仲居と高校生〜嵐の夜-後編
作家名:バロン椿
文字数:約4070文字(後編)
公開日:2020年5月16日
管理番号:k028
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フェラチオ
「当分、外に出られないわね」
和代が後ろに束ねた髪を直しながら玄関から戻ってくると、謙介が胸元をじっと見ていた。
(見たくて仕方がないって感じ。だったら、手間が省ける……)
和代は謙介の横に腰を下ろすと、耳元にふぅーと息を吹き掛けた。
すると、「あ、おばさん、ふ、ふざけないでよ」と謙介は和代を押し返したが、和代は「ふざけてなんかいないわよ」と逆に抱き付き、「分かっている癖に」とタオルの上からだが、股間に手を伸ばし、ペニスを握った。
硬い。慌てた謙介は「ダメ、ダメ」と手を掴んだが、和代は伸し掛かるようにして謙介を押し倒すと、その上に乗って、チュッ、チュッ、チュッチュッ……と唇に吸い付いた。
「あ、いや、おばさん……」と最初は抗ったものの、繰り返される口付けに、そんな気持ちも無くなり、体から力が抜けた。
こうなると、事は簡単、唇を離した和代は一気に体を下げて、謙介の腰に巻いていたタオルを解いてしまった。
「あっ、おばさん、ダメ、そんなことしちゃ」と慌てた謙介は手で隠そうとしたが、それより早く和代は飛び出したペニスを掴んでいた。
「ふふふ、こんなになっている……」
それは和代が相手にしてきた男たちのように黒ずんでいない。
皮も剥けきっていないが、半分顔を出した亀頭は瑞々しいピンク、竿は周りの肌と同じ桜色、「お宝」と言っていい、そんな美味しい物を和代が逃すはずがない。
指先で皮を剥くと、両手で彼の太腿を押さえ、躊躇うことなく、生暖かい口の中に亀頭を頬張り、それからペニスを根元まで咥え込むと、ねばっとした舌を竿に絡みつかせ、ジュポジュポと首を振って扱きだした。
「あ、あ、お、おばさん……」
初めて味わう、背筋を伝わる痺れるような刺激に、謙介は座布団の縁を握って、堪えていたが、あっという間に精液の塊がペニスを駆け昇ってきた。
そして、「だ、ダメ……」と声が出た時は、もう手遅れだった。
自然にお尻が持ち上がり、「あ、あ、あ、で、出る、出る、あ、あ、あっ!あっ!あっ!…」と、和代の口の中で射精してしまった。
あっと言う間の出来事だった。
「はあ、はあ、はあ…」
荒い息遣いが収まってきた謙介はようやく掴んでいた座布団の縁を離すと、和代も口元に手を添えて、咥えていたペニスを離した。
しかし、若いエキスは量が多い上に粘りが強い。
謙介に背を向け、口の中に溜まっていた精液をティッシュに吐き出しても、舌や上顎についたままで、なかなか取れない。
何度かぺっと吐き出して、ようやく取り切れたが、屑籠はくしゃくしゃになったティッシュで一杯になり、部屋にはプーンと独特の臭いが漂っていた。
(若い子のは、本当に濃い…)
感心した和代だが、ふと見ると、彼のペニスはまだ半立ちのままピクピクしている。
(これなら、何度でもいけそうだわ……)
和代は右手でシュッシュッとティッシュを取ると、左手で彼のペニスを掴んだ。
すると、ぐったりしていた謙介が「あっ、何に」と驚いて体を起したが、「今度はこれをオマンコに入れるのよ」と和代が笑うと、言葉が出なかった。
一度射精したとはいえ、もやもやが晴れた訳では無い。
そんなことを言われ、ティッシュで拭う刺激が加わると、半立ちのペニスはすぐにムクムクと形を変える。
「さあ、これでいいわね、僕」と妖しく微笑んだ和代は、立ち上がると、奥の襖を開けた。
筆おろし
裸電球が一つ、敷いてある布団を眩しく照らしている。
謙介はよろよろと立ち上がったが、先に四畳半に入った和代が羽織っていたワイシャツをはらりと脱ぎ捨て、生のお尻が露わになると、もう我慢できなかった。
「わぁぁー」と叫びながら後ろから抱きつき、おっぱいを鷲掴み。
「あっ、痛い。もっと優しく」と和代は言うが、耳に入らない。
そのまま布団に押し倒して和代の体をまさぐる。
おっぱいは勿論、お尻に下腹部。
しかし、指先が陰毛に触れると、怖気づき、手を戻したが、「ダメよ」と和代は許さない。
「女は待っているんだから」と、謙介の手を掴んで、自分の股間に持っていくと、「こうするのよ」と彼の中指の先を割れ目に挿し込み、「ああ、そこ、そこ、そこよ……」と中を掻き回させた。
謙介は童貞、遊び慣れた男のように強弱をつけたりすることもなく、ただ掻き回すだけだが、やはり男の指は違う。
それに和代は焦れているから、入れるだけなのに、気が入ってしまうので、感じるのも早い。
「あ、そ、そこ…あっ、あ、あ、あ、あああ……」
声が悩ましくなり、膣はどんどん濡れていく。
さらにクリトリスに触れさせ、嬲らせると、もう我慢できない。
「もういい、いいから…」と謙介の手を振り解くと、和代は布団に仰向けになって、両脚を大きく開いた。
その時、謙介は目を見張ってしまった。
全てが見える。
もじゃもじゃの陰毛の奥に、焦げ茶にちかい色をした鶏冠のようなくねくねした分厚い二枚の肉がパックリと口を開け、濡れたあそこが……
