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アナルファンタジー(2)溺愛-最終話



作家名:優香
文字数:約5340文字(第12話)
公開日:2020年7月7日
管理番号:k030


挿絵の官能小説画像

「ね、ねえ、優香さんっ、わ、私、ほ、欲しいっ」
「だめよ、今は、これから、一杯愉しむんだから」

日が暮れ、もう一度互いに浣腸を施し合い、肛門の内部を浄めながら、湧き起こる性欲を抑え、エクスタシーを求めようとする悠美を制し、自分も性欲をかろうじて抑え、エントランスで待機しているタクシーに乗って港町まで行き、コンビニに入って缶ビールを買って、店の前で獲物を探す。

「優香さん?こんな処でビール?んでどうするの?」
「見てなさい。絶対獲物が来るから。ほら、あの子よ。多分」

顔に幼さの残る若い男が、酒とオツマミを大量に買い込んでいるのに私は眼を着けた。
肌の日焼けと逞しい身体付きは、都会から海水浴に来たひ弱な若者のそれではない。

コンビ二の店員と親しそうに会話を交わしている。
間違いない。

地元の漁師だった。
「ねえ、貴方、この町の漁師さんでしょう?」

私は悠美の手を引いて、店から出て来て、違法にチューン アップしている車に乗ろうとした若者に声を掛けた。
「そ、そうだけど?何か?」

彼は眩しそうな眼で、私と悠美を交互に見つめ、すぐに照れ臭そうに視線を逸らした。

「ねえ、若い独身の漁師さん達が集まって、寝泊りする部屋があるでしょう?そこに遊びに行きたいの。連れてって?」

漁師町育ちの私は、若い独身の猟師達が、出漁に遅れないように一緒の部屋で寝泊りし、互いに起こし合う習慣があるのを知っていた。

そうした部屋は大抵の港にはあるはずだった。

高校時代に、幼馴染みの女の子と何度か行った事があったが、壁にはヌード写真が貼ってあり、足許に散らかっているのは、性的な特集や話題、ヌード写真が満載の週刊誌とアダルトなマンガ、アダルトビデオばかりだった。

