義弟に壊された日常-後編
作家名:甘い肉
文字数:約3680文字(後編)
公開日:2020年2月18日
管理番号:k019
0
「実は……最近忙しくって………ごっごめんなさい」
「……若いんだから…しっ仕方ないわよ…」
それはきっと怒らないといけなくて、年上の私は嗜めないといけない事だって分かっていた筈なのに
(わたしで………興奮してるって…こと…だよね?……わたしで?)
頭に浮かぶのはそればっかりだった
「ん”っ……あっあんまり身体、動かさないで……」
「すっすいません…電車が揺れちゃって」
それは分かってるんだけど、身体が揺れる度に、胸が擦れたり、おヘソの下をグイグイされると、頭がおかしくなりそうになる
満員電車の中なのに壁に挟まれた私には目の前の義弟の胸板しか目に入らなくて、頭の中では背中から徐々に下りてくる手の事しか考えられない
熱い車内で、背中を押していた指が私の……腰を通り越してくる
「あっあのね……今度…一緒にご飯食べようって美世が言ってたわよ?」
違うの、本当は止めなくちゃイケナイのは分かってるの、だけど妹の旦那を警察に突き出す?新婚の妹の家庭を?そんな勇気、私には無いの、平凡が当たり前で山も谷も何にも無い人生だった私にこの状況に、正しい対処する方法なんてわからなかったのよ
「そうなんですか…何食べるんですか?」
「あっ新しく出来た、ホテルのビュッフェ……っ…だっだめ…」
お尻をギュッとされて身体が強張る私に義弟は
「それは、すっごい美味しそうですね」
(さっ触るの…やめなさい…)
「和風ですか?洋風ですか?そのビュッフェは」
スカートの上からお尻をぎゅっぎゅっしながら普通に聞いてくるお義弟が信じられなかった
「どっどっちもよ…ランチが安いから………一緒に…って…っ(だめっ)」
「僕はお義姉さんと一緒に行きたいですね、……これからどうです?」
スカートの中にまで入って、後ろももを撫でながら、上がってくる感触に、私は思わず声が出そうになって、義弟のシャツに紅を付けてしまったが、義弟の指はそのまま止まらずにストッキングを押し上げて下着に触れてくる
こんなに力を入れた事があっただろうか?
そう思えるくらいお尻とフトモモを閉めてるのにどうしても空いてしまう隙間から遠慮を無くした指がお尻の割れ目に沿ってなぞる様に進んでくる
(だっダメに決まってるでしょう?…お願い…もっもう止めてよっ)
(少し休憩するだけです、休むわけじゃないんです、体調が悪くなったからちょっと休むだけ、ね?)
その囁きは、私にはとても甘くて悪魔的だった
取るに足りないセリフだし、そんな理由で遅刻なんかして…良いわけないのに…………手をちょっと伸ばすだけで届く場所にある、ソレを掴めと誘うようにお尻を掴み指をギリギリと食い込ませてグイグイと硬い物がおヘソの下を押してくる
「……すっ少しだけ……休むだけだから…」
三つ目の停車駅に電車が入り……私の目の前で、非日常の扉が開いていった
〜〜〜〜〜ホテル〜〜〜〜〜
電車を降りて、ここに来るまで、義弟は私の手を掴んで、一度も離さなかった、10才も年下の子に、しかも妹の旦那に私は…これから何をしようっていうの?
「かっ海人くん……やっぱりやめよっ?」
正直言って、私はビビっていた、日常はやっぱり大切だ、毎日同じ事は物凄く退屈だけど、踏み外すのがこんなに怖いだなんて想像さえしなかった
だけど義理の弟はそんな私に全く構わず、後ろから抱きしめて来て
「分かってます、僕が誘ったんだ、悪いのは全部僕ですから、だからお義姉さんは何にも悪くない」
そう言って、シャツの上から抱きしめて来る……
私のせいじゃ無い…そんな訳無い……だけど頭の中とは違って心と身体が少しだけ勝手に軽くなる
身体を遠慮なく弄り始める義弟の手を振り払う事がどうしても出来なくって、強引な触り方に、求められてる事に身体が勝手に反応していく、
分かってる……もう止まんないって、だってここまで来ちゃったんだもの…だけど言い訳が私には必要だった
部屋に入ると直ぐにベッドがあって、その目の前で後ろから抱きしめる義理の弟は、私の身体を弄りながらどんどん脱がしていくと、ベッドの上に押し倒して来た
「だっダメって言ってるでしょっ…もうやめてっっ」
この後に及んでまだこんな事言ってる、自分が少し嫌になり、全く違う理由で涙目になる私に、義理の弟は、血走るでも無く、イヤラしくも無く、涼しい顔で柔らかくて微笑みながら顔を近づけて耳元で囁いてきた
「そうですね…お義姉さんはそれで良い」
その言葉の意味はよく分からなかったけど、結局義弟は止まらなくって
何度もキスされた、おデコとか頬とか耳とか首筋とか顎とか首から上が、唇を残して全部義弟に吸い尽くされた
ちゅって音を立てて離れてはまた近づいてきて
……最後に唇を奪われた
力強く吸っては、もっとイヤラしく、とっても綺麗だ、そんな風に囁いては何度も何度も唇を重ねては私の中に這入ってきて、自分では全く知らない内に完全に脱がされてた
……記憶でも飛んだんじゃないだろうか?
