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お説教



作家名:橘キキョウ
文字数:約4330文字(全1ページ)
公開日:2020年3月18日
管理番号:k023


挿絵の官能小説画像

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神田 優は申し訳なさそうな顔をしてテーブルの前に座っていた。
城島 春香はその申し訳なさそうな優を睨みつけるようにして、目の前に注がれたばかりの湯気の立っているコーヒーを置いた。

「ほら、これ。コーヒー入れたから」
「あ、言えば俺が入れたのに……」

優はコップを掴み、気まずそうに半笑いを浮かべた。
「いいです!仕事で何度も同じミスするような人にコーヒーなんて入れさせたら、コップ割っちゃうと思うんで」

春香はそう言うとコーヒーを口にした。
「すいません」
優は悲しそうな顔をして俯いた。

「あー、もう。優のしけた顔見てたらこっちまで気がめいってきた。お風呂はいってくる」
春香はそう言い残すと風呂場に向かった。優は苛立ちながら立ち上がる春香を寂しそうに見つめていた。


春香は体にバスタオルを巻いて濡れた長い髪を拭きながらリビングに入ると、悲しげにぽつんと座っている優が目に入った。

「そうやって悲しい顔して反省してますアピールはいいよ。どうせ、おんなじミスするんだから」
春香は厳しい口調でそう言いながら冷蔵庫を開け、中からコーヒー牛乳を取り出した。

「そんなに強く言わなくていいだろ……。だいたい、会社の時は上司と部下の関係だけど、2人だけの時は彼女と彼氏の関係って言ったのは春香なんだから……。そんなにぐちぐち言うなよ」

優はいじけるようにボソッとそう言うと、それを聞いた春香はコップに注いだコーヒー牛乳を飲み干し、空のコップを台所に置き子供のようにいじけた顔をして座っている優の元に歩いて行った。

そして右足で優の股間を抑えつけるようにして踏み睨みつけた。
「うっ……。何するんだよ」
優はたまらず声をあげ、反抗的な顔で睨みつけた。

「今私は、優のために会社の上司としてじゃなくて年上の彼女としてお説教してあげてるんだよ?」
春香がそう言い睨みつけると、優は気まずそうに顔をそらした。

「ねぇ、優くんはなんで何度も何度も同じミスをするのかな?人の話ちゃんと聞いてないの?それとも聞いたことを覚える脳みそがないの?」

春香は優しい口調でありながらも、責め立てるようにそう言いながら優の男性としてのプライドを抑えつけるように右足に少し体重をかけた。

「うっ、ごめんなさい。本当に反省してるんです、だから許してください」
優は泣き出しそうな顔で春香を見つめた。

しかし、春香はその顔を見ると嗜虐心に火がついてしまった。
「うーん、許してあげたいの山々なんだけどさ。迷惑をかけられたのは私だけじゃなくて会社のみんなだからね。それに私、優に今までたくさんお説教してきたのに全然なおらないから、優に必要なのはお説教じゃなくてお仕置きだと思うんだよね」

春香はそう言うと、足をゆっくりとどけて優の背後に周り腰を下ろし、服の隙間から手を入れて優の乳首を親指と人差し指を使い力強く挟んだ。

「んっ……」
優はたまらず女の子のような声で喘いだ。
「お仕置きなのに何感じちゃってるの?本当に反省してるの?」

春香はそう言うと、さらに力を入れて激しく優の乳首をいじりだした。
「ぐっ、反省してます!でも、こんなことされたら」
優は息を荒げ、体をびくんびくんと小刻みに震わせていた。

「ほら、感じちゃダメ!これはお仕置きなんだよ!」
春香が厳しく注意すると、優は声を漏らさないように唇を噛み締め頷いた。
春香はその様子を見ると、わざとらしく今までよりも強く、そして繊細に乳首をいじりだした。

