高密度低反発の女-前編
作家名:カール井上
文字数:約3110文字(前編)
公開日:2020年9月14日
管理番号:k058
1
相変わらずいいスタイルだ。
身長は165cm、体重は50kgちょっとあるかどうか。
もちろん推定だが。
スリーサイズは上から88、62、90っていうところかな。
顔は女優の本田つば●に似ている。
そしてスベスベの素肌がしっとりとこちらの手に馴染んでくれる。
今日はまた真っ赤なブラとTバックショーツの組み合わせ。
見ているだけでも十分なのに、これからこの素晴らしい体を自由にできるのだからたまらない。
名前は美紗。
愛人ではない。
れっきとした我が社の社員だ。
我が社といっても社長である自分がひとりで取り仕切っていて、あとは3人の事務員がいるというだけ。
事務員は担当している顧客からの電話を受けていればいいだけだ。
もっとも最近はほとんどメールで済まされるから、電話が鳴ることもめったにない。
事務員は顧客の要望を私に取り次げばいいだけ。
後は私が必要な物を仕入れるなり、願い事を片付けて終了だ。
出来ないことなら私から断りの連絡を入れる。
事務員が苦労することはない。
しかし給料はそれなりのものを支払っている。
それは給料ではあるが実際は愛人手当だから。
美紗は六本木のクラブで見初めた。
アンニュイな顔がバッチリ好みだった。
そしてスタイルも申し分ない。
ベッドでのテクニックは申し分ないとまでは言えないが、何をしてもいやな顔することなく従ってくれるので問題はない。
シックスナインを要求すればそそくさとお尻を顔に乗せて来てくれる。
蜜壺もそれほど締まるというほどでもないが弛くはない。
こちらがかなりスピードを上げて突いてやると声も溢れ、入り口が反応してくる。
今日もまずはしっかり湿ってもらうために、キスもそこそこにクリニングスだ。
小さめな、本当に小さめなクリを舌先でそして舌の真ん中で嘗めあげる。
舌には目がついていないのできちんと捉えているか不安もあるが喘ぎ声が大きくなるから大丈夫だろう。
しかしたまには確認する。
「気持ちいいところに当たっているかい?美紗のクリは小さいからよくわからないんだ。」
「大丈夫よ。気持ちいいわ。」
十分潤ったところでこちらのモノも嘗めてもらう。
顔の前に突き出してやると四つん這いになって嘗めてくれる。
唾液をダラダラと垂らしながら頭を前後に動かしている。
あまりに唾液が多いのでシーツのその場所はいつもびちゃびちゃになる。
さあ、そろそろ挿入しよう。
「嘗めてくれてありがとう。そろそろ挿れさせて。」
脚の間に入り込み、両手で両足首を掴み高くかかげ、ヴァギナの下の方めがけてぺニスを捻り込む。
美紗の口から喘ぎ声が漏れる。
そのまま腰を突き立てる。喘ぎ声が大きくなる。
適当なところでバックからだ。
しっかり張り出したヒップを両手で掴んで、腰を振る。気持ちよさに目を開けていられないくらいだ。
ああ気持ちいい。
このままいってしまおう。
美しいヒップを眺め、左手を伸ばして乳房を鷲掴みにしながら咆哮とともに射精した。
「今度はいつかしら。」
別れ際に美紗が聞いてきた。
「また連絡するよ。」
「分かったわ。」
そしてキスをして部屋を出る。
愛人といっても私と会わない夜に何をするかは彼女の自由だ。
だから出来るだけ私との予定を把握してそれ以外の日はノビノビしたいのだろう。
だが、こちらも気まぐれなのであまり先の予定までは決められない。
2
遥香は身長155cm、体重は40kgちょっとっていうところかな。
小柄だがグラマーだ。
上から86、60、89くらいかな。
銀座のクラブにいた子だ。
銀座なんてめったに行かないのだがお得意様にどうしてもと誘われて行った店だった。
実はそのとき遥香は愛人にしてもらえる男を探しており、相談されたそのお得意様は、自分がそうなるのはちょっと難しいということで、半ば私に押し付けたのだ。
そのお得意様にはかなりお世話になっており、むげに断るわけにもいかず、どうしたものかなと思ったのだが、よく見るとその子は愛嬌のある顔で、モデルの中村ア●に似ていた。
