化粧品セールスレディの秘密-最終話
作家名:バロン椿
文字数:約4640文字(第4話)
公開日:2020年12月3日
管理番号:k071
男性諸氏はお化粧の匂いに惑わされ、クラクラする時もあると思いますが、化粧品セールスはお客様もセールス側も女同士。とても厳しいものがあります。今日の営業会議でも、成績が上がらないと、「アホか!」、「辞めちまえ!」の罵声が飛んできます。そんな時、お休みが取れたら何をするのか?やっぱり男が欲しくなる?ふふふ、今日は特別に二人のセールスレディ、小池淑江さんと吉野知子さんの秘密に迫ってみましょう。
ああ、ええよ、ええよ……
「早いなあ」
淑江は呆れていたが、それより、大変なのは知子だった。
あまりにもあっけなく、身構える間もなく口の中で暴発したから、左手を口元に添えて噴き出した大量の精液が口から溢れ出そうになるのに四苦八苦、右手でシュッシュッっとティッシュを抜き取り、それに吐き出したが、中々取れない。
顔を曇らせ、何度もペッ、ペッと吐き出している。
こうなれば、慌てることもない。
(ふふ、これじゃあ、知子ちゃんはしばらくあかんね。せやったら、うちが……)
妖しく笑った淑江は紐を解いて浴衣を脱ぐと、素早く下着を取って、裸になって、浩一を仰向けに引き倒し、その上に跨がった。
濃く繁った陰毛、そして周りの肌よりも黒ずんだ色をした肉が合わさった女性器。
浩一は目を見張るが、淑江は「恥ずかしいけど、お兄ちゃんになら見られてもええ」と言葉で嫐り、「早く舐めて」とばかりに性器を顔に押し付け、挑発する。
もう、ぐったりしているどころではない。
舌で触れると、少ししょっぱいが、全く気にならない。
ペロペロすると、しっとりしてくる。
「ああ、ええよ、ええよ……」
悩ましい声を出した淑江が腰を浮かせて前のめりになるが、浩一はそこにむしゃぶりついて離さない。
ペロリ、ペロリと舐め続けると、割れ目が開き、ヌルヌルしてくる。
その間にも、淑江は浩一のペニスを掴んで、指でクイクイと刺激するから、こちらも復活して、硬く、そそり立ってきた。
それは半年も生身の男に触れていない淑江にとって極めて刺激的。
しかも、それは、いかなる女体にも毒されていない……
待ちきれなくなった淑江は「もうええ、ええから……」と浩一の太腿を叩くと、腰を上げて、体の向きを変えると、彼の太腿の上に跨った。
そして、「ほな、うちがええ気持ちにさせたるさかいに、頑張るんやで」と妖しく笑うと、指先でペニスを摘むと、腰を浮かしてヌルヌルに濡れた膣口へあてがって、ゆっくりと腰を下ろしていった。
「あっ……」と声を出した浩一の顔が魂を抜かれたようなものに変わった記念すべき童貞喪失の瞬間。
だが、ペニスが生温かいものに包まれた以外、正直、何が何だか分からなかった。
しかし、上で腰を振る淑江に「お兄ちゃん、チンポ、入っとるで」と言われると、急に目くるめくような快感が全身を貫き、つい先程、射精したばかりなのに、睾丸の辺りから精液が一気に尿管に押し寄せ、我慢しようとしても、ペニスがドクン、ドクンと波打ち、どうにもならない。
「お、おばさん……」と言葉にならない弱々しい声を上げながら、すがるような手つきで淑江の腕を掴んだが、次の瞬間、亀頭の先から精液がビュッ、ビュッと凄い勢いで噴き出し、今度は淑江の膣がそれでいっぱいになってしまった。
瞬く間と言えば、言い過ぎだが、短時間に2度も大量に放出した浩一は、力なく布団に横たわったが、天国にいるような気持ちだった。
「一緒に山田温泉に行かへん?」と誘われた時から、こうなることは期待していたが、まさか、フェラチオに続き、本当にセックスまでさせてくれるとは……
心地よい気怠さに浸っていたが、だが、淑江はそうはいかない。
久し振りのセックスなのに、こんなに早く逝かれては、物足りないどころか、ただ棒を入れただけ。
「まだやで」と浩一を抱きかかえて体を入れ替えると、下から腰に足を絡め、「うっ……」と膣に力を入れた。
すると、中の肉襞がうねるように動き出し、ペニス全体にまとわりついて締め付けるようになってきた。