「ぐっ……」
優は噛み締めた唇の隙間からこもった声を漏らして前かがみになり、体を丸めようとした。
しかし、春香はそれを許さず乳首をいじるのをやめ、逆に優の体を後ろに引き抱き寄せた。

「ダメだよ。お仕置きから逃げたら」
春香はそう言うと、優の首筋を舌で舐めあげた。
「んっ」

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優は思わず体をよじらせた。
「優は本当に首筋が弱いな」
春香は後ろから顔を出し、優の顔を覗き込んだ。

「……うん」
優は興奮と恥ずかしさから顔を真っ赤にして頷いた。
「こっちの方はどうなってるかな?」

春香はそう言うと、手を伸ばして優のズボンに手をかけた。
「そっちはダメ!」
優は春香の手を払おうとした。

しかし、春香は優が手をはらうよりも先にズボンを少し下げた。
すると中からたくましい膨れ上がった男性器があらわれた。

「ダメじゃん。お仕置きをしてたのにそんなにおちんちん大きくしちゃ。いつからそんなに膨らませてたの?乳首をいじった時から?それとも足で踏んづけた時から?まぁ、どっちにしろお仕置きでおちんちんをそんな風にしちゃうんだから変態さんには変わりないんだけどね」

春香は小馬鹿にするようにして尋ねた。
「……春香がバスタオル一枚でお風呂から上がってきた時」
優がそう言うと、今度は逆に春香が顔を赤くした。

「何言ってんの……。怒られたから甘えようとしてるんでしょ!」
「本当だよ……。好きな人の裸見たら普通、興奮するし……」
「あんなに怒られたのに?」

「うん」
優が小さく頷くと、春香は照れ隠しをするように深くため息をついた。

「はぁー。じゃあ、今まで私が説教してた時もそうやっておちんちん大きくして興奮してたんだね」
「そう言うことじゃ……」

優が慌てて反論しようとすると、春香は優の男性器を手のひらで包み込むようにして握りしめた。
「そう言う子にはもっとお仕置きしないとね」

春香はそう言うと、手首を小刻みにゆっくりと動かし出し、優の男性器に刺激を与え出した。
「うっ」

春香に器用に刺激を与えられた優は、気持ちよさそうに声を漏らした。
「だから感じちゃダメだって。これは何度も言うけどお仕置きだよ!」

「くっ、お仕置きって言ったってこんなことされたら……」
「これは気持ちいいことされても我慢するっていうお仕置きなの!ほら、我慢して!」

春香はそう言うと、腕を小刻みに動かすのをやめ、人差し指で亀頭をいじり出した。
「うっ、ダメ。気持ちよすぎる」
「ほら耐えて、これはお仕置きなんだから」

「……はい」
春香は、優が体を小刻みに震わせ快楽に耐えようとする様を楽しそうに見つめていた。
「ほらほら、耐えな。気持ちよくなったらダメだよ!」

「うっ」
優は春香がこのお仕置きを完全に楽しんでいることを悟っていたが、言いつけ通りに健気に興奮をおさめようと歯を食いしばり、身体中に力を入れてこのお仕置きを耐え抜こうとしていた。

しかし、優の体は正直であった。
春香からの愛撫を受けた優の男性器は、びくんびくんと震えるだけではなく先の方から愛液を漏らし出してしまっていた。

「何か出てきたね〜」
春香は嬉しそうにそう言うと、人差し指を使い先端に擦り付けるようにして愛液をすくい上げた。

そして、その愛液を親指で挟むようにして優の目の前に持って親指と人差し指をゆっくりと離した。
すると粘り気のある優の男性器から溢れ出た愛液は、春香の親指と人差し指をつなぐ一本の細い糸を作った。

優は、その様子を恥ずかしそうに見ていた。
「会社でミスばっかりするくせにお仕置きで1人だけ気持ちよくなって、こんなに我慢汁溢れさせちゃうなんて、部下どころか彼氏失格だね!こんなダメな彼氏捨てちゃおっかな〜」

