犬を連れたファザコン美女-後編
作家名:カール井上
文字数:約3280文字(後編)
公開日:2020年10月14日
管理番号:k061
「そうですか。現実には自分はあなたのお父さんではありません。でも一瞬でもあなたの気持ちが明るくなったのなら、それは良かったと思いますよ。」
「ありがとうございます。というかごめんなさい。勝手なことばかり言いまして。」
ではこの辺で、もしかしたらまたあの公園でお会いできるかも知れませんね、といってお別れにしようとしたのだが、そうはいかなかった。
小さな声だったが、はっきりと聞こえるように告げてきた。
実は、このすぐ近くに住んでいる。無理にここまで来てもらって、もっとちゃんと女としてお礼がしたい。
是非家まで来てほしい。
一人暮らしの家なので何の気兼ねもいらない、というわけです。
伏し目がちだが、しっかりとこちらを見つめてそういってくるのでした。
おそらく父親にからんでまだ何かのわだかまりがあるのだろう。
それを自分を相手にすることで晴らしてしまえたら、ということだろう。
今はマスクを外し、スッキリとした口元、柔らかそうな頬が見えている。
コートも脱いでセーターの下の胸の膨らみもよくわかる。
ジーンズの腰回りは充分に肉感的だった。
黒ぶちメガネはかけたままだが、顔全体はよく整って、こちらの趣味にもよく合っている。
「女としてのお礼」が果たしてこちらが思い描いている通りかどうかわからないが、受けてたつのも一興と思った。
「そうですか。では、お伺いしますよ。しかし実は運動途中だったので汗まみれなんですが、いいですか。」
真顔で、「もちろん。ゆっくりシャワーを使って下さい。」といってきます。
「では、お言葉に甘えて。」ということで、彼女の家へ向かった。
他人の家のお風呂は勝手が分からず、何となく落ち着かないものだが、いかにも真面目な女性の一人暮らしの家のお風呂らしく清潔でよく整理されている。
しかし女性用のシャンプーがあったが、何となく使いづらく、ボディーソープで頭から足まで洗い、ふんだんにお湯を使って流していた。
そのとき、不意に浴室のドアが開き、えっと思う間もなく彼女が入ってきた。
もちろん全裸である。
「お待たせしてご免なさい。ちょっとベッドを直していたので。」
こちらは、待っていたつもりもないし、ベッドがどうしたというのも予期せぬ言葉だったので、何も言い返せないうちに、彼女がシャワーヘッドを左手に持ち、右手でボディーソープの泡を落とすようにこちらの身体を探ってきた。
胸元、腹、そして背中をさすり、さらに下腹部、つまりぺニスやこうがんを臆することなくさわってくる。
さすがに全裸の女性に刺激されると反応せざるを得ない。
徐々にせり上がってくるぺニスを微妙なタッチで撫で続けられた。
少し微笑みながら視線をこちらの顔に向けてきた。
我慢できずに、唇を重ね、そしてこちらは両手が自由なので、左手で胸を右手でおしりを撫で回した。
セーターの上から見たときに思った通り、しっかり重量感のある胸だ。
適度な柔らかさ、そして摘まみがいのある形のよい乳首だ。
おしりの張りも申し分ない。
両方の丸みを手のひらで堪能し、中指を割れ目に沿って強く押し当ててみた。
彼女はシャワーヘッドをフックに戻し、キスしながら両手でぺニスを握っている。
こちらも右手を前から両足の間に潜り込ませ、ヘアとその先のヒダと窪みを撫で回した。
彼女は両手を離すとしゃがみこみ、手をこちらのおしりに回してしがみつき、勃起しているぺニスを大きく口を開けてくわえこんだ。
一気に根元まで。そして頭を前後に大きく振るようにして刺激してくる。
ものすごい快感が頭まで響いてきた。
「このままいってしまうよ。」
正直に口から出てしまった。
「じゃあ、こちらにお願いします。」
彼女は立ち上がると、浴槽の縁に両手をつき、後ろにおしりをつき出して両足を広げる。
もうそのまま後ろからぺニスを突き刺したかったが、一応こらえて、両手でおしりを左右に広げ、むき出しのヴァギナに舌をはわせた。
陰唇の回りは毛深い方で、ちょっとしたジャリジャリ感がまたこちらの脳を刺激する。
彼女の口からは吐息が漏れ続けている。
