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アナルファンタジー(1)契機-第9話



作家名:優香
文字数:約4810文字(第9話)
公開日:2020年3月23日
管理番号:k021


挿絵の官能小説画像

上品で美しい奥様が、肛門を勃起で貫かれ、その異常な快感に狂う。
それは、信じ難い事ではあったが、私の長年の足枷を外してくれた。


「ああ、貴方っ、ち○ぽでっ、お口が痺れちゃう」
奥様はそう喘いで恥じらいながらも、すぐに先生の勃起を咥えて吸い立てながら唇で扱き、吐き出しては根元から先端まで舐め上げ、二つの肉包を交互に口に含んで転がし、また勃起を根元から咥えてしゃぶり立てた。

「綺麗だよ、聖子」


先生は奥様の髪の毛を払って、勃起を咥え、吸い立て、しゃぶる度に歪む奥様の美貌が自分に見えるようにして奥様の愛撫に勃起を委ねていた。

《奥様、本当にお綺麗だわ》
その痴戯を施している彼女の表情は、淫猥に大きく歪みながらも恥じらいを含んで官能的で、女の私が見てもぞっとするような凄絶な色香が滲み出ていた。


《お、奥様っ、わ、私と同じ格好で》
ふと気付くと、私と彼女は全く同じ姿勢だった。
ただ違うのは、私の前に勃起がない事だった。

くぐもった獣のような奥様の呻き声と、唾液をすする音が一層激しくなった。
私の目に、先生の男根が奥様の顔の長さよりも長く勃起したのが判った。
《す、すごい。お、大きいっ》

付き合っていた彼のそれより、長さも太さも二回りも大きいのが、遠目でも判った。
その巨大な勃起を、先生は奥様の頭を両手で抱えて、時折喉の奥まで付き立て、動きを停めた。


「ぐ、ぐえっ」
奥様の苦しそうな嗚咽が聴こえる。
《ああ、ひ、酷いっ。あ、あんなに喉の奥まで挿れたら。ち、窒息しそうで苦しいのに》

私は二つの媚孔を愛撫するのを一瞬停めて、奥様に同情した。
「貴方っ。貴方のち○ぽっ。の、喉の奥まで感じるわっ。す、すごく良いっ」


奥様が勃起を吐き出し、嗚咽を漏らし、唾液を夥しく垂らしながら喘いだ。
口端から滴る夥しい唾液が、粘る糸を引いて豊かな乳房を濡らして腹部を伝い、恥毛の叢を濡らした。

奥様の美しい眼から涙が幾筋も流れて、頬を伝った。


《あ、あんなに、ち○ぽ、喉の奥まで突き立てられて、感じるの?苦しくないの?》
私は、それを未だかつて経験した事がなかった。

苦しいだけではないのか?
「ね、ねえっ、も、もうすぐイクのっ。ち、ち○ぽっ。の、喉の奥まで頂戴っ」


奥様が、二つの媚孔を擦り立てる両手を激しく動かしながら叫んだ。
愛液の淫靡な濁音が私の耳に飛び込んで来た。
その開いた口に先生が勃起を突き立て、奥様の頭を抱えて腰を突き出した。

先生の勃起のシルエットの全体が、奥様の唇の中に消えた。
奥様はさらに奥まで呑み込もうとするかのように唇を開いたり閉じたりしながら、裸身全体を硬直させたまま痙攣させ、一層激しく両手だけを動かした。


《ああ、奥様、わ、私っ、ま、またイキます。い、一緒にっ、ああっ。イ、イクッ、イクッ、イクーッ》
私は裸身を激しく痙攣させ、媚肉の奥底で津波のように立ち上がった強烈なエクスタシーの波に飲まれた。

どうなっても良い。
もう二人に気付かれても良い。
そう想った。

さすがに叫び声は上げなかったが、恐らく奥様の叫び声がなかったら、とっくに二人に気付かれていたに違いない。
それ程二人にはばからず、喘ぎ声を殺さなかった。

しかし私の喘ぎ声は幸か不幸か、またしても、奥様の断末魔の叫びにかき消されていた。
「ぐえーっ。ぐ、ぐ、ぐえっ、ぐえっ、ぐえーっ」


激しい痙攣が始まった裸身を必死に両膝で支え、奥様を見つめると、彼女は先生の勃起を必死で喉奥まで咥えたまま開いた唇から滝のような白濁した唾液を滴らせ、閉じた瞳から涙を流し、激しいエクスタシーの波に呑まれながら、美しい裸身を前後に揺すって痙攣させていた。

《なんて美しい》
私は奥様のその姿に恋をしてしまっていた。


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「ちゃんとイッたから、ご褒美にけつの孔でイカせてやろう。今日はお前が上になれ」
先生が勃起を奥様の喉元に突き立てたまま、さっきと同じような冷酷な口で言った。

