叔母と甥、諍いの夜の出来事-後編
作家名:バロン椿
文字数:約2470文字(後編)
公開日:2020年6月9日
管理番号:k032
風呂で
初めての性交で大きな悦びを知った智之、そして、許されないことをしてしまった叔母、禁断の扉を開けてしまった二人は歯止めが効かなくなっていた。
その夜も、智之が風呂に入っていると、「一緒にいいかしら?」と叔母が引き戸を開けて入ってきた。
改めて見ると、その体はなまめかしい。
おっぱいは熟れたマンゴーのように少し垂れているが、その先にはピンクの乳首が、そして、なだらかな腰の線、ふくよかなお尻と太腿、それに股間には黒々とした陰毛、それだけでも十分なのに、シャワーを浴びると、その白い体が桃色にそまり、乳首で湯の滴が飛び跳ね、股間に貼りついた陰毛からも湯が滴り落ちる。
湯船に浸かっていた智之のペニスはすっかり硬くなっていた。
そこに、「ごめんなさい」と叔母が智之に跨がるようにして入ってきたから、勃起した智之のペニスは叔母の小陰唇にピッタリと合わさってしまった。
「あ、いや、あ、あの」と言い訳する智之に、「ふふふ、凄いのね」と笑った叔母は、そのままチュッと唇を合せてきた。
口付けは毎度のことだが、こんな状態でされると、気持ちは一気に高まる。
智之が逆に叔母を抱き締め、チュパ、チュパチュパとその唇に貪りついた。
叔母もそれに応じ、伸し掛かるようにして唇を貪り、舌を挿し込む。智之も生意気に舌を絡めてくる。
チュッ、チュッ、チュッパッ、チュッパッ……二人は夢中で吸い合うが、同時に、勃起している智之のペニスが小陰唇を擦り立てるから、たちまち濡れて、叔母は気持ちの高まりを抑えられなくなっていた。
そして、堪らず「あ、いや、もうダメ」と唇を離した。
部屋に戻ってからなんて、そんなことしなくたって、ここでできるでしょう……目が潤んだ叔母は腰を浮かすと、智之のペニスを掴んで、その先っぽを小陰唇の割れ目に挿し込んだ。
(えっ、まさか……)
入れたいのは智之も同じだが、こんなところでするとは考えたこともなかった。
それなのに、叔母はそれをしようとしている。
「ま、待って」と智之は慌てたが、目を閉じた叔母はそのままゆっくりと腰を下ろしてきた。
濡れているとはいえ、湯の中、膣口の滑りが悪く、最初はきつくて、仕掛けた叔母の方が「あ、あああ」と眉間に皺を寄せていた。
だが、その分だけ締め付けが強く、感じやすい。
騎乗位は初めて。一呼吸置いて、叔母がゆっくりと腰を上下に動かしてきた。
智之の目の前でマンゴーのようなおっぱいが揺れる。
「お、叔母さん……」
智之はペニスが擦られ、天にも昇る程の気持ち良さに思わず声が出たが、叔母は目を閉じたままだった。
しかし、腰の動きを上下から前後に変えると、叔母の口が開き、「ああ、ああ……」と悩ましい声が漏れてきた。
ザー、ザーと湯が溢れるが、二人にはどうでもいいことだ。
「あ、あ、お、叔母さん……」
「と、智之……」
二人は手を握って見つめ合い、頂きに昇っていくが、やはり、智之の方が早く、「あっ!あっ!あっ!」と腰を突き上げるようにして逝ってしまった。
遅れて、「はぁ、はぁ、はぁ……」と叔母が息が荒いまま彼の上に重なってきた。
湯はすっかり冷めてしまったが、抱き合う二人の体は燃えていた。
心の傷を癒すのはこれしかない
叔父は何度か家に帰ってきたが、叔母と言葉を交わすことはなく、必要な服などを持ち出すと、それっきり戻ってはこなかった。
離婚するのは時間の問題だった。
姉である智之の母は妹のことが心配だったが、ブラジルからはそう簡単に帰れない。
その代わりという訳ではないが、電話で、「叔母さん一人じゃ、不用心だから、お前がしっかりするのよ」と智之に言い付けた。他人の不幸を喜ぶつもりはないが、これで、ずっと叔母さんと一緒にいられる! まさに、智之に取っては「もっけの幸い」だった。
叔母もそれを望んでいたかは分からないが、智之の体を求め続けたのは確かだった。
そして、今夜も。
(遅いなあ……)
時計を見ると、午後11時を過ぎている。
いつもならとっくに2階に上がってくる筈の叔母がまだ来ない。
待ちきれない智之は階段を降りると、叔母の寝室の前に立った。
だが、その部屋は叔母夫婦の寝室。
もう離婚するとはいえ、叔父の顔が頭に浮かび、智之は躊躇ったが、性欲を抑えきれない。
ドアノブを回すと、叔母が服を着たまま、こちらに背を向けベッドの上に横たわっていた。
(寝ちゃったのかな……)
傍に近寄り、「叔母さん」と肩を緩ると、叔母は「ううん?」と言いながら、ゆっくりと寝返りを打って仰向けになった。
「ああ、ごめんなさい……眠っちゃった」と起き上がったが、何となく寂しそうだった。
性欲に駆り立てられているとはいえ、智之はそういうことに敏感だ。
「疲れたの?」と声を掛けると、いつもは「しっかり勉強しなさい!」などと、明るく振る舞う叔母だが、目にみるみる涙が浮かび、今にも泣き出しそうになった。
ビックリした智之は「ど、どうしたのさ」と顔を覗き込むと、「智之……」と抱き付いてきた。
やはり、離婚は簡単なことではない。
元気そうに見えても、心の傷は深い。
そして、「どこにも行かないで……」と肩を震わせて泣き出した。
智之はどうしていいか分からず、ただ、その体を抱き締めていた。
しばらくして、涙が止まった叔母は「恥ずかしい」 と笑ったが、その目は赤く腫れていた。
そんな叔母を見ていると、可哀想で、心が締め付けられる。
思わず、彼女を抱く手に力が入った。
そして、「もう泣かないで。僕が叔母さんを守るから」と、純粋な気持ちから、そう言ったのだが、悲しさと寂しさに打ちひしがれていた叔母には、それ以上の思いとなって伝わった。
ハッと顔を上げた叔母は「智之……」と泣き出し、狂ったように唇に貪りついてきた。
後は男と女、裸になって、互いの体を弄り、最後は圭子の太腿を抱えた智之が硬く大きくなったペニスを、たっぷり濡れて、パックリと口を開けた圭子の小陰唇の割れ目に挿し込んだ。
心にできた傷を癒すのはこれしかない。
「智之……」
「叔母さん……」
と見つめ合い、全てを忘れさせてくれる頂きに向かって、智之の腰がゆっくりと動き出した。
(終わり)
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