浩一は「あれ?」と思ったが、そこに、淑江の腰の動きが加わったから、たまらない。
フニャフニャだったペニスはたちまち硬さを取り戻し、それが?武器?となって、腰が動く度に、深く膣の奥まで深く突き刺さり、逆に「ああ、ええ、ああ、ええ。こんなええこと、ほんま、久し振り……」と淑江は喘ぎ出した。
浩一はそんな声を聞くのは初めて。
ますます興奮は高まり、ペニスははち切れそうになってきたが、そこに、知子が後ろから抱き付いてきた。
背中に張り付く肌の温もり、お尻に感じた陰毛のざらつき、彼女も裸になっていることがはっきり分かる。
その知子が、「手伝ってあげる」と合せた腰をしなやかに振り出した。
「あ、あ、と、知子さん……」と浩一は情けない声が出てしまったが、種切れ状態だから、逝きはしない。
その間もしなやかな腰の動きは止まらず、淑江を高みに導く。
「ああっ、あっ、あっ、あっ、うっ、うっ、うっ、ああっ、あああっ」と切なそうに喘ぎ、首を振る。
「おばちゃん、逝くで」
知子に囁かれた浩一は自然と腰を振るスピードが上がる。
もう余計な手助けは要らない。
知子が静かに腰を離すと、淑江は「うっうっうっ、あっあっあっー……」と声にならぬ声を上げ、浩一にしがみつき、浩一も「あ、あ、お、おばさん……」と危うくなってきた。
二人の頭から、知子は消えている。
そして、間もなく、淑江が「ああ、あかん、あかん、い、逝く、逝く、ああ、逝く……」と体を反り返らせると、浩一は「あっ!あっ!……」と弾けてしまった。
うちも逝きたい
知子はグラスに残っていたビールを飲み干していたが、淑江の「ええ気持ち」と言わんばかりの微笑みを見ると、やっぱり先を譲ったことが悔しくなってきた。
淑江が半年ぶりのセックスなら、知子だって同じようなもの。
「東京だから」と男が転勤を理由に出て行ったのは3月末のこと。
もう4ケ月もしていない。
(我慢できへん……)
グラスを座卓に置くと、知子は立ち上がり、「もうええでしょう」と浩一の肩を掴んで、淑江から引き剥がしたが、大事なペニスはすっかり萎み、精液と淑江の愛液で汚れきっていた。
(あかん。こんなのいやや……)
おしぼりを手にした知子は浩一を隣の布団に押し倒して、仰向けにすると、ペニスを掴んでおしぼりでその汚れを拭き取り始めた。
「あ、いやっ……」
出し切ったばかりのチンポは刺激に弱く、それはむず痒いというより、痛い。
浩一は「やめてくれよ!」と言いたかったが、その時、スーと体を寄せてきた知子が唇を合せてきた。
フェラチオ、セックスと行きつくところまでいったものの、口づけは初めて。
僅かに精液の匂いはしたが、甘く、とても気持ちのいいものだった。
勝手は分からないが、吸い返すと、もっと強く吸い返してくる。
「と、知子さん……」
浩一は思わず抱く手に力が入ったが、知子は口の中に舌を挿し込み、更なる高みに導いてくれる。
気分はすっかり恋人。
ぐったりしていた体に力が蘇ってきた。
こうなると、自然と浩一の手は乳房に、知子の手はペニスに伸び、互いに体を弄り合い、組んず解れつ、気がつくと、シックスナインの形になっていた。
目の前にあるのは、きれいに刈り揃えた陰毛に守られた知子のアソコ。
淑江のそれは肉が厚く、色はやや黒ずんでいたが、知子のは、薄く縦に長く、開いてきた割れ目の中の肉が瑞々しいピンクで光り輝いている。
浩一は知子の腰を両手で掴むと、吸い寄せられるように性器にしゃぶりついた。
しょっぱいが、それは「きれいな知子さん」のもの。
割れ目の中に舌を伸ばし、ピンクの中身をソフトクリームのようにペロペロと舐める。
「ああ、ええ、ええよ……」
喘ぐ知子も口で攻める。
硬く反り返る浩一のペニスをアイスキャンディのように、ジュポジュポと音を立ててしゃぶり、扱き、それは唾液でテカテカに光ってくる。
「あ。うぅぅぅ……」
呻く浩一。
痺れるような快感は変わらないが、今は種切れだから、射精感はない。
余計なことは考えず、負けずにジュパジュパと徹底して割れ目の中を舐め続ける。