「嬉しい。さ、最初は、おま○こでも良いですか?おま○こで一度イカせて」
奥様は口からやっと勃起を吐き出し、仰向けになった先生の腰に私の方に向いて跨り、先生の勃起を指先で支え、私の方に向けるように開いた女陰の襞を潤す愛液を塗す様に何度か擦ってから膣孔にあてがうと、ゆっくり尻肉を沈めて行った。


「貴方、素敵っ、お、おま○こが、貴方のち○ぽでっ、い、一杯になるっ。お、奥までっ。し、子宮が開いてっ。め、めり込んでるわっ」

《ああ、子宮が開いてめり込んでるって?どんな感じなのかしら?》
かつての恋人とのセックスでは、そんな感覚になった事はなかった。

先生の勃起より短かったからか、それとも実際にそうなっていても私が気付かなかっただけなのか。


美しい裸身を反らして突き出した奥様の乳房を下から伸びた先生の両手がわし掴みに揉み立て始めた。
奥様はゆっくりと尻肉を前後左右上下に蠢かし、さらには円を描くようにしながら、その動きを速めて行った。

淫靡な愛液の濁音と二人の肉がぶつかる音が深夜の室内に響き渡った。


「貴方っ。も、もう、イ、イキそうよっ。すごいのっ。さ、早苗さんがっ、隣の部屋にいると想うと、すごく感じちゃうの。良いっ」


《わ、私っ?私を意識してっ?》

私は一瞬驚いて醒めそうになって、両方の指の動きを止めたが、二人がセックスにのめり込んでいる風なのを確認して安心し、媚肉に立ち上がったエクスタシーの波に誘われて、再び激しく二つの媚孔を擦り立てた。


《奥様っ、お綺麗。だめっ、またっ、イ、イクわっ、イ。イクッ、イクッ。イクーッ》
目が眩む程のエクスタシーの大波が再び私の裸身を痙攣させて呑み込んだ。

霞む視線の先で、先生の片手が乳房から離れて恥毛の叢に潜り込み、奥様のクリトリスを擦り立てた。
先生が愛撫していない方の乳房が、奥様が激しく尻肉を上下左右前後に振り立てるたびに大きく揺れた。

「貴方っ、イ、イキますっ。すごいっ、イ、イクッ、イクーッ」
奥様は激しく痙攣する裸身を先生の胸の上に投げ出し、ぐったりとなった。

大きく拡げた奥様の女陰が夥しい愛液で濡れ光り、先生の勃起を咥えたままひくつく。
「未だおれはイッてないぞ。お前のけつの孔でイクからな」


激しく喘ぐ奥様の裸身を突き上げるようにして起こしながら、先生は冷酷に言った。
「貴方っ。わ、私もっ、お、お尻でっ、あ、貴方の精液を呑みたいっ」

奥様は膣粘膜に咥え込んでいた勃起を指先で挟み、尻肉を上げて少し後ろにずらし、肛孔の辺りに宛がって尻肉をゆっくりと沈めて行った。


「す、すごいっ、お、お尻の孔っ、ひ、拡がるっ。あ、貴方の、ち、ち○ぽっ。こ、擦れるっ、す、すごいっ、お、お尻の孔っ、お、奥までっ、あ、貴方のち○ぽがっ、良いっ」

さっきと同じように、まるで私に説明するかのように、奥様が叫びながら裸身をくねらせ、やがて先生の勃起の根元までが奥様の肛門の窄まりに消えた。

生まれて初めて視る、映像ではないアナル セックス。
それも身近な、美しい奥様と先生の。


薄明かりの中で彼女の肛孔が先生の勃起を確かに咥え込んでひくつき、その上で愛液に濡れ光る女陰の二枚の襞が開いて蠢いていた。


心臓の鼓動が早鐘のように高鳴って来た。
《本当にお尻で?奥様。お尻でしてるのね?お尻の孔にち○ぽ挿れて。私もあんなにされたい。あんなにしてみたい。何て素敵》


奥様はゆっくり、そして次第に早く、尻肉を前後左右上下に揺すり立てながら、さらに貪欲な事に、先生の両手の愛撫に乳房を委ねたまま、忙しなくクリトリスを指で擦りあげ、もう片方の指で女陰の襞を擦りあげ、挿入して膣粘膜を擦り立てた。

先生は両手で美しい乳房を、形を変えて揉み立て、乳首を指で挟んで転がし、捻り上げ、下から腰を何度も激しく浮かして奥様の肛門を突き上げていた。


「ね、ねえ、貴方っ、み、見てるっ?お、お尻の孔が、す、すごく良いのっ。お、おま○こもクリトリスも、ぜ、全部っ。貴方っ、も、もうイクわっ、あ、貴方もっ、い、一緒にっ、お、お願いっ。す、すごいっ、イ、イクーッ。イクッ、イクッ、イクーッ」