春香はそう言うと、もう一度親指と人差し指を閉じ、そして開いて優に愛液を見せつけた。
「嫌です、それだけは!捨てないでください……」

優は首を傾け、春香をすがりつくような目つきで見つめた。
「仕方ないな。じゃあ、私のことも気持ちよくしなさいよ。私の彼氏なら私の気持ちいいところ知ってるでしょ!」

春香はそう言うと、後ろ向きに四つん這いになりお尻を突き出し、バスタオルをめくり自分の秘部を優に見せつけた。
「はい」

優は返事とともに頷くと、春香に性器をいじられなくなって収まりどころを失った興奮をぶつけるかのように春香の秘部に食らいつき、舌を伸ばし膣内をかき乱しだした。

「んんっ!」
春香は興奮によっていつもより激しくなった優の愛撫を受け、嬉しそうに体を震わせた。


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春香は優からの愛撫をとり逃さないようにさらにお尻を突き出し、愛撫を心の底から楽しんでいた。
「……俺もう我慢できません。ここに挿れたいです」

優は春香の膣内を舐め回しながらそう言うと、舌の動きをより一層激しくした。
春香は自分の体を知り尽くしている優に的確に秘部を責められ、膣内からじんわりと愛液を溢れ出させていた。

優が舌を使うたびに口内から溢れ出た唾液と春香の愛液が混ざりあい、家中に淫らな咀嚼音が鳴り響き、2人は気持ちをどんどん高ぶらせていった。

すると、春香は愛撫を必死にしようとしている優の顔を離させ、ふりかえり寝転がって体に巻かれたバスタオルを剥がし優に裸を見せつけた。

「本当に舌の使い方だけは上手なんだから。全然、お仕置きにならないじゃない。ほら、ここまでさせてあげるんだから気持ちよくさせなさいよ!」

春香が興奮から息を切らしそう言うと、顔を赤くして太ももを抱えて股を広げて秘部の中身を見せつけた。
「頑張ります!」

春香と同じく息を切らした優は、返事をすると先ほど春香がいじっていた時よりも大きくなった男性器を慎重に握り、春香の膣内に押し込んだ。

「んんっ!」
春香は挿入によって喘ぎ声を出したものの、変なプライドからか快楽で乱れた顔を優に見られないように表情を強張らせていた。

「動かしますよ」
優がそう言うと、春香は小さく頷いた。
優はそれを見ると、小さく腰を小刻みに動かし出した。

「んあ!」
優の男性器が春香の秘部の奥を突き出すと、春香は耐えられず声を漏らすだけでなく表情を崩しそうになった。
優はその様子を見ると、体を春香の上に覆い被せ顔を耳元に近づけた。

「顔見ないから、たくさん気持ちよくなって」
優がそう言うと春香は頷いた。

すると優は器用に腰に力をいれ、先ほどまでよりも激しく腰を打ち付けるようにして動かし出した。
「ああっ、イク」

春香がそう言い腰を浮かせると同時に、中に大量の精液が注ぎ込まれた。
すると春香は腕を伸ばし、優の体を抱き寄せた。

優はされるがままに春香の体に自分の体を埋めた。
「気持ちよかった……。ありがとう」

「お仕置きするつもりだったのに……。優が悲しそうな顔するせいで、私の変なスイッチが入っちゃったじゃない」
「……それは俺が悪いの?」

「悪いよ!とりあえず、本当にミスは減らすように注意しなよ!」
「はい……」
優は寂しそうに返事をした。

「仕事ができない人に、私が思いっきり乱れている顔を見せるわけにはいかないからね。早く優に私の思いっきり乱れてる顔、見て欲しいな」

春香は優しくそう言うと、優のほっぺにキスをした。
「頑張ります」

優は期待されていることを知れたのが嬉しかったのか、ほっぺにキスされたのが嬉しかったのか元気よく答えた。
春香は満足そうに優の頭を撫でた。



(終わり)





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