彼は私の言葉に複雑な表情をし、ポケットから携帯を取り出し、電話を掛けた。
「う、うん。女、若くて良い女だ。二人。俺達の部屋に行きたいって・・・」

彼はすぐに表情を明るくして携帯を切った。
「良いよ。連れてってやる。但し、何が起こっても知らねえぞ」

彼の車の後部座席に悠美と乗り込む。
「何も起こんなかったら、つまんないでしょう?行く意味がないわよねえ」

悠美はもう、どんな処に行くのか、そこに誰が居るのか、そして何が起こり得るのか、私が昼間言った「たっぷり休んで置く」意味が理解出来たようだった。

やっぱり悠美はセックスに関してすごく賢い子だ。
すぐに車は停まり、網置き倉庫の二階に、私と悠美は案内された。

部屋に入ると、十二人、私はすぐに数を数えた。
申し分ない。

煙草と酒の匂い。
マージャンや花札をやっている者達。

テレビの画面に映し出されているのは無修正ビデオ。
「こんな事されたくて、来たのか?後で泣くなよ」

大将格のような男が、一人の女性が大勢の男性に裸身を弄ばれ、女性器に巨大なバイヴを突き立てられ、喘いでいる画面を指差した。

「“合意の上で”って事で良いわよ。“たった”十二人で私達二人を満足させられる?」
私は洋服を脱ぎながら、彼らに本気になって欲しくて、挑発の言葉を口にした。

「二人共安全日なの。後で責任取ってなんて、泣き付かないから、お口でも、おま○こでも、お尻の孔でも。好きな処にち○ぽぶち込んで、私達を愉しませて頂戴」

悠美も完全にその気になったようで、すぐに全裸になった。
「け、けつの孔でも良いのか?お、俺、一度で良いから、けつでやりたかったんだっ」

「お、おれもっ。彼女にしようとしたけど、嫌がられてよっ」
「二人共、めっちゃ良い身体してんじゃねえ。堪んねえよ。こんな良い女見た事ねえっ」

「ほ、ほんとに、良い身体してるっ、び、美人だしっ、お、おれっ、すぐイキそうっ」
数人の男が、私達に飛び掛ろうとした。

それを大将格の男が制した。
「ま、待て。お前ら、性病持ってて、俺達に感染す気じゃないだろうな?」

「おま○この匂い嗅いで御覧なさい。いやらしい匂いはするけど、病気の匂いじゃないはずよ。何を尻込みしてるの?海の上で死ぬか生きるかの漁をしてる男が」

大将格の男が私と悠美の性器に指を伸ばして触れ、その指を鼻先に当てて嗅いだ。
「判った。二人共ヤリ殺してやる」

男が急いで全裸になり、いきなり私を跪かせると私の口元に男根を宛がった。
それを合図のように、十二人の男達が私と悠美を取り囲んだ。

彼らは忙しなく全裸になると、私と悠美を並べて輪姦し始めた。


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あっと言う間に部屋は淫乱な修羅場と化し、私と悠美の快感の喘ぎとエクスタシーの絶叫、愛液の淫猥な濁音と唾液の音、肉と肉がぶつかる音、男達の快楽の叫びが、酒と煙草、魚の匂いの染み付いた部屋に響き渡った。

「この女、おま○こ締まり過ぎるっ、も、もうだめだっ」
「ああっ、す、すぐイッちゃうよっ。け、けつの孔っ、よ、良過ぎるっ」

「な、何ていやらしいしゃぶり方するんだっ、だ、だめだっ、イ、イクーッ」
「だ、だめーっ。も、もうちょっとっ。わ、私もっ、イ、イクからっ」

「な、何て女だっ。き、綺麗で上品な顔して。けつの振り方が半端じゃねえっ」
「ああっ、ま、待ってっ、わ、私もっ、イ、イクのっ」

「お、おま○こっ、し、締まり過ぎっ、おおっ、し、潮噴いたぜっ。きょ、強烈っ、こ、こんなのっ、は、初めてだぜっ」

「こ、こっちの女もっ、し、潮噴いたぜっ。す。すげぇっ。だ、だめだっ、も、もうイクッ。な、何ていやらしい女なんだっ」

「く、口に出した精液っ、な、舐めてっ、の、?んでるぜっ。い、いやらしい女達だっ」

十二人の屈強な若者が体力に任せ、入れ代わり立ち代わり、私と悠美の膣孔と肛孔を貫いて激しく抽送し、口に勃起を捻じ込み、何処とは言わず精液をぶちまけた。

私も悠美も、彼らの激しい性戯を、快楽の湧き起こるままに貪り、何度となくエクスタシーに絶叫し、裸身を激しく痙攣させた。

「ああ、せ、精液っ、お、お口に一杯っ、い、いやーっ。お、おま○ことっ、お、お尻っ、い、一度にっ、ち、ち○ぽっ、い、一杯っ、い、いやっ、ま、未だ、イ、イカないでっ、い、一緒にっ。い、イヤーっ。だ、だめーっ。わ、私っ、も、もっとっ」

「ああっ、す、すごいっ。お、お尻っ、い、良いっ、ゆ、優香さんっ、だ、だめっ、イ、イッちゃうわっ。お、おま○こもっ。りょ、両方の孔のっ、ち、ち○ぽがっ、こ、擦れてっ、す、すごいのっ。イ、イッちゃう。イ、イクイクイクッ、イ、イクーッ」

