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アナルファンタジー(1)契機-第12話



作家名:優香
文字数:約4570文字(第12話)
公開日:2020年4月5日
管理番号:k021


挿絵の官能小説画像

そしてその指先は、愛液に塗れてひくつく私の肛孔の周辺に、円を描くようになぞり上げ、窄まりに潜り込もうとさえした。
彼女のその指の動きは、私の秘密の官能を知っている動きであった。


誰かに、人間の最も恥ずべき排泄器官で快感を覚える女だと、知って欲しかった。
前の恋人にはそれが出来なかった。

あの行きずりの紳士には、告白して望んだが、何故か願望を叶えてもらえなかった。
でも、昨夜先生に肛門への愛撫を言葉にして求めた奥様なら、アナルセックスで激しいエクスタシーを貪った奥様なら、そしてそれに応えた先生になら告白できるかも知れない。

お願いしたら、私の肛門を愛撫してくれるかも知れない。
私はついに決心した。


「わ、私。お、お尻がっ、か、感じるんですっ。お尻もっ、し、しないとっ、イ、イッても、ま、満足出来ないんですっ」
私は再び両手で顔を覆って告白した。

「最初に貴方と遭った時ね、すぐに解ったわ。お尻の孔の快感を知ってる女って、独特の色気を持ってるのよ。陰のある恥じらいを含んだ色気って言うのかな?
ほら、今の若い女性ってセックスの時恥じらいもなく股を拡げておま○こ突き出すし、フェラチオしてる顔だって見られても平気でしょう?平気で電車の中でお化粧するし、何かを食べたり飲んだりするでしょう?
下着が見えたって平気だし。主人の持論なんだけど、女の美しさってね、必ず恥じらいを含んでるんだって。貴方はお尻でオナニーして快感を覚える事を酷く恥かしい事だと想ってるんでしょう?
だから貴方は美しいのよ。私にはすぐ判ったわ。貴方もお尻で感じる女だっていう事を自覚してるって。さあ、何時も通りよ。何時もしてるようにしてごらんなさい。視ててあげるわ」


「奥様。私。恥ずかしい」
「後で、私も一緒にして、視せてあげるわ。いいえ。貴方に視て欲しいの。私がお尻の孔でオナニーしてイク処を」

喘ぎながらも、彼女の言葉に安心しながら触発された私は、ベッドサイドテーブルの受け籠に入れてある愛用の乳液の容器と化粧品の瓶を震える手に取り、それぞれ膣孔と肛孔に宛がった。

少し力を込めただけで、二つの愛すべき物体が二つの愛されるべき孔にめり込んで来る。
「奥様っ、み、視ないでっ。い、いえ、み、視てっ、は、恥かしいっ。は、入って来るっ。す、すごいっ、お、おっきいのっ」

独りでオナニーしている時は、言葉にはしなかった感触を、今言葉にして訴えているのは、彼女が視ているのを意識して、彼女に訴えているからか。


「綺麗よ。早苗さん。すごく綺麗。素敵だわ。想った通り、貴方は本当に素敵。私の恋人にしたいわ」
「奥様っ、わ、私っ、こ、こんないやらしいのにっ。お、お尻でっ」

私は何時ものように、二つの容器を二つの媚孔で完全に根元まで咥え込ませ、締め付けを繰り返しながら、乳房とクリトリスを自ら愛撫し始めた。


「すごいわね?おま○こもお尻の孔も、容器を咥えて拡がり切ってるわ。貴方、こんなに可愛い上品な貌してて、こんないやらしいオナニーしてたのね?」

「恥かしいっ。い、言わないでっ」
「良いの。私もなんだから。私も早く貴方と一緒にしたい。早苗さん。おま○ことお尻の孔が容器を締め付けて、容器が歪んでるわ」


「ああ、奥様っ、そ、そんなっ、は、恥かしいっ」
自分で何時か鏡に映してみた事があった。

二つの容器を咥え込んだ、私の二つのいやらしい孔。
その淫靡な光景を彼女に視られ、それをあからさまに言葉で表現されるのを聴いて、私の媚肉の奥底に、強烈なエクスタシーの波が立ち上がった。

彼女は大きく開いた私の両脚の間に身を伏せ、私のオナニーに視入っている気配だった。
何時ものように、いや、何時もの数倍の強烈な官能が私の裸身を早くも痙攣させ始めた。


