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アナルファンタジー(2)溺愛-第7話



作家名:優香
文字数:約5510文字(第7話)
公開日:2020年6月19日
管理番号:k030


挿絵の官能小説画像

私はその瞬間、軽く力を込めて拳を圧し込んだ。
「い、いやーっ、す、すごいっ。ああ、は、挿ったの?」

悠美の肛門の窄まりに私の手首から先がすっぽり消えていた。
肛門に手首を挿入するのは、想像したよりも、困難ではなかった。

女性器の輪郭が軟骨で囲まれているのに対して、肛門は全て筋肉と脂肪分で形成されているからだろうか、あるいは便秘の際、手首よりも太い便を排出した経験があったからだろうか、また、二人共膣粘膜であれ、拳の挿入と受け容れに、ある程度のテクニックを取得したからだろうか、何れにせよ、肛門にお互いのフィストを受け容れるのに、二日と掛からなかったのである。

言葉で表現するのは、簡単だが、その快感たるや、並みのセックスの比ではなかった。

私は、恐らく悠美も、その強烈な悶え方と言葉での現し方で、生まれて初めて覚えるような、強烈なエクスタシーに襲われて、失神していたのだ。

愛する悠美が狂ったように裸身を悶えさせ、膣粘膜と肛門で私の拳を受け容れ、咥え込み、締め付け、エクスタシーの波に襲われて号泣する痴態を目の当たりにしながら、愛する悠美の両方の拳を、最高の性感帯である膣粘膜と、今や膣粘膜以上の性感帯になり得る存在になった肛門粘膜で受け入れ、抽送され、締め付け、激しいエクスタシーの大波に溺れながら、得られる激しい快感は、もうこの世でこれ以上の性の悦びはないのではないかと、不安に感じる程であったのだ。

肛門だけでのフィストは、尻肉を寄せて卍を形作るように逆向きに横たわると、手首を挿入し易く、また互いの官能に塗れた表情や肉体の蠢きを見る事が出来るのも知った。

手首を挿入出来るようになった私達の膣粘膜と肛門粘膜は、スーパーで買う食材、キュウリやニンジン、ナス、挙句にはサツマイモや、ジャガイモ、ゴーヤやトウモロコシなど、拳よりも巨大な野菜やソーセージなども、食事に供する前に、私達の快楽の犠牲になる事も頻繁になっていた。

しかしやはり、血の通った生身の手首の柔らかさ、微妙で自在な動きには敵うはずもなく、それらは単に食事の前の前戯でしかなく、やはり私達が失神して動けなくなる程の快感を与え、得られるのはやはり、互いに施し合うフィスト ファックが最高であった。

「ねえ、わ、私達、これからどうなるのかしら?」

夕食を終え、浴室で排泄し合い、浣腸し合った後、拳で膣粘膜と肛門粘膜でエクスタシーを貪り合って失神し、尚も互いの手首を肛門の窄まりで咥え込んだまま意識を取り戻して、そのままクリトリスを口で愛撫し合っている最中に、悠美が不安そうに言った。

「こ、これから?って?」
私は悠美の勃起したクリトリスを舌で弾き、唇を窄めて吸い立てながら尋ねた。

「あ、あのね、ゆ、優香さんっ、お、怒らないで欲しいんだけれど、も、もし、もしよ、い、今はすごく満足してるけど、わ、私か優香さんが、このフィスト ファックでさえ、物足りなくなって、もっと強烈な刺激が欲しくなったら、どうなるのかな?って想ったの」