結構好きなタイプだ。
最近は有名な化粧品会社のCMに出ている。
そこでめでたく採用ということになったが、何で愛人なんかに、と聞いてみた。
銀座も最近はあまり稼げないのだそうだ。
それなら誰かの愛人の方が安定しているということらしい。
もちろんこちらの預かり知らぬところで何をしようと構わないわけだし。
この子は上に乗るのが好きでそして上手だ。
今も私のぺニスに跨がり、上下している。
やり方は二通りある。
両方の足の裏で踏ん張ってスクワットのように上下させるやり方。
もうひとつは両膝をついて上下そして前後に動かすやり方。
最初のやり方の方がこちらはすごく感じる。
ぺニスをしっかりしごかれているようでピークに達するのも早くなる。
だから大抵は遥香は2番目のやり方から始める。
その方が自分がよく感じられるのだろう。
「おっぱい揉んで。」と囁いてくる。
いわれた通りにおっぱいを鷲掴みにして揉んでやると「ああ気持ちいい。いきそう。」と言う。
そして頃合いを見て1番目のやり方に変える。
こちらをいかしてあげますよということだ。
もう狙い通りにすぐいきそうになる。
「もう出るよ、このまま出すよ。」
「いいわよ、いって。」
下から突き上げながら射精する。
お互いにいった後は遥香が倒れこんでくる。
唇を合わせてそのまま余韻に浸る。
しばらくして力を失ったぺニスがだらんとヴァギナから抜け落ちる。
「あ、抜けた。」といってふたりで笑うのだ。
楽しい時間を過ごせるから止められない。
3
3人目の由美子はちょっと違う。
まずスタイルでいうとそうとうポッチャリだ。
身長は160cm、そして体重はおそらく80kgを超えているだろう。
BMI肥満度2っていうところか。
お顔はと言えばまあ何とか柳原可奈●に似ているかな。
微妙だけど。
どうしてこの子がいるかというと、他のふたりとは違い、あるお得意様のコネ入社なのだ。
まあ何とか頼むよ、と言われて引き受けざるを得なかったのだ。
女の子ひとりの人件費くらいそのお得意様からの利益を考えれば安いものだった。
ある日、ある得意先への納品物を仕入先に取りに行きそのまま届けるという仕事があった。
ところがその朝起きるとどうしようもない腹痛と発熱がある。
起き上がれない。
しかしこの仕事はどうしても今日片付けなければならない。
そこでやむを得ず、その顧客担当の由美子に行ってもらうことにした。
普段事務員にはこんなことはさせていないので、何かミスをしないかと不安だった。
単純なことではあるがかなりの高額な取引であり、さらにそのお得意様は毎月総売り上げの10%以上を占める上客なのだ。
昼過ぎに由美子から電話がきた。
「ご用はきちんと済ませました。お客様からもお大事にということでした。」
ああよかった。
これでゆっくり休める。
翌週、由美子を食事に誘った。
もちろんこの間のお礼である。
赤坂の串カツ屋だ。
以前そこの串カツが美味しくてストップできなかったという話を由美子から聞いたことがあったのだ。
よくある、客がもうおしまいというまで次々と揚げられたネタが出てくるという店だ。
ビールを飲みながらふたりで食べだした。
ネタも新鮮、油も上等でいくらでも食べられる。
しかし20本も食べるとさすがに一杯になった。
由美子も十分堪能したようで、そろそろ帰ろうかということになった。
せっかくだからもう一軒くらいどうかと誘って見ると意外なことを言い出した。
「美紗さんや遥香さんの家にはよく行かれるそうですね。今夜は私のところに来てくださいませんか。」
さすがにいつも3人で机を並べているのだからいろんな事情は知っているのだろう。
どうしようかと思ったがこっちも少し酔っているし、そういうのであればコーヒーでもごちそうになって、と思いふたりでタクシーに乗った。
(続く)
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