、丁度クリトリスの裏側に当たる部分を、二本の指の腹でしゃくり、擦り上げるのだ。
それは指や勃起の直線運動とは全く違う、新たな快感だった。
私は昨夜奥様がそうしたのを思い出し、彼女が抱えている反対の脚に腕を絡めて掲げ、恥部を一層開いて突き出した。
「ああ、お、奥様っ、す、すごいっ、か、感じますっ、こ、こんなの初めてっ」
膣内に溢れて滴る愛液の淫靡な濁音が部屋中に響き渡る。
かつて味わった事のない異色なエクスタシーの波が立ち上がり、一気に私を呑み込んだ。
愛液の粘り気のある濁音が、水溜まりをかき回すような濁音に変わった。
「ああっ、こ、怖いっ。へ、変っ、いやっ。な、なんかっ、ち、違うっ。ああ、も、洩れちゃうっ、い、いやーっ、イ、イクッ、イクッ、イクーッ。、で、出るーっ」
強烈な痙攣が全身を襲い、官能に霞む視線の先で、私の尿道を開いて夥しい液体が間欠泉のように何度も噴き出し、私の足元まで跳び、また尚も激しく指を遣っている奥様の掌に飛沫いて飛び散り、私の太腿から恥毛の叢、下腹部を夥しく濡らした。
「ああっ、ま、またっ、イ、イクーッ、イクーッ。で、出ちゃうっ。出ちゃうーっ」
彼女は私の膣粘膜を必死で擦り立てながら、噴き出す体液を口で受け、飲み干し、私の女陰の襞や恥毛の叢を吸い立てた。
私は瞬間意識を失っていた。
ふと気付くと、彼女の唇が私の唇を塞ぎ、私が唇を開いて受け容れると、彼女の口の中から、恐らく私が噴き出した体液であろう液体が流れ込んで来た。
無味無臭であるから尿ではない。
何か判らないが、しかし、自分で体内から噴き出した、それも激しい異様な痴戯によって噴き出した体液を自分で呑むという行為が、酷く妖しい官能をもたらしていた。
私は恥かしくなって、彼女の唇を長い間貪り、舌を絡めて吸い立てた。
「貴方も私と同じくらい潮を噴くわね?さあ。今度は一緒に愉しみましょう?」
そう言って妖艶に微笑む彼女が、私の上に逆向きに覆い被さり、クリトリスを激しく吸い立て、二本の指をそれぞれ女陰と肛門に突き立て、激しく抽送し始めた。
生まれて初めて、自分の指以外の指が、腸粘膜をしゃくり、擦り立てる、その官能の何と素晴らしい事か。
私も目の前に突き出された彼女の秘部をしゃぶり、彼女のするように、私も彼女に激しい快感を送り込んだ。
さらに化粧品と乳液の容器を挿入して、互いの二つの媚孔を激しく抽送する。
生まれて初めて観る、自分以外の女陰と肛門の窄まりが、容器を咥えて拡がっている、異様で妖しい光景。
私はその虜になって、夢中で彼女の二つの媚肉を愛撫した。
「ああっ、お、奥様っ、す、すごく良いっ、感じますっ、ああ、も、もっときつくっ。そ、それっ、す、すごいっ」
「さ、早苗さんっ、あ、貴方がオナニーしてた容器を、私の二つの孔で咥えるなんてっ、う、嬉しいっ。も、もっと奥までっ、お、お尻っ、ほ、欲しいっ。ああ、す、すごいっ。お、おま○この容器と、お尻の容器がっ、こ擦れてるっ」
「お、奥様っ、わ、私っ、も、もうだめっ。く、狂っちゃうっ。お、奥様っ、わ、私をっ、す、捨てないでっ。い、いやーっ。イ、イクッ、イクーッ。イクッ、イ、イクーッ」
「さ、早苗さんっ、あ、貴方こそっ、こ、こんなっ、いやらしい私をっ、き、嫌いにならないでっ。ああっ、す、すごいっ。イ、イクわっ。イ。イクッ、イクーッ、イクーッ」