「ゆ、悠美っ、わ、私もっ、お、おま○ことっ、お、お尻もっ、お、お口もっ、せ、精液でっ、い、一杯よっ。ああ、ま、またイクわっ、イ、イクッ、イクッ、イクーッ」

「おいっ、こ、この女っ、お、おま○こにっ、ち、ち○ぽっ、に、二本挿るぜっ」
「こ、この女もっ、け、けつの孔にっ、ち、ち○ぽっ、に、二本挿いるっ」

「ああっ、す、すごいっ、ゆ、悠美っ。ま、またっ、イ、イクッ、イクッ、イクーッ」
「ゆ、優香さんっ、わ、私もっ、イ、イクッ、イクッ、イクイクイクーッ」

互いの二つの媚孔に、拳を挿入して愛し合う私と悠美にしてみれば、どんなに巨大であろうが、勃起を二本同時に、同じ孔で咥え込む事は、それ程困難な事ではなかった。

私と悠美はエクスタシーの波に襲われる度に互いに呼び合った。

二人で愛し合う時だけでなく、他の男とセックスしてエクスタシーに襲われる時でも、悠美と心身共に愛し合い、心身共に融け合っているという一体感があった。

「ふ、二人共、何ていやらしいんだっ。もうおれ達皆二回ずつはイッてるのに、ま、未だ求めて来やがるっ。くそーっ。もう一回やってやるっ」

「け、けつの孔がっ、お、おま○こもっ、ぽっかり開いて、せ、精液だらけで、奥まで丸見えだぜっ。い、いやらし過ぎるよっ。お、おれもっ。も、もう一回っ、今度はこっちの女のけつでやってやるっ」

「おれは、おま○こもっ、け、けつもやったから、口でしゃぶらせてやるっ」

男達の何人かは既に満足し切って、あるいは精魂果てて、転がったり、ただ私達の痴戯を傍で眺めたり、横から手を伸ばして、精液塗れになった乳房やクリトリスを弄ったりしていた。

それで再び性欲を湧き起こして、再度挑み掛かって来る者もいた。

膣孔で、肛孔で、そして口で、何人の射精を何度受け容れたかも、もう定かではなかったが、未だ彼らの性欲に応じる気力はあった。

いや、自分のエクスタシーの奈落の底を究めたい欲求があった。
この気力が失せるまで、いや、気力が失せた後もセックスしていたかった。

「も、もっとよっ。もっとイカせてっ。も、もっと精液っ、か、掛けてっ、の、?ませてっ。おま○こもお尻の孔にもよっ」
貌も髪も振り掛けられた精液に塗れ、淫猥な熱で、かさぶたの様に乾燥し始めていた。

「い、挿れてっ、お、お尻にっ。お、おま○こもっ。こ、壊れても良いからっ、ああっ、い、良いっ、す、すごいのっ。ね、ねえっ。お、お口にもっ、も、もっとっ、ち、ち○ぽっ、しゃ、しゃぶらせてっ」

悠美は、お酒に酔っているかのように、何時もの舌足らずの呂律が廻っていないような、口調で尚も男達を求め続けている。

「ああ、も、もっとっ、お、奥までっ、つ、突いてっ、お、おま○こっ、い、良いっ、し、子宮がっ、ひ、開いてるっ。お、お尻の孔もっ、お、奥までっ、い、一杯っ。こ、壊してっ、お、おま○こもっ、お、お尻の孔もっ」

私も、精液と唾液に塗れた二本の勃起をしゃぶり立てながら、男に跨って膣粘膜で勃起を咥え、背後から肛孔を貫かれ、夢中になって尻肉を上下左右に振り立てていた。

「ああっ、ゆ、優香さんっ、も、もうだめっ、わ、私っ、し、死んじゃうっ。か、体中がっ、お、おま○こになったみたいっ。こ、こんなのっ。き、気が狂っちゃうっ。ま、またっ、イ、イクわっ。も、もうっ、ほ、ほんとにだめっ。ああっ、イ、イクーッ、イクーッ、イ、イクーッ。す、すごいっ、ゆ、優香さんっ。ああ、す、好きっ、あ、愛してるっ。ま、またっ、イ、イクッ、イクッ、イクイクイクッ、イクーッ」