だが、待ちきれない和代は「見るのは後。早く、早くここに乗って……」と謙介の手を取って、体を引き寄せた。
亀頭と膣口が触れ合う。
和代は股間に手を挿し込み、ペニスを掴むと、狙いを定めて、そのまま謙介の腰を引き寄せた。
その瞬間、謙介は「あっ…」と声が出てしまったが、亀頭がヌルッとした輪っかを通り抜けたと思う間もなく、ペニスはヌルヌルした生温かい膣にすっぽりと収まった。
「入ってるよ、チンチン」と和代に耳元で囁かれたが、謙介は「あ、う、うん」と答えるのが精一杯、もう言葉にならない。
しっとりとした肌の温もり、耳元で感じる和代の息遣い。
一度射精しているとはいえ、十分過ぎる。謙介は和代を抱いたまま動けなかった。
だが、和代はそうではない。
せっかく入れたペニスで膣を悦ばせようと腰を使い始めると、ペニスが膣の中を出たり、入ったり、その度に亀頭と膣襞が擦れ合い、和代は気持ちよくなるが、謙介は危ない。
腰の奥が急にもやもやして、そこにあった精液の塊がゆっくりと動き出し、それが突然、ペニスの管に集って、ドクッ、ドクッと間歇的に脈打ち、根元から噴き上がってくるから、もうどうにもならない。
「あ、あ、ダメ、もう、ダメ、出る、で、出るぅ……」と和代にしがみいた謙介は「あ、あ。あああ……あ、あっ!あっ!あっ!……」と呻き声をあげながら、あっけなく逝ってしまった。
締め技
「はあ、はあ、はあ……」
筆おろしを終えた謙介は抜け殻のように横たわっていたが、全く物足りない和代は抜かせないように下から彼の腰に足を絡ませ、「うぅぅ……ふぅぅ……」と息を止めて肛門を締めて、膣に力を入れて、ペニスを締め付けていた。
以前、東北の温泉街にいた時、遅漏だと思ってしまう程に逝かない、ヤクザっぽい男に仕込まれた技で、最後にはその男も「おぉ、和代……あっ、あ、す、凄えー……あ、ダメだ……うっ!うっ!……」と喘いだ秘技。
それを使って、和代は膣で謙介のペニスを根元から亀頭に向かってジワリジワリ締め付けている。
すると、抜け殻のように気の抜けた顔をしていた謙介にも精気が蘇り、それと共にペニスが硬さを取り戻してきた。
それを膣で直に感じた和代は「もっと気持ちよくしてくれなくちゃ」と言わんばかりに謙介の唇にチュッ、チュッと吸い付いた。
抜かずの連発だが、謙介には何のことはない。
和代を抱く手に力が入り、真似事ながら腰を動かすと、「いい、いい、それでいい……」と和代の腰がしなやかに波打ち始めた。
再び、ペニスが膣の中を出たり、入ったり、亀頭と膣襞が擦れ合うが、逝ったばかりだから、今度は大丈夫だ。
パン、パンと腰がぶつかり、愛液や精液など、和代の膣に溜まったものが飛び散り、シーツには染みが広がる。
やがて和代の口も開き、「私のオマンコ、謙ちゃんのオチンチンが好きみたいよ……はぁ、はぁ、いい。いいわ、私もいい気持ち……」と口走るようになると、謙介に、またも、もやもやとした射精感が湧いてきた。
「あ、お、おばさん…あ、うっ、だ、ダメ……」としがみつく謙介に、和代は「はぁ、はぁ…まだダメ、逝っちゃダメ、もう少し、もう少し…はぁ、はぁ……」と腰を押さえたが、やはり止まらない。
「あ、あ、あああ…あっ!あっ!……」と謙介は腰をガクガクさせながら三度目の射精をしてしまった。
見つかるのが、ちょっと早かった
「お父さん、謙介がいないんだけど」
「友達のところにでも行ってるんだろう。それより、雨戸が外れてないか、雨漏りがしていないか、全ての部屋を点検しておくんだ」
「だけど」
旅館の女将よりも母として一人息子が気になっていたが、夫は「あいつも16だ。一晩ぐらい外で泊まってきたって心配するな」と取りあってくれなかった。
幸い、外に取り付けた雨、風よけの板が功を奏し、旅館は何も被害がなかった。
午前5時を過ぎると、雨も風も弱まってきた。
「おとうさん、もう大丈夫ね」
「そうだな。少し眠るか」
「私、外を見てくる」
「気をつけろよ。まだ突風が吹いてくるから。ああ、眠い……」
女将は夫の布団を敷くと、謙介の部屋を覗いたが、やはりいなかった。
「友達のところにでも行ってるんだろう」と夫は言ったが、台風の夜にそんな常識外れなことをして……「帰ってきたら、たっぷり怒ってあげる!」と。
しかし、睡魔には勝てない。
「ふぁぁ……」と、思わず欠伸が出てしまった。
が、その時、窓の外に見えたのは、和代の住む離れから女物の浴衣を羽織って雨空を眺めている謙介の姿だった。
「あの子ったら」
頭にカアーと血が登った女将が離れに駆け込むと、「もう一回しよう」と和代が謙介の体を抱え込んでいるところだった。
「お、お母さん!」
謙介は飛び跳ねようとしたが、謙介のペニスを入れたばかりの和代は、「いいところなの」と女将の前で平然と腰を使っていた。
女将は「和代さん、あんた、何をやってんのよ!出て行きなさい!」と目を吊り上げて怒鳴るが、和代にしてみれば、こうなるのは計算済み。
それが少し早くなっただけだと言わんばかりに、和代は「ああ、気持ちいい」と平然と謙介を抱きかかえ続けていた。
(終わり)
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