コロナに引き裂かれた二人-1話
作家名:城山アダムス
文字数:約4410文字(第1話)
公開日:2020年6月15日
管理番号:k034
亜也加は僕の会社の部下で、いつも二人で営業先を回っている。
営業の途中で、時々ホテルに寄って休憩している。
こういう関係が始まって2年になる。
亜也加は僕の所属する営業2課の庶務を担当している。
小学生の二人の子供を持つ34歳のシングルマザーだ。
昨年4月、パートタイマーから正式採用になり、僕が課長を務める営業2課に配属になった。
亜也加はスレンダーな体つきで、目鼻立ちがはっきりした色白の美人だ。
年齢よりも若く見え、とても二人の子供を持つ母親には見えない。
僕は、亜也加が配属されるまでは、営業に出かける際、男性の部下を同伴していたが、亜也加が配属されてから、彼女を同伴するようになった。
目鼻立ちがはっきりし、スーツ姿が似合う亜也加のルックスは、取引先でも評判がいい。
ルックスだけでなく、亜也加の取引先での立ち居振る舞いや取引先への落ち着いた物おじしない対応がとても好感を持たれ、亜也加を同伴するようになってから僕の営業成績がぐんと伸びてきた。
亜也加と営業先を回るようになってひと月過ぎたころ、僕の成績が伸びたことのお礼に食事に誘った。
その夜、僕と亜也加は男女の関係になった。
それから約2年の間、僕と亜也加は営業の途中でホテルに立ち寄り、逢瀬を重ねている。
亜也加はシングルマザーなので、夕方には帰宅しなければならない。
僕たちが関係を持つ時間は,二人で取引先を営業で回っている昼間に限定されているのだ。
僕と亜也加はセックスの相性も良く、ベッドに入ってからの亜也加の乱れ様は想像を絶する。
「もっと・・・もっとお・・・ヒロシさん・・・ああ・・いい・・・・いくう。」
毎回のように、亜也加はベッドで乱れ狂い、僕の名前を連呼しながらイキ果てる。
亜也加は会社や営業先では僕のことを課長と呼ぶが、二人きりになると「ヒロシさん」と呼んでいる。
僕と亜也加はもう2年近く関係が続いているので、お互いの身体の細部や性癖については馴染みを深めている。
しかし、セックスするたびに、それまで気づかなかった新しい性感帯や性癖を発見する。
その発見がその後の二人のセックスの感度をグッと高めている。
僕は亜也加と一緒に営業に出るのが楽しくてたまらなかった。
もちろん本職の営業も楽しかったが・・・亜也加も営業先に向かう車の中で、運転中の僕の股間に手を伸ばし・・・
「ヒロシさん。はやくホテルに行こう。」
と誘ってくることも多かった。
今年に入り、コロナウィルスの流行が始まった。
3月に入ると、すべての学校が休校になり、亜也加は子供の面倒を見なければならなくなり、出社できなくなった。
それでも、週に2回ほど子供を家に留守番させながら、僕と会ってくれた。
しかし、4月に緊急事態宣言が出された。
ついに営業2課も出社を禁止され、テレワークによる業務をするよう命じられた。
出社は禁止されても、外出が禁止されているわけではないので、僕は亜也加と週2回ペースで、ホテルで逢瀬を続けることができた。
5月の下旬にはコロナウィルスの感染者は減り、緊急事態宣言は一旦解除されたが、6月下旬になると再び感染者が増え始め、7月に入ると急増し、ついに感染による死亡者が1万人を超えた。
そして、とうとう8月7日に全国にロックダウンと共に、1カ月の外出禁止令が発令されたのだ。
本来、日本の法律では、ロックダウンの罰則はできない。
しかし、政府が緊急に閣議を開き、内閣がコロナウィルスを収束させるための緊急措置として、罰則を伴う外出禁止令を発令したのだ。
さすがに、僕と亜也加は外出できなくなり、直接会えなくなった。