さあ、そろそろ潮時なので、しっかりとおしりをわしづかみにし、屹立したぺニスを秘所の奥深くへ突き立てた。
彼女の吐息が大きくなった。
こちらの腰を激しく前後し、さらにつかんだおしりをも押し引きして刺激を高めてやった。
浴槽の縁をつかんでいる手が力が入りすぎて滑ってしまいそうになっていた。
頭がのけ反ったかと思うと、浴槽の中に落ちるくらいに下を向いたりと激しく動いている。
あまり指で膣の中の感触を確認していなかったが、ぺニスの出し入れに心地よい抵抗感や圧迫感を与えられるものであり、射精感も高まりを見せている。
「このまま出しちゃっていいですか。」
高まりの中、何とか言葉にすることができた。
「はい。」
彼女も頭をさらに上下させながら喘ぐように漏らした。
動きをさらに速め、何といっているのか自分でもわからないが叫びと共に射精した。
そしてそのとき一層強い圧迫感を覚えこちらも頭をのけ反らせながら、快感にうち震えた。
彼女は浴槽に寄りかかるように崩れ落ち、頭を浴槽の縁にもたれていた。
今度はベッドの中にいる。
右手で腕枕をし、左手で胸や腹、股間、太ももをさわり続けている。
彼女はうっとりと目を閉じつつも、右手でしっかりとこちらのぺニスを握りしめたままだ。
キスをしながら、左手の指でヴァギナの中を確かめてみた。
彼女もこちらが触りやすいように右足をたててくれる。
中指と薬指を一番奥まで侵入させて子宮口とその回りを撫で回した。
彼女の口から快感が漏れだしている。
充分に濡れた膣内は準備オーケーだ。
そこで、握られているぺニスを上下に動かし、
「舐めて。」といってみた。
「はい。」と小声でいった彼女は、身体を動かし、こちらの足の間に滑り込み、右手で掴んで、口にほおばった。
頭を上下させて刺激してくる。
そうかと思うと舌を思いっきり出して、ぺニス全体をベロっと舐めあげてくる。
刺激とともに彼女のその表情のいやらしさに、なんともいえないほど、性欲が高まった。
「さあ、上にのってその締まりのいいおま○こでいかせて。」と、本心をそのまま言いました。
彼女は右手を添えながら、ぺニスをヴァギナに入れ込みます。
そしてすぐに上下に前後に激しく動かしていきます。
こちらはまた右手をおしりに、左手を乳房にと刺激を与えていきます。
彼女は喘ぎながら頭を振り、そして膣もよく締めてきます。
こちらも快感に顔を歪めながらも下から突き上げていきます。
彼女の背中が少し汗ばみこちらに倒れかかってきました。
「交代しよう。」といって、彼女を仰向けにし、両太ももの裏を掴んで足を上げ、再び挿入しました。
いきなりの締め付けです。
手を足から離して、右手を首に巻き付け、左手で乳房を揉みしだき、唇を重ねさらに首筋に舌を這わせながら、腰の動きを速めていきます。
彼女の歓声を聞きながらこちらも頂点に達し射精を果たしました。
心地よい疲労感にふたりとも動けません。
子どもの頃は父とお風呂に入っていたのです。
子どものときは誰でもそうしますよね。
でも小学校高学年になるとそれはできなくなってしまいます。
それもどの家庭もそうでしょう。
しかしそれから暫くして、父が急に亡くなり、喪失感がとても大きかったんです。
一緒にお風呂に入らなくなってからも、何となくいずれまた一緒にはいることがあるような気がしていたのに、永久にそれができなくなってしまった。
失って、二度と取り戻せないとずっと思っていたけれど、何と急に取り戻すチャンスが来た。
そう思えたのです。
ですからこうして無理やりコーヒーに誘い、さらに家まで来てもらったのです。
お会いできて、本当に良かった。
嬉しかった。
でもごめんなさい、あなたといる間中、私の頭にいたのは父でした。
あなたの頭の中に誰がいようと、こちらも充分楽しませてもらいました。
そしてあなたの心のわだかまりが少しでも解けたのであれば、とても良かったですね。
ベッドの中で声にならない会話を交わし、あとはきれいに別れを告げるだけでした。
ケージの中でじっとおとなしくしているソラにも。
(終わり)
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