高密度低反発の女-後編
作家名:カール井上
文字数:約2860文字(後編)
公開日:2020年9月15日
管理番号:k058
小綺麗なマンションの一室だった。
「ビールになさいます、それともウイスキーもありますが。」
ウイスキーの水割りをふたりで飲みながら話した。
しばらくしてこんなことを言う。
「美紗さんや遥香さんとなさっていることを私にもお願いできませんか。」
そうして私の手を取りベッドルームへ誘った。
ベッドの脇で立ったまま私に抱きついてきた。
豊かな胸の感触がそそる。
しかしそのすぐ下のお腹の感触もはっきりしている。
というかそちらの方により強く圧迫されているような気がする。
そう思っていると、肩を押さえられて、ベッドに座らされた。
由美子は床に膝をつき、こちらのズボンのベルトを外しチャックを下げ、そしてパンツの中からイチモツを引きずり出した。
それは情けなくうなだれている。
由美子はそれをそっと両手で撫で回し、そしてぱくっとくわえこんだ。口をすぼめて刺激してくる。
舌で嘗め回してくる。
快感には抗えない。
みるみるうちに、力をたぎらせ上を向いた。
「ああ、元気になってきた。」
由美子は嬉しそうに、さらに頭を大きく動かして刺激を強めてくる。
舌を大きく出して一嘗めしたあと、頭を離してそしておもむろに服を脱ぎ始める。
全裸になるとベッドに仰向けに横になった。
仰向けになってもおっぱいはあまり垂れずに上を向いている。
しかし同様にお腹も上に向いている。
さあどうしたものかな。
もう、ここまで来ては我慢出来ない。
こちらもベッドに飛び乗った。
そのちょっとした小山のようなお腹を見下ろし、自分より太い太股を両手で左右に開き、黒々とした茂みの下に赤くテカテカしている陰部をめがけて、硬く充血しきったぺニスを当てていった。
右手で微妙に角度を調節し密着した左右の小陰唇を押し分けていった。
腰ごと前に突き出してぎゅうっと押し込む。
狭い。
いきなり痺れるような快感が脳に達する。
しかも柔らかく包まれ、前後するたびに調子を合わせてその内部がうねってくれている。
ああ、気持ちいい。
由美子も目を閉じて声をだし続けている。
硬いぺニスが肉襞を擦りたてるのが気持ちいいのだろう。
キスしようと上半身を由美子に重ねた。
そのとき経験したことのない感触に思わず目と口を開けてしまった。
重なっているお腹が何とも柔らかい。
ふにゃふにゃした柔らかさではなく、反発される感じでもない。
スーっと重みを吸収してくれているような、あるいは空中で見えないものに支えられているような。
何とも言えない心地よさなのだ。
ぺニスは奥まで届かせて、かろうじて体重は左右についた両肘と足の爪先で支えているつもりだが、実はこの大きなそして柔らかいまるであのNASAが宇宙飛行士のロケット打上げ時の衝撃吸収のために採用している高密度で低反発のウレタン素材、テンピュールのようなお腹に吸収されているようだ。
羽毛布団を十枚くらい重ねたところに倒れ込んだらこんな感触なのかもしれない。
ああ、ぺニスを締め付けられている心地よさと全身の体重を無重力化されているような心地よさにいつまでもこうしていたい。
呻き声をさせながらもさすがに聞いてみた。
「重くないかい?」
由美子も気持ちよさに顔をのけ反らしながらも、「大丈夫よ。」と言う。
そして「もっと来て。」と言って両手でこちらの後頭部を掴み引き付けるのだ。
柔らかい胸とお腹にぐぅーっと沈み込んでいく。
そしてヴァギナを締め付ける。
ピストンのタイミングにあわせて中がうねっている。
もうダメだ、我慢出来ない。
「ああ、出すよ。」必要以上に大きな声が出た。
「いいわよ、出して、出して、全部出して。」由美子も叫んでいる。
言葉にならないうなり声を上げながら首をのけ反らせて射精した。
気持ちよさが全身を貫く。
由美子は両腕でしがみついてくる。
動けない、いや、動きたくない。
この最高の肉布団の上でいつまでもこの心地よさを味わっていたい。
痩せている女を相手にしているときには絶対に味わえない感触だ。
こんな素晴らしいことを今まで避けていたなんて、なんてもったいないことをしていたのだろう。
何とか体を離して、その小山から滑り降りた。
そして、「気持ちよかった。」と言って顔を合わせてキスをした。
左手で豊かなおっぱいとお腹を撫で回す。
由美子もしがみついてくる。
「私も気持ちよかった。」と言う。
そして、「横になって。」と言ってこちらを仰向けにさせると、精液と愛液でびちょびちょのぺニスをくわえてきた。
きれいにしてくれているのだ。
右手は優しくタマタマを愛撫してくれている。
こちらも気持ちよさに浸りながら、右手を伸ばして下向きになっているオッパイを揉みしだいた。
由美子の舌が微妙に動き続ける。
頭を上下させ始めた。
出したばかりだというのになんとなく反応し始めた。
「また大きくなって来たわよ。」
由美子が一端口を離してこちらを見て言った。
左手でこちらの乳首をまさぐってくる。
こちらも右手をさらに伸ばして由美子の陰部をまさぐってみた。
もちろんいつでも準備OKっていう感じだ。
「後ろからお願いします。」と言って由美子が四つん這いになる。
こちらも急いで起き上がり、膝立ちになって、ヴァギナの位置を確認し、驚くほどの速さで回復したいきりたっているいちもつを突き立てた。
「うぅー。」由美子の口から声が漏れる。
大きなお尻に爪が突き立つほど全部の指を食い込ませて、腰を揺り動かした。
由美子は顔をシーツに埋めて唸っている。
こちらは右足の膝を上げ、足の裏で踏ん張って突き続けた。
またしても締め上げられている。
腰を引くと同時に膣は閉じていく。
そしてその閉じた中にまたぺニスを潜り込ませていく。
気持ちよさにこちらも唸り声を止められない。
ああ、出してしまいたい。
だが、あのテンピュールの上の心地よさももう一度味わいたい。
あの羽毛布団に包まれながら射精したい。
何とか我慢して言った。
「由美子、こちら向きでいかせて。」
由美子も黙って仰向けになってくれる。
そして右手でぺニスを取り素早くヴァギナに導いてくれる。
もうなにも言わずに覆い被さった。
重いかも知れないが我慢してもらおう。
ほとんど全体重がかかっているかもしれない。
ああ宇宙遊泳ってこんな感じなのかも知れない。
何とか両足の爪先を動かしてぺニスを膣の中で前後させている。
由美子も少し腰を動かして締め付けの効果を倍増させている。
「ああ、気持ちいいよ。もういかせて。」叫んでしまった。
「いいわよ。」そう言って由美子もしがみついてくれる。
ぺニスの先端が強く絞られ、一気に射精した。由美子の腕にも力が入る。
ぎゅうーっと体が由美子に埋没していくようだ。
このままもう何がどうなってもいいと思えた。
「由美子、気持ち良かったよ。また来てもいいかい。」
帰り際に抱き締めながら聞いてみた。
「いつでもどうぞ。でも美紗さんや遥香さんに怪しまれないようにね。私の方が気持ちいいなんて知られたら大変なことになりますよ。」
その通りかも知れない。
しかし間違いなくふたりのところに行く回数は減るだろう。
ここに来れば口にできないテンピュールの快感を味わうことが出来るのだから。
(終わり)
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