私は目の前で強烈な痴態を晒す奥様が、まるで私に向かって叫んでいるような錯覚に陥り、奥様と同時に激しいエクスタシーの頂上に駆け上がりたいという衝動に突き上げられ、夥しく滴り続ける愛液の激しい淫靡な濁音を立てて膣粘膜と肛門粘膜を擦り立てた。


《お、奥様っ、わ、私もっ。ま、またっ、い、一緒にっ。イ、イキますっ。ああっ、す、すごいっ。イ、イクーッ。イクーッ。イクーッ》

「あ、貴方っ、せ、精液一杯出てるっ。ま、未だイクわっ、イ、イクーッ。イクッ」
私はかつてない強烈なエクスタシーの大波に呑み込まれ、全身を激しい痙攣に襲われながら、意識を失っていた。

「あ、貴方っ?お、おしっこっ?す、すごいっ、ま、またっ、イ、イッちゃうっ、ああっ、イクーッ」
《お、おしっこっ?お、お尻の孔の中にっ?》

朦朧とした意識の中で、私は裸身を床に横たえたまま、奥様の異様な叫びを聴いていた。


翌日、朝目が覚めた時には、私はパジャマを着たまま、ベッドに横たわっていた。
《あれっ?昨夜は?》

あれは私が夢の中で観た痴戯だったのだろうか?
二人の強烈なセックスを覗き見しながら、全裸のままオナニーして強烈なエクスタシーに呑まれ、ドアの傍で意識を失った処までは記憶が戻っていたのだが。

でも、恐らく無意識に、自分で意識を取り戻して、パジャマを着てベッドに戻ったのだ。
そう自分で納得して、下着を付けて洋服に着替え、バッグを肩に掛けてたたんだパジャマを両手で掲げ、リビングに降りて行った。

リビングに美しいクラシックの名曲が流れていた。
奥様はもうあの妖しいネグリジェではなく、普段着を着ていた。


「お、お早うございます」
奥様と顔を合わせるのは気恥かしかったが、私の方から声を掛けるべきだろう。

「お早う。早苗さん。昨夜はぐっすり眠れたみたいね?」
「は、はい。あ、あの、パ、パジャマ、ありがとうございました」

奥様は昨夜の私のオナニーに気付かない程夢中でセックスにのめり込んでいたのだ。
《この美しい上品な奥様が、私と同じ、お尻で感じる女性?》

奥様の爽やかで上品な笑顔を見ると、昨晩の妖艶で卑猥な女性の微塵もなかった。


その屈託のない表情からは、二人の痴戯を覗き見してオナニーにふけった私を非難するふうでもなく、私は安心した。
「ああ、そこにおいといてね。コーヒーと、トーストとベーコンエッグで良いかしら?うちは何時もそうなんだけど」

奥様がキッチンに立って私に笑顔を向けた。
「は、はいっ。い、いえっ、あ、朝は何時も食べないんです。す、すみません。ご迷惑を掛けて。せ、先生は?」


私はほっとした半面、昨夜オナニーで失神している私をたたき起して、朝まで一緒に痴戯を愉しませてくれなかった二人を、無意識に妬んでいる自分を恥ずかしいと想った。


「主人は、早く目が醒めちゃったから、散歩に行くって、独りで出掛けたわ。貴方が起きて来て、気を遣わせるからと想ったんじゃないの。昨夜貴方が酔っ払った事を気にしてたら、可哀そうだと言ってたから。でも早苗さん。だめよ。朝はちゃんと食べなきゃ。美容にも健康にも悪いのよ。う・ち・の・こ・に・な・る・な・ら・尚更よ」

奥様は良い薫りのするコーヒーと朝食を運んで来て、私をテーブルに誘った。


「貴方と朝食を一緒に食べたくて、貴方が起きて来るのを待ってたのよ。でも私がベッドを出たのは実は一〇分前だけど。貴方が起きた気配がして、慌てて跳び起きたのよ」

彼女は可愛らしい舌を出して、おどけて笑った。


何てこの二人は優しいのだ。
気遣いとはこういう事を言うのだろう。

昨夜あんなに激しい痴戯を私の目の前で晒した二人を恋しいと感じるとともに、私は二人を、心底信頼する気持ちになっていた。


奥様と朝食を摂り、美味しいコーヒーを飲む、爽やかな朝のゆったりとしたひと時。
健二と迎えた朝も、こんな素敵な気分にはならなかったような気がする。



(続く)





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