それは私も、小説を書きながらふと脳裏の隅に浮かんでいた事だった。

二人が性的に完全に充足してしまえば、二人はそれで幸せになりました、めでたし、めでたし、でストーリーは完結するが、私と悠美の人生は死ぬまで永久に継続するのだ。

悠美と知り合い、悠美とのセックスをほとんど実話に近い形で書き、願望通り反響も大きくて人気が出て来ている小説も完結してしまう。

それは許されない事であったし、もしかしたら、悠美との関係さえも終結し、悠美がこの部屋を出て行き、元の孤独な生活に戻る事さえ予感された。

フィスト ファックの快感はこの世の物とは思えない程、強烈であったのだが、同時に恐怖さえ覚える程、その深淵の奥深さを感じさせるものでもあったのだ。

しかし、それでもフィスト ファックの魅力は何物にも変え難い物だった。
「物足りなくなったら」という私達の心配は杞憂に終わるように思える程、私達はその異常な快楽の虜になっていたからだ。

私達は、毎晩のように、浴室で排泄し、浣腸で腸内を洗浄した後、ソファーで、ベッドで、或いは興奮を抑えきれないままに浴室で、浣腸の最中に互いの女性器に、そして肛門に拳を挿入して、強烈なエクスタシーを貪り合った。

そして、未だ両方の拳を互いの女性器と肛門に、同時に挿入し合う事は出来なかったが、それも恐らく時間の問題で出来るようになり、それは、私と悠美が同時にエクスタシーを貪り合う事を一層可能にし、二人の愛情をさらに深める結果になるであろうと想像出来た。


ある夜、私が、出版社の打ち合わせが長引いて遅く帰宅した時、悠美は、私の帰宅が遅くなる時は何時もそうするように、マーラーの交響曲5番第4楽章「アダージェット」を聴きながら、オナニーしていた。

それも普通のオナニーではなかった。
ソファーの背凭れに顔を埋めて四つんばいになり、自らの拳を肛門の窄まりに埋め込んでいたのだ。

「ああ、ゆ、悠美っ、な、何ていやらしい事してるの?この子はっ」


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「ゆ、優香さんっ、優香さんがもうすぐ帰って来るって想って、こんないやらしい悠美のオナニー、み、見てもらおうと想ったのっ。す、すごいのよっ。じ、自分の、お、お尻の孔にっ、じ、自分の拳を挿れるなんて、いやらし過ぎて、く、狂いそうよっ」

悠美のその痴戯の余りの強烈な淫猥さに、私は息を?んだ。
共有ソフトでダウンロードした映像でも観た事があったのを想い出す。

「ああ、ゆ、悠美ったらっ、な、何ていやらしい事、想い付くの?でも、良いわ。わ、私もしてみたい。でも、このまま見ててあげるから、そのままイキなさいっ」

私は手首まで咥え込んで突き出された悠美の引き締まった尻肉を両手で割り開き、その異常なまでの淫猥な光景を眺めた。

そのまま、勃起した乳首を捻り上げ、硬くしこったクリトリスを擦り上げると、妖しい官能が私の媚肉の奥底を一気に疼かせ、女陰の襞に溢れた愛液が太腿まで濡らした。

「ああ、ゆ、優香さんっ、み、見てるのねっ、ゆ、悠美が、いやらしいお尻の孔に、自分の拳を挿れてっ、オ、オナニーッ、し、してるのっ。ああ、すごいっ、い、いやらしいっ、か、感じるっ。こ、こんなのっ、す、すご過ぎるっ。ね、ねえっ、み、見ててっ、ゆ、悠美っ、イ、イクわっ、ゆ、優香さんにっ、み、見て欲しくて、し、したのよっ。ああ、す、すごいっ。イ、イクッ、イクーッ、イクイクイクーッ」

悠美がかつてない程、しなやかな裸身を激しく痙攣させ、拳を激しく出し挿れさせて、エクスタシーの大波に襲われた。
悠美の尿孔から、夥しい愛液が間欠泉のように何度も噴出す。

私はそれを口で受け止めて、飲み干し、尚も口で受け止め、拳を肛門から抜き出して、ソファーにぐったりと仰向けになった悠美の、激しく喘ぐ唇を塞いで流し込んだ。

私はふと、悠美を狂喜させる、いや、私も勿論狂ったようにエクスタシーに襲われるであろう、ある痴戯を試そうと想い付いた。
「悠美、もう一度、お尻に拳を挿れてオナニーしなさい」