「恥かしい。お、奥様に視られて。は、恥かしいけど、す、すごく感じますっ」
「わ、私が、あ、貴方のっ、お、おま○ことお尻の孔っ、あ、愛してあげたいけど、い、今は我慢するわ。後で一杯してあげる」

私のオナニーを視て昂奮している?
上ずった彼女の声が、私の秘部のすぐ傍で聴こえた。
その言葉を聴いた瞬間だった。

ずっと立ち上がったままくすぶり続けていたエクスタシーの波が、経験した事のないほど膨張し、加速して私を一気に呑み込んだ。


「だ、だめっ、す、すごいっ、こ、こんなの初めてっ。い、いやーっ、イ、イクッ、イクーッ、イクーッ」
それは眼もくらむようなエクスタシーだった。

私の全身の毛孔が完全に開き切ったように汗が噴き出し、死ぬかと想える程全身が激しい痙攣を起こした。
私はそのまま意識を失っていた。


セクシーコスプレ02


「早苗さん。早苗さん」
遠くからかすかに聴こえるような呼び声に、意識を取り戻すと、眼の前に奥様の優しい微笑みを湛えた美貌があった。

「素敵だったわ。すごく。妬けちゃうわ。主人が今のオナニー見たら、私より貴方を選ぶかも知れないわね?」
「い、いやっ、は、恥かしいっ。ああ、お、奥様っ、キ、キスッ、ほ、欲しい」

そう言って裸身をよじる私の唇を、彼女の唇が塞ぎ、貪るようなキスを施して来た。
私はそれに応じながら、彼女の唇を吸い立て、舌を激しく絡め、彼女の唾液を吸い込み、呑み込んだ。


ふと、私は彼女が既に全裸であるのに気付いた。
昨晩の浴室では戸惑いがあったが、もう彼女に恥を晒したのだ。

「お。奥様。奥様の、お。おっぱい。ほ、欲しい」
私が甘えてねだると、彼女は上体を起こして仰向けの私の口元に乳房を持って来た。

「女の人とこんな事するなんて、う、生まれて初めて」
私はそう喘ぎ、彼女の勃起した乳首を吸い立て、乳房を口一杯頬張るように吸い立てた。


「可愛いわ。何て可愛いの。早苗さん。き、気持ち良いわ。私、どうしても、貴方と一緒に暮らしたい。毎晩のように貴方とこうしていたいの。も、もっと吸ってっ、そ、そうっ、か、感じるわっ。ち、乳首を軽く咬んでっ。そ、そう。良いわっ。す、素敵よ」

彼女も熱い喘ぎを吐きながら手を伸ばし、膣孔に咥え込んでいた容器を抜き取り、肛孔で未だ咥え込んだままでいる容器をゆっくりうごめかし始めた。


「愛してあげるから、お尻だけで、イッてみせて」
「お、奥様っ、う、嬉しいっ、は、初めてっ、だ、誰かにっ、お、お尻っ、されるっ。ず、ずっと、されたかったっ」

悦びのあまりの涙で視線が歪む。
激しい官能に堪え切れず口を離した彼女の乳房には、乳首の周りに私が吸い立てた跡の充血がくっきりと残った。


「早苗さん、な、何て可愛いの。嬉しいわ。私が貴方のお尻を愛撫する初めての人間だなんて」
奥様も酷く高ぶった声で喘ぎ、一層激しく容器で肛門粘膜を揺すり立てた。

「お、奥様っ、も、もうイキますっ。ああ、こ、こんなの初めてっ、す、すごいっ。し、死んじゃうっ。す、すごいっ、イ、イキますっ。イ、イクーッ。イクーッ」

強烈なエクスタシーに呑まれながら尻肉を浮かして脚を拡げ、秘部を彼女の愛撫に向かって突き出す。
彼女はさらに激しく容器を出し挿れして、私を絶頂に圧し上げる。

「く、苦しいっ。ま、またイクッ。ああっ、く、狂っちゃうっ。イ、イクーッ、イクーッ、イクーッ」


何度巨大なエクスタシーの大波に襲われただろうか。
数度意識を失い、新たな刺激で覚醒し、再び意識を失い。

どれだけ気を失っていただろうか、彼女が刺激を止めてからどれくらい経ったのだろう。
それでも私の裸身は小さな痙攣を繰り返していた。


「本当に貴方って素敵ね。もう絶対離さないわよ。私の恋人になるのよ。貴方は」
彼女はかつてない程優しい頬笑みを浮かべた美貌でそう言うと、私の顔にキスの雨を降らせた。