「亜也加、一か月会えないけど、我慢しようね。」
「うん、そのかわり、LINEでいっぱいエッチしようね。」
亜也加とは会えない間、LINEでお互いを慰め合った。
「亜也加・・・好きだよ。」
「私も・・・逢いたいよ・・・ヒロシさん。」
「僕も会いたいよ・・・亜也加。」
「会って・・・ヒロシさんに抱きしめてほしい。」
「抱きしめるだけ?」
「いやだ・・・いっぱいキスして(^ε^)-☆Chu!!。」
「・・・キスだけ?」
「もう・・・いじわる・・・(´;ω;`)ウゥゥ。」
初めの頃は、このようなメッセージのやり取りをしていたが、だんだんエスカレートしていき、卑猥な画像もやり取りするようになった。
「亜也加・・・今、どんな服着ている?」
「じゃあ・・・写メ送るね。」パシャッ。
「かわいいネグリジェだね。そのネグリジェの下、何着てるのかな?」
「ピンクのブラジャーだよ。写メで送ってあげるね。」パシャ。
「ブラジャー外してほしいな。」
「じゃあ、ブラジャー外すね・・・私のおっぱい見てね。」パシャッ。
「亜也加の可愛いおっぱいだあ・・・あれえ・・・乳首立ってるよ。」
「ヒロシさんのこと考えると・・・自然に乳首立つんだよ。」
「パンティーもピンクかな?」
「ピンクだよ・・・見たい?」
「見たい・・・写メで送ってほしいな。」
「じゃあ、写メ送るよ。」パシャ
「可愛いパンティーだね。・・・パンティーの中も見たいな。」
「私ばかり写メ送るのずるいよ・・・ヒロシさんも写メ送って。」
「じゃあ僕の下着姿・・・写メ送るね。」
「いやだ・・・ヒロシさんの下着姿なんて見たくないよ。」
「じゃあ・・・何の写メが欲しいの?」
「ヒロシさんのおちんちん・・・見たい。」
「僕のおちんちんの写メ送るから、亜也加もパンティー下ろした写メ送ってね・・・じゃあ送るよ。」パシャパシャ
「ヒロシさん。パンティー下ろしたよ・・・写メ送るよ。」パシャパシャ。
「亜也加・・・写メありがとう・・・亜也加のマン毛・・・久しぶりに見たよ・・・黒々、ふさふさしたきれいなマン毛だ・・・マン毛の奥のオ●ンコも見たい。」
「ヒロシさんのおちんちん・・・久しぶりに見た・・・わあ・・・立ってるう・・・太くなってるう・・・私のオ●ンコの写メも送るね。」パシャパシャ。
「わああ、亜也加のオ●ンコ・・・きれいなピンク色だ・・・クリトリスが立ってるよ・・
・・・オ●ンコの入り口・・・びっしょり濡れてるよ。」
「私、今すっごい濡れてきた。あああん・・・ヒロシさんのビンビンに立ったおちんちん入れてほしいよお。」
「僕も、ビンビンに立ってるよ。亜也加のオ●ンコに入れたいよ。・・・亜也加・・・僕のおちんちんの代わりに、オ●ンコに指入れて写メ送って・・」
「オ●ンコに指入れたよ・・・あああん、・・・ヒロシさんのおちんちんが入ってるみたいだよ・・・写メ送るよ。」パシャッ・・・パシャパシャ・・・パシャパシャ
このようにLINEでやり取りしながら、外出禁止令が解かれるのを1か月待ち望んでいたのだ。
しかし、残念なことに、外出禁止令が出されて1カ月が過ぎた後も、ウィルスは猛威を振るい、感染者は激増している。
政府は外出禁止令をさらに1カ月延長したのだ。
「ヒロシさんとひと月も会ってない。もう限界よ。」
「外出禁止令がさらにひと月延長になってしまった。あとひと月、亜也加と会えないのかな?」
「いやだ、絶対いやだ。私の心も体も・・・もう限界。ヒロシさん・・・会いたいよお。」
「僕も亜也加に会いたいよ。」
「・・・ヒロシさん・・・ねえ・・・会おう。」
「会おうって・・・どうやって・・・?」
「私、今夜、警察に見つからないようにいつものホテルに行く。だから、ヒロシさんもそのホテルに来て。」