私は、未だにエクスタシーの名残に裸身を痙攣させ、形の良い乳房を荒い呼吸に起伏させて熱く喘ぐ悠美を促した。
「ああ、ゆ、優香さんっ、またしたらっ、わ、私っ、く、狂っちゃうっ」

悠美が激しい官能に歪む美貌を私に向けて声を震わせながらも、さっきと同じように、ソファーの背凭れに顔を埋め、尻肉を突き出して拡げ、手首から指先までローションを塗して、肛門の窄まりに拳を挿入した。

「ああ、い、良いっ。す、すごいのっ。こ、こんなっ、オ、オナニーッ、た、堪んないっ。か、感じるわっ」

悠美の解れ切った肛門の窄まりは、あっと言う間に悠美の拳を咥え込み、拳の抽送に併せて、収縮拡張を繰り返して、淫猥な濁音を響かせ始めた。

私は背後から覆い被さる様にして悠美の乳房を揉み立て、乳首を捻り上げ、クリトリスを擦り立てた。

「ああっ、お、お尻に拳を挿れてっ、オ、オナニーしながら、お、おっぱいやっ、ク、クリトリスを弄られるのってっ、た、堪んないっ。イ、イキそうになっちゃうっ」

悠美が、抽送している拳を咥えたままの尻肉を一層突き出して、快感を訴えた。
「だ、だめっ、ま、まだイッちゃだめよっ」

私は悠美の裸身の下に潜り込んでソファーの座席を枕にして仰向けになり、夥しく滴る粘り気のある愛液を塗した指を挿入して、膣粘膜を擦り、抽送し始めた。

「ああ、ゆ、優香さんっ、す、すごいっ、か、感じるっ」
「も、もっとっ、きょ、強烈に感じさせてっ、あ、あげるっ」

私は、膣粘膜を抽送している指を、三本、四本と増やして行った。

「あ、ああっ、ゆ、優香さんっ、ゆ、悠美のっ、お、おま○こにっ、こ、拳っ、い、挿れるのねっ?ああっ、す、すごいっ、そ、そんな事したらっ、ゆ、悠美っ、か、感じ過ぎてっ、し、死んじゃうっ」

「い、良いわよっ、し、死になさいっ」
「い、いやーっ、イ、イクイクイクッ、イクーッ」

私の拳が悠美の膣粘膜に潜り込んだ瞬間、悠美は裸身を激しく何度も痙攣させ、絶叫してエクスタシーの強烈な大波に襲われた。
悠美は失神したのか、ぐったりとなって、拳を動かす気配もない。

私の拳を咥え込んだ女陰の襞が収縮弛緩を繰り返し、それに伴った筋肉の動きとして、悠美の手首を咥え込んだ肛門の窄まりが、まるで別の生き物のように妖しく蠢いていた。

私は、悠美の膣粘膜に挿入した手指を逆向きにして、腸粘膜に埋め込まれた悠美の手指の感触をなぞり上げた。
悠美の二つの媚孔に、二人の手首が潜り込んでいるその状態は正にいやらしさを通り越して神秘的でさえあった。

「ゆ、悠美っ、す、すごいわっ。何て事なのっ!こ、こんないやらしい光景ってっ、う、生まれて初めて見るわっ」
異常な感動と興奮に、声がひどく掠れていた。

「ああ、ゆ、優香さんっ、じ、じっとしててもっ、イ、イキそうよっ。ああ、う、動いちゃ嫌っ。だ、だめっ、イ、イクーッ、イクーッ」

失神から覚めた悠美が、何度も新たなエクスタシーを迎えて喘いだ。

「ああっ、ゆ、優香さんにもっ、か、感じて欲しいっ。こ、こんなすごいのっ、し、信じられないっ。ああっ、イ、イクッ、イクーッ」


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悠美がうわ言のように呟きながら、やっとの想いで自らの肛門から拳を抜き出し、私もそれに併せて悠美の膣粘膜から拳を抜き出した。