我慢比べのような時間が続き、股間がびしょびしょになった知子がとうとう堪えきれず、「あ、あ、あああ……」と身を捩り、口に咥えていたペニスを離し、「いやや、うち、もうあかん……」と布団に仰向けに寝転び、太腿を大きく開いた。
積極的な淑江とは違い、知子は受け身の女だが、その分だけ、男を誘い込むのが巧い。
目を潤ませ、「早よう、早よう」と両手を広げてねだれば、躊躇う男など、どこにもいない。
求められるまま浩一が覆い被さっていくと、下から腰を持ち上げた知子が角度を合わせて、ペニスを膣に迎え入れた。
その瞬間、またも浩一の顔はもぬけの殻のようなものに変わったが、器は違えば、味わいも違う。
ぬるま湯のように温かく、ヌルヌルしているが、淑江のよりも狭く、ペニスを手のひらで握られているように感じる。
一段と激しい快感が股間に沸き起こるが、そこに、「ああ、ええ、ええよ……」と知子の悩ましい声が聞こえてきた。
もうじっとしていられない。
浩一は覚えたばかりの腰使い−前後に振るだけだが−で、ペニスを抜き差しすると、膣と擦れて、「あっ、あ、そ、そこや……」と知子の喘ぎが大きくなった。
「お兄ちゃん、上手くなってきたな」
いつの間にか、淑江が傍らに座っていたが、浩一の目には、「はあ、はあ、ええ、ええよ、はあ、はあ……」と切なそうな顔をして首を振る知子しか見えない。
腰を振るスピードが一段上がった。
すると、突然、知子が「あっ、あっ、いや、あかん、あかん……」と大きな声を上げて、浩一の背に爪を立てるように抱きついてきた。
浩一にも射精感が迫り、腰を止め、知子をギュッと抱き締めたが、ここは堪えきれない。
腰がガクガクと崩れ、「あ、あ、あっ!あっ!あっ!…」と弾けてしまったが、知子も同時に「逝く、逝く、逝く……」と果てていた。
夜は明けない
部屋付きの風呂は檜。
しかも、洗い場が広い。
外から虫の鳴く声が聞こえる。
「久し振り?」
「うん、半年」
「えっ、半年も?よう我慢したわな」
「だから、毎日、自分でしとった」
「毎日?」
「当たり前よ。知子ちゃんは?」
「うちは、あははは、時々かな、あ、いや、恥ずかしい」
(ふぁぁ……)
ぐったりして湯船に浸かる浩一はあくびが出たが、楽しそうにシャワーを浴びる二人がこんな調子では、寝かせてもらえそうもない。
何時だろうか? 本当に眠りたいと思ったが、額の汗を拭い、知子に背中を洗ってもらう淑江を見ると、なぜか笑顔が可愛らしく見えた。
(えっ、ウソだろう……)
湯船の湯で顔を洗い、もう一度見ると、可愛いどころか、愛おしくさえ見えてくる。
知子はきれいだから、出会った時から、「こんな女性が恋人だったら」と、言わば、一目惚れ。
裸になれば、スリムな体に豊かな乳房、言うこと無しの満点だが、淑江は美人ではなく、「うるさい大阪のオバサン」としか思わなかった。
裸になったらお腹がぽっこりしている。
だが、上手く言えないが、今は、とにかく良く見える。
(チンポコがギュッと搾られるっていうか、良いんだよ、あれが……)
浩一は知らず、顔がにやけていたが、それを淑江は見逃さない。
「お兄ちゃん、どないしたん?」とニヤニヤしながら、肌を桜色に染めた淑江が近寄ってきた。
小豆のような乳首からは湯がポタポタと滴り落ちている。
「あ、いや、そ、その」としどろもどりになるが、「うちともう一度したいんか?」と右足を掛け、アソコを見せつける。
もう眠気などすっ飛んでしまい、目が冴えてきた。
そこに「このチンポがええんよ」と知子が湯船に滑り込んできた。
「何時かしら?」
「2時過ぎや」
「まだ2回はできるやろ」
「お兄ちゃん、大丈夫やな」
「あ、いや、それは」
目を白黒させる浩一に、淑江が「ははは、3度か?」とからかえば、知子は「ここでしよか?」と浩一の太腿に跨る。
二人はまさに?盛りのついた雌猫?。
山田温泉の夜は当分明けそうにない。
(終わり)
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