女二人が全裸で逆向きに重なり合い、本来の愛撫の対象である部分とさらにそれ以外の、肛門を激しく愛撫し合い、女同志であるにも関わらず、永遠の愛を言葉にする。
誰かが、冷静な男性、いや、女性でも、その痴戯を目の当たりにしたら、恐らく顔をしかめて眼を背けていたかも知れない。
しかし、私にとっては、恐らく奥様にとっても、何百人の他者の視線が見詰めようとも、もう二人の行為は止まらなかっただろう。
私の存在全てが彼女だけの物だったからだ。
翌朝、ベッドでほとんど同時に、互いの寝返りで目覚めた私と彼女は、キスを繰り返すうちに再び欲情し、逆向きになって互いの二つの媚孔を愛撫し合い、満足し合った後、一緒に浴室で排泄と放尿を見せ合う。
昨夜のように便器に座って交互に排泄して見せ合うのではなく、互いに向かい合って浴槽の縁に片脚を上げ、恥部を大きく拡げたままで、排泄するのだ。
「ああ、さ、早苗さんっ。は、恥ずかしいわっ」
「わ、私だって、は、恥ずかしいっ」
互いに視線を意識し合い、恥じらいを隠すように、キスを交わし、お互いの乳房やクリトリスを愛撫し合う。
「ああっ、お、奥様っ、で、出ちゃうっ。み、見ないでっ」
「さ、早苗さんっ、わ、私もっ、で、出るわっ。い、いやっ、み、見ないでっ」
互いの尿孔から大量の尿液が飛沫いて足許に飛び散る。
そして肛門の筋肉を緩めると、昨晩浣腸して大量に排泄したせいか、それ程多くはなかったが、肛門の窄まりをこじ開けて、排泄物が足許に落下した。
奥様の足許にも同様に固形物が音を立てて落下した。
独特の排泄臭が立ち上る。
私達は、その恥じらいを掻き消そうと、互いの膣粘膜を夢中になって愛撫し合った。
「さ、早苗さんっ。い、良いっ。う、うんちしながらっ、あ、貴方にっ、お、おま○こ擦られるなんて。う、嬉しいっ。か、感じるわっ。イ、イキそうっ、イ、イクイクーッ」
「わ、私もイキますっ。こ、こんなの生まれて初めてですっ。う、嬉しいのっ。う、うんちしながら愛撫されるなんてっ。す、すごいっ、イ、イクイクイクッ、イクーッ」
二人で強烈なエクスタシーの波に?まれて痙攣する裸身を抱き合い、貪るようなキスを繰り返す。
足許には、二人の、拡がり切った肛門から少量の排泄物が抜け落ち、尿孔からは尿液が飛沫いた。
「これがなければ、もっと素敵なのにね?」
奥様が照れ笑いをしながらシャワーを一杯に捻って、足許に溜まった排泄物を、排水溝に流して行く。
互いに身体を洗い合ってから、お湯を湛えた湯船に抱き合って裸身を沈める。
「昨夜、私がどんなに嬉しかったか、解る?貴方を初めて見た時、貴方も私と同類だって直感で解ったけど、それが本当だったのがすごく嬉しいの」
彼女が私を背後から抱き、愛撫して官能を刺激するというのではなく、ただ乳房を優しく揉み立て、女性器を掌に柔らかく包んでいた。
「わ、私もですっ。い、今でも信じられないくらい。お、お尻が感じるなんて。お、お尻でっ、オ、オナニーするなんて、世界中で私だけだって、お、想ってたから、お、奥様も、だ、大好きな奥様もそうだったって、解って、ど、どんなに嬉しかったか」
私は泣きながら向き直って、彼女に抱き付いた。
「早苗さん。もうずっと一緒よ。私は何があっても貴方を離さないわ」
「ああ、奥様っ、う、嬉しいっ、ほ、本当に嬉しい」
(続く)
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