そう思える程、私は知らない内に足を広げられ、義弟(おとうと)が入って来るのを止める事も出来ずに
「だっだめっ、ん”?っ、だめっ、だめっ!」
中を抉るような感覚に、続けたら駄目になるって思って、必死に胸を押し返すのに、そのまま真っ直ぐに進んで来て、義弟は私の奥に当たるまで止まらず、そのまま抱きついてきて……
「ぁっ……だめよ…ぬいて……こんなのだめ…っ……ん……ん……」
義弟も、私の身体も、私の言う事なんてまるで聞いてくれない
近づいて来て、何度も私の唇を舐めて離れてく
その度に義弟の熱い肉の棒が私の中で身体も精神(こころ)も抉っていって
「お義姉さん、可愛い過ぎるよ…舌だしてよ」
そう言ってまた顔を近づけて……もうよく分からなくなった私は、いっぱい吸い尽くされた
差し出した間だけ、私の中の深い所を抉ってくる…
私が折れるのを待ってる…もっともっとして欲しいのに、それをしてくれない……どうしたら良いのか何て分かりきってた
「お義姉さん…欲しいって言ってみて、今だけで良いから、俺の女になったつもりで言ってみて」
その後、何度も舌を吸われては欲しいって言われ
今だけだからって言われて私は…
(いわないっ絶対言わないっ!)
必死に首を振って断った……本音じゃない…素直じゃないって思われても構わない…それが私の最後の砦な気がしたんだから
そしたら、ガツンって来た
頭がクルクルパーになるくらい、真っ白になる程、絶叫した
身体が勝手に跳ねまくってる間ずっと強く抱きしめられ
また、欲しいって言われ、もう駄目だった
強烈なオーガズムは私の身体を焼き尽くしたみたいで、
熱くって熱くって、疼いて仕方なかった
「欲しいっ……欲しいからぁっ!もっとっ……もっと突いてっ!いっぱい欲しいのっ!」
もう何で我慢してたのか意味分かんない!ただ気持ち良ければそれで良い、その時はそれしか考えられず、頭が痺れて、身体が勝手に跳ね飛び、いつのまにか横向きにされたり、気がつけばお尻を突き上げられ、知らない内に義弟の上に乗り、アソコが壊れるんじゃないか?ってくらいめちゃくちゃに突き上げられ、
「そっそろそろ出そうだからっ!お義姉さんの好きなタイミングで抜いて良いから!」
1番深い所で繋がったまま、義弟が残酷な事を言ってきた
「まっ待ってっ!いっイッちゃだめっ!だめよっ!」
「自分は何回もイッてる癖に、何言ってんだよ?嫌ならさっさと抜けば良いだろ?」
下からゆっくり突き上げる義弟が信じられなかった、
自分で抜こうとしてるのに、腰が勝手に動いてしまう、抜こうとしても勝手にまた落ちてしまう
「出っ出るっ!早くっもう抜いてっ!」
「むっむりぃっ!お願いぬいてっ!だめっ、あ”っ、いっい”ぐっ…ん”う”ぅっ!」
義理の弟の上に乗りながら、私は最後に果ててしまい、熱い塊が身体の奥に這入ってくる感覚にまた更に果ててしまって、
ビクビクと痙攣を続けられる身体を抱きしめてきた義弟は……
「………一回出したら二回も三回も変わんないよね?」
嘘でしょ?
そう思ったけど、妹の旦那は身体を入れ替えると、私の足を目一杯に押し上げると、振り下ろすように腰を使い始め、一回ごとにバスンバスンってベッドが軋むぐらい強く突き始めて来て
「はぁぁあっ!…?ん”っ!、ん”ん”っ!だっだめっ!またいっちゃうっ!いっちゃうっ!!!」
結局その日…仕事に行く事は出来ずに、義理の弟との不貞は夜まで続けられました
「今日で終わりだから……もう二度としないからね?」
ベッドから降りて服を着始める、弟にそう伝えてると
「……そっか……残念だけど、それがお義姉さんの考えなら仕方ないね…家まで送ろか?」
私の身体をアレだけ好き放題にした義理の弟は、私なんて想像出来ないくらい慣れているのが少し悔しかった
「良い…先に帰って…もう少し休みたいの…」
「そう?じゃあ帰らせて貰うけど…またしたくなったら……あの電車で待ってるよ」
そう言って先に部屋を出て行くのを見届けた私は
「……行く訳……ないじゃない…」
非日常は既に「非」日常では無く、これまでの日常は既に壊れて居たなんて、この時は思いもしなかったんです
(終わり)
※本サイト内の全てのページの画像および文章の無断複製・無断転載・無断引用などは固くお断りします。
メインカテゴリーから選ぶ