「警察に見つかったら・・・逮捕だぞ。」
「これ以上ヒロシさんに会えないんだったら、逮捕されてもかまわない。」
「わかった。亜也加がそこまで言うんだったら・・・今夜1時にいつものホテルで会おう。」
営業先でいつも立ち寄るホテルは、亜也加の家から4キロ、僕の家からは5キロの地点にある。
「亜也加、僕はこれからホテルに向かう。亜也加も気を付けてね。」
「私も、ホテルに向かうね。ヒロシさん・・・早く会いたい。」
時計を見ると夜の12時を回っている。家族は寝静まっている。僕はそっと家を出た。
街頭ではパトカーが巡回し、無断外出者を見張っている。
昼間は、100Mくらいの間隔で警察官が警邏をしているが、夜間は外出者も少ないせいか、警邏している警察官の数も少ない。
夜陰を利用して、少しずつホテルに近づいていく。
「亜也加はどうしているだろう。途中で見つかったりしないだろうか?」
僕は、亜也加の家に近いホテルにすればよかったと、後悔した。
「亜也加、無事にホテルに着いてくれよ。」
やっと、ホテルに着いた。
外出禁止令は出されているが、ホテルの営業は禁止されていない。
このホテルはラブホテルだが、ビジネスホテルで感染者が収容できなくなった時のために、営業が許可されているのだ。
外出禁止令が出されているせいか、ほとんどの部屋が空いている。
亜也加がいつも好んで選ぶ503号室も空いていた。
この部屋は、シティーホテルのようなデザインになっていて、ラブホテルを利用している感じがしない。
亜也加のお気に入りの部屋だ。
部屋に入ると、亜也加にLINEした。
「亜也加・・・・今、ホテルに着いた。いつもの503号室で待ってるよ。」
すぐに亜也加からLINEが返ってきた。
「私も、もうホテルの前にいるよ。もうすぐ部屋に着くから待っててね。はやく会いたいよ。」
僕は、亜也加の到着を胸をときめかせながら待っていた。
午前1時を5分ほど過ぎた頃、部屋のチャイムが鳴った。
胸の高鳴りを抑えつつ、ドアを開けると亜也加が立っていた。白いTシャツに、デニムのブルージーンズをはいている。
亜也加は大きな瞳で僕を見つめている。亜也加の瞳が潤んでいる。
「やっと会えたんだね・・・ヒロシさん。」
「僕も会いたかったよ・・・亜也加。」
「私も・・・すっごく すっごく 会いたかったよ。」
亜也加は僕に抱き着いてきた。僕も亜也加の体を強く抱きしめ、唇を合わせた。
亜也加は僕の唇を吸いながら下半身を押し付けてきた。
僕の下半身は完全に固くなり、勃起している。
亜也加は下半身をブルージーンズ越しに僕の勃起した下半身に押し付け、擦りつけている。
僕は固くなった下半身を、亜也加の股間に強く押し付けながら、亜也加の胸をTシャツの上から触った。
乳首が立っているのがTシャツの上からでもわかる。
Tシャツの中に手を入れ、薄いピンクのブラジャーの上から乳房を触る。
亜也加の乳房は小さいが、きれいに形が整い、張りがある。
ブラジャーの上から指先で硬くなった乳首に触ると、上半身がピクンと反応する。
手を亜也加のジーンズに伸ばし、ファスナーを下ろしながら隙間からパンティーを触る。
パンティーの布越しにザラザラした陰毛の感触が指先に伝わってきた。
僕が亜也加のジーンズを脱がそうとすると、亜也加は僕の体から離れ、自らジーンズを脱ぎ始めた。
スラリと伸びた白い足が露になった。
学生時代水泳で鍛えた足は引き締まっている。
亜也加はさらにTシャツも脱ぎ始めた。
ブラジャーを外すと綺麗な乳首がツンと立っていた。
(続く)
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