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悠美の最後の断末魔の叫びを、私は薄れ行く意識の中で聴いていた。

「ああっ、ゆ、悠美っ、悠美っ、悠美っ。あ、愛してるっ。わ、私もっ、も、もうだめっ。し、死んじゃうっ。イ、イクッ、イクイクッ、イ、イクーッ」


小さな窓から挿し込む朝日の眩しさに意識を取り戻した。
全身に重い何かを取り付けられたように、自由が効かない。

身体中の肌が精液と愛液と、唾液と汗に塗れて乾き、少し動いても乾いた音がする。
夢か幻のような昨晩の痴戯が鮮烈に脳裏に焼き付いていた。

《あの人達、出漁に間に合ったのかしら?》
恐らく一時間も眠らないで出漁したに違いない。

船の上で、事故を起こさなければ良い。
私は、不思議なほど穏やかな気持ちで、素直に祈った。

傍らで、横たわっている悠美の乳房を撫で摩る。
「ゆ、悠美。生きてる?悠美」

「ああ、ゆ、優香さんっ。ああ、想い出したわ。すごかったね。昨夜」
網置き場の倉庫の二階だから、一階に降りたら、水道があるはずだ。

私達は抱き合ったまま立ち上がり、抱き合ったまま歩き、抱き合ったまま階段を降りた。
水道の水を頭から被り、置いてあった石鹸で、髪にも身体にもこびり付いた、激しい性戯の痕跡を洗って流し落とす。

「ああっ、気持ち良いっ」
「うんっ、気持ち良いっ」

身体中が重く、痛かったが、しかし、冷たい水で身体を清めた清々しさがあった。


洋服をまとい、畳にこびり着いた夥しい淫猥な痕跡を濡らした雑巾で拭き取り、テレビの横にあったマジックで、週刊誌のヌード写真に「楽しかったわ。満足させてくれてありがとう。皆さん、お元気で」と書き残し、網置き部屋を出る。

通りすがりの住民達の好奇そうな視線を浴びながら、タクシーを拾ってホテルのコテージに戻り、再び死んだように眠る。
夜中に目覚めた私達は、一緒に浴室に入って排泄し、浣腸洗浄してベッドに戻る。

時間の感覚がまるで消え失せていた。
冷えたワインを飲みながら、何処を何処と言うでもなく愛撫し合い、キスを交わす。

「悠美。私、すごく、嬉しかった」
「何が?」

唇を触れ合ったまま、言葉を交わす。
「悠美が、イク時、必ず私の名前を呼んでくれたから」

悠美への愛情を何時も言葉にして表現しているのに、何故かこの時は照れ臭くて、悠美の唇を軽く嚙んだ。
悠美が私の乳房に、上品で清楚さを湛えた美貌を埋めて、乳首を舌先で弾いた。

「私もよ。イク時必ず、優香さんが一緒にいてくれたの。優香さんも、イク時、私を呼んだでしょう?ああ。優香さんも私と一緒に、イクんだって。嬉しかった」

「もう一日ここにいるのね?でももう良いわ。明日は、一緒に静かに過ごそうね」

「うん。おま○こも、お尻の孔も、ひりひりして、痛いもの。優香さんと、海岸を散歩したり、美味しい物沢山食べたり。そう言えばここに来てから、ろくな物食べてなくない?」

「そうね?男ばっかり、お腹一杯食べて、ね?」
「それを言うなら、おま○こ一杯、お尻一杯よ」「うん、お口にも一杯、ね?」

私達は貌を見合わせて屈託なく笑い、キスを貪り合った。
ワインが空になり、私達は抱き合ったまま、再び深い眠りに落ちた。


これで終るはずだった淫猥な旅行は驚くべきハプニングが起き、それが私と悠美の、人生を大きく変える事となるのだが、私達はそれを勿論、未だ知る由もなかった。



(溺愛-終わり)





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