膣内に溜まっていた夥しい愛液が私の拳と一緒に流れ出し、淫猥な濁音を響かせた。

悠美の肛門も膣粘膜も、大きな洞らを開きながら収縮弛緩を繰り返し、やがて、異様な二つの媚孔の盛り上がりを残してゆっくり閉じて行った。

「ゆ、優香さんも、同じ事してあげる。ゆ、優香さんの、い、いやらしいお尻の孔に、い、いやらしい優香さんの拳を、い、挿れなさい」

悠美が未だ残る快感に美貌を歪め、裸身を小刻みに痙攣させながら私の尻肉を両手で叩いた。

「ああ、ゆ、悠美に命令されるのっ、ひ、久し振りねっ。ああ、み、見ててっ。わ、私も、お、お尻の孔にっ、こ、拳挿れてっ、オ、オナニーしてっ、あ、貴方にっ、み、見られるのっ」

悠美に手渡されたローションをたっぷり拳に塗し、四つんばいになって尻肉を高く掲げ、後ろ手に回した手の指を少しずつ挿入して行く。

自分の肛門に自分の拳を挿入して、オナニーをする。
それを悠美に見つめられて。

私の恥部の下で、ソファーを枕に仰向けになった悠美の熱い喘ぎが、女性器に降り掛かる、それだけでも、強烈な官能が湧き起こる。
指が三本、四本と増えて、肛門の窄まりに強烈な拡張感が湧き起こる。

普通のオナニーでさえ、悠美に見られていると想うと興奮する。

排泄するのを悠美に見られると、さらに肛門の窄まりに指を挿入してするオナニー、悠美の拳を膣粘膜に挿入されると、異常な程興奮する。


あの行きずりの一夜、名も知らぬ紳士と彼の恋人の目の前で、浴室の鏡に尻肉を突き出して排泄する姿を映し、それを自分で見ながらオナニーさせられ、自分で浣腸させられ、また排泄するのを鏡に映して見ながらオナニーをさせられ、そのまま肛門でオナニーさせられ、そして一晩中彼と彼の恋人の手と口と勃起で肛門だけを愛撫され、その結果この異常な性癖を植え付けられた。


今、私は自分の拳を、人間として最も恥ずべき排泄の為にだけ存在する器官である肛門に挿入して、快感を得、オナニーしてエクスタシーを貪ろうとする痴戯を、愛する悠美に見つめられているのだ。

その事を想うだけで激しい異様な興奮に襲われていた。

「ああ、ゆ、悠美っ、み、見ちゃ嫌っ。わ、私っ、は、恥ずかしいっ。お、お尻にっ、こ、拳を挿れてっ、オ、オナニーするなんてっ、そ、それをっ、ゆ、悠美に見られるなんてっ。は、恥ずかしいっ」

四つんばいになって後ろ手に回した手指の四本が肛門の窄まりにめり込み、開き切った肛門から淫猥な恥ずべき濁音が響き始めた。

   「ゆ、優香さんのいやらしい、う、うんちする孔が、自分の拳を咥えそうになって、拡がり切ってるわっ、な、何て、い、いやらしい」

悠美が震える声で、私の乳房とクリトリスを交互に口で愛撫しながら、待ち切れなくなったのか、私の膣孔に二本の指を挿入して抽送しながら、指を三本、四本と増やしながら、愛撫をきつくして来た。

「ああ、ゆ、悠美っ、い、言わないでっ、は、恥ずかしいっ、ああっ、す、すごいわっ、か、感じるっ。ゆ、悠美は、私が、お、お尻の孔にっ、こ、拳を挿れた時に、お、おま○こにもっ、こ、拳をっ、い、挿れるのねっ?そ、そんな事されたらっ、き、気が狂ってっ、し、死んじゃうっ。ああ、も、もうっ、イ、イクわっ、だ、だめっ、が、我慢出来ないっ、か、感じ過ぎるっ。イ、イクッ、イクーッ」



(続く)





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