「お、奥様っ、もうっ。わ、私を独りにしないでっ。ひ、独りはもう厭っ。な、何でもしますから。私を独りにしないでっ」


それは、今まで、人間として最も恥ずべき排泄の為の器官で快感を得るという異常さを恐れ、誰にも言えず孤独な愉悦を密かに充たして来た私の、本当に心からの願いであった。

彼女の言葉を借りて言えば、同類、同じ性癖を持つ女性に対する、心底からの願いであった。


「ね、ねえ。こ、今度は、わ、私が、ぜ、全部視せるわ。しゅ、主人としてる事。あ、貴方に視て欲しいの。お、お願いね」

彼女が美貌に恥じらいを浮かべて、そう言いながら、私の手を取って起こし、浴室に誘った。
「い、嫌ーっ。お、奥様っ、は、恥かしいっ」

浴室のドアを開いたとたん、独特の排泄臭が私達を襲った。
気持ちが昂揚していたせいか、換気扇を回すのを忘れていたのだ。

「私が来た時、独りでしてたのね?さ、早苗さん。い、良いの。気にしないのよ。わ、私だって、う、うんち、く、臭いものっ」
彼女は美貌を紅潮させて喘ぎながら、私の手を取ったまま、洋式便器に腰掛けた。

「わ、私も、主人にうんちするの視て貰うのっ。主人はうんちそのものには興味ないみたいだけど。私もね。私が恥かしい事をしながら昂奮するのを視て、主人も昂奮するのよ。」


何故こんなに私の感覚と、彼女の感覚は符合するのだろう。
私は生まれて以来、これ程までに人を愛おしいと感じた事がないように想えた。


「主人でも恥かしいのに、あ、貴方に視られるのは、もっと恥かしいわっ、で、でも感じるっ。ね、ねえっ、あ、貴方のおま○こっ、しゃ、しゃぶらせてっ。お、おしゃぶりしながら、う、うんちするのを視てっ。何時もは主人のっ、ち、ち○ぽっ、お、おしゃぶりしながらっ、う、うんちするのっ」


その言葉を耳にした時、私はもう完全に彼女の虜になったのを感じた。

話題の尽きない知識と教養、優しさと癒しに満ちた人格、すれ違う誰もが振り返る上品で清楚な美貌、女の私でも恋してしまう素晴らしい肉体。

そして私と同じ性癖。
「ああ、奥様っ、わ、私っ、お、奥様の物になりたいっ」


そう叫ぶと、私は洗面のシンクに片脚を上げ、彼女の太腿の下の便器の縁に立つと、晒した秘部を彼女の凄絶なまでに妖艶な美貌の前に突き出した。

「さ、早苗さんっ。あ、貴方っ、ど、何処にも行かないでっ。わ、私だけの物になってっ。あ、貴方っ、も、もっと綺麗になって、も、もっと素敵になるわっ。で、でも、私絶対貴方を離さないっ」

そう叫んだ彼女は、私の女性器にむしゃぶりつくと、性器全体を口一杯にしゃぶり、吸い立てたまま、女陰の襞を、そしてクリトリスを交互に忙しなく舌を遣いながら、自ら二つの乳首を片手の指の間に挟んで捻り上げながら、もう片方の手の指でクリトリスを激しく擦り立てた。


「お、奥様っ、す、すごいっ。良いのっ。か、感じるっ。イ、イキそうになるっ」

私が自分で二つの乳房をわし掴みにして揉み立て、さらに彼女の口元に向かって溢れた愛液の滴る秘部を突き出し、振り立てた時、便器の中であの独特の破裂音が鳴り響く。

「で、出ちゃうっ。う、うんちっ。い、一杯っ」
彼女がいきむ度に何度か排泄物が落下する水音が響いた。

次いで激しく便器をたたく放尿の音。
既にあったそれとは異なる新たな異臭。

それでも彼女は私の秘部から口を離そうとせず、それどころかさらに秘部全体を一層口に含んで吸い立て舌で全体を舐め回し、凄絶な妖艶さを露わにした美貌を紅潮させて、排泄を続けた。

それはまさに昨晩先生の勃起を喉奥まで突き立てられ、それでも尚勃起を喉の奥底まで呑み込もうと唇を蠢かしていたあの表情と同じだった。

私のとは異なる、彼女の排泄臭が浴室全体に満ちた。



(続く)





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